劇場公開日 2025年3月22日

ノーバディーズ・ヒーローのレビュー・感想・評価

全13件を表示

2.5千客万来・トラブルカムカム・問題吸引機

2025年5月9日
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鑑賞方法:映画館
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bloodtrail

3.570点ぐらい。社会派コメディ

2025年5月8日
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鑑賞方法:映画館

パンクが好きだとビビッとくるタイトルだけど、そっちとは全く関係ない(笑)

スティッフ・リトル・フィンガーズが思い浮かんだ方は正解!

あのアルバムとは1字違いですけどね(笑)

まあ、いいや(笑)

冒頭から情事が始まり、同監督の『湖の見知らぬ男』を観たあとだったので、またポルノまがいな映画か!と思ったけど結果いい話だった。

終わったあと調べてみて、この映画が社会派コメディだと知ったけど、エロイけどマジメな中に笑いが入ってる感じで、あまりコメディっぽくないかな?

イスラム教やテロが話に絡んできて、偏見やヘイトを風刺する思わくがあるのでは?

笑える箇所はチョイチョイ入ってくるので、笑えると思うけど(笑)

あ!だから社会派コメディか(笑)

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RAIN DOG

4.0テロに見舞われたフランスの地方都市で展開する愛と連帯の物語には江戸落語のテイストが漂う

2025年5月7日
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鑑賞方法:映画館

街でジョギングをしている中年男が路上の娼婦に目をとめるところから物語は始まります。男は自分より年上であろう娼婦に対して「君と寝たい。ただで。口説いてるんだけど」みたいな驚きのセリフ。なぜただなのかと返されると「売春には反対してるんだ」。そこに娼婦の夫が迎えにやってくると自分の連絡先のメモを娼婦に渡すジョギング男。で、引き続きジョギングをしてると娼婦からTELが。ふたりは夜、怪しげな雰囲気のホテルで会います。コトにおよびますが、達したときの娼婦のおばさん(失礼)の声が大きいのなんの。男はまだ達してなかったので引き続き継続してたら、不意にテレビから、すぐ近くの街の中心部で起きた爆弾テロのニュースが…… とまあ呆れ返るぐらいの怒涛の展開。

登場人物もIT技術者である主人公の中年男、その男に口説かれた あの時の声がやたら大きい熟年娼婦、妻の仕事を認めつつもやたら嫉妬深い そのDV夫、怪しげなホテルのフロントで働く未成年と思われる黒人の女の子、テロの実行犯の嫌疑がかかるアラブ系のホームレス青年、主人公の仕事仲間の女性、主人公が住むアパートの住人たち……と多士済々で、例によって皆がそれぞれの形でそれぞれ変ということになっております。

ここで「変態」という概念について考えてみましょう。いささか乱暴なやり方になりますが、変態を二つの種類に分けてみます。まずは人間の本源的な部分に存在する、先天的な変態性を「ナチュラル変態」としましょう。これに対して、巷にあふれる扇情的な情報や個人の妄想から生まれる、後天的な変態性は「プロセス変態」と呼べると思います(ナチュラル、プロセスの二分法がチーズの種類みたいになっておりますが、それはさておき)。後者のプロセス変態を作品に展開すると、ポルノやアダルトビデオの類いになると思いますが、アラン•ギロディ作品が扱うのは前者のナチュラル変態の世界であって、セックス描写をしてもポルノの方向には行かず、人間讃歌になったり、滑稽な感じになってコメディの方向に進んでゆきます。その特徴がもっともよく顕われているのがこの作品だと思います。

まあそんなこんなで変な人たちがわちゃわちゃやってそれなりに爽やかな大団円を迎えるわけですが、実は上記のように属性がバラバラな人たちが緩やかながらも連帯感を感じているような雰囲気もありまして、最後のとこで私は不覚にも目頭が熱くなりました。今回の特集3作品のなかでは個人的にはいちばん好きです。なんだか、長屋に住む八つぁんや熊さん、ご隠居や与太郎がわちゃわちゃやってる江戸落語の世界みたいということで十分に堪能させていただきました。

