アナログのレビュー・感想・評価
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ベタだけど、最後は涙腺がちょっとうるっと・・・
あんまりラブストーリーものは見ないけど、
大人の恋愛っぽいし、ニノ(二宮)と波留だから、面白そう、と鑑賞。
デザイナー水島を演じたのが、ニノ(二宮)
謎の美女、みゆきを演じたのが、波留
喫茶店のマスターがリリーフランキー
水島の友人に、桐谷健太、と浜野健太(初めてみたかも)
結構なキャストですよね~
他の映画の予告で見た通り、みゆきさんはスマホ、携帯電話を持っておらず、
代わりに毎週木曜日に喫茶店「ピアノ」で会うことに。
どちらかの都合が悪くて、会えない場合も致し方なし、と。
現代じゃありえないね笑
お出かけの際に、水島のスマホのバッテリーが切れてからは、
歩きまわって、目的の店探しとか、どこか懐かしい。
逆に、新たな発見とかもあるしね。
スマホのおかげで、目的地に迷わずたどり着くのが当たり前の時代だもんな。
そして、どちらかが喫茶店に来れなければ、当然何が起こったのか、
という状況だけど、後半はすごい展開へ。。。
それから一年、そしてまた一年と時が流れ・・・
ある程度、展開は読めるし、ベタなんだけど、なんかほっこり、
そしてうるうるきてしまいました。
ニノも波留も素敵でした。
少し古くさい感じが良い…⭐︎
ビートたけし原作という恋愛小説ということもあって、見に行くのを迷っていたのたが行って良かった。
物語は、波瑠演じるみゆきと二宮和也演じる悟が出会って始まる王道の恋愛小説だが、みゆきが携帯を
持っていないため二人が出逢ったリリー・フランキーが経営する「ピアノ」というカフェで木曜日に
逢うという昭和的なシチュエーションが上手く作用して、何とも言えない味わいがある。
波瑠の素性がほとんどわからないままプロポーズしようとするところなど若干の無理を感じるシーンも
あるけど、ゆっくりと進む二人を見ていて、心地よい感情が湧いてくる。
二人の周りの人々のキャラがとても良く、リリー・フランキーは本当にどんな役を演じても
そこに行ったら、彼が実際にいそうな存在感があって、今回は彼のお店「ピアノ」で美味しい
コーヒーを飲みたくなったし、自分的には桐谷健太と浜野謙太の二人が演じている悟の男友達
がすごく良かった。
二人を心配して様子をみに行ったり、焼き鳥屋で波瑠に気を遣って、盛り上げようとするところとか、
友達良いなぁ…、悟を含め全員が40歳くらいというのもこの恋愛を今時のものとは違う作品に
仕上げていることの一つと思う。
物語は、結構唐突な出来事があり一転した展開になってしまうけど、終盤もへんに甘っちょろく
ならず、そこそこの希望を残した感じで終わって良かった。
ラストシーンの海の場面の画像の綺麗で余韻のある映画に仕上がって、恋愛映画も良いなぁ…。
エンドロールにうるさい歌が流れずに、最後までインストなのもすごく良かった。
陳腐
なれどそうそうたる俳優陣の名演技に酔いしれる。
これってビートたけし原作を前面に打ち出す必要性があったのだろうか。
少なくとも私はネガティブに捉え、足を運ぶのを逡巡した。
若い頃はともかくお笑いとしては終わっていると思うし、
映画監督としては彼の作品を面白いと思ったことはない。
彼のこれまでの行状を思えば、今更恋愛小説???と結構退いた。
結果、ストーリーとしてみるべきものはなく、
予告編から想起される選択肢の中でも最も陳腐な結末となった。
一方、二宮や波瑠をはじめとした俳優陣は素晴らしく、
メインの舞台となったカフェを含めて人生で欲しいものが凝縮されていた。
特に、リリーフランキーと高橋恵子の纏った温かい包み込むようなオーラには
際だった何かがなくとも胸が熱くなった。
後半、無理に泣かせようとしなくても十分泣けていたのに、
返す返すも安直なストーリー展開が惜しまれる。
いずれにしろ、久しぶりに満ち足りた気分で映画館を後にした。
会って、同じ時間と空気(空間)を共有して、直に触れあって…恋愛っ...
3回観た後の感想です
私は二宮和也さんのファンなのでこれからも複数回アナログを観ますが、今回3回目を観た感想です。
繰り返し見ても新鮮な気持ちで観ることができる映画です。悟とみゆきの心情。2人の周りにいる人たちの心情。内容が普遍的だからか毎回新鮮に心に響きます。
スパイスのように3人のかけ合いとか、悟の歌声とかが入るので間延びすることはありません。
パンフレットを読んだり、メイキングや裏話を知った後で観ると初回では目に入らなかったことが入ってきてますます笑ったり頷いたりしています。スクリーンに悟さんがいる時はどうしてもそちに目が行ってしまうのを敢えて剥がして周りを観ると気が付かなかった演出などが目に入りそれも新鮮さに一役買っています。誰でも共感できるストーリーなので見終わった後一緒に観た人と感想を言い合うのも楽しい映画です
あまりにも普通
めぐり会いとすれ違い
予告編でおおまかな筋がわかってしまっていますが、それでも大いに魅了されるものがあったのは、主演の二宮和也君と波瑠さんによるところが大きかったなって印象でした。とりわけ二宮君の好感度は、計り知れないですね!彼の作品はあまり観てないのですが、本作の主役にピッタリで、この二人を応援したいって気持ちが自然に湧いてきました。起承転結の「転」がひとつの山場になるわけですが、さすがに膨大な物語が過去から量産されているので、むしろ「結」が素晴らしかったですね。うわべだけの綺麗事に見えないようにするのがとっても難しい展開かなとも思いましたが、ここは編集がとってもよくて、すんなり心に染みました。糸電話のシーンはタイトルとこの物語を象徴するような、本当に印象に残る描写でよかったです。原作者・ビートたけしさんの内に秘めた優しさとか照れ屋なところとかが見え隠れしてて、じんわりしました。それにしても、本当に二宮君の自然な演技に魅入ってしまいましたね(拍手!)。
アナログ生活なら、それはそれで
携帯電話が普及する前の恋愛が懐かしい
4、50代には若き日の自分の恋愛を思い出させるのではないでしょうか?
