コカイン・ベアのレビュー・感想・評価
全137件中、61~80件目を表示
ある日、森の中~クマさんが~コカインに~ハマった~♪
タイトルからしてB級感漂う作品でB級映画マニアならとりあえず押さえるべき作品でしょう!wと言うことで鑑賞しました。
で、感想はと言うと…おもろいやんけw
そうそう。こういうので良いんですよ♪
もっとグダグダかつツッコミどころ満載で緩い感じかと思っていたけど、意外と確りしていて普通に面白い♪
上映館もTOHOシネマズ系と作品の色からするとらしくないのに、鑑賞した「TOHOシネマズ日比谷」は満員w
東京なら「池袋シネマ・ロサ」「新宿武蔵野館」「ヒューマントラスト」系でやりそうな感じなのにねぇw
実際にコカインを過剰摂取したクマが死亡した事件を元にしたとのことですが、バカバカしい感じこの上ないw
多分夜中に酒飲んでてバカ話をしているところから発想を得た感じぐらいのノリだけど、B級作品なんてそれくらいで良いんですよ♪
様々な思惑を孕んだ登場人物たちの群像劇にもなっていて意外とまとまっている。
勇んで現地に乗り込んだ者もいれば、偶然にも巻き込まれた者。様々な事情にお構い無しのクマさんが人間よりもコカイン大好き♪になってるw
ラリってるクマさんは人を襲おうと言うよりかはコカインに引き寄せられて感が激強。
なので皆が殺される訳でもないし、助かる者もちらほらいる。
その殺され方と悲惨なのもいれば、不謹慎ながらもクスッとしてしまう者まで。特にレンジャーのオバサンは不謹慎ながらも笑ってしまう。オバサン香水強いのに良い味出してるわぁ♪
ギャング一味でボスの息子のエディが死んだふりで寝そべっている上にラリったクマさんがドスンと上に覆い被さるなんて可愛らし過ぎる♪
このシーンは愛らしくも屈指の爆笑シーンかと。
CGで描かれたクマさんに違和感は無し。こう思うと一昔前の作品などで着ぐるみ感満載のクマさんがなんか懐かしい(邦画の「デンデラ」とかねw)
サリの娘のディーディーが殺されずに巣穴に連れ込まれるのは子供を殺さないお約束だけど、それが良い。
他の大人たちが悲惨な目に会う分、こういう所での帳尻合わせをするのが良いんですよw
ラストの巣穴の奥の崖と滝なんて“嘘つけ~!”と言いたくなるぐらいのギャップ差があるけど、これで良いんですよ♪
崖から落ちて途中で気を失ったクマさんがコカインを吸って正気(狂気)を取り戻してよじ登るのなんて、“ヨッ!待ってました!大統領!!”感満載で拍手喝采ものですw
一番得したのは、夢を抱いて摩天楼に想いを馳せる、あの悪ガキと言うのも良い。死にそうなヤツが死ななくて、死んだら面白そうなヤツが死ぬ、硬軟織り交ぜての緩急が素敵♪
もちろん怖いシーンもあるし、ちょいとグロいシーンもあるのでアニマルパニックアドベンチャーの要素は満たしているし、適度にコミカルで適度に緩い。
なので、面白いと言えど過度な期待は禁物で適度に“まあ、どうせB級作品だろ”と斜に構えた見方で楽しむのが正しい鑑賞方法かと。
あと、この作品を観たサメ作品製作者陣は絶対に真似すると思うので近年中には「コカイン・シャーク」なる者が発表されると予想(希望的観測)
思わぬ掘り出し物感満載なのでB級好きにはお勧めの作品ですが、空いた時間で“…とりあえずクマでも観るか~”と言うぐらいの緩さで良いかと。うんうん。それぐらいで良いんですよw
「グリズリー」×コメディ
あくまのくまさん
スリルとコミカルを程よく調和したストーリー
レイ・リオッタの頭とお腹
ワンカット、ワンカット、
説得力のあるフィクションを構築するために、
蟻一匹通さない隙間ないリアリティを検証しながら、
シナリオに関係性を埋め込み、
芝居に性格やクセを忍ばせて、
各キャラクターに嘘はないか、
乗っかれる言動か、
という風に撮影、編集、仕上げを進めていく。
ほぼ隙のない作品→A級。
所々に隙がある、
えー!何これ!
でも、
予算はかかっている→B級。
または、
予算はかけてないが、
中々隙はない→B級。
これがB級の定義だ。
出典:自分ペディアより。
本作は、
全編通して全く隙がない、
ということはA級か?
違う。
1箇所、隙がある。
企画そのものに隙がある。
熊にコカイン!
