「おもしろかったが、序盤の勢いが最後までほしかった」バイオハザード デスアイランド おじゃるさんの映画レビュー(感想・評価)
おもしろかったが、序盤の勢いが最後までほしかった
基本的に怖いのは嫌いなので観ないのですが、本作はかつてプレイしたことのあるゲームが原作なのでちょっと興味をもっていました。それに実写ではなくCGだし、たまたま上映時間の都合もよかったので、覚悟を決めて公開初日に鑑賞してきました。キャパの小さめの劇場の最終上映回でしたが、ほぼ満席でびっくり!改めて人気の高さを知りました。
ストーリーは、アメリカの国家機密漏洩の疑いのあるテイラー博士を拉致した武装集団を取り逃したレオン、サンフランシスコで発生したゾンビ事件を調査していたクリスとジル、浜辺に打ち上げられた死体からTウィルスを検出したクレアらが、事件の鍵がアルカトラズ島にあると考えて乗り込み、陰謀の真相を明らかにしていくというもの。
序盤のラクーンシティ到着からの流れは、かなりドキドキして恐怖感と期待感を盛り上げてくれます。そこから、ミッションを受けたレオンのバイクチェイスシーンへと展開していくのですが、ここでのスピード感と迫力もハンパなかったです。しかも追跡を阻む謎の女性もかなり強く、これが後半への伏線となっているのもよかったです。さらにはアルカトラズ島への上陸からのパニック展開も興奮を煽る煽る!劇場内は、ゲームの雰囲気そのままの緊張感に包まれます。
しかし、ここからがややトーンダウン。まず、敵がクリーチャーばかりなるので、ちょっと萎えます。どうやら私は、人の姿のままのゾンビに最も恐怖を感じるようです。そして、敵の真意もしだいに明らかにはなるのですが、その心情と破滅思考のテロリストのような行動がマッチしてないように思えてしまいます。さらには、クリスたちがなかなかゾンビ化しないという謎の主人公ルールに守られ、しかもワクチンが都合よく間に合います。他のツアー客はすぐに発症したのに、おかしいじゃん!とツッコミたくなります。ラストもクライマックス感はありましたが、まだ死んでなかったとか、一部の細胞から再び増殖とか、島全体が爆破とか…もう一捻りほしかったです。まあ、全体的におもしろくはあったんですけどね。
劇場作品の鑑賞は今回が初めてなのですが、どうやら本作より前の話とつながっているらしいことが途中でわかります。ひょっとしたら、ゲームのストーリーとも密接につながっているのかもしれません。ゲームも「バイオハザード2」までしかプレイしたことがない自分でも、本作単体でストーリーはわかりましたが、過去作からの因縁を知っていれば、さらに楽しめたと思います。機会があれば過去作も鑑賞してみようと思います。
なるほどYouTube!いいアイデアを教えていただき、ありがとうございます。時間のあるときに視聴してみようと思います。でも、観たらプレイしたくなるかもです。😆
そうですね。第一作が出てから
30年は経っています。ですがYouTube などの配信があるので、そちらをご覧になられても良いかも知れません。ゲームそのものは慣れるまで大変ですし、難易度高めのものです。只、慣れてしまうと、これ程楽しいゲームはないです。
ibtさん、共感&コメントありがとうございます。レビューを上げておられないようなので、こちらに返信いたします。
やはりゲームのストーリーと密接に関係しているのですね。作品背景を知っていると、おもしろさが増しますよね。久しぶりにゲームをやってみたくなりましたが、ナンバリングタイトルだけでも7まであるんですね!ちょっと手が出しづらいです…。
おじゃるさん、こんにちは
ゲームの話になってしまいますが、
バイオ5で、洗脳されたジルをクリスが命をかけて救いだします。
バイオ6,これはオムニバスとなっていますが、クリス編で、劇中でもあったピアースが登場します。
戦いに疲れ、飲んだくれになったクリスを正気に戻し、最期は自らの命を犠牲にして、クリスを助けます。
まさかバイオで感動してしまうとは、と思いました。
今作は、バイオ6と7の間の話ですね