バービーのレビュー・感想・評価
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外国人の観客さんが気の毒に思えて。
これ、どちらかというと積極的に観に行くような映画じゃなかったんですよね。
けれど、フライヤーがめっちゃ可愛かったから、それに惹かれて観に行きました。←どっちやねん。
例によって例の如く、一番乗りでシートにパイルダーオ-ン!して予告編の上映を堪能している間に、ちらほらと他の観客さんの姿が。
その中に、多分、米国人と思しき男女グループが5~6人。
これ今までありそうでなかったシチュエーションでした。
まずね、初っ端から大笑いさせていただきました。
米国人さん(多分…)も遠慮がちな笑いで「クスクスクスw」でしたよ。
これ、きっと本国で鑑賞していれば、もっと盛大にお腹抱えて大爆笑していたでしょうね。ポップコーンとか吹きながら。
そのあたり、ちょっと気の毒に思えて。
お行儀よく映画鑑賞するマナーは大切だけれど、本来の鑑賞スタイルって、喜怒哀楽をもっとストレートに出して観てもいいんじゃね?と思いました。
“あんな”歴史的超有名作品のパロディから始まって、セルフパロディまで、あちらこちらに散りばめられているんだから、笑わずにいられようか!って話です。
YouTubeの解説動画では「男女の人権がなんちゃらで…」と難しい理屈をつけて絶賛されていましたけれど、アホの子の私は、そこまで読み解きながら観ていませんでした。
ひたすら「ピンクの世界」の“甘々感”に浸りつつ(実はプリキュアとか好き♡おい!)次なる笑いを求めて観続けていました。
ここのところ『キングダムⅢ』以外はパンフレット買う気になるほどでもない映画ばかり観ていたのですが、久しぶりに買いましたとも!パンフレットを!
このパンフレットが、また可愛いのよん。
表紙がラメ入りでキラキラ光っていて、900円とは思えない仕上がりなのよん。
これ、レビューか?
アメリカの友達イチオシ
アメリカの友達イチオシ作品。アメリカで大ブームなのに、日本であまりウケなかったらしい。ノリが合う人と合わない人はいるかも。個人的にもっと尖っている方が好み。もっと振り切れてほしかった。全体的に明るく楽しいバービーワールド全開映画ですが、共感できる部分があって途中でホロリときました。挿入歌がとても良くてこの映画のあとずっとニッキー・ミナージュ聞いてます。
バービーの足、人形の足そのものでびっくり
最初のシーンからして、元ネタ知ってる人なら、ああ、って思って、映画が面白そうだと期待するだろうし、
途中で出てくる、テレビで映画観ている場面の映画がいかにも男が好きな映画の象徴だったりとか、前情報あったらさらに楽しめると感じる部分多かった。
女の希望・不満も男のそれもどっちもストレートに出していて、男性の共感も呼びそう。と思った。大きな声では言えないけれど、持ってる不満、普通なら多かれ少なかれあるだろうから。
単純にビジュアル的に、色々盛り込んでて、よくこういうシンボル的なもの集めたなーと感じるし、俳優もほんとしっかり役をやり切ってて、あんぐり、感心って感じ。
作るの結構大変そう・・・
マーゴット・ロビーがほんんっとバービーそのもので凄い。
昔、アメリカのバービー持っていたが、そう、その足!その足だった―――って思った。
こだわり再現度、抜かりない。
ライアン・ゴズリングもよくやったw
ストーリーはそんなふざけたピンク世界でなく、男女がずっと抱えていくだろう問題を目の当たりに出してきた感じ。それで何かすっきりする結末迎えるわけでもないが、
まあ、言いたいことはわかる。見る人によって、気に入りポイント違いそう。
映画始まる前は湧き立っていたのに、終わった後、みんなあんまりしゃべりまくってる感じではなかった。ただの派手で能天気な世界ではなかったから、どう感想言えばいいかちょっと困る感じだったのかなと思った。
美術とライアン・ゴズリングが素晴らしい
女児向けファッションドール・バービーの世界と人間の世界が、「普通のバービー」の変化と行動をキーに交錯する物語。
同名異種の「バービー」「ケン」が多数存在することを始めとした、ライトなものからブラックなものまでユーモアが効いたメタ描写やバービーランドの人間関係、トイ感を保ったまま立体化したバービーランドの作りは見事だった。
本編の中核となる「バービーが少女たちに語ってきた未来」と「バービーで遊んだ少女たちが経験する現実」とのギャップに端を発する物語については、主張が非常にストレートで、本編の終盤は作り手が観客に主張を投げつけ続ける演説状態だった。メッセージの内容やそれを伝えたい熱意は理解するが、実在の有名トイとその生みの親に映画制作者の主張をそのまま代弁させるのは少々乱暴ではないだろうか。
