告白、あるいは完璧な弁護のレビュー・感想・評価
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最後まで気が抜けない
面白い。
会話劇って想定を超える内容じゃないと眠くなるが、これはもう”あーそうゆうこと”、”え?そうなの?!”、”えええ!”、”車運転してたのって彼女だったよね。ひょっとしてこいつは…”と真実が見えても未だ気が抜けない。二転三転、何転するのよ?!
⭐️が満点では無い理由が、事故の際、ミンホの車のブレーキ痕は調べないのかよと思ったから。
ミンホ役の俳優が大泉洋に見えて仕方がなかった。従兄弟ぐらいのレベルで似てると思ったのは私だけ?
よくできた話ではあるけれど、、、
よくできた話だし、面白いのは面白いんだけど、、、
でも、ちょっと無理あるんじゃないかな。
というか、よく考えたら「そんなアホな」レベルの強引な話というか、設定でもあるよね。
そこまでする気持ちは判るけど、実際にはそこまでできないやろ。
どんだけ頭いいんや?
女優陣が凄すぎて自分の理解力を超える
前半の不倫相手役のナナ、悪女過ぎ。後半真相が分かってきてもその印象が拭えず、しかも名前が全然覚えられないので、ますます頭がこんがらがる。でも徐々に真相が分かってくる良質サスペンス。
ナナとキム・ユンジンの女優陣が特に素晴らしい。
最後の池の氷を割る鉄球、すごいロケ。
邦題もとても良いとは思うが、原語の直訳だと「自白」。「告白」だと少し違うような。
ビスケットブラザーズ原田
公開されたばかりだし、
多くの方に観ていただきたいので
ネタバレなしで頑張ってみます(笑)
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上質なサスペンスといったところです。
会話劇が中心になるので、
途中ちょっと退屈だなと
正直思ってしまいましたが、
あるシーンを境に、目が離せなくなります。
集中力が必要になるほど、
字幕を必死で追いかけ
いつの間にか前のめりになって
脳内で場面を想定しつつ鑑賞したので
終わってからはドッと疲れが💦
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二転三転する展開が最高に面白いです。
巧妙に仕組まれた密室殺人
ぜひ情報何もいれずに鑑賞していただきたいです。
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ちなみに手斤は出てきません🤣
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【余談ですが…】
ユ・ミンホ役のソ・ジソブ氏が
ビスケットブラザーズの原田に
似ていると言われ、
もう原田にしか見えない問題🤣
丸太で殴り合うパワー型サスペンス
サスペンスなんで、話は二転三転するわけですが、緻密に積み重ねられた伏線が驚くような展開を見せ……というのではなく、ドーン!ドカーン!バッコーン!ズゴーン!っつー、ぶっとい丸太を思いっきり振り回すような話のひっくり返りぶり。
パワー型です。パワー型サスペンスです。会話中心の物語ですが、そのスペクタクルな転換ぶりは、まるでアメコミ映画を見ているかのよう。激しいっ。
大味と言ってしまうこともできますが、わかりやすいエンタメサスペンスとも言える。あんまりないですね、こういう感じは。雰囲気や演出はしっかり本格派なので「小難しいサスペンスはついていけないので苦手」みたいな人にはピッタリではなかろうか。
途中「流石にやりすぎ」って感じで笑けたりもしましたが。
同行者は「伏線が丸見えで展開が読めるけどおもろかった」とのこと。私はあんまり伏線とか気付かないタイプなのですが、同じくおもろかったです。
なので多分ちゃんとおもろい映画です。
※一点だけ。ちょっと字幕の日本語が妙だった。普段気になることとかないけど、ちょっと気になりました。
羅生門的スリラー