そのあり得ない隙に観客をうまく誘導して喜ばせる。
白い粉を観客に使用させない、
しかし、
依存性の高い、
危険な素晴らしいS級の作品だった。
評価が難しいw
いやー、正直もっとぶっ飛んだb級よりの映画だと思ってた。
まぁ、ぶっ飛んではいるんだけど。
だってタイトルがやばいやんw
各キャラクター、死に方はぶっ飛んでた。もう見た時点で、あ、こいつ死ぬな、というの分かるしね。
メインどころ以外の小物感が凄いんだよw
ストーリーも無いようなもの。
ひたすらラリった熊に襲われる話。
残念なのは、もーっと熊は狂ってる描写があっても良かったと思う。
鑑賞動機:バカなあらすじ7割、おクスリ、カッコ悪い3割。
どっからどうみてもバカ映画なんだろうと思ったが、おおむねバカ映画。グリズリーと違ってクロクマは本来凶暴でもないのに、ということなのか。
くま熊クマ含め登場人物が多くて、群像劇要素もあり。誰と誰が遭遇して何が起こるか、ドキドキさせてくれた。広い意味で愛の物語でもある。
レイ・リオッタはこれが遺作になるのだろうか。合掌。
そしてここにも犬好きが。
めちゃグロじゃねえか
熊よりもヒューマンドラマがメイン
凶暴になったクマが人間を襲うシーンはあるものの、様々な理由で森を訪れた人の会話シーンの方が圧倒的に多く、非常にテンポが悪い。
肝心のクマはコカイン(またはコカインが入った赤いバッグ)を狙うついでに人間も襲っているような感じで、特に外見は変わっていないので、キマっているのではなく元々凶暴なだけだったのでは?と思えてしまう。人の場合コカインを摂取すると幻覚や錯覚が見えたりするらしいので、熊目線のシーンとかあるとコカインの設定を活かせたと思う。
どの程度実在の事件に沿っているのかは分からないが、個人的には熊をメインにしてほしかったなぁ。
なお、熊に襲われるシーンは画面外から悲鳴だけ聞こえて数秒後に人体の一部が飛んでくるといった演出が多くスプラッタ描写が苦手な方でも大丈夫です。
アニマルパニック・スラッシャー・コメディー
おっと、タイトルだけであらすじになってるなこれ。
実話を元に脚本が書かれたらしいが実際は密輸途中のコカインを拾った熊が食べた。というところ迄でそれ以降は完全な創作。
犠牲者も出てないらしい。いや熊は犠牲者か。
そんな新聞の穴埋め位の話を映画にするのだから流石ハリウッド。
ガンギマリの熊が大暴れしたらオモロくね?くらいの発想で書かれた脚本だと思うがコレが素晴らしい出来。
下手するとアサイラム辺りが買いそうな脚本だが製作に乗り出したのはアニメ盤スパイダーマンのプロデューサー。
おそらくここで製作費は爆上がりしたと思われる。なんとその額52億!
監督で女優(!)のエリザベス・バンクスは非常に良い仕事をしたが長編3作目という事でそんなにギャラは高くないだろう。
キャストも多いがギャラが高そうなのはレイ・リオッタ氏とアイス・キューブJrのオシェア・ジャクソンJr(パパそっくり)くらいなので、残りの製作費はほぼ熊のCGに掛けられたと思う。(正しい金の使い方。)
そのCGを製作したのはなんとWETA。なのでそのクオリティは「レヴェナント」の熊と同レベルです。
この熊を恐ろしい殺人熊として演出するだけでなく愛嬌も持たせている事で自然と笑いが起きてくる。人が死ぬシーンで。
この映画はR15のスラッシャー映画でもあるので人が死ぬシーンはけっこうエゲツナイ。しかもそこをハイクオリティなCGで描いているので、同じ熊のスラッシャーである「プー あくまのくまさん」のような造り物感は無い。(比べちゃいかんな。)
このリアルな殺戮シーンで「うわっ」となりながらも「ぷぷっ」っとなってしまうのは、やはり演出が上手いんだなぁ。
この監督の次の作品も是非観たいと思う。
人が大勢死ぬのに笑える不謹慎な映画だが、笑ってもらう様に演出されてるのだから遠慮なく笑えばいい。
不謹慎な笑いに飢えてるって人に、
オススメ。
追記
レイ・リオッタ氏は本作が遺作になってしまったようだが、なんだかとてもレイさんらしい気がする。
最期まで楽しませてくれてありがとう。
ごちゃ混ぜの魅力
キメ熊
間違いなくB級。されど
少なくとも、人間を見ると間違いなく「B級バカ映画」なのかも。
主人公的なあの母親でさえ、我が子を探すために、ヨソの子をイカれ熊の恐ろしさを知りながら散々連れ回すとか。
ただ、熊を見る立場においては、こちらに気付いてグッと視点が定まるシーンや、クライマックスで登場する「ジュラシックワールド」レベルのドヤシーンなど、『決め』がしっかりできている。
そう、愚かなのは動物に対する立場(そんなものは人間の都合でしかない)に関わらず終始「人間」なのだ。
熊演出はかなりお金もかかっている様で、リアリティも凄みもあった。
いやもう、一言でいうなら「B級バカ映画」であることは間違いないけど、そんな単純に切り分けられるところにはいない、ちゃんとした「B級バカ映画」。
全137件中、61~80件目を表示