おまえの罪を自白しろのレビュー・感想・評価
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骨太な役者さんが演じる大人の駆け引き
まず堤真一さんを始め、平泉成さん、角野卓造さん、尾野真千子さん等、出演者が想像以上に豪華です。政治&ミステリー&家族愛をその役者さんたちがとても丁寧に演じられていると思います。登場人物、全員に各々の思惑があり、それが複雑に絡み合って最後の結末に繋がります。ラストの堤真一さんの独白に驚きがあり、伏線も綺麗に回収されまとまっていたと思います。飽きずに最後まで見れました。
主役の中島健人さんは、ただの正義感あふれる青臭い青年かと思いきや、後半では彼にも隠し持ったしたたかさや駆け引きがあり、その二面性に驚きました。演技もとても上手かったと思います。エライザさんも母親の演技にはこちらも少しほろりとするところがありました。
後半の角野卓造さんと中島健人さんのシーンがとても良かったのでもっと見たかったですね。
面白かった
純粋に面白かった。
清濁併せ呑む世界…。
小説も読んでみようと思う。
あまり関係ない話ですが、
自分が新入社員だったとき、「会社には食わせてるやつと食わせてもらってるやつがいる。食わせるやつになれ」と言われていた。
やむを得ない理由がある人はいいが、政治に、だれかに、助けてもらうのではなく、人を助けたり役に立ったりできる力を持てるように、努力とチャレンジをし続けようと思った…。
悪意ない出来事に、人生を潰されない強さを持ちたい。
後半の展開すごい!
スピード感とテンポが良くてあっという間の101分。
だけどすんごい見応えのある内容で最後までどうなるの!?って感じ。
キャスト陣もめちゃ豪華で政界の重苦しい感じが出ていた。主役の中島健人くんも浮くことなくちゃんと議員秘書だった。だけど彼の持つ天性の華やかさ?は重苦しくて汚い政界をなんとかしてくれるんじゃないかと思わせるものがあった。
しっかり見ごたえがありつつテンボも良かった
重たくなりそうな内容なのに中だるみすることなくどんどん展開が変わっていって時間を感じなかった。自白したあとも問題解決とはならずどんな着地になるのかとハラハラした。どっしりした内容もありつつ若者でも見やすいストーリー構成だと思う。オススメ
大人のエンタメ映画 実は家族の物語
わかりやすく全てをセリフにのせず物事や感情の機微を俳優さんの表情から読み取る必要がある作品で非常に見応えがありました。
故に俳優さんたちの解釈が素晴らしく演技力が光っています。
単純明快ではないストーリーがテンポよく進む中自身の目と耳、頭をフル稼働する久しぶりの感覚にわくわくしました。
社会派サスペンスと謳っていますが事件を軸に親子の絆や複雑な関係性を感じ取れる家族の物語でもあり、上映後は今の自分の立場から登場人物に思いを馳せてしまいました。
表情を確認するためにもう一回見たいです。
家族の物語
皆さんもレビューに書かれている通り、中弛みもなく疾走感のある展開であっという間にラストまで持っていかれます。
前半とにかく威厳があって高圧的な清治郎。
それに反感と鬱屈のある次男・晄司と長女・麻由美。
宇田家の為にと動く長男・揚一郎。
政治の話ではあるけれど『宇田家』の物語として見ると家族の表情が変化していくのがよく分かる。
個人的には長男に感情移入して辛かった!
ラスト。晄司と清治郎の表情が始まりと違いすぎて凄い。堤真一さんと中島健人が圧巻かな。
テンポ良く面白い!
キャストは政治家の男性ばかりの中で母親役の池田エライザさんに共感して前半から泣きまくり…。政治家一家に生まれて来た子たちの人生いろいろと考えさせられた。
エライザさん、まだ若くて母親役には早いかと思っていたけど娘を思う母役を違和感なく演じていて胸が締め付けられた。
主演の中島健人さん、いつものアイドルオーラを消していて、すっかり敏腕議員秘書だった。彼が演じるからこその疾走感!スゴく良かった。
ラストの爽快感!この続きもまた観てみたい!!観て損は無し!!
最初から退屈しない!
