コヴェナント 約束の救出のレビュー・感想・評価
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命を繋ぐ絆
特集記事を読み、
ジェイク•ギレンホールが
良い役者だと思っていたので鑑賞。
感想
娯楽作品として観る近年のアクション映画は
映像的に無駄に派手な展開が多く、
ストーリー的にも平板で気に入らないものが
多かったが、本作は娯楽要素も加味されながら、
人間同士の感情に重点が置かれ、事実も
取り入れたと思われる、骨太の脚本と戦争映画
の構成の原点に立ち返った緊迫した白兵戦形式
を取り入れて描写に迫力を増している。
さらに窮地に陥った状況下での人種を超えた
人間の根本にある常識的良心を克明に描いた
ドキュメント仕立てのストーリー展開が
すばらしかった。非常識な世界で人として、
良心を貫く事の大変さを感じた。
演出◯
こんな演出が出来る監督さんだったんだ。
出演者◎ 主演のジェイク自身、決して派手な
俳優ではないが、印象として常に残る。
ここ数年は良作を選び出演している。
通訳案内業の俳優さんも◎。
脚本◎ 事実を元にデフォルメしたのだろう。
映像◎ VFXこそほどほどだかドローン画面の
多用が、リアルな場面構成と登場人物が
置かれている状況を客観的に捉え、
緊迫感を増大させる事に成功している。
古い人間なので、往年のTVシリーズ、
コンバットを思い出した。
⭐️4
アフガン戦争のその後…
戦争映画が好きな私としては、当然観てきました!!
主役はお馴染み、J・ギレンホーク氏。(まつ毛長いっすw)
アフガン戦争を主題にした映画特有の「AK48を持った人数でゴリ押し」の絶望感が、本作も充分感じ取れました。(個人的には、迫撃砲ってやっぱ怖いよね…)
何より、アーメッドが良い!!非常に良い!!
気難しいが誠実で、実は…の設定もあり、役者様の演技も最高でした!
主役の弾の命中率はご愛嬌、その他アフガン地方の文化にも触れられ、とても楽しめました。
戦争映画系が好きな方は、絶対のご観賞をオススメします♪是非、映画館で!
予告編を観て
特に観たいとは思わなかったのですが、評価が高かったので行ってみました。
ストーリーはシンプルでアクションもあり退屈はしませんが、それ以上でもそれ以下でもないって感じ。ツッコミどころいっぱいあってなんていうか若干物語の中に入っていけませんでしたね。
恩を忘れ無い男の生き様
この主人公の奥さんが物凄く出来ているパートナーです!仕事も出来て旦那の願いを聞いてくれてこんな奥さんと巡り逢えて、主人公は幸せ者意外の何者でもありません。(バツイチの俺としては羨ましい限りです!)
まぁそんな事はどうでもいいとして、タイトルにあげた恩を忘れ無いは、本人も劇中言ってますが逆に忘れられない呪いをかけられたかのように成ってしまいます。
実際にアメリカ軍は本国へのビザ取得をちらつかせて働かせていました。それがいきなりの全面撤退となり米軍に協力していたアフガン人にすれば梯子を外された感は否めません。そんな人々が事実沢山います。そして現在もタリバンから身を隠して生き続けているのです。これもアメリカの罪の一つです。
嫌な予感がずっと続く
ちょっと前にガイ・リッチーさんの映画見た気がするけどどんだけ働いてるねん
映像は安定のキレイさでした
お話はまあストレートな感じで特に捻りとかは無いです
逆に言うと「え〜っ?」て思う所も無かったので安心して見てていいです
捕まったのは一瞬で、拷問を受けたりは無いので、もしそのシーンがあったらしんどかっただろうな
