劇場公開日 2023年11月23日

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「人の命はとても軽いことを描いた時代劇大作です。変に現代風でないのはいいのですが一般受けは悪そう。」首 お抹茶さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5人の命はとても軽いことを描いた時代劇大作です。変に現代風でないのはいいのですが一般受けは悪そう。

2023年11月26日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

物語の舞台は本能寺の変が発生するまでの数年間(1578年の荒木村重の謀反~1582年の本能寺の変)です。

歴史資料によると戦国時代は現代と価値観が全く違っています。
自らの繁栄のために他者から略奪することは正義。
奪ってナンボ、殺してナンボ、他者への思いやりなんて糞くらえ、だったとか。

最近の作品では現代風の価値観にとらわれがちですが本作では無視してます。
(人の命の価値は低いです。男女間の愛情とか女性の権利とか出てきません。逆に衆道が出ます。全体通してグロいです)

時代劇を作るのにはお金がかかり、大規模な屋外ロケがあると更にかかるとか。
本作の制作にもお金がかかっていそうですが、ペイできるんでしょうか?
グロいですし、今風の価値観ではないですし、主人公が魅力でないですし、動員期待できる若手俳優もいないようですし・・
時代劇ファンと北野監督ファン以外の動員はあまり見込めないのでは・・

エンドロールの出演者に英語表記が併記されていました。
海外向けを予定しているのでしょうが、ヒットすればいいですね。

お抹茶