オットーという男のレビュー・感想・評価
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とても良かった
いかにもトムハンクスの人情映画って感じだけど、
とても良かった。
大体結末も想像出来るのだけど、
それでも少しずつ変わり映えのない日々が好転して行ってる感じが丁寧に描かれていて、
微笑ましく観れました。
今の世の中年寄りに厳し過ぎる。
何もなかった戦後から生きてる人に、
ネットだSNSだ機械化だ、ハラスメントにコンプライアンス…
今までオッケーだったものが急にダメになったり、
合わせるのも大変だろうなと思ってたので、
オットーは偏屈なおじいちゃんだけど、
生きづらさも分からんでもなかった。
周りに恵まれ過ぎのように見えるけど、
実際はオットーの心根の優しさが招いた幸せだし、
ご近所付き合いはちゃんとしないとダメだなと思いました。
そして、やはり正しい死に方と言うのは存在する気かましました。
オットーは天国で奥さんと幸せに日々を過ごしているのが想像出来ました。
頑固親父を溶かしていくご近所さん
じんわり、幸せと感動が染み入る映画でした。
トムハンクスらしく、演じるには彼でないとと思えるくらい。
死にたくても死ねない。普通ならかなり重いテーマなのに何か笑ってしまう、コミカルさがある。
それは完全に、前の家に引っ越したマリソルの存在。誰もが避ける頑固親父に面倒向かって接していく、明るい姿はこちらも幸せになる。
病院で心が大きいって爆笑する所は一緒に笑えました。
オットーの悲しい奥さんとの過去は、本当に辛いものでした。徐々に回想されるから余計にです。でも、彼の心を溶かしていく、マリソルや周りの人たちが、ちゃんと彼のことを思ってくれている。
死にたいから、生きると変わっていく、一人の頑固親父。何とも温かくなる作品でした。あと、流れる曲も全部良かった。
正直、ご近所付き合いなんて、全くしてないのですが、こういう付き合い悪くないなと思わせてくれました。
感動しました!
人間だがら人に親切に出来る
ほんとは良い人★
いい人
トムハンクス出演作がほとんど高クオリティ作品なのはどういう仕組みなんだろうか。
自身のマネジメントによって常にいい作品へ出るようがんばっているにしてもすごい打率だと思う。
たとえばジュリアロバーツのお兄さんのエリックロバーツはすべてB~Z級作品。後期のブルースウィリスもそうだった。ニコラスケイジも近年はずっこけ作品のほうが多くなってきた。
そういった俳優の出演作の打率をかんがみたとき、ほぼすべてが高クオリティ作品のトムハンクスってどうなっているんだろう──と、毎回毎回思うわけである。
ちょっとさかのぼってもElvis/Finch/ABeautifulDayintheNeighborhood/Greyhound/NewsoftheWorld/ThePost/ハドソン川・・・ぜんぶ優良作品だったし、じぶんの映画鑑賞歴のなかでもキャプテンフィリップスやキャストアウェイやYou've Got Mailやプライベートライアンやターミナルやグリーンマイルやフォレストガンプや・・・(Bigも好き)などなどが記憶にのこっていて、それらはいずれも万人の記憶にのこっている名画なわけである。
たんなるマネジメントだけで、このすごい高打率を達成できるんだろうか。ちゃんと(台本を)読んで、いい映画になるのがわかってやっているにしても、そうとうな引き寄せ体質プラス職業勘があるのだろう──と思う次第なのだった。
で、オットーという男を見たがやっぱり手堅かった。
Marc Forster監督は手堅い演出に定評がありハンクスの奥方(リタウィルソン)が製作に加わっていた。ハンクスはかなり能動的にいい作品に出ようとしているのだろう。その姿勢が「来るものこばまず」なニコラスケイジなんかとは違う。
手堅い映画の見本のような映画だった。頑固爺が周囲の恩愛にほだされて溶解するという話。いやなことはおこらず、いやな人もでてこない。音楽(選曲)もいい。現代的な事情(SNS文化)をとりこみ、ぴりりとアイロニーもあるが、結局ほろりともっていく。やたら巧かった。
