劇場公開日 2023年10月6日

アナログのレビュー・感想・評価

全278件中、121~140件目を表示

4.0ビートたけしさん原作の純愛恋愛小説の映画化。泣いたです。

2023年10月16日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

萌える

2023年劇場鑑賞17本目。「アナログ」
泣いたですー。😭

2017年に発表されたビートたけしさん原作の恋愛小説「アナログ」。コロナ禍を経てますます時代がデジタル化されている今、映画化されたこの作品。

〜 会えるのは毎週木曜日。僕が恋をしたのは携帯を持たない君でした。 〜

謎めいた彼女と少しづつ育む恋。
いつまでも少し遠慮がちな言葉遣い(敬語)でも、確実に縮まっていく2人の距離感。安心感。温かみ。

共に「お話ししたいことがあります。」と約束したはずの次の木曜日、彼女は現れなかった。翌週も。翌月も。。。

1年後、明らかになる真実に衝撃。すれ違った現実に涙します。😭
2人だけの特別な木曜日は? 2人は再び巡り会えるのか?

PS、2人が巡り合うきっかけとなった馴染みの喫茶店「Piano」のマスター、リリーフランキーさん。いつも2人を優しく見守る姿が最高に素敵でした。☕️

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Smile

4.0大分脚色されているが原作の良さを損なっていない良作

2023年10月16日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

幸せ

沢山のエピソードを端折ってしまっているため、主人公の人となりが少し判りづらくなっています。
また、エンディングを少し変更してしまっているので、全体的な印象が少し変わってしまっている感は否めません。
それでも、この映画は、美しい作品である事に違いありません。
鑑賞後に温かい気持ちになり、こんな恋がしてみたい、こんな悪友と付き合いたい、もっと人生を丁寧に生きていきたいと感じると思います。
小説を読んでいない方は、是非、原作を読んでみてください。
そうしてまた違った形の「アナログ」再びを味わってみてください。
きっと満足度が増します。

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Taku

5.0波瑠もニノも素晴らしい

2023年10月16日
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鑑賞方法:映画館

シンプルなストーリーだけど感銘を受けました!

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haitanio

5.0秋に映画館で観たい映画

2023年10月16日
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まず見終わった後に思ったのは、ビートたけしが原作なのか!といういい意味での驚き。
しかも「北野武」として活躍する前に書いたものなのかと思ったら、逆に割りと最近、コロナのちょっと前の作品らしい。
(そりゃそうか、北野武の初監督作品の頃はまだポケベルとかPHSが主流だったかも)

淡々としていて暗転がちょっと多い気もしたけど、これは2時間ドラマではなく映画館で観たい映画。

音楽とか、変にジャニーズ色も無くて良い。
(と思ったら後輩が1人出てたみたいだけど)

きっと「嵐・二宮和也」ファンの人は、彼の唄うサザンと涙と「ん?」に堪らない気持ちになるのでしょう。

それにしても彼は「なんだかんだでいい息子」役がうまい。
次はまた大御所との共演も観たいな。

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ミズ、ハル

4.0アナログな時だけが刻む 秒単位のきもち

2023年10月16日
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澄んだ水たまりを眺めているような時間だった

ふと気がつくと
気になって仕方ない自分がいて

そこには雨が降り注ぎ
にごってなにもみえなくなったり

雲が風にとばされ
晴れ渡っていく様子にわくわくしたり

風に吹かれて小波ができ
ただただ収まるのを待つしかないのを知ったり

ふいに虹がううり込み
ほほえむ誰かを映す瞬間を迎えたり

アナログな時だけが刻む
秒単位のきもち

一瞬で答えを出すことに慣れた
私たちが
速度をゆるめることで
つかめる感覚が
その水たまりにはみえていた

あいかわらず
そこにいるかのような
二宮さんの何気ない佇まいとあたたかさ

波瑠さんが醸し出す
〝丁寧に向き合う〟ことと
手が届きそうで届かなそうな透明感

ふたりのおもいの交差に
アナログ時代が
やさしくじんわり
よみがえる

お金や名誉だけじゃない
ましてや争いごとなど…

誰かを大切に感じられる気持ちが
続く世の中でありたい

キレイゴトではなく
普遍的な心からの願いがみえる
人間・北野武さんの純粋さが滲む物語ではないだろうか

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hum

4.0出演者の自然な演技に脱帽

2023年10月15日
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二宮さんと波瑠さんは勿論、出演者全員の演技が自然(少々アドリブもある?)でアナログの世界観に入り込みやすい。
ストーリーはベタだが出演者の演技力の高さが他の恋愛映画と比べて高い為、観てて飽きない作品。
おすすめです。

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鶴亀のツ

3.5デジタルの時代のアナログは…?

