ミッシングのレビュー・感想・評価
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娘がいる身でみると余計にきつい
どんな設定かわかった上で見たけど、それでもかなりきつかった…
直接な描写があるわけではないけれど、全体通して演技力と少しのミスリードで構成されている分、精神的な痛みが強い。
石原さとみは、勿論なんだけど…夫役の青木崇高が…いいんだわ…。
エンドロールの絵のないホームビデオがまたきつかった。
石原さとみさんの演技を見に行ったのですが
今見たら,高いレビューが多いんですね💦
この役や監督に対しての石原さとみさんの情熱を事前に聞いたりしていたので、行かなきゃー!と、前のめりで行ってきました。
期待値が高すぎたのか、あまりいいとは思えませんでした。
個人的には、「アンナチュラル」の役の方が断然よかったです。
キリッとしている役の方が"合っている"と思います。
ステップアップしたかった、新しい自分を開拓したかった、というようなインタビューだったような気がするのですが、(いい・悪いは別として)石原さとみさんの殻はやぶれていないかな、というのが感想でした。
なんとなく、木村拓哉さんに似てるかなぁ,とふと思いました。多分、「殻を破りたい」と思った時点で、"私が"殻を破りたいと思っているから,自分主体だと難しいのかな、と思ったり。
個人的には、青木崇高さん、中村倫也さん、森優作さんの演技がとても響きました。
内容については、急に娘がいなくなった母親に、なかなか感情移入ができず、感想は思いつかないです、、、
最初に、「吉田監督の元でどうしても演技がしたくて。やっと実現しました」というコメントで興味をもった、というところからズレてますよね💦 すみません、、、
報道とは、こうあるべきだと思いました。
主演の石原さとみさんには、今まで、ネガティブなイメージが強かったので、鑑賞を躊躇っていましたが、
映画.COMでの評判が良かったので、観に行きました。
"藁(わら)をも、すがる被害者の気持ち"を、非常に良く表現した 石原さとみさんの熱演は素晴らしく、満点です。<主演賞>
石原さんの陰に隠れてしまったが、中村倫也さん演じる新聞記者の葛藤がとても良く作品中に、現れています。 <脚本賞>
2019年に道志村のキャンプ場で行方不明になった少女の事件がヒントになっているのでしょうが?
最後は、どう結ぶか ずっと想像しながら、映画を観ていましたが、"史実を元にした映画でない"だけに、そうなりますよね。
ノーフェクションでない映画の 利点を生かした真の報道映画作りでした。
鑑賞者の不安感をあおる為に、作品の90%以上を、ハンドカメラで撮影しているが、
ノンフィクションポイ作品に仕上たい演出だろうが、このような邪道な手法はせずに、
メリハリをつけてきちんと、三脚固定で撮影する王道な演出をするように、撮影監督と監督は話し合った方が良かったでしょう。
逆に、後半のカメラが引くカットが連続するシーンは、もっと最後の最後で良いと思う。 タイミングが悪い。
カメラ演出のちぐはぐさが、石原さんの高演技を援護するような作品の質を上げきれなかった。
石原さんの糞な演技と見比べる為に「シン・ゴジラ」と見比べると、この映画が いかに良いか容易に理解できるでしょう。
一言で言うと救いのない残酷な映画。 石原さとみの演技が凄かった。 ...
一言で言うと救いのない残酷な映画。
石原さとみの演技が凄かった。
夫婦の温度差とか、周囲とのやり取りが
本当にこんな感じなのだろうと思わせるリアルさ。
心が健康な時に観ることをおすすめする。
1回は観るべき。
(´-`).。oO心を埋めるのは時間
良い映画でした。石原さとみの代表作になりますね。前作〝空白〟とテーマは被りますよね。要は心の埋め方。どうのように折り合いをつけるのか?
娘が見つかったと言う情報が誤報と分かった時、、、、正直私もそれはないだろと涙、、、。正気を失くすほどの出来事を人はどう乗り越えるのか?
