はたらく細胞のレビュー・感想・評価
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映画館か配信か
おなじ映画でも、自分の身銭を切って映画館で観た作品は期待する分だけ評価が厳しくなったり、逆に配信で無料で観た作品ではあまり事前に期待していない分、評価が甘くなってしまうことがある。まあ、そんな評価のブレは映画に限らずあまり良いことではなく、評価にはそのようなバイアスやノイズがないことが極力望ましい。人生の選択は、進路やら就職先選びから伴侶選びなどなど評価が付きものだから
その他のバイアスやノイズとして、映画の原作を事前に読んでいたら思い入れが強くなって評価が厳しくなる、なんてこともある
さて、このはたらく細胞は配信で観た。あと原作マンガも読んでいない。その上で、自分が身銭を切って映画館に観に行ったものとしてあくまで作品を評価してみた
阿倍サダヲと芦田愛菜の親娘と、その体内の擬人化された細胞のお話で、コメディータッチでカラダの仕組みのお勉強、軽いアクションバトルとちょっとしんみりとする親娘の情愛を描いた映画で、満遍なく行き届いた映画である。もっとアクションに工夫が欲しかったり、コメディーももう少し強め、たとえば憧れの先輩と話す時にアドレナリンその他のホルモン全開だったけど、そうでないイケテナイ男の子から話しかけられた時は真逆の体内状態だったりとか、もう一捻りか二捻りして欲しかったかな
カラダの状態も、すり傷やインフル、スギ花粉症やサダヲさんの便意の我慢や酒タバコで荒れた体内とか出たけど、もう少しレパートリーもあったら良かったかな
まあ、この映画も続編とかあるならまた異なるレパートリーも出てくるだろうし、星3は僕にはとても楽しめたというポジティブな評価になるのですが
笑って泣いてほっこりして、三拍子そろった秀作
テーマ的には子供向けかなと思っていたが思いの外話題に上がっており、劇場では観逃してしまったが、無料配信早々に鑑賞。
笑って泣いてほっこりして、これは評判通りの秀作。小気味好いテンポでどんどんストーリーが展開していき、アッという間のエンディング。
主演の永野芽郁ちゃんや芦田愛菜ちゃんの演技力の高さは言わずもがなだが、個人的には初めて観る松本若菜さんの強弱の効いた切れのある演技に心底シビれたし、加藤諒さんの妖しくもコミカルな雰囲気に腹を抱えた。
ストーリー的にも親子恋人友達師弟等々、この世の愛が全て詰まっていて心が洗われる。特に「サンバ・デ・ジャネイロ」の軽快なリズムに乗った若人の爽やかで甘酸っぱい恋の始まりにはウキウキが止まらない。
充実した気持ちで観終えて一番想うこと、永野芽郁ちゃんの復活を心より望む。
もう少し教育的な見せ方をするんだと思ってたけど、良い意味で裏切られたのかな?
