「白米弁当、改めカレー曜日」こいびとのみつけかた uzさんの映画レビュー(感想・評価)
白米弁当、改めカレー曜日
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風変わりなふたりのかわいらしい話だと思っていたので、後半は反動もあってか乗りきれず…
そもそも世界が杜和に優しすぎる。
他者に自分を縛る権利はないというのは分かるが、聞きたくない話を聞かされ続ける相手の自由はないのか。
脇坂が一度キッパリ言うが、杜和は反発し、逆に殺意すら抱く。
そこから無断欠勤を経て、謝罪の描写もなく脇坂側が受け入れてしまうのはどうなのか。
園子も、結局は自分のために杜和を弄んだにすぎない。
旦那が待っていたからには連絡してたのだろうが、急に帰る気になった理由も分からず。
その後は“いいお友達”で、旦那も(第一印象があれなのに)受け入れてくれる。
友人の証言から、杜和に合わせてたわけでもなく変わり者のハズだが、旦那とは会話が成立するのだろうか。
まさかの『くだらない世界』『おかえりただいま』2曲のフルコーラスもにこやかに清聴。
主役ふたりは天然記念物かというレベルで保護されていました。
設定上観客がふたりを理解できてはいけない反面、置いてけぼり過ぎても成り立たない。
ここに僅かながら公約数を残した塩梅は上手かった。
倉悠貴の長台詞も凄まじかった。
変に悲劇だ秘密だ入れ込まずに、前半の雰囲気で通してくれたらまだ良かったのに。
まさかの住環境でしたが、風呂はどうしてたんだろう…
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