が、この映画ではハンクスよりも周りのほうが印象的で、好感度はメキシコ(スペイン語)なまりのマリソル役Mariana Trevinoがもっていく感じだった。
若年期のオットーを演じたTruman Hanksもばっちり好青年で良かった。(Truman Hanksはハンクスの実の息子だそうだ。笑)
感じのいいマルカム役Mack Baydaはほんとに女から男に性転換したYouTuberだそうだ。
また猫も名演だった。みすぼらしいなりの野良ってきゅんとさせるんだよね。
メキシコではそこそこ名も知られていたにせよマリソル役Mariana Trevinoは大抜擢だったようでウィキに──
『マーク・フォースター監督は、スペインのホテルの部屋から携帯電話で録音した彼女のオーディションテープに「圧倒された」と述べた。』とあった。
その慧眼もさることながらMariana Trevinoの庶民値と母性値が遺憾なく発揮された映画だった。30代に見えるけれど撮影時44だそうだ。
適切な人を探してきて配役する──当たり前に思えることだけど、ハリウッド映画はそのことにいちいち感心してしまうんだよね。
この映画はおとぎ話だと思う。
オットーは家や周囲をいつもきれいにしているし女児をまかせても心配ないし機器の修理ができるし人助けもする。まっとうな人間性があり、不機嫌を溶かされたにせよ、彼はいい人物だったんだ。逆説なんだよな。
だけど現実はそんなに美しいわけじゃない。ご近所づきあいもないし、こんなふうに次世代や隣人を助けて逝きたいけれど善行しようにも現世のしがらみの中ではうまくはいかないものだよね。
だからこの映画内世界が愛おしく見えるんだ。と思った。
何となくグラン・トリノぽい?
やはり「悪党」になれないトム・ハンクス
「幸せなひとりぼっち」
幸せなひとりぼっちトムハンクス
偏屈オヤジの変わり行く心情に自然と涙が溢れるストーリー
ひとりぽっちなんかじゃないよ
幸せなひとりぼっちは見ていて、良い映画だと思ったのでこちらも楽しみにしていました。しかもトム・ハンクスさんが演じる。悪い訳ないだろうと。そして、その考えは間違っていませんでした。最愛の人に先立たれた悲しみというのはやはり中々癒えることはない。そんな内に悲しみを抱えたオットーさん、頑固で曲がったことが大嫌い。間違ったことを言ってる訳ではないがご近所さんにしてみればやっぱり面倒な人になっちゃいますね。でもそれがオットーさんという人間。それが彼の道理なのです。そしてマリソル。何かとオットーさんに関わってくる彼女一家の存在はひとりぽっちのオットーさんにとって大きかったです。始めは煩わしく思いますが、日々彼女たち家族を見ていればこれはもう気にするしかないですよね。実はオットーさん本当は優しい人なんです。だって本当に嫌われ物なら子供が懐く訳ないと思うのです。そして死ぬのが下手なオットーさん、これはもう生きるしかないですよ。マリソル一家と関わってしあわせな晩年を過ごしたオットーさん、きっとしあわせだったでしょうね。さすがトム・ハンクス。そしてマリソル役のマリアナ・トレビーニョ。初めて見ましたが、とてもチャーミングでした。人は一人じゃないと思わせる温かい映画でした。
ただのよい映画!!(よい意味で)
愛する妻を失い、時を止めてしまったオットー
家の中は妻の生きていた頃のまま
時を動かすことは、妻の死を受け入れること
受け入れ、時を進めることは、
愛する妻を自ら再び失うかのよう
それほどまでに悲しみと絶望に打ちのめされている
そんなオットーを救うのは、しかめっ面でルールに厳しく、人にやっかまれそうなのにもかかわらず、本当はとても心優しい彼が救った人々
周囲がオットーを死なせない
ありきたりといえばありきたりかもしれない
けれど、やさしさが心にじんわり残る
心臓と心が同じハートなおかげで、ビックハートには、そりゃ笑わずにはいられない
ところどころ笑ってしまうシーンが、またよかったな
劇場にも笑いが起きて、ほんわかした雰囲気になっていた
劇場で観てよかったです
良き。
頑固親父から好々爺へ
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