アガサ・クリスティ的な謎解き。私は途中で◯◯が◯◯だと気付いてしまいました(笑)。何を語ってもネタバレになってしまいそうなので内容については差し控えますが、主人公の不倫相手役ナナさんは綺麗な方でした。元アイドルグループのメンバーだとか。「ペーパーハウス・コリア」のあの方もさすがの演技。韓国の役者さんたちの目力にはいつも圧倒されます。
頭と頭の戦い
韓流のいつものアクションサスペンスとは違い、静なる戦い映画。話の奥が深くしっかり観てないと置いていかれます。どっちが勝者になるか最後まで分からない。
とても面白かったです。
やっぱり韓流サスペンスは最高です。
話に食らいつく感覚。良いバランスの難解さ
ポスターみただけで、観よう、となる作品。
作風と違ってオープニングのスタイリッシュな映像に惹かれる。
作品はなかなかに難解であった。何が真実かわからない、登場人物が何を目的にしているかもわからない、もやもやしながら見て、最後ようやくわかったかわからないか、というところ。
「怪物」を見たせいか、回想が真実かどうか、一定の疑いを持っては望めたのが、見やすくは働いた。
途中、ツッコミどころはあるが、それも回想とのことで、合点がいく。
登場人物は皆惹き込む演技をしているし、セヒ役のナナははじめてみたが、美人。
真夏に向かうこの時期に、真冬の映画はなかなか入りづらいが、ダークな雰囲気も相まって避暑にはちょうどいい笑
別れる決心に続いての韓国のサスペンス、ハズレがない。
原題は「告白(Confession)」のようだが、韓国映画でよく気になる邦題のセンスには疑問が残る。
2023年劇場鑑賞76本目
コイツは何をどこまで知ってるのか
財閥の令嬢と結婚する才覚に溢れた IT起業家が、ある日突然、自分が犯人にしか見えない密室殺人事件の容疑者になる
被害者がいるから加害者がいるのは間違いない、そんな中で、不幸にも巻き込まれた一人一人が、それぞれに持ってる事実を頼りに、はやる気持ちを抑えてカマをかけ合う
いやー、これは面白い、"なるほど" と "そんなバカな" の間のギリギリを疾走しながらグイグイ広げてくる絶妙な脚本、韓国映画ってこういう感じがほんと上手くて凄い
嘘とミスリードと伏線の嵐
新しい真実が嘘、明かされた真実がミスリードで、頭の中を何度も?が駆け巡る
謎の冤罪に苦しむ男が主人公と見せかけて、実は韓国お得意の復讐ストーリー
一つの事故が連鎖して引き起こした悲劇は、主人公を貶める罠なのか?
弁護士が導き出す答えは真実なのか?
彼の、彼女の、本当の顔はどれ?
徐々に明らかになる胸糞な展開にモヤモヤする気持ちを、見事に晴らしてくれるラストが良き!
「プロミシング・ヤング・ウーマン」のラストシーンに匹敵するしてやったり感
【”貴方は、作品設定上の”嘘”と”真実”を見抜けるか!”二転三転四回転半するストーリー展開に、魅入られる韓国サスペンス・スリラー。今作は、鑑賞側に対して様々なトラップを仕掛けてくる作品でもある。】
ー この作品の根底は劇中に語られる”子を亡くした親は怪物になる。”という言葉に尽きると思う。-
■IT企業社長のユ・ミンホ(ソ・ジソブ)は、密室のホテルの部屋で一緒にいた不倫相手のキム・セナ(ナナ)の殺人容疑を掛けられる。
証拠不十分で、一端、保釈されたユ・ミンホは100%無罪を勝ち取ると言われる敏腕女性弁護士ヤン・シネ(キム・ユンジン)に弁護を頼む。
無罪の立証のために真相を話す様に促すヤン弁護士に、ユは山中でキム・セナが運転していた車の交通事故が、殺人に関係している可能性があると告白する。
◆感想
・今作は、鑑賞側に対して様々なトラップを仕掛けてくる作品である。
・キム・セナの密室での殺害シーンは、ヤンとユの会話の中で、様々なシチュエーションで何度も再現される。
但し、犯人は都度違っている。
・最初はオドオドしていたユの”真の顔”が浮き彫りになって来る過程の描き方から、何を読み取るかが、鍵である。
■驚きの展開
