「まとまりが良く、学べてほっこり(※レビュー前半ネタバレなし)」はたらく細胞 Annieさんの映画レビュー(感想・評価)
まとまりが良く、学べてほっこり(※レビュー前半ネタバレなし)
※レビュー前半部分はネタバレなしです!
アニメ1-2期とBLACK途中まで視聴してから観ました。
⬛︎良かったところ
・演出やシナリオが工夫されていて、身体の動きをストーリーとして理解出来る
アニメも分かりやすく楽しいのですが、症状が起きてからの体での変化や細胞同士の連携が流れとしたイメージしづらいところもありました。
一方で、この映画では様々なお話の要素を上手く組み合わせ、ストーリーとして理解しやすかったです。
・体内の世界観
「翔んで埼玉」の劇中の学園を思わせるような華やかな噴水付き庭園をはじめとする個性的な様々な器官があり、まさに大きな街のよう。自分が細胞だったらあちこち散策してみたくなるような風景でした。
⬛︎気になったところ
・後半のクライマックスが少し冗長
後半クライマックスであまり変化がなく同じような状態が続いて冗長と感じました。
もし続編があるなら、今回は登場しなかった細胞達にも活躍してもらいたいです!
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⬇ここから少しネタバレ、アニメ視聴者向け
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⬛︎良かったところ
・赤血球(AE3803)&白血球(U-1146)の出会い
これを最初に持って来たことで赤血球の行動原理が分かりやすくなって良かったです。
それと、赤血球を守ろうとする好中球がアニメ以上に勇敢に闘っていて、キュンキュンしました。
・がん細胞により感情移入できた
アニメよりもバックグラウンドが深く描かれていたことから、彼や他の細胞達の強い葛藤が伝わってきました。戦闘シーンでは、緊張感と悲しみが満ちていました。
⬛︎気になったところ
・身体の異変からの回復期間
他の方のレビューにもありましたが、人間サイドを見ていて回復までの期間が短すぎるように感じる所もありました。
・お祭り騒ぎのノリ
お祭り騒ぎになるシーンが何回があり、私は楽しかったのですが、連れはちょっとついていけなかったとのこと…好みが分かれるようです。
・登場して欲しかった細胞さん達
樹状細胞さん&ナイーブT細胞くん:この2人のアニメでのお話が大好きです。終盤で是非活躍してもらいたかったです。
B細胞くん&マスト細胞さん:ウイルスやアレルギー物質に奮闘する2人を見てみたかったです。