特に前半のテンポがとてもよく、後半のオチの部分よりもなんなら話の前半の方がおもしろいではないかと個人的には思います。
俳優陣もみんなそれぞれ良い味を出しており、安心して観ることができます。
単純におもしろい!と観終わった後に思える作品でした。
原作未読です。
予告を見る限りサスペンス要素がもっと強いのかなと思っていましたが、テンポの良いエンタメに仕上がっていました。
欲を言えばサスペンスと謳うからにはもう少し時間長くしてでも、談合や癒着、事件の背景を詳しく描いて欲しいなと思うシーンもありましたが、テンポ感が良かったのでそっちを優先したのだと思います。それはそれで一気に引き込まれ、飽きることなく最後まで観られたので正解だったのでしょうね。
人の欲望と駆け引き、家族愛が絡んでいて、エンタメ感ありつつ考えさせられる点がたくさんあります。
あとは、元々大好きな俳優さんですが、やはり堤真一さんの演技が素晴らしかったです。主演の中島健人さんも、脇を固める俳優陣も本当に豪華で見応えがありました。
原作を読まずに行ったので、現在を読んでからまた観たいと思います。
家族それぞれの想い
政治家として成功している父もまた苦労人であり、その父が息子の為を思ってという気持ちも解るし、三兄妹それぞれの想いも解る。
堤真一の背中が大きく見えたり小さく見えたり。
豪華な俳優陣の演技が迫力もあり、緊迫感も感じられ、あっという間の100分だった。
そして最後にゾクッとさせられた。
家族、仕事、世間、優先は何か
政界のしがらみ・家族や兄弟のしがらみ、世間体、いろいろなモノに縛られながら政治家の息子、議員秘書として葛藤しながら事件解決に挑む中島健人さん、正義感のる品のある姿が役にぴったりでした。父堤真一さんの威厳のある感じもぴったり。映画のストーリーも緊迫感があり面白かったです。
面白かった!
政界を巻き込む誘拐物も聞いていたので、難しいのかと不安だったけど、そんなことはなく、スピーディーで見応えがあった!
堤真一さんの、家族を思うシーンにはほろりとしたし、中島健人さんは序盤正義感の強い父親に反発が見える青年の顔だったのが、事件や家族とのやり取りで表情がどんどん変わって、ラストの表情には痺れました!
中島健人には愛をささやくセリフよりタンカをきるセリフをしゃべらせたい
あっという間の映画で疾走感あり、エンドロールで流れるBzの曲がさらに晄司はどんな政治家になるのか続編を期待したい気持ちになる。
エライザさん、母親役をうまくこなしてた。経験なくても娘が誘拐されたらどういう風に思うのだろうの想像する力を、彼女は持っていて、体現してたと思う。
麻由美を妹にして母親は亡くなった設定にしたのはよかった。彼女がいかに一生懸命夫と父そして家を守っているのかが、仏壇に供えたご飯や父の朝の支度を手伝ったりの描写でよくわかった。
政治家の妻は華美厳禁、有権者から後ろ指さされるようでは務まらない。衣裳からして地味で値段も張らない物を選ぶ。こういう所も上手く描かれていた。
東大出の知識はある長男より、ずっと反抗してきた次男の方がいざと言う時はおのれの勘で難局を切り抜けるかもしれないという勘を父親は持っていた。だから会社を倒産させ自分の秘書に置いた。政治には動物的な勘を持ってる者のみが居座れる世界。自分と似てると思ったからこそ次男へとなった。
なにより晄司役の中島健人が大健闘だった。
国会議事堂前で、不甲斐なさや苛立ちを表わす「う、あっ~」叫びがよかった。
総理から幹事長へ乗り換える時に、幹事長に言うセリフや壁ドンしてまくし立てるセリフもよく、
議員になって、マイクの前に立ってしゃべる時の、強い自信とこれからやってやるぞの心意気ある顔のアップが大画面に映ると、かなり迫力があり、
政治家としてこれからどうなるのか非常に気になる存在になり、中島健人優勝!となった。
後半に向かってのテンポ感がいい
政治の世界の話だけれど、かけ離れた重い話ではなく、人間ドラマとして惹き込まれた。誘拐という事案を通してどんどん展開していき、政治家を取り巻く環境や主人公の心情への理解が深まっていく。個人的には、この人も出ていたの!?という重鎮揃いの豪華俳優陣が話のリアリティを高めていた。ラストシーンの対峙は必見!登場人物の誰の視点で見るかによってかなり感じ方が変わると思うので、もう一度観たい。
「おまえの罪」とは「誰の」「どんな」罪なのか?
社会派と銘打っているが堅苦しくなく、疾走感のある展開で中だるみもなく最後まで楽しめました!
タイムリミットのドキドキ感と「罪を犯した人たち」を追いつめていくワクワク感がありつつも家族の絆や主人公の成長も感じられて楽しかったです。
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