バービーのレビュー・感想・評価
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おもちゃ世界の表現は見事
バービーランドというおもちゃの世界を違和感なく作り込んだのは見事。生身の人間がその中で演技しても不自然に見えないのもすごい。
全体的におバカコメディなノリですが自分は気に入りました。演技もオーバーな感じでちょうどよい。
終盤があんまり映像的に面白いことをしてなくて、抽象的でチープなセリフを並べたような印象になってるのが残念。物語をたたむ必要があるのはわかるがもっとうまくやって欲しかった。
人間て…
そんなに良いかしら。人生七転び八起き。自分で人生を切り開けるし、自分一人で何ともならないこともある。それが楽しいのかもだが、バービーランドの方が毎日楽しいと思ってしまう。ケンはつまらないだろうが。マーゴット・ロビーはリアルバービーだった。
いろんな意味で、難しい
ピンクもお人形遊びも、苦手だったので。
特に冒頭30分の「バービーの世界」が、全く入れず。
徐々に人形のバービーが進化していく話は。
今の男性上位の価値観を警告している、のでしょう。
だけどなー、ラストのセリフも?。
ライアン・ゴスリングの無駄使い・・・。
ピンクでレトロポップなドールの世界
採点3.7
その美術が面白く、ピンクでレトロポップなドールの世界に見事に落とし込んでいて実にキュート。
マーゴットも素晴らしくフィットしてましたね。
そのリアリティの薄い世界に、人間が入っていても違和感が無いのもすごい。
ちょっとウェス味のある世界観ですが、意外と真面目なテーマを置いているのはやはりグレタ・ガーウィグ作品って感じです。
バービーとケンを通して男性性と女性性を掲げ、男性主導となっている社会を痛烈に揶揄。
自分は自分のままで良い。そして自分を変えようとする一歩の大切さ。
全体的にとてもおバカなノリですが、とても前向きになれる素敵な作品でした。
原爆ミームの問題は残念でしたが、米ワーナーの異例とも言える対応は凄かったです。普通だったらありえない事だと思いますね。
途中までは良かったけど、、、
最後全然よくわからんかった。
途中までは笑えたし、おもろかったけど、なんとなく最後は、自分らしく!感じでいくんだろうなーって思ったけど、自分らしくの感じがイマイチ共感できず。尻すぼみな感じ。
女、男、ちょっと言い過ぎなんかな?
結局、性別意識してる感じがジェンダーレスじゃないよねってなるわ。
後、ウィルフェレルにもっとおもろいことさせて欲しかったなー。
ゴズリングのアホな演技は最高!
マーゴットロビーはもうちょっと破天荒な役のほうが好きかな。
ポップな世界観だが、なかなか強いメッセージ性。
カラフルな色調で二次元素材を多用したスクリーンに、明るくてチャーミングなバービー(マーゴット・ロビー)が笑顔を振りまく。
マテル日本法人のサイトによると、バービーは1959年に誕生。バーバラ・ミリセント・ロバーツというのが本名とのこと。
バービー人形の生みの親(マテルの創業者)はルース・ハンドラー(リー・パールマン)で、本作に重要は役どころで登場する。
ウルトラマン最終回のゾフィーのようにバービーを連れて行き、二人で会話しエンディングに向かう。
バービーとケン(ライアン・ゴスリング)という存在を借りて、男はこうあるべき、女はこうあるべき、という「役割論」を一蹴してみせる。
結論が早いかもしれないが、
これが50年前に製作された映画なら、もっともっと高く評価されたのではないか、と思う。
米国で第2次ウーマンリブ運動でも起こっているのかと思うほど、本作に込められたメッセージは、とても力強く見る側に届いたのではないか。
アカデミー賞では歌曲賞を受賞した。
グレタ・ガーウィグのメッセージは健在
グレタ・ガーウィグの一ファンだ。主演だった「フランシス・ハ」の衝撃から始まり、彼女の学生時代を描いた自伝的映画『レディ・バード』の絶妙な演出が記憶に新しい。『ストーリー・オブ・ライフ』の少女たちの青春群像も心に残る。
