おまえの罪を自白しろのレビュー・感想・評価
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幹事長との対峙シーンは鳥肌もの!
錚々たる重鎮の脇役をはじめ、キャストの皆さまの演技が本当に素晴らしかった。
堤さんが感情を露わに流す涙のシーンには驚かされた。
池田エライザさんの母親役も素晴らしい。正直、ここまで演技力があるとは知らなかった。
中島健人さん演じる晄司の真実を見抜く眼力と行動力、鬱屈した気持ちと正義感が爆発してからの大胆かつ強かさ、そして幹事長と対峙する場面は何度見ても鳥肌が止まらない!
それぞれの心情を考えながら隅々まで見たい、観終わってもすぐ観たくなるこんな感覚初めてです。
「 ”血だらけシャツ” は、イライザのお気に入り、監督にお願いして当初設定よりも長く着てましたア」ってか? んなわけないか。いつまで着とんじゃあ。早よ着替えぇ。
クソぉ、映画の中の話とはいえ、えらいざ様にケガさせたヤツは許せん。てな話は置いといて、思ったより早く罪の自白になった。どうなるかと思ってたら、えっそっち?そっちかぁ~。
僕は、後半も政治家の利権がらみのスキャンダル暴露ばなしになって、幹事長(角野卓造さん)がギャフ~ン(死語?)てことになるのかと思ったら違った。なんかTVの2時間サスペンスドラマみたいだなと思った。
現実ではないけど大臣が真実を自白するなんてスカッとする。
現実も「私が総理の指示で忖度しました、申し訳ありません」なんて大臣や役人が暴露する展開になればなあとは思う。
入場者特典の宇田晄司の名刺は、もらったときオヤッと思った。いいアイデアだと思う。
全体的にクオリティが高い
めちゃくちゃ面白かった!政治の世界だから難しいかと思ったけど超エンタメ!見応えあるのにスピード感MAXで、最後まで駆け抜ける。でもしっかりと話は練られ音楽、演出、そして役者陣の演技とどれもレベルが高い。
事前知識なく初見では、伏線や登場人物の背景は完全には理解出来ないかもしれない。もし浅いと感じた方には是非パンフレットや原作を見て再度観ることをオススメする。
中島健人演じる主人公に何故堤真一演じる父親が政治家の才を見出したのか、
最後の中島健人の表情を観てもらいたい。
すべてを語らない映画で、観る側に委ねている映画だと思う。
癖強で良き。何度も観たい。
政治モノのストーリーと聞き、原作を読んでから挑みました。
が、開始直ぐに原作と違うことに気付きました。けれどこれはこれで楽しめたので良いです!
まず全面に政治家一家という雰囲気が出ていて、興味本位からも一気に主人公の晄司に感情移入しちゃいます。だって面白いじゃん。
あと浅利さんの登場の仕方が良かった。婿!って感じがよく出てた。
ストーリーはタイムリミットがあるからドキドキハラハラするしスピード感もあるしで、宣伝文句の通り疾走感溢れてます。
主人公の晄司が品はあるけど俗っぽい感じもして、感情移入しやすかった。
晄司、頑張れ!晄司、どんまい!そんな感じでずっと親近感の湧く役でした。
事件解決するにはちょっと頼りなかったのが、序盤の父が窮地に立たされる頃から急に頭のキレる頼れる息子になっていきました。
ここまで来れば、晄司、私は君に着いていくよ!的な感情に変わります。
けれど後半のクライマックスとも言える裏切り者への壁ドーーンや、ラスボスみたいな幹事長との初対面のシーンでは、嘘やろ??てぐらいにあの晄司くんがLvアップしちゃいます。
皆さん!ここ、見所ですよ!!
ここからコナンばりに一気に事件解決へと進んじゃう晄司くん、ステキ!惚れちゃう!
ただ、今まで優しくて頼りになる宇田家の長男が、弟にその座を譲る形になってしまったのは寂しいよね。そこは同情しちゃった。みんなもそうでは?
けれど、犯人の姉弟達は違う。
どんだけ過去の仲良し映像を見せられても、あのお父さんのシーンを見てしまったら同情の余地も無いよ。私は。
原因は政治家の私欲のためだとしても、やっぱりそこは線引きしちゃう。
犯罪、ダメ、絶対。
だから私、あのトンボのシーンが嫌いなのかも。ごめんなさい。
その代わり堤真一さんをはじめ、おじ様キャストが最高だった!角野卓造さん、好きだわぁ!