この作品の制作陣には、バービーランドの光と影を上手く映像と物語に落とし込む力があるのだから、主張したい意見があるならばもっと丁寧に物語を作りこむか、有名IPの発信力を借りることなくオリジナルのキャラクターや世界観で勝負して欲しかった。
マテル社の懐の深さと、ライアン・ゴズリングの職人ぶりを讃えたい。
ポップで楽しいのに哲学的メッセージが深い
理想の世界に楽しく暮らしていたバービーが、リアルな世界を知り、自己喪失してしまうが、再び自己を取り戻す。
ポップで楽しいのに哲学的メッセージが深い。
そして最後にちょっと幸せな気持ちになる。
グレタ・ガーウィグ素晴らしい。
映画みてから1日経過して…
「私もバービー人形持ってた!」
全く忘れていた記憶が蘇った(^-^)
哲学とコメディ映画の融合
哲学すぎる人類のテーマをコメディにして説教臭くなく面白く見せる映画。
この路線で戦争、差別、環境破壊もやって欲しい、いくらでも話は膨らむし尽きない。
マーゴットロビー流石、演技は言わずもだが、プロデューサー、監督選出など一流。
観るべき映画であり、アカデミー賞を取る可能性もある。
是非映画館で観るべき映画であり、価値がある。
素晴らしい社会風刺作品。
型にはまった人形の世界のバービーがふと自分に疑問を持ったことから始まる物語。
現実世界の男社会とバービーランドの女社会の対比をバービーのパロディや社会風刺コメディを混ぜ、世間にあふれるポリコレを揶揄しながら、バービーという人形を使って型にはまった生き様ではなく人のあるべき生き様はこうだと描いてみせたのは凄いと思った。
唯一残念なのはバービーが●になりたいという動機が分からないこと。
変わりたくないと泣いていたバービーが何故●になりたいと思うのになったのか描いてほしかった。
●の演説や革命を起こした経験などバービーが進みたい道を見つける材料はいくらでもあったのだから、彼女の心の変化をもっと分かりやすく見せて欲しかった。
ユーモアたっぷり
キラキラで可愛くて、女性パワー全開!女性って素晴らしい!みたいな映画かなと思っていたら何とも皮肉感たっぷりのとんでもない作品でした笑
フェミニズムやら多様性やら現代の様々な課題を悪意とユーモアをもって提起しつつ、
作中では特に何も解決しないという、悪意ある破茶滅茶さがとても面白かったです。
舞台となるバービーランドは一昔前の現実世界の男女逆転版という感じで、全てが女性中心に回っており、一方、ケン達男性陣はバービーに認められることでしか自己価値を見出せない世界。
面白いのはバービーの世界でもやはり大統領だとか科学者だとか、現実世界で偉いとされる職業に就いているバービーが尊敬されていて、しっかり現実の価値観が反映されている点。
また、後半のケンダムでグロリアがバービーの洗脳を解くシーンは現代のフェミニズムに感化される人々を見ているようでとても興味深かったです。バービー達はグロリアが主張する女性ならではの理不尽な仕打ち・肩身の狭い思いなんて受けたこともないはずなのに、あたかも自身が経験したかのように「そうだわ!」と共感してしまうのです。
男達(ケン達)からの洗脳を解く代わりに、別の洗脳に切り替わっただけという皮肉。
色々な思想から学ぶことは大事ですが、結局全ては自分自身の考え方で生きていくことが大事なのかなと思いました。
ラストはケンはケンのままで素晴らしい、定番型バービーは何でもないからこそ何にでもなれると気付き、皆ありのままで良いのだという事で終わります。
作中、人間界もバービーランドも社会的な課題自体は何も解決しませんが、一人一人がこんな考え方になっていけば、少しずつ世の中の課題は自然に解決していくのだろうなと思いました。
視点がおもしろい!
マーゴットロビーが企画を持ち込んで製作にも携わったと知り、観たかった作品。
日本はバービーよりリカちゃん人形の方が人気だっと思うので、色んなバービーが存在することなど新鮮だった。
またダイバーシティのメッセージ性もあり、良い作品でした。日本公開前にあったゴタゴタが残念でしたね。あれが無ければ日本でももう少し多くの方に観てもらえたでしょうね。
めちゃ
ナウな風刺じゃん!そんで哲学◎
面白いしウェッティーだしウィット満載だし
大味かも知んないけど、バービーだしこれぐらいで十分っしょって思える良い鑑賞タイムでした(^^)
哲学だから細かな表現を分析するだけで、時間沼だし
しないけど、先入観、思い込みで見過ごすと勿体無い映画だった🎞️
最後別の理由もあり少し涙目になりかけたけど、
その理由ともいい意味での向き合い閃きが得られたわ🉐
感謝しかないっすw
可愛いしPOPだし、でもちゃんと考えさせられちゃったりする
マーゴットロビーが最高可愛かった!!そしてライアンゴスリングよくぞこの役を引き受けたww
楽曲もいいし、バービーワールドがとっても可愛かった!もうそれだけでこの映画半分成功してると思う。
ちょこちょこ入ってくる小ネタも楽しいし、この映画を観たあとどんな感想を持つか、それでその人の価値観が分かりそう。私は大好きです!
