ミッシングのレビュー・感想・評価
全342件中、41~60件目を表示
リアルでしたね。リアル過ぎて自分にはキツかったな。 観てる途中で何...
リアルでしたね。リアル過ぎて自分にはキツかったな。 観てる途中で何年か前にキャンプ場から女の子が居なくなり、家族がひどい誹謗中傷を受けたのを思い出し、余計リアリティが増していった。 石原さとみをはじめ役作りが徹底してる絶望感が見どころだったかな。 メディアの糞具合、救いのない結末に淀んだ気持ちだけが残った。
えーっ
調べてみました 2023年の年間行方不明者は9万人余りだそうです 原因は色々あるでしょう 誘拐、徘徊、失踪、単独事故など この映画の場合、感情移入がとても難しい ありがちな話です 親だって子育て真っ最中の間、たまには息抜きしたいと思うのも理解できる でも、これはダメだ それが理解できずに行動した親の責任は誰を責めてはいけないと思う 任せた弟の社会適合能力の低さと母親の判断の甘さが招いた複合的事故 なのにこの展開で映像化されても見つかるといいのにという前にこの親への天罰だろと思える 石原さとみさんの渾身の演技に見入ってしまう そこだけがこの作品の光るところで総体的には普通でした タイトルもミッシングでは無い気がする
ちょっとだけ消化不良
石原さとみさんの演技は素晴らしく、見てて苦しくなって涙出るんだけど、 ストーリーで、ミステリーの要素を期待してたからその部分が消化不良。 はじめから、行方不明事件の関係者とマスコミの心の葛藤ドラマとして見てればよかったかな。
石原さとみの失禁シーンがあるほどの迫真演技
終始、なんかモヤモヤしたし、鑑賞後消化不良になったけど……。 まぁ、それだけ石原さとみの母役とミスリードさせてくれたコミュ症の弟の演技が光っていたかと。テレビ局内の葛藤は現実離れしてる感じ。 あと、ミステリー的な要素(刑事の車チェンジや弟の車破壊されてた犯人)は蛇足でしょ。別にいらないし、ここらが消化不良になるんだよ
熱演なのはわかる
沙織里(石原さとみ)は必死さをだそうとしているのがわかった。が、必死さをだそうとすることと、必死に見えるのはちがった。 砂田(中村倫也)は局の方針に疑念をもつ情け深い記者──という設定だが、昨日今日番組づくりをはじめた──わけでもない局内でヒューマニズムと視聴率主義が対立している様子にはムリがあり、結局憐憫をかせぐ状況をつくりだそうとしている気配が、リアリティを上回ってしまっていた。つまり世間の冷たい風にあてられる沙織里たちと、局内で葛藤する砂田を描くことで、惨禍を盛り上げようとしている雰囲気が濃厚で、それがあたかも荻上直子の波紋のようにあざとく見えた。 おそらく映画があざとくなってしまったのは、この映画が「なりふり構わなくなった母親」を描くことに焦点したからだった。 ではなぜ「なりふり構わなくなった母親」を描くことに焦点したのかといえば、それが石原さとみの野望だったから。 憶測に過ぎないが、この映画は演技者としての脱皮を望む石原さとみの野望に付き合うことで、あざと映画になった──と思われる。 言ってみれば石原さとみ脱皮プロジェクトだった。 映画は沙織里を世間と対比させながら描くことで「なりふり構わなくなった母親」を際立たせることに執心していた。日常に「なりふり構わなくなった母親」を投入することで、そこで起こる不協和やAwkwardな空気感を拾っていく。 だから沙織里はつねに狂騒的な状態であり、あるいは、たとえば、テレビの取材で沙織里が娘・美羽の特徴や思い出を話しているとき「なんでもないようなことが幸せだったと思います」と表現したのを、カメラマンが虎舞竜(のロードの歌詞)を思い浮かべてしまうと口を挟むシーン──なんてのもあった。 そのシーンは思いっきり気恥ずかしくて苦笑いした。 結局この映画のつらさは、必死な沙織里の姿に哀憐を感じてのつらさではなく、あざとさ・わざとらしさが小っ恥ずかしいゆえのつらさだった。個人的には「うわあ見ちゃいられん」という共感性羞恥心が発動しまくる映画だった。 