「最高のエンターテイメント+”はたらく”意味の学びたっぷりな、家族や仲間と見たくなる映画でした」はたらく細胞 飯田亜美さんの映画レビュー(感想・評価)
最高のエンターテイメント+”はたらく”意味の学びたっぷりな、家族や仲間と見たくなる映画でした
今年初めて見た映画で、とても良かったです。
上映開始前から話題でずっと気になっていました。
原作自体は、アニメ放映が始まって流行り始めた頃に、漫画1巻とアニメ第1話(肺炎球菌)だけ見ていて、少し知っている程度でした。
しかし、予告を見て、『佐藤健の白血球はアクション含めて絶対にカッコいいのは明らかだし、永野芽衣の赤血球もとっても可愛い!』と感じて、この映画を観ることにしました。
また、なんとなく“はたらく”意味について考え直すきっかけにもなればいいな、と期待もしていました。
結果として、エンタメ成分もたっぷりで、はたらく意味を考えるきっかけにもなり、とても面白かったです!
以下、少しネタバレ要素を含みます。
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この映画で特に印象に残っているシーンは2つありました。
1つ目は赤血球が、目立つ仕事をしている白血球やNK細胞などと自分を比較して、落ち込んだシーンです。そこで白血球が「お前の仕事のお陰で俺たちみんなが働けるんだ。」と励ましていたのが印象的でした。
赤血球のように目立たない仕事をしていると、ふと負い目を感じることもあります。
ですが、赤血球は毎日欠かさず身体のすみずみまで酸素を運ぶことで、全体を支えているとても大事な役割です。それなしでは、生命維持が難しい、欠かせない役割です。
”はたらく”上で、目立つ目立たないは関係なく、必要な仕事を着実にこなしていくことが素晴らしいのだと思いました。
2つ目は、映画の後半で、一匹狼的にはたらくNK細胞と、チームプレーではたらくキラーT細胞が、一緒に敵へ立ち向かうシーンです。そこでNK細胞が「チームで働くのも楽しいな」とつぶやいたのが印象的でした。
役割が異なる細胞同士が協力して、強い敵に立ち向かっていく中で、お互いの本音が出たシーンのように感じました。(本来の人体の免疫機能がどうであるかは一旦置いといて)
身体の中も、私たちの社会でも、得意不得意が異なるモノ同士が一緒に働くからこそ、お互いの良い部分がより見えるようになり、仕事も円滑にスピーディーに進んで楽しくなっているなと、すごく共感できる部分でした。
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全体的な感想ですが、やっぱり、佐藤健はカッコよかったです!!
白塗りなのにあんなにカッコよくて、佐藤健はやっぱりすごいなと思いました!!
私の血管の中にも佐藤健や永野芽衣がいて、毎日はたらいてくれて、私の身体を守ってくれているのだと想像してみたら、私の身体もまだまだ捨てたもんじゃないな、もっとちゃんと労わってあげようと思いました(笑)