「とてもいい映画ではあったけれど、1番のテーマとは、?」映画 窓ぎわのトットちゃん りーさんの映画レビュー(感想・評価)
とてもいい映画ではあったけれど、1番のテーマとは、?
原作の小説を何年か前に1度読了済みで、今回実写版がやるとのことで鑑賞。
簡潔に言えばとても綺麗でいい映画だったと思う。
トモエ学園に転入したことで出会った校長先生、泰明ちゃんを初めとした同級生たち、トットちゃんを陰ながら支える両親のお陰で自分らしさを全面にさらけだしていき、素敵な女の子へと成長していく姿はとてもたくましく、同性としてすごく尊敬する気持ちが芽生えた。
アニメーション自体も可愛らしく描かれており、年齢層的には子供向けのような気がするが全然大人でも楽しめる映画であると思う。
ここからは評価を満点にしなかった理由を、、、。
まず1つは、タイトルにもあるようにこの映画のテーマとは?と感じてしまった。
泰明ちゃんとの友情物語や、家族との愛情物語、校長先生との絆、色んなところに焦点をもっていった結果、2時間という限られた時間の中でどのテーマに対しても浅はかな状態で終わっていたので少しすっきりしない感じが残ってしまった。
あと1つ、ラストの終わり方もそこで終わるのか、と思うようなところで終わっていたので果たしてこれは続編があるのか、ここで終わりなのかという疑問が浮かんだ。
とてもいい映画だったが、起承転結がいまいちよく分からなかったかもしれない、、。
コメントする