このことは石原さとみがぜったいに石原さとみにしか見えないことにも由縁している。 以前シン・ゴジラのレビューに『常に不自然な「気張り」を感じてしまう女優でもある。』と書いたが、この映画の石原さとみも役の沙織里には見えず「とても頑張ってなりふり構わなくなった母親を演じている石原さとみ」にしか見えないのだった。本作で確かに石原さとみは石原さとみにしか見えない女優だと再確認できた。 またリアリティを追求するために出演者たちが一般人の見た目に落としていることも、素直にリアリティにはつながらず「リアリティ追求のために一般人の見た目に落としているんだな」という風に見えてしまっていた。 石原さとみは役作りのために髪を洗わなかった──とプロダクトローンチ(公開前マーケティング)していたことも個人的には裏目だった。 ただし日本では「頑張りに対するねぎらい」点の加算が期待できる。 だからこそ日本映画には深刻な主題を頑張ってつくりました──という独自マーケティングがあり、本作もConsを抑えて高評価されているわけであって、不満を言いにくい防壁をもった映画になっているが、わたしはとりわけ逆張り(あまのじゃくな物言い)をしているわけではない。じっさい見づらい映画だった。 もちろん事件に対する見解に異論はなく、世の中は理不尽であり被害者や遺族に誹謗中傷が浴びせられることがある。池袋暴走やキャンプ場女児失踪事件でもそういうことがおこった。がんらい事件で精神的打撃をうけた被害者遺族にさらなる追い打ちをかける匿名の誹謗中傷は卑劣かつ残酷であり、そんなことをする奴はしねばいいのだし、我が子の失踪や暴行に遭った親がとりみだしてなりふり構わなくなることは当然であり、狙いもキャラクター設定もよくわかる。ただ世の秩序と映画の見た目は別腹という話。
石原さとみ に感情移入
正直、石原さとみがこんなシリアスな役、大丈夫なのかしらと思っていたけれど とても良かった 普通の(中の下か下の上)暮らしをしている夫婦で 娘が失跡という難しい役どころ 罵り言葉や舌打ちに最初こそ(ええっ、石原さとみが?)と思ったものの どんどん引き込まれる そう、顔はかわいいけど、はすっぱな感じだったり 普通に暮らしてる人って世の中結構いるし 違和感も次第になくなってる SNSの悪意や、報道の問題、風化してしまう行方不明の事件、 観る者に突きつけてくる映画 観てよかった
前半は石原さとみ、後半は沙織里
正直、序盤は沙織里役の石原さとみが演技含め「石原さとみ」のままで、あまり物語に集中できなかった。 彼女が、外見の工夫についてをインタビュー等で多く語っていたせいか常に頭を過ってしまい、「あえて傷ませた髪ってこれか…」等と余計なことを考えてしまうほど余裕があった。 ただ、中盤のイタ電→警察署のシーンから鬼気迫る演出のおかげで、一気に沙織里として見れるようになった。 そこから、このストーリーの重さがズシッときた。なんともやるせない…。ラスト光の演出も良かった。 個人的には、とにかく父親役の青木さんの演技が終始素晴らしかったので、もっと言及されて欲しいなと。駅のシーンではつられて泣いてしまいました。
なんとも言えない、
突然我が子がいなくなる心情は想像だけでも苦しくなるけど、実際はそんなもんじゃないだろう。 石原さとみ演じる母親みたいに苦しみが苛立ちや怒りになる場合もあれば憔悴しきって何も出来ない場合等、誰かを責めたい訳じゃないのに、自分に対する負い目とか色んな感情が入り混じるでしょうね。 冷静に見える旦那だが、形が違うだけで悲しみや苦しみは一緒。家族が壊れる事もあるだろう。 その上誹謗中傷があるとどう気持ちを支えるのか。これは現実でもニュースにもなってましたけど。ほんとに第三者でも怒り狂うくらいの感情だが、それができる人間の心理がほんとにわからないですし。映画であった、保護されたっていたずらなんて最低最悪ですよね。 子どもの事以外とも闘わなくてはいけないなんて‥。 見つからないのは辛すぎるけど、亡くなったという結果より生きてる希望が持てるのかなとか、、、考えてもわからないけど。 現実に今同じ状況の親御さんがいらっしゃるのかもしれない。そんな事考えながら観てると、映画だけどどうか見つかってほしいと思いました。