ところが本作は、今までの彼女とは趣向が違う。バービーという人形の世界と人間世界を描いた空想ファンタジー。主演も今までとは異なる強烈な個性派女優マーゴット・ロビー。奇想天外なミュージカル。その世界観は、ウェス・アンダーソンに通じるものがある。ただ、バービーを通して彼女の作品に脈々と流れる人間としての自立への希求が、本作でも描かれている。
印象に残ったのは、後に人間界に舞い降りたバービーの面倒を看ることになる母娘の娘が、初対面の時に言った言葉。
「フェミニズムを50年後退させ、女子の自信を奪い、大量消費をあおり、環境破壊している」
バービーはその言葉にショックを受けて号泣し、自分を変えようと決意する。
グレタ・ガーウィグの強烈なメッセージを実感した。
奇想天外摩訶不思議
マーゴット・ロビーの完璧と言えるほどのバービー感、どんな格好していても可愛い♥️
ドール役だからなのか露出のあるドレスでも
色気を感じない。あれ、元からか🫢
ライアン・ゴズリングはよくこのぶっ飛んだ役を
受けたなぁ🤣振り切った感はさすが👏
そもそもドール遊び(日本ならリカちゃん人形)も
あまりしなかったタイプなので世界観も
キャピキャピ感も苦手🤣劇場鑑賞しなくてよかったぁ😫
色んなBarbie(多様性)
男社会にジェンダー論
色々ぶっ込んだ奇想天外なお話し👱♀️👱♂️
狭い世界
バービー達の暮らす世界と人間界ってそこそこ簡単に行き来できるんだ・・・・
ウィル・フェレル演じる会社のボスの言っている事もやっている事もよく分からん
ただただマーゴット・ロビーのスタイルとファッションショーを楽しめる映画
単なるおバカ映画ではない
スゴいバカな映画だなぁと言うところから始まって
男社会における女性の不条理を描いて、
最後は男も女も関係なく
自分で選択することの素晴らしさ、
みんな人と違ってそれで良いんだよと言うところまで
描いたところはスゴいなと思いました。
ただ表現がアホ過ぎて途中ノリがしんどいところも
あった。
女性から観たら男はこんなアホなんだ!
と恥ずかしくなりました。
ケンのように、
お前はこう言う風に生きなきゃダメだ!なんて
ものはなくて、お前はお前なんだよ!
と子どもたちに伝わっていてくれれば親として
嬉しいです。
人間として現実世界に生きるという選択
色々と苦労はあるのかも知れないけれども。
理想郷(バービーランド)に隠(こも)るよりも、一人の人間としてのバーバラ・ハンドラーとして生きることを選んだということですよね。
結局のところ、定番のバービー人形だった彼女は。
実際には、いわゆる「リアル・ワールド」なる人間界というところで暮らしていると、色々と気苦労も多いことではありますけれども。
世界的な人気を博し、世界中の少女を虜(とりこ)にして、彼女らを、まだ観ぬ大人の女性という夢の世界へと誘(いざな)ったバービー人形―。
しかし、人形ならぬ人間として現に生きている訳ですから、そのことをちやんと意識・正視して、日々の生活を組み立てなさいということでしょうか。
バービー人形として、世の少女たちに「大人の女性となることの夢を売ること」と、「実際に大人の女性になること」との間には、途方もない懸隔(けんかく)があることには、多言を要しないことと思います。
彼女が婦人科を訪れたということも「バービー人形としての女性」であれば経験することがないけれども、「人間の女性」であれば多くが経験する、出産ーそして、そのために必要な、いわば「事前作業」(?)として毎月、経験しなければならない―といった女性に特有の生理的現象が(人間となった)バービーも訪れたことを象徴していたのでしょう。
意外と良作ではあったのたも知れません。そんなことにも思いが至ったということであれば。
評論子の鑑賞力不足による思い過ごしではないことを祈りつつ、良作と評しておきたいと思います。
<映画のことば>
女でいるって、苦行よね。
あなたは美しいし、頭もいいのに、劣等感に苦しむなんて、おかしい。
女は、常に素敵じゃないといけない。
