「コメディタッチの啓発系ヒューマンドラマ」はたらく細胞 saiko *さんの映画レビュー(感想・評価)
コメディタッチの啓発系ヒューマンドラマ
作品全体から受ける明るい印象は、まさにこの映画の魅力ですね。単純に「面白い!」と感じさせられるのはもちろん、観ているうちに心が癒されていくような感覚は、きっと細胞たちにも良い影響を与えているに違いありません。
この作品の面白さの核には、一流の俳優陣が真剣に細胞を演じている点が挙げられます。原作が漫画と聞き、体内の免疫システムを擬人化するという斬新な発想には本当に感服します。
永野芽郁さんの「白血球さん!」「マクロファージさん!」と呼びかける可愛らしさ、そしてそのままの細胞名を使っているネーミングセンスも、またツボですね。
佐藤健さんのイケメンヒーロー的な白血球、阿部サダヲさんの憎めないちょいダメ親父のようなキャラも魅力的で、さすがの実力派俳優でした。
自分の体を大事にしようと啓発にもなりました。
映画を視た日の夜に、高齢の親族が亡くなったのですが、ナチュラルキラー細胞もキラーT細胞も白血球さんと共に闘い、赤血球さんが最後まで頑張って酸素を運んでくれたのだろうな…」と、映画の世界と現実を重ね合わせて故人を見送りました。
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