これは見る角度によって違うものが引き出されそうで面白いですね。
複数回観た方がいいと思います。
きっと細かい箇所で落とし所が違いますよ、きっと。
何はともあれ、ファンの贔屓目を差し引いても中島健人さんの宇田晄司がとても素晴らしかった!!
シャツ1枚で河川敷一帯を眺めている姿や、スーツ姿で国会議事堂を見詰める表情など、とても素晴らしかった!
もっと色んな役者の幅を広げて欲しいなと思いました。
期待してます!!
狡猾な大人たちの騙し合い
国会議員の孫娘の誘拐が物語のスタートですが、政治の思惑が入り乱れ、それぞれの立場から動く様子は面白かった(誘拐の裏に政治的な決定のあれこれが絡みます)
孫娘の親の池田エライザさん、祖父で国会議員の堤真一さん、同じく国会議員の角野卓造さんの演技が見事。他にもキラリと光る脇の名役者達。主演中島健人さんもシリアスな演技経験は名優達に比べて少ないですが、好演してるかと。
中島健人さん演じる人物がどう変わっていくかが見所。
誘拐に関する真犯人が最後に明かされますが、犯行に至る経緯、心情には全く共感できず。共感を得るには描き方がやや不足かと。
とはいえスピーディーに展開が変わるので楽しめます。
原作既読済み
重厚感ある雰囲気のなかの疾走感が爽快です。
重鎮と若手の俳優陣がそれぞれ魅せてくれました。
ただテンポが良すぎてもう少し踏み込んだ心理描写や説明がほしい。
晄司の会社が倒産してどん底から議員秘書になると決めた心理描写があれば中盤の晄司の表情や動きがわかりやすかった気がします。中島健人の演技の魅せ方が上手かっただけに勿体無い。
社会派エンターテイメントらしい好きなジャンルの映画でした。
俳優陣が素晴らしかった
政治家を追い詰めるだけが目的ではなかった
予想外の展開が面白かったです。
テンポよく楽しめました。
個性的な俳優さん達の演技は流石でした。
特に角野卓造さんの表情の演技は圧巻!
ベテランの実力者俳優陣が集まる中、誘拐される
女の子のママ役だった池田エライザさん、
父である政治家の秘書を務める役の中島健人さんの
演技に圧倒されました。
池田エライザさん、中島健人さんがともに普段の
イメージとは違って新鮮でした。役者さんってすごいですね。俳優としてのこれからが楽しみです。
正義とは
真っ白な青年が少しずつ黒くなっていく描写が丁寧に描かれています。
とても疾走感があり中弛みせず一気に観賞いた
しました。
キャスト陣がとても重厚な中、中島さんは体当たりで演じていらして今後がとても楽しみな俳優でした。
面白い
政治関連の映画は難しいのかと思ったけどタイムリミットサスペンスだけあって展開が早く中だるみもせずずっとハラハラドキドキした前半と後半は家族愛や伏線回収があって面白かった。
主人公がただの正義感溢れる男ではなく狡賢い部分が流石親子ですね。重鎮だらけのキャストに引けを取らない演技力に安心して観れたのもいい。今後成り上がっていくだろう晄司のその後が気になります。
犯人に同情はするけど
誰が悪かったんですか?