連絡を取るにも自宅の固定電話しかない時代、それでも不便と思ってなく、それだからこそ相手のことが気になり想いもつのる。待ち合わせに遅れたり行けなくなっても連絡手段がない。
今の若い人には想像もできない不便さこそが、恋愛の背中をグイグイ押す。
劇中では設計の仕事もデジタル化されてもなおアナログな鉛筆でのトレースやCGやCADでなくペーパークラフトでの完成模型の良さ、カタカナ言葉を使い過ぎて中身がまったく伝わらない上司等、古き良きことを忘れるなと言っているかのよう。
まさに全てにおいて効率第一、そのためのデジタル化、しかしそこには失われたつつある人間の暖かさ、流れる時間、恋する相手を思う時間さえも失っては本末顛倒で温故知新の精神こそ大事と作者は伝えたいのだと思った。
映画のストーリーとしては恋愛ものだから何も言わないが、始めに触れたように昔の自分達の思い出を呼び起こしてくれ、二宮くん、波瑠さんに自分を重ねて入り込める映画です。
他の人のレビューにもありますがキャスティングが最高。
二宮くんの演技はセリフがない感情の流れを表情に出すのは流石、波瑠さんは今まで何とも思わなかったが高貴で美しく聡明で影のある女性を見事に演じて終盤の無表情すら演技として素晴らしいと思った。
脇を固める親友、母親、同僚の上司や後輩、カフェのマスター、姉、クライアントすべてが良い。
映像もおしゃれ、暗転が多く長いことも時間の流れを表現してると、タイパを気にする世代への抵抗とすら感じた。
残念なのはアナログなんだからグーグルマップが使えなくなったら通行人に訪ねたり、行けなくなったら店に電話すればとか思うよね。
まあ便利ツールがなくても、無駄に思えることさえも何か発見があって無駄でなくなるよと表現したいんだろうとは理解してるけど。
でも久々に惹き込まれる素敵な恋愛映画を観させてもらいました。映画館でもう一度観たいな。
何も無かった昭和を思い出します
大前提で私は二宮和也という人が大好きです。 なので、彼が出ている作...
大前提で私は二宮和也という人が大好きです。
なので、彼が出ている作品の評価は割り増しされます。
俳優としてもスゴいのはわかっていますが、今回はそこにアイドルのキラキラもありました。
というか溢れ出ていて漏れ出ている。
普通にキュン死にします。
前作が捕虜役なのでホントに幅広いなぁと素直に感動します。
今作は泣けることもわかっていたし、ストーリーも知っていましたが、それでも脇を固める俳優さんとの掛け合いも素晴らしいです。
何と言っても波瑠さんがいい。
波瑠さんの横顔は本当に美しくて見惚れます。ハマり役です。
当たり前のようで当たり前にできない、相手への尊敬や愛情を表現することの大切さや、それができなかった時に後悔をしないように、と改めて考えさせてくれる映画でした。
個人的に仕事がしんどくて癒しを求める意味もあったので大満足でした。
心がほかほかします。
スマホなんか捨てて、私もカフェに通おうかなー。
主人公は手作りや手書きにこだわるアナログなデザイナー、ヒロインは携帯をもたないアナログな人間。そんな2人が織りなす純愛に満ちた儚くも清い恋愛物語。恋愛ものにしてはくどくなく起承転結、非常に分かりやすく物語が進んでいき、恋に落ちてから、段階的にステップを踏んでいく2人の初々しさや恋における本質的な部分、ヒロインが困難に見舞われ、選択を迫られる主人公、お涙頂戴ものと言うとあまり響きは良くない感じがするが、実際鑑賞して私も涙なしには観ることが出来なかった。
今や電子機器が普及し、通信手段として呼吸をするようにしてスマートフォンで連絡を取り合う我々であるが、今回の作品の様なアナログな恋というのはどこか羨ましい部分があり、今、この世で生きる限りでは味わえないのだろうと言うのが私自身非常に残念に感じた。
主人公を取り巻く、うざったくも肝心な場面で頼りがいのある親友、仕事面では信頼のおける環境や仲間、つくづく人や環境の大切さを感じる事が出来た。
2人の恋物語を鑑賞して、愛いなーっこの野郎!とニヤニヤしたり、もっと踏み込めよ!という主人公へのじれったさを感じたり、親友のおちゃらけでクスッとしたり、主観的に観れる場面もあれば、どこか毎日という日常を通して徐々に2人が恋人同士になっていく過程を俯瞰的に観る事の出来る場面があったり、恋愛物語として非常に完成された作品なのではと感じた。
一人の俳優としての「二宮和也」がまた一段と好きになった。
もう一度観たい
心洗われる
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