「栗田科学は理想郷だった」夜明けのすべて エロくそチキン2さんの映画レビュー(感想・評価)
栗田科学は理想郷だった
「ケイコ 目を澄ませて」の三宅唱監督作。
上白石萌音さん=PMS(月経前症候群)のせいで月に1度イライラを抑えられなくなる藤沢さん
松村北斗くん=パニック障害を抱え生きがいも気力も失った山添くん
よく知る世界なのでどうかと思ったが問題なかった。いい気分に浸った。
そう、彼らが働く職場・栗田科学は理想郷だった。心を病んだ社員を、そして観る我々を優しく包み込んだ。
この作品そのものが優しい空気で満たされた。
まさに「ないものねだり」なのだけど、発作に怯え活動範囲がどんどん限られていったあの頃、こんな職場があったなら、こんな職場で働いていたならと。
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