コヴェナント 約束の救出のレビュー・感想・評価
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命を賭けて命を救う物語
現地通訳のアーメッドに救われたジョン・キンリー曹長。帰国後、キンリーは彼の身が危険であることを知り…。
ガイ・リッチー監督作。人種も価値観も違う2人が、命を賭けてお互いを救い合う様子が心を打つ映画。戦争映画は大体ラストのメッセージが辛い。
キャロラインのたくましさに胸打たれました。
セービング・アーメッド〜怒りのアフガン‼️
アフガンで部隊を率いるキンリーは通訳としてアーメッドを雇う。しかし戦闘中に部隊は全滅、自身も重傷を負ったキンリーはアーメッドに助けられ、何とかアメリカに帰還する。しかし、自分を助けたことでアーメッドがタリバンに狙われていることを知ったキンリーは、再びアフガンへアーメッドの救出に向かう決意をする・・・。とにかくカッコいい‼️アフガンの戦線の中を負傷したキンリーを一生懸命助けようとするアーメッドがまずカッコいい‼️そしてそんなアーメッドへの恩義と友情のため、危険を顧みず再度アフガンへ赴くキンリーがさらにカッコいい‼️全編を通して緊迫感が尋常ではなく、特に後半のアーメッド救出劇はハラハラドキドキが止まらない‼️さすがはガイ・リッチー監督‼️スローモーションやカットバックを多用した見事な演出で魅了してくれます‼️そしてラスト、アメリカ軍の "天使" が救出に駆けつけてくれるシーンは拍手喝采モノ‼️エンド・クレジットに流れる「約束」「絆」の字幕も胸を熱くさせてくれます‼️
真意を通訳した
戦争アクションかと思ったら、戦場の緊迫感を表現しつつ、アフガニスタン紛争の不可視だった側面についても考えさせてくれるという一作
2001年から2021年まで続いたアフガニスタン紛争は、米軍の撤退とタリバンの政権奪還という一応の結末を迎えたけど、米軍に協力した多くのアフガニスタン人はどうなってしまったのか、報道からはなかなか伝わってこない紛争の一側面を、映画としての娯楽性を損なうことなく描いた作品です。
『SISU/シス』のような、無敵兵士の無双っぷりを期待してしまうと、本作は意外に戦闘場面が少なめに映るかも知れません。むしろ『メタルギア』シリーズの実写版を想像してもらうといいかも。もっとも、そのいくつかの戦闘描写はどれもかなりの迫力で、中盤以降の緊迫感溢れる脱出、潜入劇と見事な対比をなしています。このあたりの緩急の付け方と無駄のない描写は、さすがガイ・リッチー監督です。
物語もまた、場面に応じて明確な区切りを設けていて、複雑な伏線はほぼなく、基本的には順を追って鑑賞するだけで十分作品を堪能できる造りとなっています。これは長尺かつ複雑化が進んでいる昨今の映画作品の中では、かなり「素直」な部類の構成です。
主人公キンリー曹長を演じたジェイク・ギレンホールと、彼の命の恩人であるアーメッド(ダール・サリム)の、互い対して誠実であろうとする姿は心揺さぶられるものがありますが、裏返して言えば本作は、実際にタリバンを恐れて身を隠しているアフガニスタンの協力者を救うには、キンリーのような責任感のある個人、あるいは作中に登場した民間軍事会社に頼らざるを得ない(米軍は動かない)、という冷厳な事実を示唆しています。そうしたこれまで表面化してこなかった問題への視点を提供している作品でもあります。
涙涙涙
大好きなガイ・リッチー監督のミリタリー作品という事でずっと前から観たかった作品です
期待を裏切る事なく本当に観て良かったです
序盤の銃撃戦からずっと観るのがしんどいシーンの連続で緊張感もずっとあり、そしてジョンとアーメッドの2人に何回も泣かされました
ジョンを乗せた手押し車を押しながら諦めかかったようにも思えたアーメッドの涙のシーンが一番印象的だったかもしれません
ジョンを助けるのはビザを手に入れるためだけじゃないと思えるアーメッドと、アーメッドを救いに行くジョン、そのジョンを送り出す奥さん、心にくるものが何回もありました
ジョンとアーメッドの再会のシーンはハグも握手もなしで普通の会話、飛行機での2人も目で会話って感じが友情を超えた2人の絆ぽく良かったです
それでめでたしめでたしとはならず、エンドクレジット前の文章と写真で大勢のアフガン人の通訳の人達の現実を突き付けられ、「covenant」という言葉を考えさせられます
アーメッドのビザと、無事に家に帰ると奥さんに約束したジョンは守ったけど、今も隠れて生きている通訳の人達への約束をアメリカはこれからどうするのでしょう
アメリカでの公開は去年の4月だったけど、この作品をきっかけに何か少しでも動いているのでしょうか
キンリーとアーメッド
大国は勝手