でも、なぜかうまくいかない。
スリムでも、痩せすぎてはいけない。
「痩せたい」は禁句、言うなら「健康的になりたい」。
でも、スリムでなきゃ、ダメ。
お金は持つべき。
でも、ガツガツしちゃあダメ。
偉くなれ。でも、偉ぶるな。
リーダーになれ。
でも、下の意見を聞け。
母親業は楽しめ。
でも、子供自慢はダメ。
キャリアは持て。
でも、周りの世話もしろ。男のワガママに付き合え。
でも、指摘すれば、文句扱いされる。
美しくいろ。
でも、やり過ぎるな。
男にモテすぎると、女友達に脅威を与える。
目立っちゃダメ。
常に感謝すること。
世の中は不公平だけど、それは飲み込んで感謝しろ。
老(ふ)けちゃダメ。
失礼なのも、気取るのも、自己中も、怖がるのも。はみ出すのもダメ。
苦行だし、矛盾してる。
でも、評価も感謝もされず、結局うまくいかなくて、女が悪いせいにされる。
もう、ウンザリ。
自分だけじゃなく、あらゆる女性たち全員が人に好かれようと苦労するのを見たくない。
(追加)
架空のバービーランドを舞台に設定した、架空の物語とは見せながら、どうして、どうして、ジエンダー問題については、俄(にわか)には侮(あなど)りがたい洞察を含む一本と見ました。評論子は。
その意味では「ジェンダー論の先にある人生の生き方」を描くという、bionさんの評は、正鵠を得ていると思います。
本作のレビューの投稿について、大いに参考にさせていただいたことについて、ハンドルネームを記(しる)して、お礼としたいと思います。
<映画のことば>
ケンたちは、ここからよ。
いつか、彼らも、もっと力を持つでしょう。
人間界の女性のように。
<映画のことば>
普通のバービーを作るの。
大統領じゃなくていい。
母親でも、そうでなくてもいい。
夢は何でもいい。「母親」だけでも。
「母親兼大統領」でも、どっちもイヤでもいい。
似合う服を着て、自分でいることが幸せって思えればいい。
<映画のことば>
「人間には、たつた一つの結末しかない。
架空の存在は永遠。でも、人間は違う。
人間が男社会やバービーを作るのは、過酷な現実を乗りきるため。」
「それでも、人間として、生きる意味を見つけたい。空想されるよりも、したい。」
「何が待ち受けているかも分からずに、背中は押せない。」
ケン
2024年4月27日
映画 #バービー (2023年)鑑賞
すべてが完璧なバービーランドで毎日ハッピーに暮らしていたバービーが、ひょんなことから人間世界に飛び込み、次々と大騒動を繰り広げる大冒険
ジェンダー的視点を盛り込みつつカラフルなヴィジュアルでユーモラスに描く
能天気でいいね、ハリウッド!
私には響かなかった
意外や意外、メッセージ性が強い内容だったのね
だけど自分には全く響かなかったし普通にバービーランド内での出来事やハプニングとかの内容だったらもっと見やすかったし分かりやすいと思う
映像美はずっと映えてて満足度は高い でもただそれだけ
思ってたのと大分違くてなんか残念
ビリー・アイリッシュの歌が良かった
バービーの世界とは全く違う人間の世界
男社会がまだまだ蔓延っている社会
口では多様化、男女平等といっているものの
現実は全然達していない
そんな社会風刺を効かせてくれています。
でもなーバービーがピンとこないから
もうひとつうわすべり感がどうしてもぬぐえない
アカデミー作品賞ノミネートされたけど
そこまでは思わなかったな。
ビリー・アイリッシュの歌は良かった。
バービーランドのプリンスだぃ⭐︎
バービーのボディを借りて真顔で説教するわけじゃなく、ライトな悪ノリに振り切ったフェミニズムコメディ。
2001年のパロディ予告(英語)を見た時は優勝!って思ったけど本編ではナレーションで説明しててややがっかり。。これではキューブリックがナレーションを切った件について小一時間マンスプレイニングされかねない。
こんな企画が大バジェットで作られる背景にはやはり「LEGOムービー」があると思うけど、こっちはリアルワールド側の問題をバービーが解決する方がよかったんじゃないかなー?
