REBEL MOON パート1 炎の子のレビュー・感想・評価
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物語の独創性は弱いが、アクション演出は健在
ザック・スナイダーはこの企画を当初「スター・ウォーズ」フランチャイズにしてもらおうとディズニー傘下のルーカスフィルムに売り込んだそうで、このパート1だけを観ても「七人の侍」+「スター・ウォーズ」のストーリー要素が散見される。Netflix映画になったことで、スナイダー自身の構想やキャラクター設定の要望が通りやすくなって結果オーライだったのでは(もし「スター・ウォーズ」映画になっていたら、ディズニーのお偉方からシリーズ既存作との整合性などあれこれ言われて苦労したはず)。
スナイダー監督が原案と脚本も兼ねた「エンジェル ウォーズ」「アーミー・オブ・ザ・デッド」も嫌いではないが、いずれも原作があった「300 スリーハンドレッド」「ウォッチメン」、DCエクステンデッド・ユニバース諸作の場合、しっかりした物語の骨格があったからこそ、再生速度を効果的にコントロールするスナイダー独特のアクション演出が活きたし、興行的にも批評的にも成功したのだろう。ただまあ、この「REBEL MOON」シリーズは少なくとも3部作、もしかすると5部作以上になる可能性もあるとかで、本作はまず主要キャラクターの顔見せに相応の尺をとる必要があったことを思えば、ストーリーが続編以降面白みを増す可能性もあり、大いに期待している。
ソフィア・ブテラについては、「キングスマン」で衝撃を受けて以来、早く主演アクション映画が作られないかと待ち望んでいた。「スター・トレック BEYOND」や「アトミック・ブロンド」は脇役で活躍が限られていたし、「CLIMAX クライマックス」は主演だがダンサー役で格闘アクションではなかったし…。ようやく本作で願いがかなって嬉しい。
七人の侍 スペースバージョン
2023年にNETFLIXで配信された、ザック・スナイダー監督による、銀貨宇宙を舞台にした、スペース・オペラ。監督がじっくりと温めてきた作品で、黒沢明作品の代表作『七人の侍』をベースに、宇宙を舞台にしながらも、各シーンにも日本らしい建物や風景が映し出され、黒沢作品に対するオマージュを感じさせるSFスペクタクル。2部構成となっており、本作はそのパート1。
こうした大叙事詩を描いた作品は、時に、登場人物の相関関係やそれぞれの立ち位置を理解するのが難しい作品が多い。しかし、本作は、星々を次々と侵略や破壊を繰り返す、絶対悪の帝国マザー・ワールドと、それに反旗を掲げる反乱軍との闘い、という至ってたシンプルな構図。マザー・ワールドの無慈悲で暴力的な軍隊を指揮するノーブル提督に対して、マザー・ワールドを倒す決意をした女戦士・コラを含めた7人の戦士との壮絶な戦闘が繰り広げられる。
嘗て、戦士だったコラは、銀河の片隅にある星で農作業をしながら穏やかな生活を送っていた。しかし、そこをノーブル提督率いるマザー・ワールドの軍隊に襲撃され、仲間と村を守るために、コラは、ノーブル提督を倒す為に立ち上がる。その為に、マザー・ワールドに恨みを持ち、共に闘う仲間を求めて、様々な星々を巡る中で、7人の仲間を得る。当初、コラを含めて8人になるので、『七人の侍』には1人多いと思ったが、後半、その内の1人の持つ意味が回収される。
個人的には、面白い展開で2時間を超える作品だったが、中弛もなく最後まで楽しめた。但し、内容的に『七人の侍』がベースに流れているのは分かるが、その他にも『スター・ウォーズ』『ハリーポッター』『デューン』『宇宙瀬難関ヤマト』等々、名作と呼ばれた作品を真似たシーンやシチュエーションが、各所に観られた。ラストの復活劇と親子関係は、正に「ダース・ベーダーじゃん」とも思えた。
主演のコラには、『アトミック・ブロンディー』のソフィア・ブテアが務め、激しいアクションをみせている。7人の仲間として、『ワイルド・スピード』や『ブラック・ダイヤモンド』のジャイモン・フンス―、『インビテーション』に出演していたミキール・ハースマンが演じている。バート2も配信されているので、続けて観たいと思う。
出だしの略奪シーンが怖くて良かった!!
