マッドマックス フュリオサのレビュー・感想・評価
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WITNESS !!!
前作で信者となった身としては本作の出来がどうであろうと観る前から★5は決まっている。半年前に配信され始めた英語版トレーラーに涙して以来、待ちわびた5月末の公開日…と言いつつ、多忙で初日から7日後にIMAXで鑑賞。相当ハードルを上げて臨んだ感想は、でも、信者ながら、正直、うーん、なんか違う…。前日譚という性質上しかたないけど、全体に説明的・辻褄合わせ的で、2時間半の尺でダレるとこもあるし、クライマックスに向けて回転が上がっていく感じがなく…。 とまあ、思ったことはいろいろあった。あったのだが、9年前に初見で衝撃を受け、その後劇場へ4回足を運び、極爆にも行き、DVDやサントラも購入した前作が自分にとってパーペキ(注・パーフェクトに完璧、死語)な作品である以上、同じ世界観のなかにある今作でそれを超越するものは存在しえないのだとも観終わって気づいた。制作側もそれはわかっていることなのだろう。 そんなわけで過剰な期待そのものが間違っていたと考え直し(信者なので)、素直な気持ちで1週間後に2回目を鑑賞したところ、ウォー・タンクを囲んでの戦闘シーンはアクションとして出色だし、ディメンタスはじめ新キャラにも味わいがあるし、スッキリ終わらせてはくれない復讐劇の神話的ラストやクドいと感じたエンドロールも含め、怒りのデスロードのスピンオフ作品としては十二分な出来ではないか、と考えが改まった(信者だし)。 特にボミー・ノッカー発動後にタンク後方で吹き流しがたなびくアホらしい画作りや、ぐぐぐと表情に近づくカメラワークなどマッドマックスの十八番が観られ、準決勝敗退の甲子園球児っぽくもある坊主頭で額タールのアニャもまた愛しで、やはり今作は★5で正解。時間があったら重ねて観てしまうかも(信者ならでは)。
崇高でさえあるエンターテイメントの極み
これはシリーズの頂点を極めた2015年の大傑作「マッドマックス 怒りのデス・ロード」の前日譚。シャーリーズ・セロンが演じた女戦士フュリオサの若き日の物語。 アニヤ・テイラー=ジョイが若き日のフュリオサを、そしてクリス・ヘムズワースが仇役を演じた。 デスロードで花道を飾ったと思っていたジョージ・ミラー。しかし今作のクオリティーはいったい? これはエンターテイメントの極み。 極まると崇高でさえある。
思いのほかストーリーがあった
デスロードのように頭空っぽで暴力を楽しむ、というより、章立て含め物語があってそれがよかったのかどうか。 最後のゲシゲシより、その前のイモータンVSを派手にやってほしかった。 まあでも前日譚として楽しめたかな。
クリス・ヘムズワースって
2024年6月23日 映画 #マッドマックス:#フュリオサ (2024年)鑑賞 #怒りのデス・ロード の女戦士フュリオサの若き日を描くスピンオフ映画 母なる緑の地から攫われバイカー集団に母を殺されたフュリオサは、シタデルに辿り着く #アニャ・テイラー・ジョイ が成長すると #シャーリーズ・セロン になる気づかなかった
狂気の世界に咲いた花
前作(怒りのデス・ロード)と変わらずの世紀末っぷり。ただ前作ほどのむさ苦しさがなくて見やすかった。フュリオサは狂気の世界にあって一種の清涼剤のような存在で、彼女自身も望郷と復讐に取りつかれているけど、彼女がいるだけで絵がきれいに見える。イモータン・ジョーやその息子たち、ウォー・ボーイズまでキャラの濃さが薄まるから面白い。 敵であるディメンタス将軍がいい味出してた。賢人から知識を得たり、領地を奪う度に何か作戦を立てたりと、筋骨隆々な見た目に反しただの脳筋でないのがよかった。 惜しいのは最後の決着のつけ方。血と硝煙にまみれた世界なのに派手なアクションもなく、追いかけまわして決着がついたのには拍子抜けしてしまった。
ここでこんな事言っちゃダメだけどさ
評価とかどーでもいい楽しさ! もう凄いとしか言いようない。 前作同様面白過ぎて評価とかいいや!って気になる。 ずっと怒涛を楽しむ作品。 79歳の監督がこれ創るんだもん。 まだまだ頑張らないと!って気になるよ。 前作と比べて唯一弱いのはキャスト知名度だけど そんなん関係ない楽しさです。 ほらね、短めで終わった(^_^;) 伝えたいのはひとつ スクリーンで是非是非!! 楽しいから!!!!
