「教え」映画 窓ぎわのトットちゃん たけ(c)さんの映画レビュー(感想・評価)
教え
原作が素晴らしいのは知ってたけどアニメ映画優秀!
作画がー! とか安いアニヲタみたいなことは言わないぞ。
トットちゃんが見るイメージの世界アニメーション表現に、脳トロトロ感乗せながらトットちゃんどんな娘なのかを伝える、トットちゃんの家庭へも朝食のテーブルに、台所のコンロへ、風呂場の蛇口にまで幸せと豊かさと愛と正しさを乗せる作画演出。
小物の一点一点にまで心情と意味を忍ばせる。
これと対比するかに後半、忍び寄る戦争の影を街の風景に、学校の胸像に。この世界は正常なのだろうかと?
ドイツと組んで安泰!みたいなシーン有るけど、あん時のドイツTOPヒトラーだからな、オーケストラの先生国捨てたんそう言う事だからな、そこに日本喜んでたからな。
宮崎監督嫉妬するんじゃ無い?監督としてじゃ無く高畑勲演出のような静かな巧みさに。
凄い映画だよ、マイゴジに足らなかった戦争が何故良く無いかが描かれてた。
そうだよ、核落とされるからじゃ無く、特攻させられるからじゃ無く、人死んじゃうからじゃ無く、そこも有るけど本当に怖いのは正しさが曲げらるんだよ世界そのものに。
戦争が良い事で正しい事だと皆んな錯覚しちゃう盲目的世界に支配されんだよ戦争って。
バカだった日本2次大戦で大負けするまでノリノリで戦争やってたんだよな、
はみ出しても、ルール解んなくても、ウンコ塗れでもトモエ学園の教えのが正しいんだよ、歌いたい歌も禁止された世界でヤスアキちゃんと雨に奏たリトミックの美しさと人間の素晴らしさよ。
あそこで学んだトットちゃんが芸能界イチ、自分の部屋に芸能人連れ込む人になるとは・・
え?徹子の部屋って言ってるじゃん!
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