終わらない週末のレビュー・感想・評価
全91件中、1~20件目を表示
無力な小市民のまあそうなりますよね終末論。
近年わりと多く感じる、ざっくりと「終末もの」というジャンルの中でも、嫌な空気感ではかなりの上位に位置するんじゃないか。スピルバーグの『宇宙戦争』をさらに小市民目線で地味にしたような、でもだからこそ、自分の弱さ愚かしさをこの物語に用意に当てはめられそうな。人間不審の母親を演じるジュリア・ロバーツをはじめ、極端な悪人も善人もおらず、必死で平静を装いながらも、なにもできない大人たち。ああ、嫌な映画だけど、まあそうなりますよね。
包装紙はシャマラン映画。しかしてその中身は。。。
人嫌いのアマンダ(ジュリア・ロバーツ)が夫のクレイ(イーサン・ホーク)と2人の子供達を伴い、ブルックリンの自宅からバケーションレンタルで借りた郊外の豪邸に向かう。こうして、煩わしい人付き合いから解放されたかに見えたアマンダだが、ある夜、豪邸の所有者と名乗る黒人親子の訪問をきっかけに猜疑心に苛まれ、神経をすり減らすことになる。
これは日常回避とその代償に関する物語かと思いきや、冒頭から様々な超自然現象(ここが見どころ)が秀逸な映像とエッジィな音響と共に描かれ、俄然、M.ナイト.シャマラン的ホラー映画方向へとシフトしそうになる。ところが!映画は次第に2つの家族の間に横たわる差別や不寛容の先にある信頼と融和、端的に言って心温まる触れ合いが、世紀末的な状況に陥ったこの世界の中で、いかに尊いかという社会的なメッセージをはらんでいることに気づかされる。包装紙はシャマラン映画だが、開けてみると中には劇的なフックの回収ではなく、現実を暗示する底知れぬ恐怖が収められていた、という感じだろうか。
バラク・オバマ元アメリカ大統領が2021年の読書リストに加えた話題の小説を映画化するにあたり、ミシェル・オバマ夫人と共に製作総指揮を担当。ジュリア・ロバーツが製作にも名を連ねている本作は、今や、ハリウッドでは作られなくなった中規模の話題作。Netflixのリリース情報を改めてチェックしなくてはいけないと痛感する。
冒頭の船が砂浜に突っ込んでくるシーンがピーク
長くて退屈テンポも遅い、題名とは裏腹に早く終わって欲しい映画だった。
冒頭の船が砂浜に突っ込んでくるは圧巻、でもこのシーンがピーク。以降は大きな展開もなく外の災害(主に音波)をちまちま見せられて飽きてくる。
スコット&ルースが訪ねてきた辺りは、「この2人何か怪しそう...何かやらかすのか?」と面白くなりそうな予感がした。
しかし、結局ただ頭の切れる親子で拍子抜け。ミステリー要素を期待した自分がアホだった。アマンダ一家を追い出そうと一悶着あっても良かった。
音楽の使い方は上手かった。ホラー映画を彷彿させるような、不気味な音楽を多用し不安を煽ってくる。画面は明るいのに音楽はホラーというギャップが不思議な感覚だった。
まるでM・ナイト・シャマランが考えた作品のようだ
原作は全米図書賞にノミネートされたルマール・アラムの同名小説らしい。
世の中でいったい何が起きてるか分からない状況で右往左往する人間の行動に多々共感する。
何が
起きているのか終始分からずに、ずっと不気味な雰囲気が続く世界観。
最初は怪しいと思った家主たったが、結局は本当にサイバー攻撃からの終末世界が現実になってたってこと?
長男の歯が抜けたのは何故? 虫に刺されたせい?それとも、本当に超音波兵器?
最後まで結局スッキリ出来なかったが、不気味な世界観だけは伝わった。
なんだかな〜
2023年に作製され、製作総指揮にオバマ夫妻が関与している作品だと話題になっていた。
いや、タイミング的にこの作品は単なるエンタメ作品か?注意喚起?陰謀論を助長している?分断を煽っている?なんて感じてしまう。
作品の受け止め方次第だがラストもモヤモヤする。
理由がはっきりしないのもモヤモヤするしスッキリしない作品なのは意図的に仕掛けているだけ?自分で判断してって事?
通信が途絶えただけで人間は混乱し、不安になってしまうのは確かだと思う。
明確に戦争や災害が分かれば人間は理解して行動するが、しかし得体の知れない物に襲われると人間は疑心暗鬼になり勝手に想像を膨らませ争いや自分よがりになってしまう。
やたらと企業のロゴマークを入れたり、ストーリーの付箋を撒き散らすがぜんぜん回収されないのもどうかと思う。
ジュリア・ロバーツ演じるアマンダの娘の行動もまぁ分かりやすいが、なんだかなー。
なんか物足りないし、残念な作品でした。
終わらない…
とっても後味の悪い映画ですが、話しが良く出来て引き込まれます。
テンポが最後まで同じでエンディングに気が付かないほどでした。
こういう終わり方は女房は好きではないのですが、自分は嫌いではありません。
終わらない週末…なるほど。
3回観ました!また観たい!
