オットーという男のレビュー・感想・評価
全293件中、141~160件目を表示
愛すべき者たち
妻を失くしてから生きる希望もなくし、真面目だが口煩く、疎まれながら淡々と暮らしいている男の物語。
少しコミカルな描写を挟みつつもあたたかなドラマ作品。
もう死んでしまおうとしたところで現れた陽気な夫婦や、皆風変わりな住人達、そしてオットーと同じく孤独なノラネコ…
それぞれに問題を抱えながらも明るく生きる姿は力強い。
そんな中ただ1人、無愛想に振る舞い他人をバカモンと罵るオットーだったが…。
いやぁ〜ホント、ググっとくる映画は数あれど、本当にホロリと来てしまったのは久々!!
改めて、辛くとも生きる大切さや想ってくれる人がいることの幸せを思い出させてくれますね。
あぁいう感じだったけど、何だかんだで面倒見の悪くないオットー。彼も本当は生きたいと思っていたんじゃないかな、なんて感じながら観ていました。
オットーだけでなく、周りの人々の存在感もグッド。彼らにも物語があり、それぞれに垣間見える死生観のようなものに深く感動させられた。
そして痛快な展開も。かなり気持ちが昂ぶってきたところで、僕がいる…でワタクシ、無事崩壊。
とても心が洗われた作品だった。
やっぱり、少し笑えてしっかり泣ける作品は良いですね。
間違いなく今年暫定1位の作品!!オススメです!!
A Man Called ・・・・
誰もが、Ottoになりうるのだろう。
あそこにいる男は自分なのだと思うこともあるだろう。
偏屈なのだろうが、
堅物なのだろうが、
人に優し口することを強迫的に迫られるこの時代には逆行するのだろうが、
このような生き方はあっていい。
自分のこだわりをなくしてまで生きようとは思わない。
そんな生き方があってもいい。
あの猫は、彼の、ソーニャのような守護天使だったのだろうか。
絶えず傍に居続け看守り続けた。最期まで。
こんなことを思った50代後半オヤジだった。
#TOYOTA嫌いは、共感!笑
泣かせにくる映画ではなく、しんみりと感動させてくれる映画
結論から言いますと、良い映画でした。
人生でベスト10には入らないけど、良い映画だったと感じるような作品です。
ネタばれは控えつつ軽いあらすじを説明しますと
主人公のオットーという偏屈で融通が利かないが、根は良い人間が妻に先立たれ、
生きる希望を失い自殺を試みている最中に、近所に越してきた子連れの明るい夫婦との交流と、オットーの妻との過去の回想シーンを交えながら物語は進んでいく
といった内容です。
見終えて感じたのは、すべての描写が無難に上手くまとめていたといった印象。
良く言えばくどすぎず、悪く言えばあっさりめのシーンが多いので
それが理由で"印象には残らないけど良い映画"止まりに感じました。
がっつり泣ける映画を見たいわけじゃなくて、しんみりと感動できる映画を見たい
といった方に是非お勧めです。
こんな人とは一緒になりたくないけど、部下としては良いかも
神経質な主人公
物語が進んでいく中で、過去の主人公の生いたちが明らかになっていくと同時に、対面に引っ越してきたメキシコ系移民の底抜けの明るさに翻弄されながらも次第に溶け込んでいく主人公
映画としては良くあるパターンでは有るが、回想シーンと現実がとてもテンポ良く進んでいく
最後も想定できる終わりかたではあるが、主人公らしい最後でした
トムの演技力がいい。
スウェーデン映画の幸せなひとりぼっちを、マークフォスターが監督 トムハンクスが、いい演技だ。若き日のオットーを息子さんが演じてるんだな。
列車での出会いは、ビフォーサンセットみたいだね。
あの猫は、100回生きた かな?と楽しみながら観たよ。人生は、怒りと諦めで生きないで、笑いとユーモアを持つて行きると最終章には、幸せに旅立てるんだな。
特別良くも悪くもない、至って普通の人間ドラマ
決められたルールを守り、守ってない人を時に追い回し厳重注意したり、スーパーの些細な納得いかないレジに食い下がったり、いつも無愛想で気難しい初老の主人公オットーが新しく越してきた近隣住民や絶縁だった古くからの友人達との和解などで支え・支えられる物語
オットーの最愛の妻ソーニャは半年前に亡くなっており、本編中 若きオットーとソーニャの出会い・結婚、幸せな日々・・・が現代と交錯しながら描かれるストーリー展開が好き
ちなみに若きオットーを演じるのはトム・ハンクスさんの実子のトルーマン・ハンクスさん、全然似てないけど、人が良くて誠実そうな青年オットーを好演しています
そんなオットーが なぜ現代のオットーの様な偏屈オヤジになったのかが描かれず謎
偏屈だけど根は優しくて近隣住民とのふれあいで本当の自分を取り戻していくってことなんだろうけど、そもそもその偏屈な設定要る?と思って最後まで観てました
大して見所を感じなかった本作ですが、ソーニャの若い頃を演じたレイチェル・ケラーさんがとても綺麗で、すごく爽やかな女優さん、魅力的な彼女が出てくるシーンが私にとっての本作の見所でした
そして生きていく
無愛想で、決まりを破る事を嫌悪し、言うことは言う
でも頼まれごとは引き受けてしまう