乗り越えるとかそうゆうのはおこがましく、それは人の力では出来ず、時間だけがなしえる唯一のものなんでしょうかねぇ。思い出の落書きに色付きの瓶に反射した虹がそれを表していたような気がします。時間が与えるすべてのことが心を少しづつ取り戻させるんでしょう。
この物語に希望を!
2024年劇場鑑賞5本目、「ミッシング」
石原さとみさんの演技、たまげたです。狂ってそうな演技の迫力に圧倒されました。💦
突然失踪してしまった愛する娘。懸命な捜索も虚しく世間の関心が次第に薄れていく。ますます混乱する母(石原さとみ)とどこか冷静な夫(青木崇高)。捜索に協力してくれていた地元テレビ局の記者(中村倫也)と好奇心を煽る報道を指示する局の上層部。世間の好奇の目にさらされ絶えないバッシング。
バッシングに反発し、捜索に懸命になればなるほど、狂気の沙汰に見えてしまう母の異常行動と、どこか冷静なままの夫。果たして愛する美羽ちゃんは見つかるのか!この物語に希望は‼️
そのプリズムの先に。
石原さとみはもちろんのこと、青木崇高、森優作が本当に素晴らしい。それぞれが抱える互いへの不信感、そして自分自身に対する後悔を繊細に体現していて、もう途中からずっと涙が止まらなかったです。
ある日突然失踪した6才の娘。毎日ビラを配り、マスコミの取材を受け、心も体も疲弊しながら、最前線に立ち続ける夫婦。壊れてゆく妻をなんとか支える夫。ギリギリの状態が続く中、更に2人をネットの書き込みが容赦なく叩きのめす。
やり場のない怒りと絶望。そして捨て切れない、捨てるわけにはいかない僅かな希望。これからも生きてゆく為に必要なそれぞれの着地点を探しながら、道程は遠いけれど、確実に時間は過ぎてゆく。子供達におばさんと言われ「お姉さんね」と言い返すふとしたやり取りが物語の中でようやく1つ前に進んだような感じがしてとても印象的なシーンだった。
難しいテーマに挑み続ける吉田恵輔監督。これからも期待しています。
忘れられない
石原さとみ演じる母の顔が、忘れられない
特にテレビ局クルーの車を追ってきたところは、狂気的ですらある
更に登場人物がそれぞれ悩みながら、悶えながら生きている様は、ただただ生々しい
それぞれにきれいな答えがでるわけではないけど、それがよりリアリティがある
なぜにこれだけ…
母親がライブに行っている間に娘(六歳)を弟に預けた娘が失踪したところから始まるストーリー
石原さとみの迫真の演技は良かったけど、旬を過ぎた感は… 被害者(石原さとみの家族と弟)が逆に非難を浴びるケースは多々有るが、これは日本独特の島国根性であり、これはこれで正すべきところだと思う
だからどうなん?と感じたものの、実際自分が同じ立場だったら…とも思う
自分にははまらなかった
号泣を越えて嗚咽です
号泣を越えて嗚咽です。
人のために何かをする…それがすぐには結果に現れなくてもそれは人間らしく生きた証として自分史に残ると思いました。
ハッピーエンドではないけれど未来に希望が持てる映画でした。
ほんとに途中は苦しくて切なくて目をそむけたくなる描写が続きましたが人間の汚さも美しさも清濁併せ呑む事が人として生きることなんだなあ…と思いました。
匿名で誹謗中傷する人達へ、この映画が猛省のきっかけになればと思います。
喪失の物語
これは生きていようが死んでいようが事件のオチを描いてはだめな話だな。
「missing」でなくなってしまう。
観ている側としては非常にモヤモヤするが。
石原さとみの唇は健在(笑)だが、今回は演技にリキが入りすぎて逆に白々しく、一人相撲的な感じがした。
意外に夫役の青木氏が落ち着いた演技を見せてくれている。
先日、「ヒメアノ~ル」を鑑賞し、同じ𠮷田監督作品ということで鑑賞した。
最高の映画
