バカ塗りの娘

劇場公開日:

解説

青森の伝統工芸・津軽塗を題材に、不器用な女性が津軽塗職人の父との暮らしの中で自身の進む道を見いだしていく姿を、堀田真由主演で描いた人間ドラマ。

青森県弘前市。青木美也子は高校卒業後もやりたいことが見つからず、家計を助けるためスーパーで働いている。何をやってもうまくいかず自分に自信を持てない彼女だったが、津軽塗職人である父の手伝いだけは夢中になれた。しかし父は業界の斜陽とともに気力を失い、いつしか家族もバラバラになっていた。貧しい暮らしと父の身勝手さに愛想を尽かして出ていった母と、家を継がず美容師になった兄。そんな家族の中で、津軽塗の道に進みたいと言い出せない美也子だったが……。

堀田が主人公の美也子役を務め、小林薫が寡黙な父を演じる。高森美由紀の小説「ジャパン・ディグニティ」を原作に、「まく子」の鶴岡慧子が監督を務めた。タイトルの「バカ塗り」とは、「バカに塗って、バカに手間暇かけて、バカに丈夫」と言われるほど塗っては研ぐ工程を繰り返す津軽塗を指す言葉。

2023年製作/118分/G/日本
配給:ハピネットファントム・スタジオ
劇場公開日:2023年9月1日

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(C)2023「バカ塗りの娘」製作委員会

映画レビュー

3.0津軽塗りを買いたくなる映画。

2024年8月17日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

単純

津軽塗職人の親子の、春に始まる1年間を描く作品。台詞が少なく、黙々と漆を塗るシーンが多いが、津軽塗の製作プロセスを理解するのに良い構成だと思う。主人公(堀田真由)の兄のパートナー以外はサプライズはなく、ハッピーエンドで良かった。津軽弁が上手く話せているのかは分からないが、堀田真由と小林薫のキャスティングは良かったと思う。堀田真由の祖父役(坂本長利)の演技は鬼気迫るものがあったが公開の翌年亡くなったそうだ。今度青森に行ったら津軽塗のお椀を買ってみようと思う。

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Yohi

3.0伝統の継承と新しい考え

2024年7月27日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
ネタバレ! クリックして本文を読む
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りか

4.0地味な映画だけど面白かった

2024年7月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

幸せ

寝られる

テレビ朝日2時間ドラマっぽいが面白かった。漆塗りを通した家族ドラマ。なんか暖かさと懐かしさがあった。

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ノブ様

3.5「いがったいがった」

2024年6月20日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

楽しい

 さとちょうでレジ打ちのパートをしている青木美也子は、津軽塗職人の父清史郎と二人暮らし。母は父と離婚し、兄は美容師をしていた。美也子は、花屋の男性にほのかな思いを抱き、家業を手伝う日々を過ごし。
 塗っては研ぎを何度も繰り返す、ばか丁寧からばか塗りとのこと。あの独特の模様は菜種を使うと初めて知りました。銘品津軽塗も後継者不足であることも知り、そういった伝統工芸に若い感性が作用していけばいいなと思いました。兄の結婚の話が唐突で驚く。
 青森県出身俳優が何人も出演しますが、鈴木正幸の津軽弁が一番良かった。

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sironabe