劇場公開日 2023年11月23日

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「史実では「信長の首」も「光秀の首」も見つかっていない!」首 センノカゼさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5史実では「信長の首」も「光秀の首」も見つかっていない!

2023年11月26日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

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日本で一番有名な時代の出来事ですね。
小説でも大河ドラマでも、何度も扱われています。
でも史実として「信長の首」も「光秀の首」も見つかっていないのです。だから光秀が家康の参謀・天海になったなんて話も出てくる訳です。

北野武監督はどう考えたのか?というのが、この映画です。
映画を見た人は「それもアリかな」と思うでしょう。私もそれで良いんじゃね?と思いました。130分の長い映画ですが退屈せず、長さを感じませんでした。要所要所の映像も綺麗でした。名作だと思います。

登場人物のキャラクターも明確でした。
・信長・・・・・狂気。
・秀吉・・・・・北野武ではなく、ビートたけしのキャラそのままでした。家康の草履を懐に入れさせるあたり、まさにコントでしたね。
・家康・・・・・タヌキおやじキャラ。影武者を何人も使うことで現わしていました。

また秀吉には黒田官兵衛と言う参謀がいた。家康には本田忠勝という参謀がいた。でも信長には優秀な参謀はいなかった。・・・
信長があのキャラでは、優秀な人材は信長より別の人を選ぶでしょう。
現在にも生きる「歴史の教訓」ですね。

センノカゼ