1.ユとキム・セナが、山中の裏道で鹿を避けるために起こしてしまった事故。運転していた車は無傷であったが、対向車線を走っていた車の運転手の若者は頭から流血して動かない。
ユは若者の車を処理するためにその場を去り、セナがその場に残る。
そこに通りかかった車整備工場を運営している親切な男、ハン・ヨンソク。
2.セナがハン・ヨンソクの家で見た家族写真。そこにはあの青年が写っていた。驚愕するセナ。そして、ハン・ヨンソクが真相に気付いて行く様。
3.一方、ユの別荘に来た弁護士ヤン・シネが、執拗に真相を明らかにするように迫る姿。
4.ユが湖に青年と共に車を沈めるシーン。トランクに入れられていた青年が叩く音。彼は生きていたのである。が、ユはスパナを振り上げる。
5.ユの告白を聞いた弁護士ヤン・シネが、自らの真実の姿を告げるシーン。だが、ユはその前に契約書のサインの違いからヤン・シネではない事を見抜いていた。”アンタ、誰なんだ。” そして、偽のヤン・シネで真実は青年の母親に、自らの肩を撃たせるのである。
<今作は、随所に見る側に対し、ミスリードさせるトラップが仕掛けられている。(例えば、様々なシチュエーションでのキム・セナの密室での殺害シーンである。)
だが、今作がハラハラしながらも魅入られるのは、子を亡くした親の執念が伝わって来るからである。
ユは、ラスト、若者殺害の容疑で手錠を嵌められるが、直ぐにキム・セナ殺害容疑でも逮捕されるであろう。
ハン・ヨンソク夫妻の執念の勝利であろう。
今作は、見応えある、サスペンス・ミステリー作品であると思います。>
少しだけど、ユージュアル・サスペクツ的な?
創業社長の娘ムコ(たぶん)
美人スタッフと浮気
頭の回転が速い→自信家→傲慢
映画にはよく出てくるタイプの男。
なのに、平凡でありがちなやり取りはまったくない。
浮気相手と別れ話がもつれて、はずみでつい…などというタイプの陳腐さは徹底的に排除され、綿密に計算されたシナリオが何パターンも出てくる。
もしかして『怪物』の羅生門方式?と勘違いしそうに、ひとつひとつのプロットがしっかりしている。
自分が頭がいいと思ってる男の心理をうまく衝いて、真実を導き出していく一連の展開を見ていたら、宮部みゆきさんの超傑作『模倣犯』を思い出しました。
男って、基本的には幼いんですね。
それ言ったらアウトじゃん、という内容の悪事であっても、なんか言いたくなっちゃうところがある。
自慢であったり、認めて欲しかったり、慰めて欲しかったり、言い訳だったり、理由はさまざまだけど、つい口にしてしまうことがある。
(妻や子どもが聞いてくれないからと言って、職場で言って煙たがられている方、いらっしゃいませんか?……私はなんとか二割以下にとどめてます)
主力の3人が、
毎熊克哉さん、寺島しのぶさん、北川景子さん
に見えたのは私だけかな。
巧みなミスリードで観客を惑わす
二転三転するスリラー。ヤン・シネ弁護士のカミソリの切れ味で迫られると、この人に運命を託そうって気にはなる。
この人は、あの人じゃない? って誰もが疑うと思う。その疑念を霧消させてしまう巧みなミスリードが仕組まれていて、中盤までは、何が真実なのか全くわからない。
スペイン映画のリメイクらしいが、終盤はちょっとダレたかな。
キム・ユンジンの目力は、閻魔大王並みでございました。
演技が凄い
作品的にも役者的にも。
すぐ考察してしまうので、ストーリーは「なるほどなぁ」と見てました。
終始、迫真の演技に圧倒されました。
一つの事件が、いろんな見方や考え方によってこうも変わるのか。と。
自分自身の中の先入観と向き合う機会になりました。
韓流作品は苦手だったのですが、これからは見てみようかな。
どんでん
終盤までほぼ密室での会話劇。会話の内容をドラマで再現する流れだが、どんでん返しが二転三転。その度に役者の芝居もがらりと変わり、真相は最後まで明らかにならない。
それを観ているのが超楽しい。
地味ながら韓国映画の底力。
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