体内の細胞を擬人化したお話だが、現在地が全身のどこに位置するどの部分とかイメージができないし教材としては難しいかな、なんて教育的な映画だと思ってた自分の勝手な感想。
そして最近の特撮ヒーローものと同じようにCGで触手を使う敵とのバトルシーンは誰に向けてのものだろうか、なんてw。(佐藤健ファンは喜びそうだけど)
巷を賑わしている主演の女優さんはいつもと同じく純粋で少し鈍臭い役だが、素直にそのままとして観るにはまだちょっと早かったかも。
白血球役のイケメン俳優もほぼ「るろうに剣心」なので面白みや驚きは一切ない。
身体の主である阿倍サダヲと芦田愛菜ちゃん親子の父子家庭物語は人の親であれば尚更感動を誘うのだろう。
酒、タバコ、暴飲暴食常習犯のトラック運転手の父親の健康を気遣う娘と、実は子供の夢を叶えるために無理して働いている父親。
ドラマでよく見る設定ではあるが、娘に病魔が襲いかかった事で体内の組織と外敵が激しいバトルを繰り広げテンヤワンヤ。
娘の彼氏役の子ども店長との3人の演技派の共演はなかなか面白くそして感動的。
子供が小さかったら見せてたかも、と言う程度。
身体の細胞達は素晴らしいんです
人の体の中の細胞たちを擬人化して、人が病気になったり、怪我をしたりすると、身体の中ではどうなってるのか?という事を、楽しくわかりやすく描いていきます。
アニメは観てました。
好中球や、マクロファージなどの白血球軍団の描き方がとても面白かったので、実写映画も気にはなってたんですが、Netflixでやっと観ました。
現実社会の漫画以外は、実写化は反対なのだけど、思ったよりもよく出来てたように思います。
けれどアニメの方がもっと面白いかなーと😊
どの病気をピックアップするのかと思ったけど、未熟な役に立たない白血球と聞いた瞬間に、え?まさかの「白血病」とびっくりでした。
白血病での身体の中に起こる現象を、とてもわかりやすく描いていたのは感心してしまいました。
好中球、NK細胞や、キラーT細胞、ヘルパーT細胞、マクロファージ、白血球軍団の戦い方もちゃんと表現できてたし、良かったです😊
ただNK細胞やマクロファージは1人しか出てなかったけど、もっとたくさん仲間はいます(笑)
ただのコメディにならずに、ちゃんとしたストーリーで、ラストは涙の素敵な映画でした。
これを見ると、風邪引いたり、指切ったり、湿疹で炎症が起こったりすると、今頃身体の中はテンヤワンヤになってるやろなーって思って、「頑張れ!」って思ってしまいます。
好きな俳優が沢山出演している
原作に負けない実写化成功したね!
恥ずかしい
まず評価できる所から。
佐藤健を始めとした役者さん達のアクションシーンはるろ剣を思い出せるような素晴らしいものだった。
が、尺の為とはいえ映画オリジナルの設定を全開でぶっ込んでくるのはやめて欲しかった。
マルモのおきて以来の阿部サダヲ,芦田愛菜の共演は私自身世代なので嬉しかったが、その記憶を汚された様に感じた。
半端な教育.コメディ.ヒューマン映画。3種全て20〜30点が良い所だろう。
せめて教育の点に振り切れば子供も大人も知識を得る新たな映画として良い映画として評価できた気もするのに...
終始何がしたいのか意味不明で、こちらもどの様な気持ちで見れば良いか分からず恥ずかしい映画でした。
本当は☆0にしたいけれどアクションの技術だけは高く評価しているので☆1です。
永野芽郁を映画界から失わせてはいけない
公開当時は子ども向けのコメディ映画と思ってたが意外にも評判は上々だった。配信になったので観ることができた。人間の体内にいる37兆億の細胞を擬人化した画期的な物語に引き込まれ一気に鑑賞。子ども向けにはちょっと怖いかもしれないが、体の仕組みを知るにはめちゃくちゃ勉強になる。いつも人間ドックや血液検査で白血球、赤血球とかの項目を数字でみてるが改めてその機能を知るきっかけになるし、病気になるメカニズムも考えさせらた(かと言ってお酒、タバコは辞められそうもないが、。)。
映画は阿部サダヲと芦田愛菜の共演が安定のいい感じの親子で、白血球の佐藤健やキラーT細胞の山本耕史、NK細胞の仲里依紗、マクロファージの松本若菜の活躍がなんかとてもカッコいい。白血病の原因となった細胞は途中でFukaseだと気付いたがなかなかの演技。「キャラクター」以来の出演と思うが、もっと映画に出て欲しい。そして、何より、酸素を必死になって届ける赤血球の主演永野芽郁がとっても素敵だ!「かくかくしかじか」も只今大ヒット中だし、この女優を映画界から失わせてはいけない。と改めて思った。