2023年10月15日
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鑑賞方法:映画館

当初見る予定が無かった映画。でも「幾田りら✖️二宮和也✖️波瑠」の動画を発見。幾田りらファンとしてはしっかりチェックしなければ。(幾田りらファン歴10日)

最近配信された曲はこの映画のインスパイアソングだった。インスパイア?作品を見てインスパイアされて…。公開前じゃん。実は完成作に付け足した?確認必要。

スマホ時代に携帯を持っていない。何故?深い理由が有るに違いない。
でも理由はあったの?中盤予想外の展開になるもの、理由何も無かったよね。
木曜日にしか会えない理由も無かったよね。(休日にデートはしているが) その辺はクリアにして欲しい。

事故に遭う直前に、実は携帯を買っていた。そんならもうちょっと早くに買っておいて頻繁に会っていたのなら、事故には遭わなかったかも。携帯を持たない理由が気薄だからどうしても納得がいかない。

でも『アナログ』のこだわりを持っていても、結局『デジタル』。
「ラストのみゆき」は悟が近くにいてくれたから。大阪勤務のはずが、東京からのリモート会議で3D図案を提案できる環境があったから。
人それぞれ思い入れがあり、こだわり、アナログを懐かしむのは良いが、人は「今」しか生きられない。今、時代がどう変化しているのか理解する必要はあるかも。嫌でも。

で、当初の目的…。インスト曲でした。でも彼女のソングライティングだろ。インスト曲入れれるんなら、ヴォーカル曲入れろよ。映画は「デジタル」で制作されているのだから。

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imaxmax

5.0予告だけで

2023年10月15日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

幸せ

YouTubeで、予告を見て涙しました。

そこから映画館に駆け込みました。

本編を見たらやはり涙しました。
どこか?ではなく人によるかもしれませんが涙なしでは、自分は見れませんでした。

物語の景色とか海とか喫茶店のpianoの内装とかロケ地やら喫茶店も行ってみたいと思いました。
すでにXで感想を述べられておられる方は喫茶店やら海に行かれているみたいですね。
それだけ引き込まれる風景だと思います。

自分はもう一度見たいと思いました。

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修二

4.0ベタだけど、最後は涙腺がちょっとうるっと・・・

2023年10月15日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

あんまりラブストーリーものは見ないけど、
大人の恋愛っぽいし、ニノ(二宮)と波留だから、面白そう、と鑑賞。

デザイナー水島を演じたのが、ニノ(二宮)
謎の美女、みゆきを演じたのが、波留
喫茶店のマスターがリリーフランキー
水島の友人に、桐谷健太、と浜野健太(初めてみたかも)
結構なキャストですよね~

他の映画の予告で見た通り、みゆきさんはスマホ、携帯電話を持っておらず、
代わりに毎週木曜日に喫茶店「ピアノ」で会うことに。
どちらかの都合が悪くて、会えない場合も致し方なし、と。
現代じゃありえないね笑

お出かけの際に、水島のスマホのバッテリーが切れてからは、
歩きまわって、目的の店探しとか、どこか懐かしい。
逆に、新たな発見とかもあるしね。
スマホのおかげで、目的地に迷わずたどり着くのが当たり前の時代だもんな。

そして、どちらかが喫茶店に来れなければ、当然何が起こったのか、
という状況だけど、後半はすごい展開へ。。。

それから一年、そしてまた一年と時が流れ・・・

ある程度、展開は読めるし、ベタなんだけど、なんかほっこり、
そしてうるうるきてしまいました。

ニノも波留も素敵でした。

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あさやん

4.0少し古くさい感じが良い…⭐︎

2023年10月15日
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ビートたけし原作という恋愛小説ということもあって、見に行くのを迷っていたのたが行って良かった。
物語は、波瑠演じるみゆきと二宮和也演じる悟が出会って始まる王道の恋愛小説だが、みゆきが携帯を
持っていないため二人が出逢ったリリー・フランキーが経営する「ピアノ」というカフェで木曜日に
逢うという昭和的なシチュエーションが上手く作用して、何とも言えない味わいがある。

