「無力な小市民のまあそうなりますよね終末論。」終わらない週末 村山章さんの映画レビュー(感想・評価)
無力な小市民のまあそうなりますよね終末論。
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近年わりと多く感じる、ざっくりと「終末もの」というジャンルの中でも、嫌な空気感ではかなりの上位に位置するんじゃないか。スピルバーグの『宇宙戦争』をさらに小市民目線で地味にしたような、でもだからこそ、自分の弱さ愚かしさをこの物語に用意に当てはめられそうな。人間不審の母親を演じるジュリア・ロバーツをはじめ、極端な悪人も善人もおらず、必死で平静を装いながらも、なにもできない大人たち。ああ、嫌な映画だけど、まあそうなりますよね。
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