沈黙の艦隊のレビュー・感想・評価
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原潜泥棒は「序章」に過ぎないのか。
かわぐちかいじの原作が、発表当時話題になったことは知っているが読んだことはない。映画の第一印象としては、海中と地上で緊迫感のあるやり取りがいろいろあって面白かった。一人の潜水艦長の常軌を逸した行動に日本もアメリカも振り回されるのが愉快である。しかし肝心の海江田の意図が伝わってこないのでモヤモヤする。世界平和を目指しているらしいが、潜水艦の乗っ取りとどういう関係にあるのかよく飲み込めないし、なぜ乗組員が全員この無謀な企てに賛同しているのか不思議である。多分、入江が言っていたように、卓越した操船技術とカリスマ性が人をひきつけているのだろうが、日米両国を敵に回すような動機が見えない。核ミサイルを持っているぞと脅すだけで独立国家を名乗れるほど現実は甘くないと思うのですが。
深町にとって海江田は潜水艦乗りとして認められないという思いがあるようだから、人物的には悪役の面があるのかもしれない。ヒーローでも悪役でもどちらでもいいけれど、もう少し共感できる部分がないと作品としてはなかなか評価しにくい。
音だけを頼りにする潜水艦内の様子が丁寧に描かれているし、海中での潜水艦の動きや攻撃もリアル感があってとても良いと思う。
この中途半端な終わり方はきっと序章に過ぎないと思う。次回は海江田の事を掘り下げて密着して描くことになるだろうから、きっともっと面白くなるだろう。核抑止力の問題ももう少し現実味が出てくるかもしれない。
「キングダム」と同手法での制作か
タイトルなし
率直に面白かったです。原作知らない方が楽しめるのかも知れません。
約2時間に全てを詰め込まなかった事に拍手&感謝
私は原作ファンなのですが、あの長い原作全てを約2時間に詰め込まなかった事に拍手を贈りたい。公開前は『30巻超えの原作を、どうやって2時間そこそこにするのだろう。どう考えても無理がある』と否定的な私。長い原作を2時間くらいに押し込んで、タイトルだけ同じでまるで別物になってしまった作品がたくさん存在します。『続編あるんだろうな?』ごもっともな話で、でも話を端折りすぎてストーリーが破綻するのなら、このくらいのペースで作ってくれて良かった。『尻切れトンボやないか』そうだね。良いところで終わってます。それでも・・・もうね、感謝しかない。映像も迫力あるし、キャストも強面揃えて、音楽も合っていると思うし、なによりAmazonが絡んでるから、意地でも続きを作るでしょ。べつに今作が大ヒットできなくて続編が劇場公開できなくても、アマゾンプライムあるしね。
酷評してる人がたくさんいますけど、私には刺さりました。傑作では?。
とホメてて気がついた。この監督・・・ほぼ実写洋画のBlu-rayしか買わない私に、邦画の『ハケンアニメ』・・・しかも初回豪華版を買わせた男だった。観終わってから気がついたぜ。何十年ぶりかの実写邦画の円盤購入でしたねえ。けっこう好みの作風なのかも。
なかなかいいんじゃない?けどわからない人が沢山いるヨ!!
原作のコミック全32巻持って昔、夢中で読んでいたものの映画公開ということで何十年かぶりに一人で映画館に行って観ました。
結論は映像化は難しいのでは?と危惧していましたが自分的にはとても満足のいくものでした。
ただ観ていて気になったのは戦闘シーンの中で米軍の発射した魚雷がなぜエラーを起こしてしまうのか、とかフローティングアンテナをスクリューに巻き込んで航行不能になるシーンとかは原作を読んでいない人には何が起きているのか全くわからないことだと思いました。まぁ自分的にはあぁ、あのシーンなんだな!ってわかりましたけど…。映画で原作を忠実に再現しようとしてもあまりにも長すぎだし超マニアック過ぎなので仕方ないと思いますがまぁ、映画として原作の出版から30年以上も前から世界の情勢も変化している背景での本作は、シビアに原作と比較すると人物のキャスティングや登場人物達の関係性など看過できないかもしれませんが、一つの映画作品として観るのであればこれは有りだと自分は納得できました。ただし、原作を熟読して最後はどうなるのか、まで知っている人間にはこの映画を理解できますが、知らない人には???ってなってしまったのではないかと思います。この流れでは当然次回の続編も制作される筈ってことで自分的には納得していますが、次回作も沢山の人に観てほしいと考えているのであれば、もっと解説的な台詞を言わせるようにしないと厳しいなと思うので、自分的にはとても面白かったけどマイナス☆1ですね。あ〜また観たい!!