抗がん剤や放射線治療では良い細胞も死滅するが骨髄移植で蘇るので細胞キャラクターも復活した。是非、シリーズ化してもらいたいなぁ、。
むしろたたかう細胞
原作(漫画)はよんでません。
細胞が擬人化されている時点ですでに恥ずかしいが日胡(芦田愛菜)が白血病になってしまうと情陸風の感涙演出をぶっこんでくるので見始めていたときから浮いていた鳥肌がピンコ立ちしてきた。観衆が恥ずかしくなってしまう映画コンペティションで入賞まちがいなしの共感性羞恥心映画。
ストーリーからみて細胞をキャラ化しつつも身体について理解をふかめ不摂生をやめて大切に生きようというメッセージがあるのはよくわかる。エンタメと健康意識の啓発を両立させた原作であることに違いないと思う。ただ漫画では暴れなくても、映画は諷喩をひっぱられると、どんな顔して見てりゃいいのという話になってくる。例えば突然お腹がごろごろして出そうになるエピソードは一瞬で全容がわかるネタだし一瞬なら面白いネタだが10分くらいひっぱるし、そのウンピネタを乗り越えたら今度は全細胞で泣かそうとしてきて、特に人間サイドの俳優は阿部サダヲと芦田愛菜なので、かなりグッとくる演技をかましてくる。結果「なんでこんな細胞擬人化のエクスキューズに泣かされなきゃならないのか」という気分になってくる。しかも三木聡の映画とちがってみんな目がぜんぜん笑っていない。エンタメには違いないにしても白血病からの生還を大真面目に語っているので鳥肌を立てたままどんな顔して見たらいいのかが解らない。
YouTubeの名作短編アニメに『糖尿病になる仕組み』とか『うんこが漏れる仕組み』というのがあるじゃないですか。あれをがっつり擬人化して2時間の映画にしてキングダム風の激アツ演出されてたらどう感じますか。悲愴音楽を流しながらのNK細胞役の仲里依紗や白血球役の佐藤健の殉職シーンがもろキングダムでいちばんキツかった。なにを見せられてんだろうなこれ。
骨髄移植の「すべての細胞を破壊する」というプロセスに着目し感動ドラマ化させたアイデアは素晴らしい。が、映画にするとやっぱり日本映画になるんだな。と思った。
ところが永野芽郁が映画に新しい意味と住処をもたらした。CMと芸能活動が全滅した彼女にNetFlixから出演の打診があったという報道があった折も折、はたらく細胞がNetflix放映され「男食ったくらいで大騒ぎしやがって、あたしゃネットフリックスで生きてやるわよ」というセリフは無かったにもかかわらず、まるでそんなセリフがあったかのようにランキング一位へ躍り出た結果、この映画への共感性羞恥心が嘘のように消えてしまった。のだった。
アニメから
楽しくお勉強
完全にダークホースだった映画。
その大ヒットも頷けるほど、めちゃくちゃ面白かった。完全にナメてた枠。
しかもベタといえばベタなのだが、信じられないほど泣けた。
あー、こういう整理現象の時は、体内でこういう活動が起こっていたのねと言うプロセスを、ひっじょーにコミカルに描いているのが楽しい。
親子連れの観客が多かったらしいがそれも頷ける。
排便のシーンはさぞ盛り上がったことだろう(笑)
てっきり、単に観ていて勉強になるような、NHK教育で流れていそうなサイエンス教材かと思いきや、これが見事なエンタメ大作となっていたのには驚いた。
配信で見てしまったが、もし昨年のうちに観ていたら確実に年間トップ5には入ったと思う。
人によっては、生涯ベスト級になったと言う人もいるのではないでしょうか。
原作も知らないし、ぶっちゃけ一生観なくてもいいかなくらいに思っていたのだが、
あぶないあぶない、とんでもない傑作を見逃すところだった。
75点
映画評価:75点
想像していたより、
かなり良かったです!
細胞の知識も増えるし、細胞に感謝したくもなる。
身体を大切にしようとも思える。
何より面白い。
赤血球がいるから他の細胞が生きれる。
白血球がいるから治安が守られる。
どこかで臓器より過小評価していた細胞たちを
改めて評価するのに良い教材でした。
色んなシチュエーションも用意してくれているので、飽きないですし、自分に重ねる事も出来ます。
私はコレステロール過多なので、細胞の通り道にゴミ袋を撒いてると思うとハッとします(苦笑)
誰にでもオススメできるので、
時間があったら是非見てみて下さいね。
【2025.6.16観賞】
『はたらく…』ってこと
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