あれっ、ガーウィグ監督って、こんなに巧い語り口だったっけ?と失礼ながら深く反省させられた一作
冒頭に堂々と登場するマテル社のロゴに圧倒され、立て続けにバービーの基本的な遊び方である「人形あそび」という行為を毒っ気たっぷりに、しかもあからさまに某有名作品の体裁で皮肉ってみせた導入部からして、この映画が普通じゃないことを観客に強く印象付けます。
実際のバービーの世界観、アイテムを用い、しかも存分に笑わせつつ、社会に充満する「抑圧」を描いてみせるという離れ業を、ガーウィグ監督(とノア・バームバック)はやってのけました。
確かにマーゴット・ロビー達が演じるバービー達の視点で見れば、本作は男性社会で抑圧状態にある女性達の寓話と捉えることもできるのですが、本作で特に注目すべきはケン(ライアン・ゴズリング)で、彼がある価値観に心酔し、そしてその夢から醒めるまでの過程は、非常に痛ましいものがあります。ゴズリングのコミカルな演技でその痛切さはやや和らいでいますが。
ガーウィグ監督であれば、抑圧やそれに対する抵抗を、挫折や痛みを伴った葛藤を通じて描くのではないか、という先入観を持っていたのですが、本作はそんな浅薄な思い込みを見事に覆す大傑作でした。
本作を製作しようと決めたマーゴット・ロビー、そして彼女がガーウィグとバームバックの起用を決定したこととか、いろいろ奇跡的な要素があったわけだけど、そんな普通じゃないバービー映画を了承したマテル社もすごい。
鑑賞動機:グレタ・ガーウィク5割、マーゴット・ロビー4割、アメリカ・フェレーラ1割
えっ、クールは”c”じゃないの?
LizzoのPinkから始まるサントラが楽しい。
Dua Lipaも出てるし、どうせならLizzo も出演させれば良かったのに。
個人的な笑いどころは、こんな感じ。
少女たちの進化をアレでやっちゃう所。
何やってんすか、ピースメーカー。
Pinkのネガティブバージョン。
「マーゴット・ロビーが言っても説得力無い」というナレーション(ヘレン様!)の鋭いツッコミ。
マテル社の面々。
フテ寝するバービー。
グロリアの魂の叫び。
そのオチ。
序盤のバービーランドから、単純そうに見せかけて中々巧妙に仕込んでいるのが後でわかる。いろんな見方、いろんな切り口があって、考え始めると中々うまくまとまらないかった。
確かに言えることはワーナーが絶対「続編作ろうぜ!」と言い出すってこと。 ほらやっぱりね(20240313)。
メッセージの意義とわかり難さ
『モモ』では、女の子が欲しがる代表的な人形が「ビビガール」という名で取り上げられており、それに相当するのではないかと思われた。『西日本新聞』「春秋」コラムで、「なりたい自分になれる」こと、ジェンダー平等や多様性尊重のメッセージが貫かれていて、人種や職業の多様なバービーが登場し、最近ではダウン症もあるとされていたが、映画では、確かに車いすも出ていた。かかとが地面についたり、肌にセルライトができたりなどの異変が起きたことの意味がよく理解できなかった。こわれた人形とこわした人間との関わりは、あまり重視されない。現実世界におけるバービー人形への批判も語られる。ケンやアランの思いには、それぞれ共感できるところもあるし、男性を排除しての復権工作が必ずしも好ましいとは言えないだろうけれども、現実世界における男性優位性を改善するための方策に関して、様々に工夫が必要な点があることであろう。結末の意味も、直ぐにはわからなかった。人間になることを選ぶというのは、『人魚姫』のようでもあるが、代償は特に必要ないということなのであろうか。
想像を絶する凄さ…3回も観に行っちゃった
観るつもりなかったんです…まーた白人ブロンドの主人公か〜と思ってパスしようとしたところ、SNSでG◯NTZの作者含めマンスプ男達がこの映画に対して凄く不満を抱いていたので気になって観に行ったら素晴らしい映画だった。マンスプ男達が怒るのも納得。
最初の2001年宇宙の旅パロディやインシンクなどの懐かしい小ネタが盛りだくさんで世代的にも色々楽しめた。
バービーの衣装やバービーハウスの中もリアルに忠実で「あ、これ持ってた!これも持ってた!」てノスタルジーの嵐。
ルースレス ルースが出てくるシーンも鳥肌立ったし、サーシャとお母さんの関係性も凄く良かったなぁ。エブエブと違って娘の反抗期に寄り添う感じがちょっと切なくて心地良い。