もうひとつの〝あらためて〟
残虐な敵がいて、主人公は窮地に陥り、熱き絆で結ばれた者が命を懸けて、家族も救われて、最後は…
という展開は、王道とも言えるほどよくあるパターンですが、見ればやはり気持ちは昂ぶるし、一定の感動もする。
アフガニスタンやアフガン人通訳の問題などについては、〝あらためて〟と〝初めて〟というふたつの認識を得ましたが、実は〝あらためて〟がもうひとつ。
それは、テロリストになったり、武装して戦うようなイスラム原理主義者たちは、欧米先進国の人たちにとっては、ポール・バーホーベン監督『スターシップ・トゥルーパーズ』に出てくるバグのようにしか見えないのではないか、ということ。
奴らは、群れでやってくる
これは『スターシップ・トゥルーパーズ』の宣伝文句のひとつですが、この映画におけるタリバンの扱いがまさにそうでした。
我々日本人のほとんどは幸いにして、これまでのところ、彼らとの戦闘、或いは爆弾テロなどに直接巻き込まれたことがなく、恐怖や憎悪を伴う実感を覚えるには至っていない。だけど、もし何らかの当事者になってしまったら、〝バグ〟的なモノとして捉えるようになるのではないか。
彼らがなぜそうなってしまったのか、どうしたら止められるのか、と世界情勢や歴史や宗教などの勉強をして理解し合おう、などと思考するより先に、身近に迫り来る死の恐怖は、防衛本能を覚醒させ、相手への攻撃を躊躇わないように仕向ける。
相手だって、死んだら悲しむ家族がいる普通の人間なのだ、と思ったら殺せなくなるから、バグ(虫)だと思えばいい。
ウクライナやガザ地区でも、戦場にいる兵士にとっては、相手はバグなんだと自分に言い聞かせないと心がもたないのではないか。
まともな人間ならば、PTSDにならないほうがおかしい。
どんなドラマが生まれるのだとしても、どんな形であっても、戦争は絶対に肯定できない。
最後までハラハラ
契約以上
Covenantとは約束の意味だが、これはキンリーが自ら課した約束であり、アーメッドが妻に課した約束であり、軍がアーメッドに課した約束なのだ。
今までのガイ・リッチーと違う!文句なしに面白い戦争映画!
ガイ・リッチーって苦手だったが、オーバーにカッコつけることなく、ストーリーに自然と入り込め、人物描写も納得感あり、もちろんアクションにもキレがある。
イギリス人監督がみた米軍のやり方や戦争というものを俯瞰しているとも取れ、いい線いっている。
Covenantとは約束の意味だが、これはキンリーが自ら課した約束であり、アーメッドが妻に課した約束であり、軍がアーメッドに課した約束なのだ。
主演二人の熱演も好感が持てるので、ジェイク・ギレンホールにとっては『ナイトクローラー』と同様に代表作になってもいいと思う。
ダール・サリム。この方はイラン人らしいが、デンマークのTVシリーズ『Borgen』に出演していて、骨太な演技をすると思っていたが、調べてみると、元デンマークの王室の警備をしていたとか。英語、デンマーク語、ペルシャ語はもちろん、多言語をあやつる俳優はグローバルに活躍できるのだと改めて感じた。
助けてくれた人を助けるとても単純な物語ですが、舞台の背景には複雑な事情があります。
地味ながらもスリルと緊張感が半端ない戦争映画。 本年度ベスト!!
お気に入りの監督の作品。
呆気なく終わったかと思いきや、第2幕が始まる感じで満足度は高め!
第2幕のストーリーがメッチャ良かった!
アフガニスタンでタリバンの武器や弾薬の隠し場所を見つけ破壊する地味なミッション。
曹長のキンリー率いる部隊にアフガニスタン人の通訳、アーメッドが同行。何だか怪しい感じ(笑)
武器倉庫を発見し破壊に成功するもののタリバンに報復される展開。
攻撃され唯一生き残ったのは足を負傷したキンリーとアーメッド。
100㎞以上離れた基地まで生還するストーリー。
タリバンに見つからない様に車を使う事が出来ず、キンリーを担架や押し車に乗せて基地に戻ろうとする中、タリバンの攻撃を何とか避けながら帰還できるかが見所。
押し車を押すアーメッドが観ていて辛い。アーメッドが辛く涙を流すシーンに観ている自分も泣ける。
罰ゲームみたいな感じだけど笑う事も出来ず上り坂を歩く姿が観ていられない。
何とか基地まで戻る事が出来てからの第2幕が始まる感じが予想も出来なかった!
後半のストーリーが本作のメインって感じ。
これは泣ける(笑)
ネタバレになるので詳細は書けないけど流石の監督!
エンドロールで映される写真を見ると本作は実話ベースなのか?
なんて素敵な物語なんでしょうか。
ますます本作の監督のファンになりました( ´∀`)
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