2回目で
えぇ!?そこー?
3回目で
なるほどー
観るたび気づきがあって
面白く鑑賞できます。
2回目で気づいたのは
オープニング曲の時の
映像。
飛行機や、鹿さん、
歯、ライフルなどなど
あ〜!!
全部出るやつ〜😆
って興奮。
内容も、赤と青の対立とか
お互いを疑うことで
争いが起こる。
内乱を起こさせれば
低コストで勝てる💦
ぎゃー😱
まんまと自滅させる手法が
わかった時には
時すでに…
映像も美しい。
赤と青のコントラストや
個人的には、
テスラがガンガンシーンとか
タンカー座礁シーンも
美しいって思いました〜
バンドやってる次男が
この映画リスペクトで
MV作ってて
ニヤニヤしましたばい😆✨
この不穏に観客も飲み込まれる。
いま周囲で、世界で何が起こっているのか?
自分たちはどういう状況に置かれているのか?
逃げれば良いのか、留まれば良いのか?
それらの答えが一切示されないまま不穏な状況に覆われていく登場人物達の不安を追体験させられることになる映画。
音響やカメラワークの巧みさで、ホラーではないのに一級のホラー映画になっている。
オバマ前大統領夫妻やジュリア・ロバーツがプロデュースに入っている。...
オバマ前大統領夫妻やジュリア・ロバーツがプロデュースに入っている。
サブリミナルのような嫌な感じもなんとなくする、不快な映画だった。
今見るべき、未来の話かも。終始ドキドキが止まらない!
評価が分かれるみたいですが、私は面白かった!です。
まずコミュ力お化けのアメリカ女優の典型のジュリア・ロバーツさまが「私、人が嫌いなのよ」みたいなセリフで始まるところに衝撃を受けました。
で、人を避けるために週末家族で郊外バカンスに行くんだけど、別荘に家主の親子が来て、泊めて欲しいと言われたことから、どんどん周りで不穏な事が起こり始めます。
この不穏なことがよくて、まずは船の座礁、ネットワークの遮断、そして別荘のプールにフラミンゴが来たり、新車のテスラが次々暴走してクラッシュしたり、空から謎のビラが落ちてきたり、、、。ぜーんぶ映像に迫力あってよかった!
で、ネットワークの遮断でテレビやネットが繋がらないなんてあり得そうだし、衛星異常で座礁や電子自動車の暴走もありえそうだし、異常気象が起きればあり得なくないし、アメリカを敵視する諸外国(中国、スペイン)が攻撃をしかければあり得なくないし、あり得なくないことづくしなんです。
この映画は今はなんでもネットでできて便利だけど、本当に大丈夫?情報もれてるし、政府がうまく使う可能性もあるよという警告を与えてくれる気がしました。
そして、家主がテロを起こす3つのステップは
情報を遮断し、物資の供給を停止、さらに人々が互いを不審に思いあえば、簡単にテロが仕掛けられるんだと言います。まさに!できそうじゃないですか!
最初に「人が嫌い」だから、別荘に来たのに皮肉にも、「人を信じられないと周りが全部、敵見えちゃうよ、一番大事なのって人とのつながりじゃない?」と人とのつながりを見直す気付きを与えてくれた気がします。
神経質なジュリアも尻に敷かれたイーサンもよかったです!あえて「フレンズ」の最終回を見ながら、世界の終末を待つラストも私的にはよかった!
最終的にどうなるんだろうと思って観てたのに
結局、どういう事なのか判らず終い。
イスラム系の攻撃なのか、北朝鮮や中国の攻撃なのか、結局分からないのだけど、
何だか観ていて
「アメリカ人以外は全部悪者にする気なのかな」
チラッ、思ってしまった。
2時間以上かけて観ていてラストまでいったら、正直、意味がサッパリ分からなくて何だか時間泥棒された気分。
ただ言える事は、
「やっぱりコンパスと地図と気象知識は準備しておくべきだな。」
登山やる人とか結局、最強なんじゃないですかね。
と、思いました。
面白かった
低い評価が多いことに驚いた。
確かに「ここで終わりか」という感は否めないけれど、「この先どうなるんだろうか」というスリルを存分に楽しめる、引き込まれる映画だと思った。
ただ、プロパガンダ感(?)があってそこはちょっと。。映画にそこまで詳しくないからこんなもんなんかもしれないけれど、具体的な国名を出すのはどうなのかな。その国の人がこの映画を観るとどんな気分になるだろうか。。
半ば辺りまではめちゃくちゃ楽しく見れたけど
結局何だったの?
あれはどうなったの?
ってことが多すぎて見終わってもスッキリしない…
とりあえずフレンズ見れたのはよかったね(*^^*)
全91件中、1~20件目を表示