気持ちに余裕のある時に観る事をお勧めします
仕事終わりに晩酌しながら鑑賞。 兎に角石原さとみの演技がすごい。 圧巻の一言。 話は行方不明になった娘の為に奔走する家族の話。 それを主軸に 報道とは TVとは ネットとは と、いろいろと問題定義してくる。 大袈裟かもしれないけど観ている間 心臓?心?をぎゅっとされてるような 何とも言えない感覚になる。 終盤に差し掛かるころには お願いだから救われるエンディングであってくれと 思っていた。 確かにバッドエンドではないのかもしれない。 が、しかしそうじゃないんだよ・・・と思いながらも それでも少し、ほんの少しだけ「ほっ」っと出来るエンディング。 石原さとみがとにかく良かったのだが 青木崇高さんの演技も良かった。 そして中村倫也。 取材を進めていくうちに記者としての何かが徐々に 本当に少しずつ 崩れていくさまが何とも言えなかった。 印象的だったのは駅前での青木さんの涙。 レビューを書いてる今でも思い出すと泣けてくる。 この作品は観る人を選ぶのかもしれない。 映画を観る時は基本「ぼけぇ~」としながら観ている。 晩酌しながら観るってこと自体が稀で・・・ 観終わった後に酒が減ってないことに気付き 残りの酒をあおって寝たのだが 今朝は軽い二日酔いだった・・・ そして寝る前に娘に言われた言葉 「父がつらそうな顔して観てたから 私は明るい時間に気持ちに余裕ある時に観る事にした」。
ロストケア、あんのこと の後に見なければよかった、観る順番て大事
〇石原さとみは熱演して頑張ってた 〇河合優実は普通に、そこに存在してるかのよう 〇松山ケンイチはやっぱり自然体 3本の最後に観たのがミッシング 前2作観ていなかったら、石原さとみの熱演も心に響いたと思う 単なる私の好みです、すみません エンタメとしての機能は1番でした! 悪くないです!!
石原さとみ、凄い。
サブスク解禁になり即鑑賞。 とにかく石原さとみが凄い。の一言。 イラついてる役、 情緒不安定になって 頭がおかしくなってる様子、 辛い時って怒ったり泣いたり、、 悲しすぎてもう意味わからなくて笑っちゃう心情。 胸が苦しくなる。 めちゃくちゃ可愛いくて、頭が良いだけじゃなくて こんな役も完璧にできちゃうなんて、、、、。 天才ですか。
後悔・焦燥・無力感。そして“一縷の望み“に揺れる親心。
娘(6歳)が突然に消えた。 ミッシング(失踪・消失・行方不明) 《ストリー》 普通のヤンママの沙織里(石原さとみ)は、推しのライブに出かけた その日の夕刻、一人娘の美羽が、なんの痕跡も残さずに消えてしまった。 後悔と自責の思いに苛まれながら、必死に探す2年半を追う映画です。 ひたすら正気を失いかける紗織里を常識的感覚を持つ夫(青木崇高)が、 “あなたと私には、温度差がある“などと暴言を言われても必死で妻を 支える姿はリアルで真に迫り、他人事とは思えなかった。 失踪者は一年に2万人くらいいるそうなので、警察も事件が 起こってからしか捜索してくれないのは、いつものことです。 映画は地元のテレビ局の記者・砂田(中村倫也)の視点と、 並行して描かれます。 砂田も正しい報道と視聴率第一主義の現場で、揺れ動く男。 テレビ局の沙織里の弟•圭吾(森優作)への取材は、 完全なミスリードで、 これは圭吾を“半ば怪しい“と疑わせるものだった。 事実・圭吾は美羽を自宅の300メートルの場所で別れ、 裏カジノへ行ったたことが、防犯カメラの映像などで暴かれる。 子供が行方不明になった親は本当に無力だ。 SNSの誹謗中傷で心をズタズタにされ、 ビラを配る位しか出来る事がない。 豊の勤務する漁業組合の組合長の優しさが身に染みる。 沙織里にすればテレビ局の記者の砂田を頼るしかないのだ。 