波瑠の素性がほとんどわからないままプロポーズしようとするところなど若干の無理を感じるシーンも
あるけど、ゆっくりと進む二人を見ていて、心地よい感情が湧いてくる。
二人の周りの人々のキャラがとても良く、リリー・フランキーは本当にどんな役を演じても
そこに行ったら、彼が実際にいそうな存在感があって、今回は彼のお店「ピアノ」で美味しい
コーヒーを飲みたくなったし、自分的には桐谷健太と浜野謙太の二人が演じている悟の男友達
がすごく良かった。
二人を心配して様子をみに行ったり、焼き鳥屋で波瑠に気を遣って、盛り上げようとするところとか、
友達良いなぁ…、悟を含め全員が40歳くらいというのもこの恋愛を今時のものとは違う作品に
仕上げていることの一つと思う。

物語は、結構唐突な出来事があり一転した展開になってしまうけど、終盤もへんに甘っちょろく
ならず、そこそこの希望を残した感じで終わって良かった。
ラストシーンの海の場面の画像の綺麗で余韻のある映画に仕上がって、恋愛映画も良いなぁ…。

エンドロールにうるさい歌が流れずに、最後までインストなのもすごく良かった。

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☆ムーミン

3.5陳腐

2023年10月15日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

単純

なれどそうそうたる俳優陣の名演技に酔いしれる。

これってビートたけし原作を前面に打ち出す必要性があったのだろうか。
少なくとも私はネガティブに捉え、足を運ぶのを逡巡した。
若い頃はともかくお笑いとしては終わっていると思うし、
映画監督としては彼の作品を面白いと思ったことはない。
彼のこれまでの行状を思えば、今更恋愛小説???と結構退いた。
結果、ストーリーとしてみるべきものはなく、
予告編から想起される選択肢の中でも最も陳腐な結末となった。

一方、二宮や波瑠をはじめとした俳優陣は素晴らしく、
メインの舞台となったカフェを含めて人生で欲しいものが凝縮されていた。
特に、リリーフランキーと高橋恵子の纏った温かい包み込むようなオーラには
際だった何かがなくとも胸が熱くなった。
後半、無理に泣かせようとしなくても十分泣けていたのに、
返す返すも安直なストーリー展開が惜しまれる。

いずれにしろ、久しぶりに満ち足りた気分で映画館を後にした。

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みみず

4.0 会って、同じ時間と空気(空間)を共有して、直に触れあって…恋愛っ...

2023年10月15日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

 会って、同じ時間と空気(空間)を共有して、直に触れあって…恋愛ってやっぱりその繰り返しで深まっていくもので、デジタルは関係維持と確認の機能でしかない。と、改めて思う映画でした。
 スマホを持たない(持てないではなく)人とは、人との関係を持ちたくないという意思表示とも捉えられる昨今でありますが、あえてスマホを持たない女性を物語の軸に、100%アナログの関係で愛を高めあった二人だからこそ、ラストを綺麗事と感じさせずに迎えられるのだと感じます。二宮さんも波瑠さんもすばらしかったです。

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hiroishi

5.03回観た後の感想です

2023年10月15日
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鑑賞方法:映画館

幸せ

私は二宮和也さんのファンなのでこれからも複数回アナログを観ますが、今回3回目を観た感想です。
繰り返し見ても新鮮な気持ちで観ることができる映画です。悟とみゆきの心情。2人の周りにいる人たちの心情。内容が普遍的だからか毎回新鮮に心に響きます。
スパイスのように3人のかけ合いとか、悟の歌声とかが入るので間延びすることはありません。
パンフレットを読んだり、メイキングや裏話を知った後で観ると初回では目に入らなかったことが入ってきてますます笑ったり頷いたりしています。スクリーンに悟さんがいる時はどうしてもそちに目が行ってしまうのを敢えて剥がして周りを観ると気が付かなかった演出などが目に入りそれも新鮮さに一役買っています。誰でも共感できるストーリーなので見終わった後一緒に観た人と感想を言い合うのも楽しい映画です

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きよ

4.5桐谷健太

2023年10月15日
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この映画で1番いいのは、友人との会話シーンである。
あんな友達が居たら、人生は幸福である。

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ぽほぞん

3.0あまりにも普通

2023年10月15日
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単純

ストーリーがあまりにも普通すぎる。何の驚きもなく進行していく。役者や演技力には特に不満がないため見ることはできる。全体的にステレオタイプな登場人物が多かった。

恋愛面で、流石にいい年こいてあのやりとりは少し痛く感じるが、そこは人それぞれなので評価はしていない。

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リニア

5.0最高でした!今年一かも!すさんだ心が洗われました!