失った愛を思い続けて生きる意味を見失い、自分を始末しようとしても、何時も隣人の邪魔が入り失敗する
悲しさ寂しさのなかで、そんな隣人たちに心を開いていく
ぎゅっと締め付けられる
最愛の人との別れ
それを受け入れられない
彼女が全てだった
それなら、自分も…
そんな役をトム・ハンクスが、くっとした表情や声で演じていて、見ている間、ずっと胸を締め付けられました。
投げやりになっても、普段のルーティンは変えられない頑固さ。言葉足らずな関わりしかできない不器用さ。時代に取り残されたと感じる疎外感。
そんなことを感じる今日このごろで、ぎゅっと苦しさが溢れました。
人は1人では生きられない、なんて、ありふれた言葉だけど、1人だと感じたら絶望しかない。
マリソルたちに支えられ、望む最期になったので、映画としてはよかったのですが、個人的には別れを越えられるのか…と、気が重くなってしまいました。
気難しくって面倒くさいOTTO。だけどほっとけない愛すべき隣人。
トムハンクス出演の映画は今回が初鑑賞。居る居るこんな面倒くさい人。と思って観ていくと、最愛のソーニャを亡くして(顔を見ることの出来なかったベービーも)孤独の殻の中に閉じこもるオットーの様子が分かってくる。トムハンクスの風貌が面倒くさいけどほっとけない人の味わいを醸し出している。隣人たちとの日常に、思わず声を出して笑ったりホロリと涙したりした。お向かいに越してきたマリソルとその家族のお節介(親切)に助けられながら、また前を向いて生きても良いかも思えたことが嬉しかった。ご近所さんたちと愉しく過ごしながら、最後は一人静かに愛妻の元に召されたオットー。人は一人では生きていけないし、一人っきりで生きている訳でもない・・再確認できる暖かな作品だった。
ストーリー 5.5 芸術 5 演技 7 エンタ 5.5 総合 6 ...
ストーリー 5.5
芸術 5
演技 7
エンタ 5.5
総合 6
ストーリー全体感は早くから想像できた。
トムハンクスでないと面白くなかったかも。
生き続けるために必要なものとは
トム • ハンクス久しぶりの一枚看板作品。秀作でないわけがない。
アメリカにも繋がっているタイプの集合住宅があるのだね。最近の日本でもこういうお節介的な近所付き合いは珍しいのではないか。
でも人間は、必ず誰かとかかわって、お互い迷惑掛け合いながら生活していくものだから、生きる希望を失っても、誰かと笑顔になることが出来れば、少しでも誰かの役に立てれば、きっと生きていける。
涙しつつ胸がほっこり、暖かくなる作品。
久しぶりのトムハンクス!
元々トムハンクスが好きで、久しぶりのトムハンクスの主演と言うことで、遅くなったけど鑑賞してきました。
ある男の日常を淡々と放映されているんですが、奥が深い!人と人の繋がりなど、すごく心が温まります。
最近は近所の繋がりがなくなってきた世の中、ある意味お節介的な気もしますが、なぜか懐かしい。
そんなストーリーで、懐かしいアメリカ映画を感じました。
SFやファンタジーもいいけどやっぱりこう言うアメリカ映画は、いいですね~
さらに好きなトムハンクスとなると最高でした。
トムハンクスもだいぶ歳をとってきましたが、また違う味が出てすごく良かった!さすがです!
途中、奥さんは自ら命を絶ったのかと、嫌な気持ちになってましたが、結果違って良かった!
孤独な老後を考えると人ごととも思えず寂しい気持ちになりましたが、やっぱり人との繋がりは大事だな〜と!
後半はなぜか泣いてました。(泣くような場面でもないのに)
猫はやっぱり奥さんが見守ってたんですね!
奥さんも誰からも愛されるすごく良い人で、どっかの嫁とは全然違う!
駅で本を落とした人を日々さがそうと思います。
いや〜久しぶりに良い映画でした。
涙なしには見られない
人との触れ合いで、孤独な絶望から立ち直るストーリー
自分の境遇とも重なって号泣してしまった
COVID-19で直接コミュニケーションが減った時代だからこそ大切なこと
でも、コメディタッチで笑わせてくるところは、さすがトム・ハンクス
マリソルめっちゃ良いわ
終盤ずっとボロ泣きしていました。
日本でいう”頑固おじさん”が長年連れ添った妻が死んで生きがいを無くし、後追い自殺まで考えていたところ、お向かいに引っ越して来た一家に必要とされることで生きがいを取り戻すというお話。
この話のどこが泣けるのかよく分かりませんが、なんとも言えない温かい涙が止まりませんでした。
人間は誰かに必要とされないと生きていけないのだと思うとともに、必要とされることってこんなに幸せなことなのだと思いました。
マリソルは、オットーに特別なことはしておらず、隣人として接し、必要なことをお願いし、心配だから気にかけただけ。
それだけのことでオットーの終末はこれほどまでに豊かなものになりました。
とかく日本人はこういったことを苦手としているので、他人の力が必要なときは勇気を持ってノックしてみるのもいいかもしれません。
シボレーはよくて、フォード、トヨタ、BMW、ヒュンダイがダメなのはなんでだろう?
全293件中、141~160件目を表示