ミッシングのレビュー・感想・評価
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石原さとみ百面相
丸の内ピカデリーで鑑賞
いつ行っても空いてて快適
メディアの在り方、関心領域
誰もが被害者になりえること、
そこは安全か?まざまざと考えさせる作品
石原さとみはいわずもがな、
役者が全員いい
中村倫也、そして森優作という男!
いやいや森優作すごいよまじで
あと柳ユーレイもよかったねです
「空白」を超えて圧倒された
人に優しくなれないな、と思ったら観るといいかもしれません。打ちのめされました。
同監督作の「空白」も打ちのめされましたが、空白を軽く超えてくるおそろしい衝撃でした。
映画館での鑑賞をすすめます。
石原さとみに脱帽
石原さとみってイメージは女性が憧れるようなシチュエーションのドラマばかりでてる女優さんで、吉田恵輔作品とは無縁な存在と思ってたけど、話では本人から義田作品にでたいと言って実現したらしいですね。
だいぶ振り切った演技で、オーバーアクトは石原さとみらしいけど、やはり吉田作品ともありより常軌逸した演技したね。
警察署のあるシーンはよく本人オッケーしたなってぐらい気合い入ってるのはわかります。
あと、吉田作品の好きなところは時々出てくる端役の存在がいい味出すんですよね。今回も2、3人出てきて1人くすくすしてました。
今回も素晴らしいかったです。
エンドロールが後をひく
リアルには決して終わりはなく。
答えやゴールのない今を生きている40代には
世の中の不条理に共感できる内容でした。
夫婦間でしかぶつけあうことののできない複雑でまとまりのない感情の台詞に、
自分たちの日常を重ねて代弁してくれているかのような爽快感があり、
涙と共にストレス発散になりました。
青木さん、石原さんの演技が深く、ドキュメンタリーのような凄みがありすばらしかったです。
父親は他人‥そこの芝居が行き過ぎていなくて好感
評判の高い吉田恵輔の作品を初めて観たのだがほとんどの監督作で脚本も書いており本人曰く「監督より作家としての気持ちのほうが大きい」とのことで、現場ではイメージしていたとおりの芝居だとすでに一回観た映画をもう一度観ているようで面白くないのだというから困ったものである。失踪したわが子を探す母親の話なのだがそのミステリー部分は本筋ではない。事件をとりまくてんやわんや報道するマスコミやSNSでの誹謗中傷、夫や親族との関係などが主題で「心をなくしてしまった」現代人への問題提起。特に視聴率至上主義のテレビ報道や「やらせ」は使い古されたテーマではあるが「心ある」テレビマンでさえもついついやってしまうという脚本上のちょっとした工夫が大きくうなずかされて面白かった。石原さとみは想像したよりエキセントリックではなく弟役の森優作、TV記者の中村倫也、そして何より夫役の青木宗高がとても自然な演技で偽りがなく良かった。でもやはり事件の行方は気になる。このエンディングはどうなんだろう?
わたしたちは心を失くしてしまったのか
誘拐ミステリーかと思ったら違いました。
娘が行方不明になって自分を見失ってしまう母親(石原さとみ) 混乱の中必死に正気を保とうとする父親(青木崇高) 被害者感情を置き去りに視聴率と話題性を求めようとするテレビ局との狭間でやり切れない思いを抱えるディレクター(中村倫也) 言われのない誹謗中傷と興味本位の書き込みで埋め尽くされるネット。
ポスターにある言葉がこの映画を全て語っていると思う。
【わたしたちは心を失くしてしまったのか?】
これは今を生きるわたしたちが光を見つける物語。
嫌な世の中になってしまったなぁと思うけれど光を失ってはならない。
極限状態に陥った人間の苦しさ醜さがストレートに伝わる佳作
極限状態に陥った人間の苦しさ醜さ、報道やSNSの功罪…。様々なネガティブなテーマが絡み合った、下馬評通りとにかく重くやるせない気持ちになる映画でした😱
石原さとみ、熱演だったけど…う〜ん💦
人間という安い生き物
誹謗中傷を中心とした
“被害者”がどれだけ残酷な生活の中で
生きなきゃいけないのか。
という人間の愚かさ醜さと、
でも人の幸せを信じたいという二局の感情を
女優として本気で母を演じた怪演 石原さとみ。
それでも生活していかなければいけない環境を描く。
人間を深く感じる作品。
あくまでも個人的にだが
“重く苦しい傑作”って
触込みを聞き過ぎたかも。
ラース・フォン・トリアーみたいな
観てるのも辛くなる感情を
期待し過ぎてしまった。
情報シャットアウトすれば良かった(^_^;)
石原さとみの熱量は評判どおりでした
昔、ありましたよね
失踪したお子さんを探すお母さんのニュース映像思い出した。
当時もそうだったけど、この作品鑑賞中もずっと傍観者でいましたね。
自分には子供がいないので起こりうることのない設定だからかな。
当事者でないということはそういう事なんだと思うけど。
それに対してSNSで誹謗中傷するとかいたずらで嘘情報を教えるとかいう心理は理解できないな…
夫婦の関係、姉と弟の関係、マスコミとの関係…それぞれの狂った状態が滑稽に見えたシーンもあったり、とにかくすごい熱量のそれでいて静かなイメージの作品でした。
石原さとみはもちろんですが、脇のキャストがとても良かったです。
中村倫也、青木崇高のお二人は安定の存在感。
そして森優作さん!今回こんなに重要な役でたくさん写ってましたがハマリ役でした。彼の黒目の大きさに注目して欲しいです!
