劇場公開日 2023年9月1日

アステロイド・シティのレビュー・感想・評価

全177件中、161~177件目を表示

3.5なぜか誰もが懐かしく思える、あの時代・空気感

2023年9月2日
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鑑賞方法:映画館

プログラムを見ると、この仮想空間というかパラレルアメリカのフィクション空間の中には、1950年代の、冷戦時代の、世界で一番ピカピカだったアメリカのもう一つの側面の、リアルな歴史的人物と出来事が丁寧にオマージュ(この言い方が正しいのかは別として)・パズルのピースとして隙間なく詰まっていることがわかった。まあユタ州あたりでUFO
目撃が多いのは、アメリカの機密軍事演習の副産物としての現象っていうのは西海岸に住むアメリカ人には常識らしいけど。
あくまでも病的なまでのシンメトリーな映像美、上映中の「バービー」ともダブる人工美的な青空と地平線空間、劇中劇の二乗みたいな凝った舞台装置、ウエス・アンダーソン監督の世界観に完全に染まった俳優たちの均質な演技という様式美に観る側も絡めとられ、あっという間にエンドロールを迎えた。

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Kumiko21

3.5不思議な空気感を味わう映画

2023年9月2日
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鑑賞方法:映画館

前半はずーっとニヤニヤしながら見れた。設定の理解と早口の字幕にやや苦労しながらも、一つひとつの小ネタが楽しくて仕方ない。絵面や色合いも本当に綺麗でウキウキする。わーこれは久々好きなのきた。。!

宇宙人が出てくるという程度のあらすじだけ見てたので、登場人物みんなおかしいけどどれが宇宙人。。?と思いながら見たら、まさかの宇宙人でてきた。映画館全体が温かい笑いに包まれた。

Brainiacs?の発明品や、永遠に終わらない遊び、天才たちの変人ぶり。子供たちの面倒くささ、遺灰の扱い、謎のエイリアンソング。長そうで短い開会の挨拶、クレーターへの狭い入り口。不動産自販機。一つひとつシュールな笑いが楽しかった。

たまに聞き取れたところでは、どうしても全ては訳しきれず、字幕はアメリカネタがだいぶ削られてた気がする。「発明品はアンクルサムのものだ」と言ってたのは普通に「米国政府」になっていたし。形容詞を早口で捲し立てるところで、なぜか水着のくだりだけなかったな?とか。
きっとアメリカ人は10倍楽しいんだろうな。

後半、どうやって収束させるのかなと思ってたら思ったほど収束せず、だんだん追いつくのに疲れて眠くなってきた。。寝なければ起きることはできない!と言うセリフがあったからかな。ちょっと意識失いました。

ということで最後までニヤニヤが続くことはなく、よくわからないまま終わっていたが、いずれリベンジするとして、今はこの不思議な空気感を楽しんでおこう。

上映後、Tシャツが鬼のように売れていた。みんなウェスアンダーソンが好きなのね。。?

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alvo

3.0ウェス・アンダーソン作品とわたし

2023年9月1日
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鑑賞方法:映画館

ファーストデイ、ウェス・アンダーソンの新作初日となれば、19時半からのシャンテ・スクリーン1は予想通りのフルハウスです。私も前日の「日帰り大阪出張」などの影響もあり若干しんどかったですが、強めのアリナミン錠剤をMAX服用して参戦しました(笑)。
最初に断っておきますが、私自身はウェス・アンダーソン作品について日本で観られるものはほぼ観ていますが、正直「良い」と思える作品は一部(数作品)です。特に、コメディ色が強めな初期の作品は途中で飽きてしまうことさえあるくらい。それが『ファンタスティック Mr.FOX(11)』くらいから徐々にメッセージ性の方に惹かれていくのですが、前作『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(22)』くらいまでいっちゃうと、またちょっとメッセージ性へ振りすぎてて苦手だったりします。
で、今作に対する印象ですが、まず雰囲気として初期作品に近いテイストに近いような気がします。ただ、シュールさや悪ふざけ感は若干抑え気味。ま、その辺の悪ふざけ感は主に初期作品常連の、オーウェン・ウィルソン、ビル・マーレイあたりの影響も強いと思うのですが、今作は彼らのようなアクが弱い分「観やすい、が、薄味」というどっちつかずで微妙な印象です。また、今回も英語弱者の私にはしんどい「言葉遊び、或いは長台詞による言葉攻め」のシーンも多く、それらの言葉から文脈や行間を読み解くのはかなりなハードルなため、それをただただ聴いていて少々ボーっとしてきます。目をこすりながらも「アリナミン飲んでおいて良かった」と思いつつ、ふと気づけば隣のお兄さんは何度か落ちそうになっていました。
結局のところ、ウェス・アンダーソン作品を観ているとコメディを理解するのはやはり難しく、メッセージ性があってこそ理解の助けになるのだと改めて気づくのですが、それでもウェス・アンダーソン作品に高い点を付けないこと自体「解ってない」と思われるのではと考える自意識。でも、解ったふりする方がよっぽどカッコ悪いし、そんな自意識に揺れつつも、自分は「好み」と言う目線で評すると、オシャレだし可愛いしたまに笑える、でも、総合的には、「それなり」かな、と。作品を否定する意図はないので、ファンの方には申し訳ありません。

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TWDera

1.5内容が理解出来ませんでした….