これをシリーズ化出来るのか
原作には忠実だけど蛇足も多い
VFXは邦画にしては良くやっている。
しかし、ゲーム会社の協力を得られればもっと良くなるはずだと邦画CGを見るたびに思う。
いっそ模型を使ってもよかったんじゃないか。
ストーリーは原作で言えば序盤の序盤、アニメで言えばVOYAGE1まで。
しかし2時間もあったのに、1時間40分のアニメより密度は薄い。結構端折っている。
ところどころテーマからハズレたシーンが入るのも蛇足。それが密度希釈の原因。
『たつなみクルーや入江(やまとクルー)の人物描写』とか、『働く女性の活躍模様』とか。
テーマを無視して入れたい事(あるいは入れろと言われた事)を詰め込んだ結果、芯がぼやけて作品がべちゃっとしてる。
シーンを加筆するならやまとクルーがどれだけ真剣に仕事をしてるかを登場人物に喋らせるんじゃなく行動で描写すべきだったんじゃないか。
そこを入れたいならそういう作品でやれば良いと思う。
半沢直樹のはなさん好きなんだけど、残念ながらこの作品での上戸彩さんはめっちゃ場違い。
半沢直樹なら違和感はないけど、軍事、政治、シリアス全開のコメディ風味な箸休めを必要としてない作品にはとことん向いてない。
個人の明るさを必要としてる作品で活躍してほしい。
沈黙の艦隊がなぜ『沈黙』でなぜ『艦隊』なのか、そこか明かされるまでだいぶ遠いけどそこまでやるんだろうか?
正直作るならドラマの方が良かったんじゃないかと思っている。
戦闘シーンはそこそこの迫力があったが、そこは演出家とIMAXのおかげかもしれない。
といっても戦闘シーンはほぼほぼ漫画やOVAアニメのなぞりではある。
ぶっちゃけ内容はアニメ版とほぼ変わらない。
しかし内容の濃密さはアニメ以下。
アマプラでアニメを先に見なければもっと楽しめたんじゃないかと思っている。
物語の序章でエンドロール
ものたりない
今の時代はこの内容はダメ。
内容が薄すぎるし、今から始まるんだ・・・エンドは最悪。
漫画原作でかなり内容がある物は、もう少し内容濃くできそうだけど。
せめて日本ともう少しやり合って終了すればまだ良かったけど、かなり残念。
見やすさ○
ストーリー○
キャラクター◎
没入感○
個人的好み△
沈黙の艦隊 やはり原作ファンとして実写はがっかり
コミック、アニメから実写へは難しことは承知でしが、あまりの違いすぎにがっかりしました。原作での海江田四郎艦長の、すごいせりふがスルーされていました。
深町が海江田の部下とは、嘆きです。速水が女生とは、これまた(泣)海原渉をもっとかっことよくしてほしかった。「我々は独立国やまと・・・領海は12カイリ・・(中略)・・・領海をおかしているのは、あなた方だ。我々ではなない。・・・」とかね。
などなど。
仕方ないのはわかるけど。あと,やまとが発射するハープーンミサイルの登場は見たかった。
 でも、海江田役の大沢たかおさんが、カリスマ感あり、かっこいいのは救いでした。
それにしても、海江田の大沢さんが、ほとんど動かないのは、すごい!!と思いました。
魚雷や潜水艦も見ごたえあります。ミリタリー好きにはGOODだとは思います。
えっ!そこで終わるの?
国防を考える一助的な作品
日米同盟に負んぶに抱っこな日本の国防。
平和ボケした日本人への警告的なメッセージとなったか単なるテロと受け取ったかは鑑賞者の思想によるものになった事でしょう。
良いか悪いかは別として海江田艦長(大沢たかお)のブレない姿勢はカッコ良かったね。
また終わり方が半端との意見も散見されるが結論を出さず、ここから先の国防を皆に考えさせるという手法は良いと思うよ。
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