劇場公開日 2023年9月15日

「今後のプリキュア愛を「繋ぐ」子ども達無視の映画」映画プリキュアオールスターズF ののさんの映画レビュー(感想・評価)

0.5今後のプリキュア愛を「繋ぐ」子ども達無視の映画

2023年9月18日
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難しい

寝られる

5歳と3歳の子どもと楽しみにしていて、観に行ってきました。
完全にマニアの大人向けです。

ストーリーはほぼなく、ただただ、プリキュアファンの大人が作ったプリキュアファンのためのイメージ映像が流れているのみといった感想。

設定も難しすぎて、子どもは完全に置いてけぼり。
強さを確認したいってだけの強敵に、78人で立ち向かいました、最後は勝ちました、ってそれだけ。

過去の名シーンや名台詞を盛り込みすぎて食傷気味。

とっても楽しみにしていたので、今、リアルタイムでプリキュアにハマっている子ども達のことを全く考えていない内容に、怒りすら覚えました。
5歳の子供は、もうストーリーの良し悪しも分かる歳です。何も言っていませんでしたが、全く入り込めなかったと思います。

マニアの大人向けなら大人向けで、それはそれでいいんです。
でもそれなら、子どもたちをアンバサダーとかに立てず、大人向けとしてPRしてほしかったです。

子どもの成長はあっという間。
来年にはおそらく、長女はプリキュアを卒業するでしょう。プリキュアを大好きで、心から応援したいと思う貴重な時期に、今後のプリキュア愛を繋いでいく子ども達無視の映画を作り、子ども達も呼び込んでPRするなんて、何考えてるんですかね。

大人のファンが昔を懐かしむだけの映像なら、他でやってください。

ミラクルライトも、過去の作品では「ミラクルライトでみんなで応援しよう!プリキュア、がんばれー!」と、プリキュアを応援するタイミングが分かりやすかったですが、今回はコロナの影響か、そういった声かけもなく、唐突にそれっぽく促された映像が挟まれただけで、分かりにくかったです。それも子どものことを考えていないとがっかりました。過去の作品では必ずあった、冒頭のミラクルライトの取り扱いに関する注意映像もなかったですし、「昔、ミラクルライトで応援したよね」という記憶をなぞるだけの、これまた大人向けの演出だと感じました。

お金と時間を返してほしいというレビューがありましたが、
特にプリキュアに思い入れのない私個人としては同じように思いました。

15周年の映画はとっても素晴らしかっただけに、残念です。

※追記
映画.comへの投稿が初めてで、よく分かっていなかったのでコメント許可にしていましたら、アンチコメント頂きました。

「プリキュアに思い入れのない人にFを語る資格ない」などと言われ、非常に不快でしたので、こういったコメントを今後目にしたくないためにコメント不可にしたところ、頂いたコメントも削除されてしまいましたので、この点についてお詫びします。

プリキュア歴は一年半程と浅く、思い入れはありませんが、プリキュア大好きな娘と毎週かかさずひろプリを楽しく視聴しています。
この一年半ほどで過去作品も4つほど全話視聴したものがあり、映画に至っては全て観ました。

今回の映画も、私自身もとっても楽しみにしていて、プリキュアになりたい娘に手作り衣装を着せて、お金を払って映画館に足を運びましたので、語る資格は十分にあると思い投稿しましたが、ここは往年のファンだけが語ってよい場で、私のような新参者はお門違いでしたか…。プリキュアが今後も続いて欲しいと願っているが為の辛口評価でしたが…。

ちなみに、気に入ったプリキュア映画は何度も繰り返し観ている子どもも、今回は途中から明らかに集中力が切れ、終わってからも一言も「面白かった」と言わないばかりか、全く語ろうとしていませんので、同じように感じていたと思います。

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