音楽もキャスティングもストーリーもとにかく最高。みんなに観て欲しいのでネタバレ控えますが、強いて言うならアジア人バービーもうちょっといても良かったんじゃないかなって。
同じ映画を3回も映画館に観に行ったのは初で、今後バービーを超える映画はないと思ってる。
炎上騒動は抜きにして、作品のメッセージに共感できない
本作は、本国で同時期に公開された『オッペンハイマー』で扱われている“原爆”に悪乗りしたプロモーションが、日本ではとりわけ問題となったわけであるが、それを抜きにしてもこの映画が何を伝えたかったのかよくわからなかった。
映画は、バービーと彼女たちのボーイフレンドの“つもりである”ケンたちが暮らす「バービーランド」で、ある日、己の人生に疑問を抱いたマーゴット・ロビー演じるバービーが、人間の住む世界へと旅立つところから始まる。物語の舞台が実は“虚構の世界”だったというオチは、有名どころだと『トゥルーマン・ショー』が思い浮かぶが、それよりむしろ『LEGOムービー』に近いものを感じた。別の映画の話をするのはご法度かもしれないが、LEGOムービーはレゴブロックの本質を明確に描いた(レゴは説明書どおりに組み立てても自由な発想でも組み立てても構わないが、飾っておくよりも誰か(ここ重要)と共有して遊ぶことに意義がある)傑作である。
ただし、本作『バービー』については、LEGOムービーほど響くものがなく、悪くいえばフェミニストの自己満足にしか感じられなかった。
たとえば、ライアン・ゴズリング演じるケンは、マーゴット・ロビー演じるバービーが大好きで大好きでしょうがない。その想いが報われずに拗れた結果、彼はヴィランへと成り果て「バービーランド」を人間界で得た“家父長制”の知識で洗脳し、「ケンランド」へと作り変えようとする。しかし、そこはあくまでもケン。彼が元々、おバカさんであることが幸いし、洗脳が解けたバービーたちにあっさりと反旗を翻されてしまう。結局、この場面は支配構図がケンからバービーへと戻ったにすぎず、自分のアイデンティティに悩むケンへのフォローもお座なりだったように感じる。単にケンはバービーに自分を受け入れてもらいたかっただけなのに、意中のバービーには最後まで拒絶されてしまうのだ。しかも、ケンたちには住む家もない。バービーには彼女たち専用の家があり、そこで暮らしてパーティー三昧にもかかわらず、それに関するフォローも最後までお粗末なのである。これなら『トイ・ストーリー3』のバービーとケンの恋路のほうが、よほど気持ちよく鑑賞することができた。
人間界パートについても同様にお座なりだったように感じる。旅のきっかけである母娘についても、バービーの生みの親であるマテル社についても、それぞれの問題は本質的には何も解決していないはずのに、何か良い話風にまとめられているだけに見えるのだ。
揚げ句は、主人公のバービーである。彼女は自らを“ステレオ”タイプのバービーだと認めている。実際、あらゆる肩書きのバービーがいる中で、彼女は役職に就いている描写がない。それでも旅を通して自分が何者であるか、ある程度の自己発見をするのがお決まりの流れではあるが、その彼女の選択がなんと“人間”になることである。別にいつまでも“お人形さん”である必要はないかもしれないが、少しばかり人間界にいただけで、その結論に達するのはいささか唐突に感じられた。確かに人間界での出会いはあったが、それは彼女に人間になるのを決意させるほどの影響を与えたようには思えなかったからだ。そのように描くならば、人間界での描写を増やし、バービーが人間であることに感動する場面を挿入すべきだったように思う。それゆえ、彼女の決断がただの“わがまま”にしか映らなかったのが残念だ。
結局、本作は男性主権の世の中に対するカウンターカルチャー以上のメッセージが感じられず、登場するどのキャラクターにも感情移入することができずに終わってしまう映画であった。
世界観が理解できなくて採点不能
世界観もよく理解できなくてイマイチでした。
バービーランドにいるバービーたちは現実のバービーと繋がっているということ?ならば同じ型のバービーも何人もいるはず。バービーを製造している企業の立ち位置も理解が出来ませんでした。バービーランドってなに?
細かい所ですが、人形なのにシワが結構あるんだなぁと気になりました。
笑える所もありましたが、評価ほどではなかったというか感想です。日本人にアメリカンジョークは良くわからんな。
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