吉田監督作品を初めて観ました。衝撃が走りました。監督は決して人を決めつけたりせず、白か黒、善か悪かで判断しない、実に人を良く見ている方だと思いました。今ネットの誹謗中傷で苦しんでいる人、マスコミの偏った報道で傷ついている人がたくさんいると思います。人は人によって傷つけられ、人によって助けられる。傷は癒えないかもしれないけどそうやって生きていくんだと思いました。
私には息子がいます。正直沙織里のような経験はしたことがありません。だから気持ちを想像することしかできません。だからこそ相手の思いをわかろうとする努力が大切なのかなと感じました。
石原さとみさん、青木さん、中村さん、森さん、全ての方の演技が素晴らしかったです。この作品に脇役は一人もいないと思いました。見終わったあと、どうしてもパンフレットで答え合わせがしたくなりました。ワークショップのお一人お一人のコメントに感動しました。貴重な脚本を読ませていただき、映画を2回観た気持ちになりました。
ひたすらに
辛すぎた。途中何度も何度も胸が締め付けられた。
映画を観てて感情移入することは普段、殆どないが今回は辛すぎた。
自分自身子供はいないが、同じ立場に立ったらこの母親のように手当たり次第に周りに当たり散らすだろうと思った。母親はだいたいこういう風になるのではないか。
夫との温度差に悲しみ、怒り、自分と価値観が違うと頭が狂いそうになるだろう。
父親は父親でもちろん子供のことは母親と同じくらい心配だが、今ある家族を守らなくてはと、それでも自我を保たなくてはと。それが、妻からすると冷静に見えてしまうのだろう。
事件を追う記者も自分の取材のせいで家族が壊れていくのを側でみるのはひたすらにキツかったと思う。
部下の方が手柄を上げて昇進していく中、それでも自分の信念を貫くことを辞めなかった姿勢は本当に賞賛したい。
出てくる人全員にストーリーがあって、どの立場からみても今回の失踪事件は辛い出来事でしかない。
乗り越えられない悲しみを背負ってでも人は何年も何年もずっと生きていかなければならない。
精神状態が不安な時は観ないことをお勧めします。
真実を面白がっているのは、誰?
たたかう君の唄を
たたかわない奴らが嗤うだろう
ファイト!
冷たい水の中を 震えながら遡ってゆけ
中島みゆき「ファイト!」
私達は、報道から何を求めようとしているのかな。有難いことに、このクニの憲法は、知る権利を保証しています。一方で、何が、起きたかを知るのに忙しくて、何故、起きたのかを知ろうとしない。報道機関も、消費者に合わせないと数字にならない。結果、深層も、真相も、藪の中。後は、時が忘却を暮れるのを待つだけ…。ヒトに寄り添う報道がしたければ、数字に寄り添うことが、大前提の世界と、私達はどう付き合う?。
私が映画を観ている間に、家族が行方不明になったら、世間はどんなコメントするのかしら。
私にとって一番大切なものは、世間にとって何番目に、大切なものなのかしら。
大切な人を、喪うかも知れない焦りと恐怖の前に、私達ができることって、何?。どうやって、たたかえば、いい?。自分にとって大切な思い出の品。捜査の役にも立たないと思っても、提供したくなる衝動を、嗤うことは簡単です。でも、それって…。
この映画は、あくまでもエンタメコンテンツです。ただ、このお話が、完全な作り話ではないことは、ニュースを見ていれば分かること。しかも、世界中、私の関心領域の外で、このような苦しみとたたかう方の数は、計り知れない。本作を通じて、世界中の痛みの、たった1つにでも、関心を持つことができるなら…。
例えそれが、指からこぼれ落ちる、儚い虹のような幻であっても、それを希望と思わせてほしい…。
少なくとも、たたかうヒトを嗤うヒトにだけは、ならないでほしい…。
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