マッド IMAX
最初から最後まで最&高でした。 しばらく映画館にいけなかったので、 なんとかIMAXが上映してるうちに ど迫力なカーアクションたっぷり堪能できました。 初めてマッドマックス見た時こんな弱肉強食がくるのではと、体を鍛えていた学生時代が懐かしい笑 たくさんの改造車とバイクの爆音、バイオレンスは 大スクリーンの映画館がおすすめです クールなフュリオサ 怒りのデスロードまた見よ
面白いこと全部のせ!
ストーリーは怒りのデスロードでだいたい語ったのでそちら参照!って感じ。最低限。 そんなわけでストーリーは簡単です。設定も前作に補足レベル。 その分、イカレたマシンやキャラやアクションに全振りです。よくもまああんなことやこんなこと、思いつくもんだ。監督とスタッフたち。なんやかや小ネタも多い。 こぢんまり辻褄合わせの映画なんか、つまんないんだよ。こーいうのが、劇場で見たいんだ!
本気のハリウッド
アクションすごいね。走って、跳んで。身体をつかったアクションなんだよね。キレがある。作中の厳しい時代を生き抜くには、これぐらいの生命力がないとだなと思うの。 出てくる人たちが欲望を前面に出してて良いね。貧すれば鈍するで鈍しきった世界なんだけど、そこで生身でぶつかってる感がいいの。 そんな中にも、時に崇高な感情はあるんだよね。そこもいい。 エピソードはどれもこれも壮絶だね。「一歩間違えたら死ぬ」の連発だけど、間違えなくても死ぬ時代なんだろうな。 そしてそれをアニャ様がやり切る。アニャ様、身体能力も高いね。 アクションは金かかってるなという感じで観てて楽しいね。 そうしたエンタメ要素の高さを保ちながら、深い話も入れてくるの。 ハリウッドは本気でつくるとまだ健在だね。
ただのスピンオフではない
アメリカでの興行成績は今ひとつ。これは恐らく暴君ディメンタス将軍、支配者イモータン・ジョーというふたつの悪の組織の間でフュリオサが立ち回るという展開が、アメリカ人好みの勧善懲悪の展開に欠けるからでしょうか。 言ってみればフュリオサ自身も復讐に燃える女という役どころ。善なき世界の飽くなきバトル。これはこれで面白いのだが。 フュリオサがいかにして片腕を無くしたのか、故郷を目指す理由とは、何故イモータン・ジョー率いる要塞の大隊長になったのかが見所である。 見る前に「怒りのデス・ロード」を視聴し「フュリオサ」を観賞。このあと再び「怒りのデス・ロード」を視聴することで、その繋がりがよりいっそう楽しめる。 フュリオサ役がシャーリズ・セロンからアニヤ・テイラー=ジョイに変っているが悪くない。むしろ幼少期から描いているのでその成長と合わせ違和感なく没入する。 監督が1979年の「マッドマックス」から一貫してジョージ・ミラーが手がけているのも嬉しい。あの復讐に燃えるマックスが時を経てフュリオサに投影される。ちょっと痺れます。 改めて過去3部作を見直してみよう。そしてデス・ロードのその先も早く見たい。
マッドマックスの面白さを初めて知りました
ひさびさにIMAXにて鑑賞。 やっぱIMAXですよ。 画面でかいし映像も明るくてむっちゃキレイ。観る前から期待で胸が膨らみます。 私マッドマックス観たことないんですけど。 全然楽しめました。 (今作品鑑賞後「マッドマックス 怒りのデス·ロード」鑑賞) 捕らわれた幼いフュリオサを救うべく追ってきた母は、フュリオサの目の前で殺されてしまう。 母を殺したディメンタスに捕らわれたり、イモータの妻候補で捕らわれたり、何度も捕らわれて危うくなるがそのたびにヒヤヒヤする。が、その度に姿を変えて成りすましたり起死回生を繰り返す。ものすごい執念を感じる。決して不死身ではないが、復讐を終えるまでは死ねないのだ。 今回 私の大好きなThorが、こんな悪役に扮するとは。付け鼻ってこんなに印象かわるのですね。 残虐極まりなく憎らしくて許せないが、どこか憎めないディメンタス。なかなかハマり役に思いました。 ちゃんと、終わりがデス·ロードに繋がってて、あとから観たにもかかわらずデス·ロードもしっかり楽しめました。 個人的には警護隊長とフュリオサが安住の地に行き着いて欲しかった。