出だしの、提督が小麦を略奪しに来るシーンが怖くて引き込まれました。しかし、2部構成の作品あるあるか、テンポが悪く内容も2時間以上ある割に薄く感じました。スイス政府「民間防衛」による、他国の侵略の最終段階に入っている日本人も、死ぬ気て抵抗しないとヤバいです。
王道なんだー
と思って途中までは観られたんだけどじょ、じょじょに眠気が…どうにかラストまで耐える。
「七人の侍」inスターウォーズ的世界なんだろうなー、と思いだしてからは本当に7人集まるかが最大の関心事だったりして。
45分くらいまではオーセンティックな貴種流離譚かなーと思いつつ、それでも引き込まれたんだけど、その先の仲間集めが長い。正直、飽きる。
「七人の侍」はそれぞれのキャラクター、合流のさせ方、決戦での役割にちゃんと意味があった(三船敏郎のお尻を思い浮かべて)。
でもこの作品は「七人」をやること自体が目的化してるのか、人数の必然性とかストーリーとしての活かし方がイマイチ。なにより個々のキャラクターの魅力が弱くて印象に残らない。覚えられないから7人揃ったかどうか数えられない。。
こんなことなら、続編まで含めて7人揃えてもよかったんではないかな?
ソフィア・ブテラは「キングスマン」で衝撃的なガゼル役を演じた人で確かに運動神経ヤバいし今回の役に体型の説得力も半端なかった。ぺ・ドゥナも相変わらずキュートだし梶芽衣子スタイルの殺人マシーンファッションも似合ってた。
ただどれもキャラクターとしての魅力が弱く、退屈ではないんだけど続編を観たいかと言われると微妙、、
全体的には人種的多様性を担保しようとしてるキャスティングだろうけど、お姫様=金髪の白人なんだなぁとか。まあナチスドイツ的な帝国ってことなんでしょうか。あと確かに軍服のソフィア・ブテラと王女の並びは「ベルばら」的で妄想が捗る。
帝国の兵隊の鎧が「ナウシカ」の土鬼の戦士っぽかったなぁー。そういう細かい部分は楽しめたかな。ラストに出てくる名誉と寛容を重んじる王様がかわいい!のでもっと出番ほしかったー。
スターウォーズ×ショートカット7人の侍
2024 44本目
確かにダラダラと長い…が、後編を観てから評価すべき。
嫌いじゃないけど・・・
どこかで見た展開&映像
スターウォーズは超えられないSF作品
蜘蛛かよ
七人の侍のスペースオペラバージョンという印象。DUNEのハルコンネンみたいに残虐な帝国から村を守るため、星を巡って英傑が集められる。
既視感のあるいろんな要素が集まっているが画から潤沢な予算は伝わってきた。
が、なぜかときめかない。
傑物が出てくるところはいちばんときめかなけりゃならないと思う。アベンジャーズなどマーベルやDCではヒーローが出てくるたびにわくわく感がある。七人の侍で言うなら志村喬と木村功が凄腕の剣客久蔵(宮口精二)に会うところだ。
様々な事情で世間からつまはじきにされた108人の英雄が梁山泊に集まってくる(水滸伝)──というような英傑の登場は物語の導入上いちばん感興を集約するところであってほしいが、レベルムーンパート1には、そのときめきがなかった。(ように思う。)
配役はそれぞれ適合していると思う。ペ・ドゥナなのは、寡黙な剣士を配置したかったからだろうし、ほかのマッチョたちもアウトラインに符合している。が、なぜか立ってこない。
よく知らない俳優だからってことでもなく、たとえばかつてSerenity(2005)を見たとき、当時は全員知らない俳優だったのに異様な興奮があったのを思えば、かならずしも俳優の知名度がときめきを生成するわけじゃない。
