「安倍政治を検証することは必要だと思う」妖怪の孫 mac-inさんの映画レビュー(感想・評価)
安倍政治を検証することは必要だと思う
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長期政権だった安倍政治ついての左翼側からのドキュメンタリー。
(妖怪とは安倍の祖父の岸信介。昭和の妖怪と言われた)
結構面白い、よく出来ている。
実質の制作会社がテレビマンユニオンだからしっかりしているのかも。企画は元官僚の古賀茂明。基本的に彼の考え方が反映されている。
安倍の地元での利権構造、対抗する候補への選挙妨害。まるで草彅剛のドラマ「罠の戦争」そのもの。
内閣人事局は、官僚の横暴を内閣が管理するために設立された部署だが、それによって官僚が萎縮し、忖度が現れた。
結局長期政権の弊害だと思う。最初は良かれと思ってやったことが、利権になり、利権構造が出来上がる。忖度政治になる。結果政治の闇が出来上がる。
その意味では民主政治でも(独裁政治でなくても)「長期政権」になると「妖怪」を作り出すことになるのかもしれない。
メディア操作については自民党はかなり金をかけて分析、仕掛けをしている。これでは、ガリバー自民党に弱小・野党は敵わないわけだ。
それで、戦争に向かって日本は直走りしてゆくとこの映画は言う。
色々と疑問点もあるけど、しっかり安倍政治を検証することは必要だと思う。その点ではこの映画が制作されたことは画期的だ。
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