マアアド
マックスだもんね。 最狂に表現された特濃の映画になるのは間違いない。 その最狂特濃に体力を消耗し序盤寝落ちしたため 意識を取り戻した、フュリオサVSディスタンスへの 流れはさっぱりで、本作の印象は ディスタンス対決からクライマックスに全て落ち着く 有様である◎ 人類はバイキングとサクソンの争いに始まり 荒れ果てた地でも争う歴史を繰り返している 生き物らしいが😺コーカソイドの歴史以外も含めれば 500年も続く奪い合いの春秋や神話の世界でも 争いを記録してきたのが人類なのだから もうそうそう変わらない。と言うことだと 断言されたようで、哀しくなり ディスタンスの最後のあり方について触れたところなどは哲学的に拍手を送りたい内容だった。 と言うわけで、アクションSFといえども スターウォーズはじめ思想的に楽しめる作品は 過去作含め長い歴史を持つもんだねぇ。 と感心して視聴したよ:)
コミカル要素が憎悪を萎えさせる
超面白かった「怒りのデス・ロード」の前日譚で女性軍団を率いていたフュリオサの少女期からを描くスピンオフ的作品なのだが後半できっちり「怒りのデス・ロード」につながっていて名画座で2本立てならもちろんこっちが先。悪役のディメンタス(クリス・ヘムズワース)がすごく良くてというか良すぎてもとは巨悪に立ち向かうバイク軍団のちょっと民主的なリーダーであったろうことがうかがわれテディベアを愛するユーモア満載のクソ野郎キャラなのでいくらフュリオサが怒りのエンジンをかき鳴らしてもこっち(観客)にはあまり響いてこないのが困ったものである意味ミスキャスティング。テーマはずばり復讐なのだ。古今東西の戦争の歴史を振り返りやってはやられの人間の性を諦念していて近年の映画ではタブー視されていた復讐全肯定映画である。それにしてもメカニカルな義手でディメンタスに立ち向かうフュリオサを見るにつけ想起するのは「狂い咲きサンダーロード」山田辰夫なのだアーメン。
なぜ左腕喪失の直接描写がない?
子役の女の子がいい。 ついつい、レオンのナタリー・ポートマンを思い出してしまう。 フュリオサの母親は馬に跨り、バイクに跨り、ありえないほどのスナイパーライフルの使い手。カッコいい。 母親譲りのスナイパーのフュリオサもありえんぐらいの腕前。 喋れない設定のセリフが殆どないフュリオサ役のアニヤーテイラージョイ。 このシリーズはアメリカ大陸に無尽蔵に残さている石油をバックに、アジアの豊穣な水資源に対する憧れやかつてのモーター王国アメリカをどうしても捨てきれない哀れな印象をどうしても感じてしまう。 アメリカの映画産業の巨大化の弊害もあるのだろう。 悪者インディアン映画を彷彿とさせる未来にあわないワンパターンな攻防シーンはもう飽きた。 フュリオサの左腕前腕がなくなったシーンの直接描写がないのは肩透かしだった。左腕に刻まれたユートピアヘの地図を目当てにディメンタスやイモータン・ジョーや恋人ジャックの裏切りを含めたバトルが繰り返される展開かと思ったら違った。 蛆虫はいらん💢 テディベアぶら下げてるアホなディメンタス役のヘムズワースよりジャック役のトム·バーグのほうがいい。
鎖に繋がれたクマ?
