アナログのレビュー・感想・評価
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やはり二宮和也はすごいなぁ
北野武の映画がしばらくなかったので、原作が出たばかりに読んだ時は頭の中で北野武演出になっていて、「あの夏いちばん静かな海」がアップデートされた感があったけれど、それがこんなデート映画っぽくなるのは凄い。思えば原作はスタンス自体がアナログで、それはたぶん自分の創作姿勢踏まえてのものだったろうからこの映画は根本的に別物ではある。
振り返ってもいいストーリーというか、よくできた男のファンタジーで、そんな人いるかよ、というお姫様の設定がタケシならでは。原作は男の側面から描かれていたような気がしたので、最初から姉が出てきた時は余計なことを、と思ったが、しっかり観れる。ただ演出は冒頭からバタくさい。いくらシネコン映画だからといってそこまで軽薄にやらなくてもといっていいくらい軽く、喫茶店の佇まいも惹かれるものはない。本当はこの喫茶店がもっとアナログ感が必要な気がする。時代から取り残されたような。そこがデート映画には不用だったのだろう。
手がなかったのか狙いかわからない長回しのアドリブのジャンプカットを多様しての展開は雑な感じなんだけど、しかし、全編を通して、それが二宮和也なら違う、というのを見せつけられる。思っていてもリアクションが素晴らしく、完全に惹き込まれる。
という男のお伽話なのだけど、二宮和也の芝居と純愛を観る映画としてハマっているが一般の女性からしたらどんな感想を持つのか知りたい。
ワイングラスのビール
映像はものすごく綺麗で、ニノの演技は自然体で最高だし、ストーリー構成も良ければ音楽もいい。だけど、どうも物足りない。殺しとか犯罪とか壮大なアクションだとか、そういうのを最近見すぎているからだろうか。このあまりにシンプルな脚本が、どうも好きになれなかった。
予告を見て抱えた違和感。「どういうことなんだろう?」を払拭するために劇場へと足を運んだわけですが、どれもこれも想像の範囲内。驚きがほとんど無いため、感情もイマイチ揺さぶられない。ビートたけしが書いたとは思えない、すごく上品な恋愛ドラマではあったものの、〈アナログ〉というタイトルの深さはそれほど感じられなかった。いや確かに、こんな世の中だからこそスマホを持たない恋愛は儚く美しいよね、と言いたいのは分かるけれど、にしてはそれにまつわるエピソードが薄い。頭に残るようなインパクトのあるシーンが見受けられなかったのも、このなんとも言えないモヤモヤの原因。
前述の通り、映像は異常なまでに美しい。
「鳩の撃退法」のタカハタ秀太監督による演出、編集、役者陣の引き出し方は、例え恋愛映画になろうとも文句のつけどころがないほど完璧。特に、笑いを起こし、親近感湧かせるような、ぶった斬るカット割りはかなりいい。日本とは思えない、異国のようなカフェやバー、風景。それもまた、監督による見せ方の上手さあってのものだろう。
桐谷健太と浜野謙太のケンタコンビによる、華麗な漫才も見どころ。本作、恋愛パートよりも友情を描く場面の方が見応えがあって面白い。40になっても中学生の頃から変わっていないような、世話を焼いてくれる友達って羨ましいな〜。本当の家族かのように、主人公のそばにいて見守ってくれる2人。ラスト際の表情と明かされた真実には、非常にグッとくる。この3人のトリオ漫才、また見てみたいな笑
印象に残るかと言われればかなり微妙な感じだけど、作りは丁寧で見やすい作品だったので、個人的はラーゲリよりオススメできるかも。ただ、所々で疑問点があり、ラストに至っても残念な終わり方なため、全体を通してみればこの点数。結構泣いている方多かったけど...すまん分からん。ビートたけしだから意外性のある映画と勝手に想像してたけど、予想外に王道ラブストーリーでした。ニノ好きはぜひ。
210 波瑠ちゃんは切ない役が良く似合う
嫁さんはニノのファン。
ワタシは波瑠ちゃんが好き。
てことで一緒に見に行ったのですが
ま、泣くように計算されたつくりで
まんまと泣いてしまった。
ひょっとしたら波瑠ちゃんは宇宙人かかぐや姫か?
とも思ったんだけど
そんなファンタジーではなく
ストーリーとしては結構リアル。
音楽も真実がわかる場面での強調が
身に染みた。
サントラを聞いてみたい。
桐谷健太と浜野謙太のツッコミも良かった。
75点
イオンシネマ草津 20231008
パンフ購入
世界観が美しい✨✨✨✨
まっすぐな二人の恋愛模様に魅入られる傑作
切ない 切ない
ゆったりとした映画
観て良かった
誠実な人
かけがえのない人に出会うということ
かなりよかったです。ピュアと言われようとも、人を愛するってとてもすばらしいことだし、これ以外に求めるものてあるの?ってくらいに思えました。相手がどんな姿になっていようと、相手がどんな状況になっていようと、愛することができる相手って一生に会えるかどうかってところだと思います。
ケータイをもたない関係って、いまになればえ!持ってないの?って驚かれるけど、1990年代くらいまではそれが普通だったし。電話で話すのも実家にかけて親御さんが出ればドキドキでまたかけますって言っていたし。次は、何時にこの場所でって言って別れたし。あるいは手紙書いて渡したりと(その手紙も何十年経って出てきたときの気持ちってかなりグッときますけど)。
でも、その方が、デジタルな言葉の羅列に惑わされずにずっと相手のことを想う気持ちが醸成されるのかな、って思いました。いっそ、スマフォの連絡禁止する期間をもってみてもいいんじゃないかとさえ、この映画をみると思えます。
配役はピッタリ。二宮さんや波留さんにピッタリな演出で、自然でした。あとは、友情ってのも何気にポイントになってました。水島君の男友達2人がいたからこそ、美春さんの現況を知ることができたわけだし。二人の関係も後押ししてくれたし、ほぐしてくれたわけだし。やっぱり友達ってとても貴重だなって思えました。
あとは、人のなれそめってわからないものだと思います。映画とはいえ、同じ喫茶店でちょっとしたことがきっかけで少し会話したことがこんなにもかけがえのない人に会うってことになるので。やっぱり、外に出た方がいいなと思えます。常連の店をもつのもいいなと思えました。
今の時代ではなかなか無い純愛なラブストーリー
劇中で「今の時代は息を吸うようにスマホでコンタクトを取る」というような感じで表現されていたが、本当にその通りだと思う。今はどこに行ってもスマホを眺める人で溢れかえっている。そんな中でこの映画のヒロインは携帯を持たない人だった。
そんな彼女との出会いはカフェだった。毎週木曜に逢瀬を重ねていくことで気持ちが大きくなっていく2人。
最終的には結ばれるような描写があったがそこにたどり着くまでに明かされていった彼女の悲しい過去、告白の当日に限って会えなかった本当の理由などのたくさんの真実。一つ一つに心を打たれた。
お互いを思う気持ち、なかなかそれが伝わらないもどかしさ、全てが美しい映画だった。
ビートたけしの作品で最高傑作だと思う。
満点にしなかったのは、最後のシーンで麻痺しているはずなのに一気に動けるようになっているところが少し不自然に感じたからというだけで他は満点の映画だ。
ちなみにところどころコメディアンを入れていてなお良かった。
シンプル
男の友情が一番の泣きどころ!
大人の恋愛映画
アナログ、真心で生きる豊かな時間
監督はたけしじゃないんだね。
キャスティングが絶妙
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