劇場公開日 2023年6月9日

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「詰め込みすぎの100分」テノール! 人生はハーモニー コバヤシマルさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0詰め込みすぎの100分

2025年5月9日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

単純

内容は、フランスの街のヤンチャな兄弟愛と才能讃歌のオペラ歌劇風映画。
初め下町の寿司店配達員の大学生ラッパーだった主人公が、配達先でオペラのモノマネを披露した折、先生に才能を魅入られ様々な障害を乗り越えオペラ歌手になる話。
印象的な台詞は、「そこは人間が座る席なの」
という超絶嫌味な台詞。招かれた上流階級での格差がフランスでも根強く残っているのが露骨でパーティに来ている目線の配り方も雰囲気出ていて面白かった。
印象的な立場は、あまりに主人公の才能讃歌が凄すぎた所。すったもんだありながらも才能が全てを解決してくれる所はエンターテイメントだなぁと感じた。
印象的な場面は、最後の10分で畳かかる様に終わる所。恩師のいきなりのクランクアップに驚き。風呂敷の畳み方が早すぎて、これが最近のフランス映画なのかなと感じた。やっぱ三幕構成に慣れている自分には違和感が感じられた。題材と歌唱力が凄いだけに少し残念に思えた。オペラ座に行ってみたくなる映画です。

コバヤシマル
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