2023年9月1日
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鑑賞方法:映画館

難しい

寝られる

「まぶしい太陽と陽気な音楽の元で大事な何かに気づく、おかしくてちょっと切ない最高傑作の誕生だ。」との公式サイトの謳い文句からドタバタのコメディにホロリとくる要素がある作品と思いましたが、全然異なる内容でした。
笑える要素は少なく(アメリカの方なら感じ方違うのかも)、切ない気持ちにもならずでした。
久々に映画館でうとうとしてしまいました。

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Kei6

4.0ズレてる

2023年9月1日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

知的

ちょっとしたズレを拡大したり、ちょっとしたズレを重ねてみたり。映画のストーリー作りはそこから始まるのだろうか?本作は、特殊なCGやアクションがなくても面白い映画がちゃんと尺通りに作れるんだよ。と言う教科書的な作品だとして観た。犬ヶ島と良いフレンチディスパッチと良い、ここ数年はずーっとウェスにやられてる(^^)
センス良しウェットよし👍本当味わい深い作品が豊作な監督の2023年経過報告◎

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tomokuni0714

3.5劇中劇?舞台?何とも……

2023年9月1日
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画面作りはとても上手い
色彩感覚とても優れていた

内容は無いようなあるような
クスッと笑えるとこもある
流れをブチ切れられるのはちょっと冷める

チョイ役がやたら豪華なのはオマケかな

目覚めたいなら眠れ

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SPEC2 THEEND

4.0目覚めたければ、眠れ。

2023年9月1日
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鑑賞方法:映画館

いったい何を見せられてるんだと思いつつも、いつまでも観ていたい不思議な作品。

何が言いたいんだろうなんて考えずに、ただ楽しめばいいのかな。観ている間は面白いから。

豪華で魅力的なキャスト。この監督の作品に出たいという俳優さんたちの気持ちがわかるような気がする。
ただしこの人たちが出てなかったら面白くなかっただろうな。

目覚めたければ、眠れ。ちょっと寝ちゃうとこだった。

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大吉

3.5サンプルリターン

2023年9月1日
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赤い砂漠にブルー基調、画はカラフルでとてもお洒落 子供達は秀才やら、小憎らしいやらでなんか可愛くない 皆さん早口で時々クスクス笑えるところはあったけれども、肝心のストーリーが意味不明でした バーベンハイマーを意識? そして白色矮星がゲット

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ゆう

2.5『アステロイド・シティ』 ウェス・アンダーソンなら何をやっても許さ...

2023年9月1日
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『アステロイド・シティ』
ウェス・アンダーソンなら何をやっても許されるのか?!

正直ウェス・アンダーソンの映画作りも来るところまで来たというかそろそろついて行けなくなってきた

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teraox

2.0期待した分、落胆も大きい

2023年9月1日
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1955年という時代設定、ネバダ州の砂漠の中の人口87人の小さな町、遠くに見える核実験のキノコ雲、軍事科学賞を受賞した5人の天才少年・少女とその親たち、銃撃戦を繰り広げながら走り抜ける車とパトカー、授賞式に現れるUFOと宇宙人、その事実を隠蔽しようとする政府と軍隊。
これだけの素材が集まれば、絶対に面白くなりそうなのに、こんなにも退屈で盛り上がらないのは、いったい、どうしたことだろう?
かろうじて楽しめるのは、カラフルな美術や横移動で場面転換するカメラワークと、豪華な出演俳優ぐらいで、テレビ番組で舞台制作の裏側を覗くという二重構造も、全くと言って良いほど効果を上げていない。
それでも、いつものウェス・アンダーソンなら、ストーリー展開の軽妙さや、ユニークなキャラクターの掛け合いだけでも楽しませてくれそうなものだが、そうした要素が一切感じられないのも、物足りないとしか言いようがない。
これは、ひょっとして、天才監督が、何かを狙って、高度な仕掛けを施しているのではないかと勘ぐってもみたが、残念ながら、最後まで、その意図を理解することができなかった。
この時代の色々な事情に詳しいアメリカ人、あるいはアメリカ通の人なら、楽しめるのだろうか?