ということで、アラン•ギロディ特集を無事完走しました。なんか、映画鑑賞の地平を拡げることができたような感じ。面白かったです。作品の性質上、配信やテレビ放映は難しいと思いますのでラッキーでした。出会いに感謝

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Freddie3v

4.0滑稽だが、それも人の生き様

2025年5月6日
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鑑賞方法:映画館

笑える

愛は、理解できる愛もあれば、理解しがたい愛もある。
フランスとか愛に寛大なイメージだが、
そう見えて案外愛にある温かさは変わらないのではないだろうか。

登場する誰のことも、ワケワカメで全く寄り添えなかった。
誰一人として。
娼婦を辞めず娼婦の役目を諭す好色家(妻)。
金は払いたくないけどヤりたいと付きまとう太め。
(リチャード・ドレイファスがパンパンって感じ。)
好色家と分かりながらも別れられないDV夫。
そのDV夫とタイマンする太め。
そんな、『けんかをやめて』状態だが、
好色家はモーパッサンの脂肪の塊に出てくる娼婦みたいで、おいおいそんな戦う程でもないだろうと
(まあ個人好みです)呆れるが、娼婦が夫を庇うところに
本作の救いがあるような気がした。

移民問題、ホームレス、宗教の尊厳、ヤクの闘争。
安心できるか、その安心の為に寄り添う。
滑稽だが、それも人の生き様なのかもしれない。

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なかじwithみゆ

2.0ノエミさん

2025年5月6日
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は監督もするのですね。おフランスの艶笑コメディって主人公がちっとも格好良くなくて変だけど、やたらモテるの定番です。

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michi

2.5つかみどころのないコメディセンス

2025年5月4日
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鑑賞方法:映画館

主人公のメデリックはジョギング中に見かけた娼婦イザドラに一目惚れ。ビジネスではなく、ただで付き合ってくれるよう何度もアプローチ。冒頭からぶっ飛んだ設定です。

イザドラはセックス依存症だし、ヤクザな夫は嫉妬深いのに売春公認。他にもテロリストと間違えられるアラブ系の青年やマンションの銃器マニア、公私の区別ない女性上司など登場人物はクセのある変人ばかり。

まあ世の中誰しも変なところがあって、それが化学反応を起こすんだよということなのでしょうか。
確かにおかしみはあるんですが、全体的にやや間延びして、コメディとして食い足りなさが残りました。

告解室の情事、GPS追跡、イスラム国の動画など小ネタは上手く使っていたのですが、そもそもメデリックが何故あそこまでモテモテなのか今ひとつ説得力がなかったです。

でもギロディ作品はこういうつかみどころがないのが妙味なのかも知れません。

みんなで飲もうよみたいなエンディングはちょっと良かったです(ひとり入院してるけど、それはそれとして)。

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sugar bread

2.5声が大きすぎる娼婦

2025年5月3日
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鑑賞方法:映画館

笑える

独身男のメデリックはランニング中に見かけた売春婦イザドラにひと目ぼれし口説こうとするが、彼女の嫉妬深い夫に邪魔されてしまった。その頃、街の中心部で大規模な爆破テロ事件が発生し、その後メデリックのアパート前にアラブ系青年セリムが現れた。混乱する近隣住人たちとホテルフロントの老人と少女など、メデリックの周囲でトラブルが次から次へと発生し、人々は疑心暗鬼に陥り・・・さてどうなる、という話。

熟女の娼婦は夫が居ても売春を続けるし、嫉妬深いみたいだが、仕事なんだろうしよくわからなかった。その時の声が大きすぎるし、レートは何も付かなくて良いのか?なんて観てた。