って犯人が聞くのに対して正直な感想としては、金に目が眩んだお父さんじゃ無いかと。
その口車に乗って家を売ったのは自分の責任だし
埋めないで事故として警察に素直に自首していれば、ここまで大事にはならなかったと思う。
しかも自転車に乗っている人間を倒して気絶しているの放置したり、娘の命が危なかったのを考えると、この犯人は下手したら三人の命を奪う事になって、複数人の殺人は死刑判決が出やすいのを考えると、これ以上家族を失いたく無かったって言う台詞は上滑りな気がする。
確かに宇田清治郎が橋の建設現場を変更させなければ、こんな悲劇は起きなかったかも知れないけど、今度は別の何かで崩壊してそうな気がする。
映画自体はハラハラドキドキして楽しいし、色々な駆け引きがあって再度見て色々と確認がしたい。
最後の木美塚総理と晄司のやりとりは政界の闇って感じで思わずこちらも悪い笑みを浮かべたくなる。晄司がこれから政界でどうやって伸し上がっていくのか是非観てみたい。
ラストシーンの表情が印象的
最初から最後まで中弛みのない疾走感のある作品でした。
主演の中島健人さんの元々のイメージを覆す演技だなと感心しました。
堤真一さんの政治家の時と普通のおじさんになっている時の演技の差が凄すぎました。
誘拐と政治と家族の物語全てが詰まっていて見応えのある作品です。
ラストまで一気に駆け抜ける
原作は未読で鑑賞。
どんどん場面が展開していき、ラストまで一気に駆け抜けるので中弛みがなくストレスがない。
しかし主役から脇役まで目線や動作で言外のいろいろなメッセージを伝えられる方ばかりなので、そのスピードでも消化不良や物足りなさは感じない。
B'zの主題歌もハマっている。清濁併せ呑む感。
スッキリとした勧善懲悪モノではないが、それでも生きていく強さをもらう作品。
あっという間の101分!
スピード感が凄く、全く飽きる事なく『え?もう終わり?』という感じで楽しめました。堤真一さんは政治家、父親、祖父としての色々な顔を見事に演じられていて流石としか言いようがありません。主演の中島健人さんも最初の正義感の塊から少しずつ変化していく様を見事に演じられていて、特に最後のシーンの表情が素晴らしく魅了されました。B'zの主題歌も見事に映画の世界観にハマりエンドロール最後まで浸ることができました。
役者がとてもよかった
原作は未読
最後まで政治がらみで終わるのかと思っていたがそうではなかった
一番心に残ったのは晄司と木美塚幹事長との対決シーン。晄司の表情の変化、語らずとも覚悟を表現していてめちゃくちゃよかった。
次見たらまた違う発見もあるそうで楽しみ
その場所売らなかったんですね
衆議院議員で内閣府副大臣の孫娘が誘拐されて、翌日の午後5時までに記者会見を開き、政治家として犯してきた全ての罪を告白しろと脅迫される話。
橋梁建設や水池の建設等に関わる様々な疑惑が取り沙汰される父親に、県議会議員の長男と父親の秘書の次男、そして長女の婿は市議会議員という設定の中、長女が襲われ娘を誘拐されて巻き起こっていくストーリー。
邦画ではお約束な舞台劇の様な力み過ぎ演技だか演出だかが結構あるし、話しの転機の車の出どころは何でそこから盗むのよ?過去の自白も何でそれで喋るのよ?と無理やり過ぎ。
アツ〜い次男の手のひら返しもびっくりだし、犯人だってそこでわざわざ出てきます?
エピローグも長々とみせて何言ってんだ?ないちゃもんですか…。
意外性という意味では、そこくる?という面もあったけれど、ドラマが塩っぱくて残念だった。
おまえの罪を自白しろ
今回原作には全く手を出さずに番宣やcmの情報のみで観にいきました。
主要メンバー以外の議員やそれを囲む人間も日本の推理物、刑事ものなどでよく見かけける顔ぶれ大御所で豪華。その中から誰が犯人なのか推理しはじめるとみんな豪華でなかなか難しい!!
もともとミステリーや刑事もの、政治物が好きで重めなものが好きな方にとっては後半少し矢継ぎ早というか早く進みすぎてもっと詳しく濃く!って思われるかもしれませんが、老若男女関係なく楽しめる作品だと思います。
舞台が政治、警察とだけあって、渋くて演技派の俳優でお腹いっぱいでし...
舞台が政治、警察とだけあって、渋くて演技派の俳優でお腹いっぱいでした。
その中でも、中島健人さんと池田エライザさんは埋まることのなくすごいですね
内容としては正直可もなく不可もなくと言った感じでした。
最初の会見までの21時間はもっと細かくみたかったです。
あと犯人、インターネット強すぎませんか?特定の人のアプリに入り込んで、元すら悟らせないって相当ですよ
それほどの憎しみってことでいいのかな?