2023年10月15日
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泣ける

幸せ

最高でした!今年一かも!すさんだ心が洗われました!

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1959mark

4.0めぐり会いとすれ違い

2023年10月15日
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予告編でおおまかな筋がわかってしまっていますが、それでも大いに魅了されるものがあったのは、主演の二宮和也君と波瑠さんによるところが大きかったなって印象でした。とりわけ二宮君の好感度は、計り知れないですね!彼の作品はあまり観てないのですが、本作の主役にピッタリで、この二人を応援したいって気持ちが自然に湧いてきました。起承転結の「転」がひとつの山場になるわけですが、さすがに膨大な物語が過去から量産されているので、むしろ「結」が素晴らしかったですね。うわべだけの綺麗事に見えないようにするのがとっても難しい展開かなとも思いましたが、ここは編集がとってもよくて、すんなり心に染みました。糸電話のシーンはタイトルとこの物語を象徴するような、本当に印象に残る描写でよかったです。原作者・ビートたけしさんの内に秘めた優しさとか照れ屋なところとかが見え隠れしてて、じんわりしました。それにしても、本当に二宮君の自然な演技に魅入ってしまいましたね(拍手!)。

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赤ヒゲ

3.5アナログ生活なら、それはそれで

2023年10月15日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

幸せ

ビートたけし原作という事に惹かれて観に。
純愛映画だけど、さほどアナログである意味は解らず。
だって携帯電話持ってない時代でも、待ち合わせの喫茶店に電話したり、勤め先に電話したりして、さほどアナログである事で苦労はしていなかった。
まあ、ニノと波留の演技に文句はない。

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キブン

4.0携帯電話が普及する前の恋愛が懐かしい

2023年10月15日
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鑑賞方法:映画館

4、50代には若き日の自分の恋愛を思い出させるのではないでしょうか?
連絡を取るにも自宅の固定電話しかない時代、それでも不便と思ってなく、それだからこそ相手のことが気になり想いもつのる。待ち合わせに遅れたり行けなくなっても連絡手段がない。
今の若い人には想像もできない不便さこそが、恋愛の背中をグイグイ押す。
劇中では設計の仕事もデジタル化されてもなおアナログな鉛筆でのトレースやCGやCADでなくペーパークラフトでの完成模型の良さ、カタカナ言葉を使い過ぎて中身がまったく伝わらない上司等、古き良きことを忘れるなと言っているかのよう。
まさに全てにおいて効率第一、そのためのデジタル化、しかしそこには失われたつつある人間の暖かさ、流れる時間、恋する相手を思う時間さえも失っては本末顛倒で温故知新の精神こそ大事と作者は伝えたいのだと思った。
映画のストーリーとしては恋愛ものだから何も言わないが、始めに触れたように昔の自分達の思い出を呼び起こしてくれ、二宮くん、波瑠さんに自分を重ねて入り込める映画です。
他の人のレビューにもありますがキャスティングが最高。
二宮くんの演技はセリフがない感情の流れを表情に出すのは流石、波瑠さんは今まで何とも思わなかったが高貴で美しく聡明で影のある女性を見事に演じて終盤の無表情すら演技として素晴らしいと思った。
脇を固める親友、母親、同僚の上司や後輩、カフェのマスター、姉、クライアントすべてが良い。
映像もおしゃれ、暗転が多く長いことも時間の流れを表現してると、タイパを気にする世代への抵抗とすら感じた。
残念なのはアナログなんだからグーグルマップが使えなくなったら通行人に訪ねたり、行けなくなったら店に電話すればとか思うよね。
まあ便利ツールがなくても、無駄に思えることさえも何か発見があって無駄でなくなるよと表現したいんだろうとは理解してるけど。
でも久々に惹き込まれる素敵な恋愛映画を観させてもらいました。映画館でもう一度観たいな。

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梅じんの相棒

4.0糸電話

2023年10月14日
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鑑賞方法:映画館

すぐに答えの見えない恋愛。携帯電話が無かった頃を思い出します。切なくてツライけど…良作です。
幾田りらさんの主題歌、映画の後に何度も聴きました。ストーリーが思い出されて、心に沁みます。

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つもろう