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りあの

4.0十分にエロくて十分に社会派

2025年5月1日
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鑑賞方法:映画館

ありそうでない傑作「ミゼリコルディア」と続けて観たアラン・ギロディ監督作。

娼婦への愛に悶絶する男とテロ事件の交錯。
十分にエロくて十分に社会派。

ランニング中に見かけた売春婦イザドラにひと目ぼれした独身男性メデリック。

中年というには歳をとり過ぎているイザドラ。
ふくよかというには太り過ぎで爆乳過ぎるイザドラ。
暴力的で嫉妬深過ぎる夫を持つイザドラ。
イザドラに執着するメドリックの心情は計り知れず。

時を同じくして大規模なテロ事件の発生。メデリックのアパートに現れたアラブ系青年に対する疑心暗鬼。

繰り返される性交の中断にフィニッシュすることなくカオスに突入するメドリック。

そう、今作もまたありそうでない傑作だった。
主演のお二人が最高だった。

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エロくそチキン2

3.5おもれええええ

2025年5月1日
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何この巻き込まれ劇
もう無茶苦茶だけど笑っていいのか分からなくて
こちらもどんな顔で見てればいいのか分からなかった

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JYARI

3.5それぞれの『なんかちょっと変』を楽しもー

2025年4月23日
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オススメされて観に行ったギロディ作品。
全3作のうちコレを最後にして良かった。
ミゼリコルディア同様、なんかみんなちょっとズレてる。
でもそれが愛嬌あって笑えちゃう。
夫婦の関係性もわからなきゃ、その夫婦に割り込もうとする面倒な男もわからん。何にでも首突っ込む夫婦のご近所さんも謎だし、アパートの住人たちも変わり者。
それぞれの『なんかちょっと変』を楽しむヤツ。

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らまんば

4.0タイトルなし(ネタバレ)

2025年4月19日
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りゃんひさ

4.0服に対する関心の薄さ

2025年3月22日
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鑑賞方法:映画館

ギロディはフランス国内の批評家からはとても高く評価されているらしいが、日本ではアテネフランセ、アンスティチュ・フランセなどでしか観られなかったがその理由も頷ける。要するに服に対する意識というか関心が異様に低い。映画なんてビジュアルアートなんだからどれだけ嫌でも服に凝ってしまう。おしゃれ映画じゃなくたって、コンセプトなどで表現される。フランス映画の着こなしを参考にするのが好きだからフランス映画を観る人も少なくない。それなのにこのギロディは服に対する関心がとても低い。低いというか意図的に服を評価から排除している。服で加点されるようなことはあってはならないと考えているような拒絶の仕方。ゲイ映画文脈とも聞いていたのでカラフルだったり、キャンプなセンスがあるのかと思うと全くない。この硬派な態度が批評家から愛されているのかもしれない。それとデブ専・デブセンスがとても優れている。性愛をイケメンや美人などの商品化された美意識に基づかないワイルドなものとして捉えるこの硬派さも評価されるのかもしれない。だけれど観客を圧迫したりするような攻撃性として表現しないのも不思議だ。ユーモアとおちょくりを含むデブって面白い、ゲイって面白いのような軽薄な態度をされても構わないような風通しの良さも面白い。

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タカシ

2.0絶叫系

2025年3月22日
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楽しい

単純

娼婦のおばちゃんに恋してナンパした押しに弱い男の話。

イザドラに惚れて抱きたいけれど金は払いたくないとか宣い電話番号を教えて始まったと思ったら、まさかの最中にテロが発生して寸止めとなり巻き起こっていくストーリー。

そもそも夫がいて仕事は公認というのはあるけれど、浮気を怒るのは嫉妬じゃないだろというナンセンスな設定に、そのタイミングで登場した上に妙に厚かましいアラブ系の家出少年が加わってなかなかのグダグダっぷりをみせていく。

内容的にはドタバタコメディだけれど、終始すっとぼけた様なぬろ〜っとした空気感なので、愉しくはあるけれど、イマイチ盛り上がりに欠けるし、ある意味人情味はあれど、これを社会派というのか?という気もした。

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Bacchus