頼まれれば“どんなことでもします“ 半ばマスコミの懇願に負けて、弟を晒し者にする側にもなる。 この映画は焦燥して疲弊する沙織里とそれを支える夫の豊を追っていく。 そして結局は視聴率なのだろうが、公正であろうと思いつつ上層部の 圧力に抗うことも出来ない砂田の弱さの視点・・・ 自身の良心と功名心と自責の気持ちに引き裂かれる ・・・中村倫也の演技は近年の彼の作品にはない 厚みのある人物像を演じて、深みがありました。 スクープを撮ってキー局へ引き抜かれる後輩・・・ 結局は血も涙もなくて、視聴者の興味と好奇心を満たすだけの人間が のし上がりテレビ局の幹部になっていくのだな・・・と、 吉田恵輔監督のマスコミ批判精神が見えてくる。 石原さとみも「アンナチュラル」の出来る女、 「そしてバトンは渡された」の男を手玉に取る女、からは想像の 出来ない罵り言葉、錯乱した様子、放心した表情など美人女優の殻を 脱ぎ捨てた熱演。 夫役の青木崇高は「犯罪都市NO WAY OUT」のヤクザ、 「ゴジラー1・0」とはまるで違うバランスのとれた役で本当に上手い。 「美羽ちゃん発見・保護」とニセ電話をかける輩がこの日本には居るのだ。 他人の不幸を喜ぶネット民。人間の悪意に震える。 警察はちゃんと身元を名乗ってから話す・・・ もう、そんな着信元を確かめられない程追い詰められている沙織里。 (警察官が多分、顔見知りの刑事さんが、直接知らせに来ますかね) この映画はミステリー要素は殆どありません。 その意味では沙織の苦しみに寄り添う映画です。 でもその辛さが痛いほどに伝わります。 しかし結末もミッシングのままでモヤモヤするばかり。 子供の足で5〜10分の距離で消えたとなると、事故か?誘拐? しか考えられない。 (山梨のキャンプ場で消えた女の子の事件が、この映画のヒント・・・ なのでしようが・・・) 新潟の監禁事件では9年後に発見されて無傷で生きて戻ってきている。 千葉大生が少女を2年間も監禁して逮捕された例もあります。 美羽ちゃんがひよつこり帰ることもあるのです。 児童の通学路で必死に子供たちの無事を願う沙織里。 美羽ちゃんの無事を祈る心の支えだとしたら沙織里は心根が美しい。 いいラストだと思いました。
何も言えない
子どもがいる身として、何も言えない、 もし、本当に、自分の子供がいなくなったら、 と考えるとこの映画のようにいられる気がしない。 でも、ある意味こういう映画はないといけないと思う。 だから、もっとちゃんと自分では全部出来ない子ども(基本わがまま笑)をちゃんと見て、当たり前だけどずっと一緒にいられるように。と考えさせられる作品でした。 多くの人には進められる作品ではないですが、 観て、観てから考える作品も大事です。 オアシスのように。 今回は自分がもし、って考えるとキツかったので評価は低くしました。 でも、子どもがいる人には観てもらいたい作品です。
何を無くし、何を失ったのか
主人公(石原さとみ)は幼い娘が突然、行方不明になり、夫(青木崇高)と探し続けているが、精神がまいってきた。 テレビ局のディレクターも協力してくれているが、満足していない。 主人公の弟(森優作)はあまり協力的ではない。 自分の子供が突然消えてしまう、これに耐えるには憎しみの感情しか無いのか。
「過剰を演じる」事と「過剰な演技」
幼い娘が突如行方不明になって狼狽える母と、その家族をも獲物の様に揶揄するネット空間、悲劇をもネタとして消費するマスコミを描く、まさに現代日本を凝縮した物語です。 公開以来、絶賛評が相次ぐ中で言い難いのですがが、僕には本作は余りに「過剰」でした。周囲に当たり散らし絶叫する石原さとみさんの「演技」がと言うより、その様に描く監督の「演出」が過剰でした。子が失踪した母親はああなるのなのだとの意見があるだろうし、その「過剰」さこそ狙いだとも言うのだろうが、「過剰を演じる」事と「過剰な演技」とは別ものだと僕は思うのであります。物語開始早々から僕は心が離れてしまいました。
全342件中、41~60件目を表示