ただ最後のドーン!はまぁ分かってるとは言え何だかなぁとちょっとシラけてしまうかも
主人公がイチバン大変だったのはビザを取る所だったのか?w
戦場でのサバイバルと役所への電話が同じレベルで描かれててワロたw
コヴェナントで戦争がおこる
米軍によるアフガン撤退はたった2~3年ほど前、感覚的にはつい最近の出来事であり、それによる影響として、マクロ的にはアフガニスタン国内の情勢不安定化や、ミクロでは元兵士たちの心理的打撃(トラウマ)の問題などが起きており、いまだ戦後期の最中といったところだ。
いわゆる、銃身も冷めやらぬタイミングで、この作品を作り上げたガイ・リッチー監督の本気度は想像に難くない。そうまさしく、この映画が描く綱渡りのような命のやりとり、観ているこちらも過呼吸になりそうなほど伝わってくる、ヒリつくような恐ろしさ、こわさ、それらの感覚のリアリティが物凄い。このリアル感が出せるのは現在進行系の出来事ならではか。
エンターテイメントとして捉えるなら、この作品は超一級の面白さ。物語としても、事実は小説より奇なり、を地でいっていて、戦争モノがキライでなければ最高級のハラハラ感を味わえる映画だとおもう。ハードボイルドな絆も、陳腐な友情物語のようにはなっておらず、一筋縄ではない関係性が色付けされ、シブい。
ただ…
事実に基づいている内容がゆえに、文字通り「楽しむ」ことができない。
私はそう感じてしまった。平和な日本の映画館で、のんべんだらりとこの映画を観ていることが段々と辛く感じた。
古い話だが、スタローンがアンチヒーローとともに描いたアフガニスタンは、アメリカの敵の敵は味方という時代だったがゆえに、ともに戦う牧歌的だが勇敢な民族にみえた。今ははたしてどう見えているだろうか。同じように、イスラエルは、パレスチナは、ロシアは、ウクライナは、どう見えているか。
いま各地で起きてしまった戦争は、どれもコヴェナントを巡る、もしくは権力者がそう解釈したことで起きている。このタイトルを付けてきたガイ・リッチーのセンスは絶妙だ(主人公にとっての、ということも伏線)。
折角、平和な民主国家の日本にいるのだから、過去を水に流さず学び、正愚を見分けるアンテナをおろさず、正しいものの見方を持つ有権者でいたいとおもう。
本作品は、願わくば完全フィクションで観たかった。
それを言うのは矛盾だし、贅沢すぎる注文と思えるほど、突き刺さる映画だった。
★2024年劇場鑑賞20★
ヒリヒリした
気づいたら手を組んで祈っていた笑
鮮やかな映像に反して起こることは怖い。
史実であり、ちょっと前に実際あったことであることもなんか恐ろしく感じた。
IMAXとか大きなスクリーンで見たかったけど小さなスクリーンでしか上映されないのは集客の問題なんだろうなぁ
ただ2人の絆がもうめちゃくちゃ良くて今年イチかもしれない!
民族を超越した激熱友情物語と久々に手に汗握るドキドキスリル感
非常に高い評価で観たかった映画。2001年ワールドトレードセンターに民間航空機が突っ込み、イスラム原理主義集団アルカイダによるアメリカ民主主義のバベルの塔を倒壊させた衝撃的ライブ映像、それから2021年の米軍完全撤退まで20年の泥沼戦の史実を背景に制作された大脱出、救出劇。民族を超越した激熱友情物語と久々に手に汗握るドキドキスリル感は非常に見応えあった。
あの20年はアフガニスタン国民には悲劇だけをアメリカ超富裕層のみが潤った強い皮肉を改めて考えさせられた。
米軍は約束したのか?