冒頭、バービーの異変が足から始まるって着眼点はすばらしく、靴からジェンダーの問題を切るのかと思えばそうでもなく。かつてモノリス並のインパクトを与えたバービーが、今では悪しき女性像になってしまった件とか、重役が男だらけ問題とか、どんな意図で今まで色んなバービーが生み出されてきたのかとか、おもしろくなりそうなネタはいっぱいあるのに深掘りされず。それこそ「ピンク色」だけでも女には言いたいことが山ほどあるわけだし、とにかく色んな問題の端緒だけばらまく割に、縦に掘らず横に散らかるばっかりで、映画的なカタルシスはいまいち。ケンにもバービーにもあの親子にも、あまり感情移入できなかった。画面はゴージャスでも肝心なところは割とセリフで解決しちゃうし…
コメディとしても、フフッと笑える部分といまいち乗れない部分があって、全編バキバキのLEGOムービーの偉大さを再確認した。天丼というか、アイデアが連鎖していく快感がない。
もちろんマーゴット・ロビーとライアン・ゴズリングはじめ、言うまでもなく役者のがんばりはすばらしい。歌って踊ってボディも鍛えて…生身なのに完璧な人形になる準備&プレッシャーは相当大変だっただろうなー
バービーランドの憲法をめぐる結末、あれはリアルワールドなら男性優位な価値観が温存されるってことで、まだまだウブで社会的地位の低いケンたちのことも包摂しうる修正とかは入れないんだぁーと拍子抜けした。マテル社の体制も変化ないし、心の中が呪縛から放たれたらそれでOK?フェミニズムって社会運動だよね…?
正直私にはなんだかよくわからない映画だった。ウチらすでに「大奥」とか見届けてますし…。劇場ならもっと楽しめたかも?
ただオチはよかった。男性なら泌尿器科に行くとかの、自分を大切にするために「恥」の心理的抵抗を乗り越えるっていう、とくに若い観客に向けたメッセージかな?と思えた。
OST良すぎる
殴りたいほど言いたいことがある強めの主張をポップでキュートな世界観で包み込んでる感じたまらん刺さった。ビジュでも楽しめるしジョークもいい感じに下品で笑える!
当初、ケン役がライアン・ゴズリングゥゥ⁇って思ってたけど漢の感じとイケボーイの感じと情けない感じをすべて待ち合わせてるのはおまえしかいなかった、ごめん。
なりたい自分になるために誰の許可も必要ない。誰も蔑ろにしない世界にはやくなるといいね。誰かが誰かを従える権利なんてどこにもありゃしないのだよ。
〈私〉至上主義ではバービーの鬱は治らない
本作をみてジェンダー不平等の現実を感知して、エンパワーメントされた経験は何にも代え難い。これほど多くの人々に観賞された事実も大きな意義があると思う。
しかし本作をみて、現代の問題が的確に描写されて、万事解決とされるならそれは困る。少なくとも私は本作をフェミニズム映画とは言えない。そうしてしまったらアニエス・ヴァルダやケリー・ライカートの仕事を、そして今も闘っている人々を無視することになってしまうから。
「バービーが女性の地位を向上させた」
私はバービーランドをオルダス・ハクスリーの『すばらしい新世界』のようにすばらしいディストピア世界とみたから、上述のセリフも大いなる皮肉だと思っている。もちろんそうであって、女性の地位を向上させたのはバービーといった「人形」ではなく、現実に闘った「人」である。
フェミニズムの「運動」が洗われている。バービーランドでは定型のバービーと同等にアフリカン系やアジア系、肥満体型や車いすのバービーが存在している。もちろん彼女らが同等に存在していることはすばらしいことだ。しかし浅はかな多様性とも思ってしまう。まさか自明に存在していたとでも言うのだろうか。バービーを産み出したマテル社の企業努力とも?そして彼女らの間には同じ「女性」だから何も問題がないとでも?
