オットーという男のレビュー・感想・評価
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誰でも誰かに愛されている。
鼻と目を洗う日なのかなと思うほど泣けた。
孤独だけど誰にも愛されていないわけではない、そして愛されるということは生きるために必要なことなんだなということを学んだ。
まあとにかくク○ジジイレベルで言えば、スワン・ソングのパットに負けてない笑。
いや、パットとはある意味真逆の人だけど笑。
年取るってことはその人の人格の完成形に近づくってことだよな、と改めて思いました。
頑固なお父さんと是非観に行ってください。
これ以下↓はネタバレになってしまうのだけど。
娘みたいな子の運転に付き合ってあげてる時に、オートマ限定だって言ってんのにマニュアル車を頑固に運転させてて、もーこのク○ジジイめ!と思ってハラハラしながら観てたんだけど。
オットーが「君は移民で、異国で言葉も覚えて子どもも育てて車の免許も取ろうとしてる、できる子なんだ、頭のいい子なんだ。」みたいなことを言って励ます場面が一番泣けたかもしれない。
自分も言葉さえわかれば出来るのに!と思ったことがたくさんあった。
それでもその場で生きていくには、努力して頑張って習得するしかなかったことも色々あったから、気持ちがわかったよ。
常に明るく前向きでダンプカーみたいに頑固親父の頑固なハートに突っ込んでいった彼女が一番好きなキャラだったかも。
オットー
オットーに自分の未来を見る
ご近所さんとの距離について考えさせられる。
これは理想形。
あそこまで厳しくはないにしろ、
基本がオットーと同じ思考の持ち主なので、
ホームセンターや見回りのくだりは自分を見ているよう・・・。
近い将来、周囲から煙たがられるんだろうなぁ、と、前半は苦笑い。
それでも頼まれたことを結局やっちゃったり、
根がいい人なのが徐々にわかり、救われるし、ホロッとしちゃう。
ただ、「んー?それどうなの?」と思ったのが、
お向かいのマリソルさんの、学歴を見て評価上がっちゃったような演出。
あと、ソーニャが最愛の妻なのはわかるのだが、
半年前まで仲良く暮らしていたのだろうに、
思い出されるのは出会った頃のことばかり、って、、、。
(歳を取るとそういうもんだってこと?)
別にソーニャの服や持ち物を片付けさせなくてもよかったんじゃ、とも思うし。
(哀しみ脳から抜け出すにはそうしたほうがいい、ってことなんだろうけど)
猫と子供が可愛い映画は、それだけで顔が緩む。(どっちも最高に可愛い)
ズボンの裾に爪引っ掛けて引きずられるとこと凍えてるところだけは、
ぬいぐるみだと信じている。
トムハンクス主演の映画で泣かない訳がない
共に歩んできた妻を亡くし自殺を試みるトムハンクスだが、近隣住民と関わることで救われる話。
とにかく泣けた。私は二回泣いた。
クスッと笑える住人とのやり取りもあって、笑いと悲しみがうまく調和している。また、英語のジョークも分かりやすく訳してて、流石戸田奈津子さん!
特に好きな登場人物は、隣に住むメキシコ人の奥さん。とても心温かい人でムードメーカー的な存在。人に対してこんなにも感情をぶつけられて羨ましいとさえ感じた。
トムハンクス夫妻とメキシコ人夫妻の関係性が重なっている気がして、トムハンクスはやっぱりこういう奥さんが好きなのかなと思った。
「人生そのもの」と表せるくらい大切な人を失った時に、自分はどんな行動を起こすのだろうか……
ハート(心臓)がデカい男
熱い男の静かなストーリー
妻に先立たれ
自暴自棄になっている男のストーリー
正義感が強く
曲がったことが許せない故に
周囲との軋轢を生み
ギクシャクした生活を送っている
そこに現れた
自由奔放なファミリー
本作は
このファミリーや
その他ご近所さん等々との交流を通じ
主人公のトムハンクスが軟化していく物語
です
全体的にとても
静かで穏やかな映画です
トムハンクスが
様々な策を講じて
妻のそばに行こうとしますが
それも淡々と行われ
激しいシーンは特にありません
しかしながら
トムハンクス演じる主人公
そして
ご近所ファミリーのママ
の心はとても熱いです
本作品を鑑賞し
胸が熱くなり
心を動かされるのは
このギャップ故でしょうか?
ネット社会となり
人と人との関わりが希薄な現代において
本当に必要なものは何か?
そんなことを
教えてくれた映画でした
いい話
タイトル通り
オットーという男の人の話
コピーに
[町内イチの嫌われ者]ってあるけど
そこまで嫌われてない。
めちゃくちゃ細かいキッチリした人で
確かに面倒くさい感じはあるけど。
独り身になってしまった老人が
向いに引越してきた
お節介なメキシコ人一家のおかげで
結果、良い方に話は転がっていく。
そこに「若い頃はこんなだった」
という回想が挟まれて、
ヒトトナリがわかってくる。
こういう人いるよなと思う。
で、オットーの場合は
周りが世話焼きだったり
逆に助けを求めに来る、といった
地域との交流があるんですよね。
交流が全くなくて孤独になってしまう
ってことが現実には多い気がするけど。
人は必ず死ぬんです。
それは絶対。誰もあらがえない。
自ら選ばなくてもその日はくる。
その日のためにどう生きるのか。
この映画を見て
それをちょっと考えた。
同級生だつたかも。
孤高の老人が、周りの無原罪にも思えるピュアな人々(子供や移民家族)と出会うことによって化学反応をおこし、心が溶けてゆくモチーフ。ある意味『クリスマス・キャロル』以来のしゃぶり尽くされたテーマであり、あとは演じる老人の役者の存在感次第となる。逆に功成り名遂げたベテラン名優の「ご馳走」役なのかもしれない。
思いつくままに挙げると、『グラン・トリノ』(2008年)のクリント・イーストウッド。『ヴィンセントが教えてくれたこと』(2014年)のビル・マーレイ。ケン・ローチ監督が2度目のカンヌ・パルムドール受賞の『わたしは、ダニエル・ブレイク』(2016年)。
本作は、2015年にフレドリック・バックマンのベストセラー小説をスウェーデンで映画化し、大ヒットした『幸せなひとりぼっち』のハリウッド版だ。
主役はトム・ハンクス、なるほど。泣かせる人情ものとして、しっかりした幹がある。原作の勝利でもあるだろうが、ハリウッドが大好きな「イマドキの社会矛盾やdiscrimination」を散りばめて2020年代の物語として構成されている。
主人公の生年が1955年!なことに、いささか心が動揺する。
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