けっきょくこのパート1でもっとも名を上げたのは冷酷な提督アティカスを演じたEd Skreinだったと思う。他の映画でも悪役履歴があり、ふてぶてしさが観衆の処罰感情を燃やし適任だった。
この映画のダイナミズムの抽出方法は新旧テクノロジーの混在であろうと思う。
飛び道具のなかに剣が出てくる。ウォーと叫びながら槍(のごときもの)を持って玉砕する同監督の過去作300(2007)のようなシーンもある。宿敵とヒロインの戦いでは徒手空拳になる。
一般に銃の戦いは一発で終わるので、劇的にするために旧弊な白兵戦をもってくるのは映画の常套手段でもありオマージュでもある。
『Rebel Moonは、黒澤明の作品、スター・ウォーズ映画、(SF及びファンタジー雑誌の)ヘビーメタルマガジンにインスパイアされており、ロゴは後者へのオマージュである。』
(Wikipedeia、Rebel Moonより)
ただ寡兵や旧弊なテクノロジーをつかって巨悪に立ち向かうのが絵になるには、演者へのときめきが必要だ。
たとえばSWローグワン(2016)における白眉は、盲目のジェダイ、チアルート(ドニーイェン)の杖による大立ち回りだった。
あの種のわくわく感がこの序章には欠如している。いろいろな意味で前途多難だと思った。
過不足のない商業作品だとも思うが、こういった世界観に慣れた観衆や批評家には苦戦していて、じぶんもあまり乗れなかった。
Imdb5.7、RottenTomatoes24%と60%。
ちなみにクレジットに麗しのジェナマローンがいて、どこに出ていたのか気づかなかったが概説を見たら蜘蛛だった。むだづかいだと思うがどうだろう。
お元気そうで何より
何かと酷評だったDCEUだが、個人的には大好きだったバットマンVSスーパーマンジャスティスの誕生やジャスティス・リーグ。
そもそも、ドーン・オブ・ザ・デッド、300(スリーハンドレッド)、ウォッチメン、エンジェルウォーズ等、ザックの初期作品は結構好きだったことを考えると、自分自身がザック・スナイダーファンなんだということを改めて自覚している。
それにしても、本作はまさに「七人の侍」そのものだった。それこそ洋風リメイクを思わせる作品構造だったが、まあこのあたりは欧米人にとって西部劇とセットでバイブル的存在と言っても過言ではないだろうと思う。
また、今回も既視感がどうだの、物語が淡白だの、色々評価が割れているが、まあこんなの気にしない。
少なくとも、スター・ウォーズ/最後のジェダイ(EP8)や/スカイウォーカーの夜明け(EP9)よりはサクサク観れて面白かった!
やはり天は二物を与えないものですかね
美術、映像は文句のつけようがございません。外連味たっぷりなアクションシーンも気に入りました。
ただ、惜しむらくは脚本の浅さですね。いちおうツボは押さえてるつもりでも押し方が弱かったりズレてたりして効いてくれません。
上辺だけなぞられてる感じといいますか、出汁のうすいスープを出されたような物足りなさがございました。
七人の侍ベースで話が進みますが、面々が戦列に加わっていく件もふくめ、ダイジェスト版のような端折り方に感情移入のしようもございません。
さらに申しますと、ドラマは対立構造が基本であり、ヒロインの行動の説得力と魅力、敵役の魅力と手強ささがドラマを盛り上げます。
本作はその点でも物足りませんでしたね。
映像だけでも十分楽しめますが、わたしなんぞは欲深いものですから、もっともっとと求めてしまいます。
淡白
『スター・ウォーズ』色が強い
提督のキャラが…
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