そんなわけがない。定型以外のバービーが存在できるようになったのは、アフリカン系のフェミニストの運動の成果だし、障害者運動やボディー・ポジティブの運動も起こったからだ。そして現在は同じ「女性」でも人種や階級、宗教、世代、障害などの差異の尊重と連帯が問題になっている。それは「インターセクショナリティ」という概念で記述され、今なお議論されていることである。
もうひとつバービーランドがディストピア世界と思うことがある。
それはケンが現実世界でホモ・ソーシャルを学び、「Kengdam」という王国をつくるが、バービーらが闘って元の世界を取り戻したとき、ケンのアイデンティティーを回復するためにバービーが放つ言葉である。
「ケンはケン」「自分でいることが幸せ」
〈私〉は〈私〉であって、〈私〉であることは幸せ。グロテクスだと思う。〈私〉であることの根拠が〈私〉でしかないことに。この自己参照。関係するのは〈私〉だけ。それは男といった他者や母といった役割、仕事によるアイデンティティー獲得からの解放にも思えるが、とても残酷だ。〈私〉を構成するのは何なの?もし〈私〉に何もなければ、または根拠を摩耗したら何を参照することになるの?
バービーの鬱は治らない。バービーランドを取り戻したとしても、この「〈私〉至上主義」からは解放されない。むしろその果てで〈私〉が死ぬ。バービーのプライベート空間であるハウスは、別のバービーに開かれていてー悪く言えば相互監視だー、バービーである〈私〉とバービーである〈あなた〉の境界はなくなる。みんな名前がバービーなのだから。
〈私〉はバービーであって、〈あなた〉もバービーである。〈私〉であることは〈あなた〉であることであって、それは幸せ。
私は気が狂うと思う。
気を狂わせないためには「ダブルシンク」をしなくてはいけない。グロリアのスピーチで語られた現在の女性の状況のように。ジョージ・オーウェルの『1984年』のように。でも「ダブルシンク」は鬱を治さない。
スピーチ=言論が洗脳を解くためには重要だ。けれどもうケンとの闘い方で「バカなふり」とかやめてほしい。いつの時代の誰のフェミニズムの闘い方ですか。そしてバービーが仕事でアイデンティティーを獲得するふりをして、産婦人科に行く結末も。もっと闘いは切実だ。それこそ法の逸脱が必要だし、死と触れあっている。だからケンたちの「ごっこ遊び」の闘いで終わらせてはいけないんです。
私たちはバービーランドをみて、ジェンダー不平等の現況を感知しなくてはいけない。と同時にバービーランドではない別の仕方の世界を創造/想像しなくてはいけない。その「ダブルシンク」が求められている。そしてそれを現実に反映させる運動が。そこまでの射程があるなら本作はアカデミー賞の作品賞に相応しいし、グレタ・ガーウィグが監督賞にノミネートされていないことは抗議してしかるべきだ。
ただ私はそもそもファーストシーンで人形を宙に投げることからアヴァンクレジットに繋げる仕方があまりにもダサいと思っているから、複雑な心境にいる。
ジェンダー平等と自己認識
U-NEXTで鑑賞。
バービーは日本で言うリカちゃんのイメージが強いですが、ジェンダー平等などのテーマで描かれていて奥深かったです。
ピンク一色のセットは派手で、可愛さ溢れる人形の街並みを実写で再現した光景には驚きました(その影響で、ピンクの塗料が品薄になったとか)。
人形をただ実写化しただけでなく、現実社会についても描かれていたのが好印象でした。男女ともに社会で活躍する機会を与えられる必要性や、自分が何者なのかを考えて生きる大切さが伝わってきました。
最近のアメリカでは、女性の社会進出が騒がれたり、自分軸を持つ人が増えているように感じます。日本でも実践されている部分はありますが、格差などの問題は未だに解決しておらず、課題は山積みです。そのため、自分らしく生きることが今後重要になってくるのではないかと考えました。
私も自分がどうしたいのかを意識しながら、少しずつ自信を持って生きようと思える作品になっていました。
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