石原さとみさんの狂気と野性と慟哭がみちみちていて、おおげさすぎとか...
石原さとみさんの狂気と野性と慟哭がみちみちていて、おおげさすぎとか言いたくもなるんだけど、それを封じこめるくらいのとんでもない異常な熱量だった。
内に閉じこもり続ける森優作さん、かたくなに一定のテンションを保ち続ける中村倫也さん、あーいるよねこういう人・・・って苦笑いしたくなるぜんぜんストーリーに関係ない市井のひとびと、𠮷田監督ならではの、ひとの弱さや意地の悪さやなまなましさ、いろいろ堪能できました。
何でもないようなことが幸せだ
あざといけれど泣かせられる石原さとみが終始怒って焦っていた。そして、中盤あたりから壊れて狂っていた。「そして、バトンは渡された」を見るまではただ可愛くあざとい人だと思っていたら、あら。そして、「アンナチュラル」で年末に癒やされた。何だかとても惹き付けられる女優さん。テレビドラマではなく、映画で見ていたい人。なので、火曜のドラマは見てませ~ん
今回も「ヒメアノ~ル」レベルを期待していたが、超えてはいないが、次点レベル。ただ、約120分に主人公を始め、取り巻く人々の事情や感情が無理なくむらなく詰め込められたのが、圧巻。主人公を冷静さで包み込む旦那さんも地味にスゴイ!
ミッシングの意味
平凡な幸せの日常から不条理なナニカにより大切なものがMissing【欠ける】恐怖。
実際の事件を連想させながらマスコミとはSNSの功罪とは?などと考えさせられる作品でした。大切なモノが欠けることにより関係者が少しずつ歪んでいく過程と対照的に真っ直ぐのはずだった報道マンも歪んでいく流れは重く苦しい雰囲気で観ていて辛い時間もあります、だけど時間を割いてでも劇場で見るべき素晴らしい作品だと感じました。俳優陣の素晴らしい演技にはただただ脱帽です
この作品のパンフレットはかなり良い出来なので気になる方は是非!
わかっていたけど辛い作品
重苦しくなるだろなと迷ってたが結局鑑賞。
番宣で石原さとみさんが髪を痛めたとか肌荒れのすっぴんで挑んだ役だと話していたり、感情の起伏も今までにないとか言われてたが、自分にはそれほど感じなかった。でも母親として共感する部分はあった。
旦那役の青木さんが煙草吸いながら目を赤くて泣いていた姿と、弟役の森さんに泣けた。
過酷な人生を生き続けること
脚本がすごい
演者がすごい
メディアやSNSとの関係が主人公たちが置かれた過酷な状況を浮き上がらせるが、メディア批判はメインテーマではない気がする
拉致被害者家族のことを想うと、過酷な日々を生き続けることが、リアリティを持って伝わってきた
メディアやファンが期待するものに応えてきた石原さとみの本当の演技力がわかったのが大収穫だった
苦しい。
今日は映画デーと決めて、3本連続で見るべく予定を組んでいた。2本目が本作。しかし鑑賞後、3本目(しかもよりにもよって関心領域を観るつもりだった)を観られるようなメンタルではなく、2本でやめて映画館を出た。
それくらい、心を削られる作品だった。
これを観たほとんどの人は、数年前のあの女児行方不明事件を思い出すのではなかろうか。我が子の行方が分からなくなり、なりふりかまわず必死に捜す母親や親族に、インターネット上で拡散される誹謗中傷。あの後味の悪い事件を思い出して苦しくなった。
また、自分にも美羽ちゃんと同じ年頃の子供がいるので、石原さとみと青木崇高に感情移入しすぎて10分に一回くらい涙がにじんだ。子供連れの親子を見かけるところなんて辛すぎて涙が流れるのをこらえきれなかった。泣きすぎて頭が痛い。
ほとんどの人間たちの無関心、不躾で無神経な関心、明確な悪意。どれにも削られる。そこここに善意も転がっているのに、そんなもの一瞬で消し飛ばしてしまうレベルの悪意が降ってくる。被害者であるはずの母親も、周囲への接し方などに同情しかねる部分もある。
とにかく人間のエゴ、人間の業とも言うべきものをこれでもかと次々に注ぎ込まれ、正直途中でもうこれ以上見たくない…と苦しくなった。
ところどころ終わりに向かいそうなシーンがあり、この辛さもやっと終わりかと思ったらまだ続いて、また苦しいシーンがあり、さらに削られる。2時間の作品だったが、詰め込み感はなく駆け足にも感じないのに非常に内容が濃く、3時間くらいに感じた。
娘がいたころのホームビデオ。あんなもの見せられたら。そして、エンドロール。あれはダメだ。苦しすぎる。嗚咽がこらえられなくてハンカチを口に押し付けていた。それまで必死に耐えているふうだった周囲の観客も、たまらず唸り声を上げていた。分かるよ、これは無理だ…と内心で肩を抱いていた。
疲れ切ってシアターを出た。
何時間も経つがまだ頭が痛い。それでも他の方々のレビューを読んでは思い出し泣きしている。これは今日1日私は使い物にならないだろう。
本当につらかった。でも心から観てよかったと思うし、観るべきだったと思うし、観てほしいと思う(ただし心身とも万全なときをおすすめする、不調なときに観たら立ち直れなくなりそうだ)。
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