こういう作品になると、マスゴミが美化されるのは相変わらずでほっとしました。
フライヤーの方が面白い
朝一でレオさん観て、レイトショーにこれ♪
真保裕一先生の同名小説を水田伸生監督が映画化だそうです。
フライヤーには壮大なキャッチコピーが並ぶ。
「本当の敵は、誘拐犯か、この国か」
「犯人の要求は身代金ではない。
命の期限(リミット)は、明日午後5時」
「国か、家族かー緊迫の24時間」
「警察vsマスコミvs国家
巨大な闇に切り込む、タイムリミットサスペンス」
うんうん。惹かれます。
キャストはごめん。
堤さん以外あまり知らないけれど、予告も良かったし、鑑賞。
(観てみたら脇は豪華俳優さん達でした。)
身代金代わりに罪の自白を要求する犯人との戦いを描いたサスペンスだと思っていた。
疑惑を抱える内閣府副大臣の宇田清治郎(堤さん)と秘書の晄司(健人君)の関係性も興味があったし、誘拐犯との駆け引きを期待していた。
ハラハラドキドキしたかった。
むぅ〜〜〜ん。。。。
晄司の正義感や鋭い考察で、ストーリーを引っ張っていく感じは中々だったが、山場がなかった。
清治郎はそれ程ひどい議員でもなく、孫娘が見つかった時の涙は、人間味があった。
本来は人のために役立ちたという信念のもと政治家を志した人なんだろうと思えた。
しかし、それが余計に人としての振り幅が少なく見えてしまい、ギャップがなかった。
つうか、そもそも、予告を観てて、健人君とエライザちゃんが夫婦で、その娘が誘拐されたのかと思っていたから、全然違ってビックリした(°▽°)
兄妹の関係で、エライザちゃんの旦那は浅利君だった(^。^)
女性記者(美波さん)がうるさくて、まるで、最近見た会見のあの人のようだった('◉⌓◉’)
そして、あそこに尾野さんはダメでしょ。。ちょい役の筈がない。。
あと昨今の映画界ではこの様な展開で子供は殺さないので、ハラハラしなかった。バッドエンドを望んでいる訳ではないが、読めてしまう所が残念。
清治郎の側近(矢柴さんとか)や長男が裏切り者でなかったのは良かった。
(長男がんばれ♪)
個人的に水田監督の作品は好みが分かれる場合が多く、本作は少し物足りない印象でした。
予告とフライヤーの方が面白かった。
ちょっと、ぴえん( ; ; )
あ、でも、健人君って美しいお顔だなぁ〜って事は知る事が出来ました(^。^)
演技も上手でした♪
そして、健人君が堤さんの手を握って階段降りるの笑いましたw
「政治ネタ」の取り込み方は巧みだが、「推理もの」としては肩透かしを食う
政治家による利益誘導や政治家同士の足の引っ張り合い(しかも同じ政党内!)など、いかにもありそうな感じの「政治ネタ」を誘拐事件に巧みに取り込んでいる前半は、なかなか面白い。荒川とか、上尾とか、戸田とか、実際の地名が出てくるところも、やけに生々しい。
しかし、でっち上げの記者会見でおびき出された真犯人が明らかになると、それまでの話がほとんど伏線として活かされていないことに呆気にとられる。
もしかしたら、橋の建設地の変更ではなく、過去の談合事件のもみ消しの方が、誘拐犯の動機に深く関わっているのではないかと考察していたのだが、そもそも犯人を予想するような「推理もの」でなく、後出しジャンケンのような展開に肩透かしを食う。
当初、期待していたような「政治の暗部をえぐり出す」とか「巨悪を暴く」とかといったスケールの大きな話でもなく、勧善懲悪のカタルシスもない。
何よりも、最初から、(周囲のマンションから見られる可能性の低い)雨の日の夜に、河川敷に埋めた遺体を掘り起こしていれば、わざわざ誘拐事件を起こす必要もなかったのではないかと、犯人達の間抜けさが気になってしまった。
結局、ラストは、主人公が二世議員になるという、日本の政治の現状を容認しているかのような結末で、物足りなさを感じざるを得ない。
しかも、彼は、日本の政治を良くしたいという高い志を持っている訳ではなさそうだし、それどころか、辞めていく総理から新しい総理になんなく乗り換えるような、したたかな処世術の持ち主なのである。
狡猾で権謀術数に長けた彼は、父親以上に悪い政治家になるような予感しかなく、日本の未来に希望が感じられないエンディングには、どこか後味の悪さが残った。
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