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tomato

3.0オシャレでドライなコメディ

2023年9月1日
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鑑賞方法:映画館

まず、超オシャレ。

僕の好きなアメリカ文化てんこ盛り。

50sミュージック、アメ車、ダイナー、モーテル、カウボーイ、砂漠の中の小さな町、

まーオシャレです♪♪♪

この映画1番の魅力。

話の内容は、けっこう下らない、あんまり中身ない感じで、

正直ここまで中身ないとは思わなかった(笑)

ゆるいコメディなんですが、

例え方が難しいんだけど、ドライな笑いとでも言いましょうか…

オシャレでスタイリッシュなまま、真顔でムッツリにギャグをキメてくる感じで、

クスッとします(笑)

ただ、スカヨハの存在感には目を見張るモノがあり、彼女が出てくるとピリッとする。

トム・ハンクスやウィレム・デフォーを差し置いて、1番存在感ありました。

今回は髪型が似てる事もあり『サイコ』のジャネット・リーみたいだった。

この映画自体の評価は60点ぐらいです。

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RAIN DOG

3.0ウェス・アンダーソンの空気感良し、でも難易度高かな

2023年9月1日
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鑑賞方法:映画館

ウェス・アンダーソンが好きか苦手か、もっと言うと過去の作品を観たか観てないかあたりでも捉え方が大きく違いそうな映画。

過去先に比べ少しわかりにくいかもしれないけど、ポスターのようなパステルブルーの空、きちんとした品の良い服装、限られた小さなコミュニティに起こる非日常などウェス得意の描写が満載。

ほぼ常連だけど有名な役者も目白押しで出演しており(トムハン、スカヨハはちょっと新鮮)、カメラにポーズする宇宙人はなんとあの人。

心なしか劇場内にはおばさま方が多かったように見えたが、あの独特な空気に包まれ癒されたかったのかも。

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カツベン二郎

1.5イマイチわからない

2023年9月1日
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鑑賞方法:映画館

端的に、フレンチ・ディスパッチ〜、とか、どん底作家〜、に似たような構成でした。って、フレンチと同じ監督かw
ちょこちょこ笑いはしましたが、日本との文化の違いを痛感しました。

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zem_movie_review

2.5質の高い自慰行為を見せられる映画

2023年9月1日
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鑑賞方法:映画館

複雑な仕掛けに難解な台詞回し、意味ありげだが最後までネタバラシをしない伏線めいたエピソード、オチらしいオチもなく、カタルシスも無く、宇宙人が出てくるような話なのに終始凪のような映画。

監督がやりたい世界観を極上のキャストとカラリストと音楽で表現した上質な自慰行為。
材料は完璧なのに完成形は全然美味しくない。

映像演出やカメラワークはとても面白いので、長い長いPVとして観るなら良いけど、これは映画と言っていいものか悩む。
これを面白いと言えば映画を深く分かってる教養人のように思われそうだからファッションで絶賛する方々は多いだろうし、既存映画のアンチテーゼのように感じる面もあるけど、だから何?という感じ。

映像作家気取りの学生か、拗らせ似非オシャレ民向けの長編PVだと思う。

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Annex

3.0ウェスアンダーソン感

2023年9月1日
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鑑賞方法:映画館

難しい

tohoシネマズ日本橋で鑑賞
初日ファーストデイなので混んでました

誰がどう見ても
どこを切り取ってもウェスアンダーソン、
て感じの映画

渋谷シネクイント、シネマライズで見ているような
既視感を感じること数回

エンディング曲はジャービスコッカー
劇中にも出てたとか。ふーん

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ぼろんてーる2

4.0パステルカラーは脳内砂漠によく似合う

2023年9月1日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

影の無い砂漠(と言うか陰影の無さ)はちょっと悪夢。明るい悪夢。変わった構成だけど劇中劇なので?とも思ったが夢の再現かも。トーンの切り替わる雑多なエピソードもそれっぽい。
最近のウェスアンダーソンのYouTubeパロディ動画の流れにあるんだろう。
挿入歌にも字幕が欲しい。面白そうだけど聞き取れない。

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HigeKobo

3.5カラフルかつキッチュに描かれる50年代アメリカの世俗

2023年8月22日
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鑑賞方法:試写会

楽しい

知的

難しい

あんなカラフルでキッチュな画作りなのに、一見だけでテーマを理解するのが難しいウェス・アンダーソン作品だが、今回もやっぱり理解できない面が多かった。大人が敷いたレールに反発する子供達というテーマは今回も踏襲していたのは把握できたけど、舞台背景なんかはおそらくアメリカ人じゃないと分からないのでは。いや、今のアメリカでも理解できる人がいるかどうか…
ただ、日本公開がいまだ未定な「あの作品」とダブってるなというのは宣材写真とかからピンとは来ていた。オブラートに包んでこそいるけど、本作も結構デリケートな内容。それをカラフルかつキッチュに包めて作れるアンダーソンの創造力は改めて凄いし、それを実現させる映画会社も凄い。配給が今まで蜜月だったフォックス・サーチライトからユニバーサル傘下のフォーカス・フィーチャーズに変わったのも、何らかの事情があったのかも。そういえば、「あの作品」もユニバーサル製作だった。

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regency