曹長が通訳と契約している?映画だけではよくわからない。
100キロの移動は凄い。ここで終わりそうな感じだったが、もう一つドラマが始まる。
通訳の姿が頭から離れないのはわかる気がする。
米軍が通訳と契約していたのに、個人が金を出して助けにいかなければいけないなんて、米軍は終わっている。
どこまで真実なんだろう。
最後の文にあるように300人も処刑されたなんて、、、、、。
最後の写真がぼかしがないのは、米国に移住できた人ならいいのだが、最悪の結果だったら皆米国を恨む。
アクションは少なめだけど、アフガンでの米軍の闘いの実相を撮している。
リアルな殺し合い
ドキドキしどうしの映画でした。
アフガニスタンに残された、アフガン人通訳の救出の映画でした。
死が身近にある戦場の描き方がリアルでした。
ジェイク・ギレンホールとダール・サリムの逃亡シーンが見応えがありました。
飽きさせない隙の無い脚本で、123分間集中できました。
アーメッドはアメリカに移住して、ジョンと一緒に仕事をするのでしょう。
濃密な緊張感溢れる2時間
戦争映画好きなら満足できるという枠では無かったです。
現実の世界ならではの恐怖と緊張感が良く描かれていました。
ギレンホールの演技も好きなのでそれだけでも満足でしたが、ガイリッチー監督の派手さを頑張って抑えた演出も見事でした。
映画が始まって30分で、観にきて良かったと思いました。
最後までとにかく緊張感が止まらず、終わった後には自分が置かれている日本社会の平和に感謝です。
エンディングで一瞬、「実話か?」と思ったが
命の恩人アフガニスタン人通訳アーメッドを救いに行く物語。瀕死の重傷を負ったアメリカ兵キンリ―をタリバンの追跡を逃れて100キロもの山岳地帯を逃げ延びたシーンまでは息が詰まるほど緊迫していて面白かった。途中、手製のそり→車→大八車と、キンリーを運ぶツールが変わっていくが、さすがに山道を大八車でって・・・そりゃ死ぬ程しんどいって、というか無理だろ。
後半、キンリーがアーメッド家族を救出に行くターンはずいぶんあっさりと描かれていて少し残念。でも2時間オーバーの映画になってるからこれ以上は長くできないか。
奥さんが、アーメッドを助けてこい、とキンリーの背中を押してあげるシーンが
実は一番好きなシーンだったりする。
ザッツ・エンターテイメント‼︎
2018年、アフガニスタン🇦🇫、米軍兵士と現地通訳、極限状態の中で生まれた強い絆、あるいは友情。
タリバンとの抗争、そして逃走と終始ハラハラする展開だが、自分の好みからすると過剰な演出と言うか、エンターテイメントに振り過ぎた感が。
ただしエンドロールの冒頭で伝えるべきことをきっちり伝えた。これがガイ・リッチーの良心だ。
そう、3年後の2021年にアメリカ軍はアフガニスタンから撤退した。2001年から続いたアメリカにとって最も長い戦争に勝利することはなかった。間もなくタリバンが政権を握り、アメリカ軍に協力した通訳たちが多数処刑された。
迫力が有りました。
実話ではないけど、妙にリアリティが有りました。
アフガニスタンでの米兵と通訳者との絆を描いているのだけれど、一字一句通訳するのではなく、言葉の意味を通訳しているのが良いですね。
実際にはこんな救出は無理だと思うけど、十分過ぎるほど楽しませて頂きました。
人として突き動かす思いの全て
まさに約束の救出。立場の違う二人の、人としての熱い思いが、スリルある映像に凝縮され没頭した時間でした。ただ少し俯瞰すると、残虐な紛争地帯から故郷の国に戻り普通に仕事をして、子どもを抱く。人の心ってどうやって割切ることができるんだろう…と怖くもなりました。色んな角度で観ることのできる考えさせられる一本でした。
現地通訳、アーメッド役の役者に脱帽
3部構成で最初は、米軍対タリバンの団体戦。2番目は、米兵1人、現地通訳の現地人の逃走劇、最後は米国に戻って復活した米兵が再度アフガニスタンに単独戻り命の恩人の通訳家族を守りに行く話。 最初の銃撃戦が1番ドキドキしたが、その後も緊張感は続く。
それにしても現地通訳の役の役者がかなり良い味出してる。助演男優賞ものだわ。
そして、他のみなさんも書かれているが、エンドタイトルで現地通訳本人とその家族も皆殺しになりまだまだ逃げ隠れしている人達が多数いることには衝撃を受けた。
現地で反タリバンで、諸々協力する人たちも多数いるが、まさに他人事なのにまさに命賭け何は毎回驚かされる。
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