やっと鑑賞👀 ストーリーは、もう省きます。 フュリオサの過去壮絶なストーリー。 緑の地での母親の存在感は、ハンパなくカッコ良すぎました。こんな母に育てられたら、フュリオサは強く育つに決まっている。 砂漠でのバイクでの戦闘シーンは痺れました。 ディメンタスのクリム・ヘムズワースも最高でした。クマのぬいぐるみを自分の子供の形見だと言っているが、鎖に繋ぐ必要あるのか?と一見すると愛嬌がある様にも映るが、支配欲が強く完全にイカれた存在だった。 終盤には、確実にガスタウン占拠には成功するが、統治能力がほぼ皆無に近い、ガスタウンは荒廃寸前。ストリーが進むに連れて行き精神が崩壊していく様子がなぜか笑えた。 イモータンジョー率いる武器将軍、人食い男爵、リクタス、スクロータスと集まり、ディメンタスをどう倒すか会議しているが、イカれた筋肉ムキムキの男が全員無能すぎる姿が笑えてしまう。 フュリオサは、もう生まれ持っている戦士であり、緑の地を守り抜くのが宿命でその意志の強い女性を良くぞアニャが演じたと思ってしまう。マックスと同じ生存能力がハンパない、あの細い身体で、演じているのは素晴らしい女優だと感じる。私には、アニャはもう魔女なんですよ(笑)映画ウィッチでのアニャが素晴らしくこの人はもう先祖が絶対魔女でしょと勝手に考えさせられる人です。 マッドマックスシリーズを通して、ふと思うのは怒りのデスロードは、出来すぎた前ふりでもうすでにフェリオサのストーリーが始まっていた。マックスは、完全に過去のヒーロー、新しく伝えられるヒーローの誕生か? 怒りのデスロードでのラスト、シタデルでフェリオサが群衆とは歓喜し登って行くが、マックスは群衆の中に消えて行った事を思い出してしまう。今後マックスは登場してくれるのか?なんて思ってしまう。 ラストも桃の種?本当に桃の実がなっているなら、食べたくないなー!(笑) 怒りのデスロードとは全く違うテイストの作品になっていましたね。しかし、残酷でパワフル全開でいて、愛や希望を感じてしまう素晴らしい作品でした。映画館に足を運んで正解だった(笑)
うーん、たぶん前作が好きすぎるのだ
普段はあまり観ないIMAXを奮発して鑑賞。とても短く感じあっという間に終わったが、ストーリーがまとまりすぎていて感動が薄かった。ギターのおじさんに代わるような超強烈分裂キャラクターも登場しないし。 またなんとなく違和感があるのが、クリス・ヘムズワースが良い人のオーラがありすぎるところ。ソーのイメージが強いからか。反対に今回のずばり当たり役はフュリオサの幼少時代を演じるアリラ・ブラウン。カワカッコイイキャラクターの頂点。 前作(怒りのデス・ロード)は辻褄や合理性とは全く別の世界で描かれている映像に圧倒された。だから、フュリオサはそれを補完していくような前日譚として捉えるのが、精神的にも良いのかもしれない
唯一無二ジョージ・ミラー!長生きしてほしい!
変わらず期待に応えてくれるのがマッドマックス! 怒りのデスロードから、世界観そのままに趣向を少しずらして見せる! その核が、アニヤ・テイラー=ジョイ! 寡黙な怒りを、あの意志に満ちた眼が表現してくれる。 デスロードをおさらいしたくなった。
一方的に浴びせられるという快感
前作が「行って帰る」なら今作は「やり遂げるために留まる」だろうか 崩壊後の地球で奇跡的に残っていた緑の地 そこを拠点にする集団で暮らしていた少女フュリオサは見るからにならず者のバイク集団にさらわれてしまう 追ってきた母と共に脱出を試みるも絶望的な状況に追い込まれる そこから彼女の長い長い忍耐と苦難が始まるのだった・・・ 前作同様、セリフに頼らずとも展開がすんなりと理解できるのが本っ当にすごい! アクションシーンでは「こういう対抗策をもって敵から逃げよう・戦おうとしてるんだな」とすぐに分かるし、その他のシーンでも「この人はこういう行動原理でこう動き話すのだろう」というのが違和感なく伝わってくる 改めてとんでもない演出力である ただ、敵対し合う勢力が複数いること・物語的にも広がりを持たせていることで前作より複雑になっているのもたしかだ 作品のメッセージや魅力をこちらから受け取りにいくというのも一つの楽しみ方ではあるが、 一方的にエンタメのシャワーを浴びせられるというのもまたすさまじい快感だ
「マッドマックス」を知らなくても楽しめます。
「マッドマックス」の世界を知らない。本作の基になった「怒りのデスロード」も見ていない。舞台は、荒廃して無法地帯になった近未来の世界のようである。政府も警察もないから、力がある者のやりたい放題である。中には自分の趣味を最大限に生かして極悪組織を作る者が出てくる。それがディメンタスやイモータンである。過酷な世界であるが、ある意味好き勝手ができて幸せなのかもしれない。モラルなどに縛られずに「悪」に吹っ切るのは快感であると思う。それが、戦闘シーンなどによく表れている。特にトレーラーを襲うシーンは圧巻である。CGを多用していると思うが、あり得ないようなシーンの連続で興奮させる。作品全体を通して、アクションの見せ方はスゴイと思う。人の命は虫けら以下になっているのが、モラルを超越しているようで快感になる。 フュリオサの「最強戦士」成長物語であるようだが、冒頭から母がすごすぎる。この母の血をそのまま受け継いでいるのだと思わせる。なぜ「最強の戦士」を目指すのか、母を殺されたことに対する復讐だけでは弱い気がする。しかしフュリオサの美しさ、強さは感動的ですらあり、説明は必要なくなる。 ストーリーとしては少し弱いが、アクションシーンには圧倒される作品でした。
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