「人の命が盤上の駒のよう」首 sasakiさんの映画レビュー(感想・評価)
人の命が盤上の駒のよう
本当にいい意味で人の命があっけなく散っていく様をまじまじと実感していく物語で
王将さえ守れば何をしても良いと言うのがわかっていたが、そうだよなと改めて思い知る映画だった。
将棋の盤面であれば確かにそうだけど実際の人であれば別だろうと信じたいがこうまで無碍に散っていくと人とはコマなんだなと諦めも早かった。
淡々と過ぎる中で男色的な面が結構多くて
そういうのが苦手な人は受け付けづらいのかもしれないけど
ハニートラップよろしく目上の人の色を熟知して出世を求める事は
現代としても腑に落ちる感性もそこにある
面白かった以上に諸行無常の念があるが
あんなにコマ扱いしていた軽い命の人物の首が並んで覚えていることになんだか嬉しくてなんともいえない感情になりました
面白い
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