「Crazy tour」バイオハザード デスアイランド ブレミンさんの映画レビュー(感想・評価)
Crazy tour
バイオハザード3DCGアニメ映画最新作という事ですが、ネームバリューのある作品なのに上映規模がとても小さく、そのせいもあってか劇場はほぼ満席でした。特典はまさかのLEDライトです。
ゲームがそのままスクリーンに登場したようで、3DCGのクオリティはかなり高かったですし、物語も散らかっておらず、アルカトラズ島での戦いを中心に描いており、コンパクトにまとまっていて楽しめました。
ゲームでのキャラは実況動画や他の実写映画たちなどでなんとなく把握しており、メイン格の登場人物たちが一堂に会している大盤振る舞いっぷりでした。
基本的に全員に見せ場が用意されているので、派手なアクションもテンポよく楽しめる設計になっていました。原作ゲームの熱心なファンというわけではないので、ゲームをやり込んでたらもっと熱中できたのかなと思うとちょっと悔しいなという思いです。
モンスターたちの造形がこれまたキモキモモンスターなのも心をくすぐられました。顔面がはっきりしないまさにモンスターって感じはこういうCGでしか再現できないのでコイツらが出てきた瞬間にニヤケていました。
ハチャメチャに数の利で襲いかかってくるのも好きですし、しっかりと襲撃するシーンを映しているのもポイント高いです。
黒幕と合体するのがサメ型のモンスターで、サメフォルムの全体像も見たかったですが、グチャグチャな造形に黒幕の顔が浮かんでいる造形もラスボスとしての風格を漂わせていて最高でした。
色んな銃が標準装備されているのもよくて、ハンドガンからライフル、1発型のランチャーと何発も同時に撃てるランチャー、熱を浴びせるプラズマライフル的なやつ、戦車に装備してる砲台などなど、バリエーション豊富に用意されていてとても楽しかったです。
派手にナイフで突き刺すシーンや蹴り殴りなど、肉体面でのアクションも最高に楽しめます。バイクでのチェイスもテンションが上がりました。
黒幕の考えが最後までいまいち分からないまま爆散していったので、そこの描き込みの薄さは勿体無いかなーと思いました。
あとゲーム寄りの映像のせいか、たまにカクカクっとした動きになっていたのが少し気になってしまいました。この手のアニメ映画を作るのは、手書きアニメとはまた違った労力が必要だと思うのでとやかく言えませんが。
また数年後に3DCGアニメでのバイオハザードに会えたら嬉しいなと思います。それまでにはゲームをクリアしてキャラをよく知って映画に挑みたいです。
鑑賞日 7/7
鑑賞時間 10:05〜11:45
座席 B-4