ロスト・フライトのレビュー・感想・評価
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LCC機長が実は只者ではなかった映画。
Gバトラーと物語りを牽引していく囚人の描き方が中途半端。救出に来る民間傭兵部隊と雰囲気も被っているしキャラも立ちきれていない。シンプルに救出班と機長との乗客救出劇を描いた方が個人的には好みだった。バレットM82ライフルでの鉄板貫通狙撃、さらには救出班の銃撃フォーメーション、同Gバトラー主演の傑作「ザ・アウトロー」に近付けたのに惜しい。でも、今作品はそんな映画ではなく無双する機長と飛行機が主役の映画でした。
“本当に面白い映画”は、差別される。
“本当に面白い映画”は、差別される。
考えてみれば当然のことで、“本当に面白い映画”が広く知られてしまえば、お客は“本当に面白い映画”にばかり殺到して、“実は面白くも何ともない映画”や“面白さを売りにしていない映画”を作ったり売ったりしている連中はまとめて映画から足を洗う羽目になる。
そんなわけで、興行面でも批評面でも冷遇される“本当に面白い映画”に出会うためには、控えめな宣伝を敏感にキャッチしたり、限られた上映に合わせて劇場に駆け込んだりといった積極的な努力が観る側にも要求されるわけである。
さて、「首」とか「ザ・キラー」とか「ナポレオン」とか言うやけに簡潔なタイトルの作品が立て続けに公開され注目を集めているが、名匠・巨匠によって監督されたこれらの作品は、“本当に面白い映画”ではない、という点においても奇妙に共鳴している。
名だたる監督が演出しただけあって、それぞれの作品にも感心する部分がないわけではないが、では“本当に面白い映画”かどうかと問われれば、誰もが顔を見合わせ答えに窮するのは明々白々である。
そんな中、ひっそりと上映を開始し、これまたひっそりと上映を終了しようとしている「ロスト・フライト」なる邦題をもつ本作も、「PLANE」というあまりに簡潔な原題によって先に挙げた3作とのひそやかな符合を感じさせる。
そんな「ロスト・フライト」が先の3作と決定的に異なるのは、本作が“本当に面白い映画”であるがために、徹底的な無視という典型的な差別を受ける被害者であるという点にある。
事実、「ロスト・フライト」を観た人は、唐突に始まる生死をかけた肉弾戦に「ザ・キラー」の取っ組み合いよりも遥かに強い緊張を覚え、嘘のようにあっさり訪れる訣別に「首」の木村祐一の別れよりも遥かに強い動揺に囚われ、そこに登場する軍人たちの戦闘に「ナポレオン」のホアキン・フェニックスよりも遥かに強いプロフェッショナリズムを見出すことになる。
さらに、この“本当に面白い映画”に巡り合うことのできた映画的感性の持ち主であれば、見せかけの投降で敵方の通訳係と対峙したその後ろからボスが現れる、という画面が丁寧な縦の構図になっていたり、幾度か挿入される実に繊細なズームアップが人物の輪郭を強く印象付けていたり、映画のラストで、手持ちのカメラによるブレの画面からふいに切り替わる安定したクレーン・ダウンとクレーン・アップのショットが映像に見事なリズムを生んでいたりすることに、ささやかな感動を覚えることだろう。
“本当に面白い映画”によってしか味わえない覚醒の感覚を求める人ならば、デヴィッド・フィンチャーよりも、北野武よりも、リドリー・スコットよりも、ジャン=フランソワ・リシェの「ロスト・フライト」に駆け込まなければならない。
航空業界に携わったことのあるものとして、 ありえないことだらけで初...
航空業界に携わったことのあるものとして、
ありえないことだらけで初っ端からかなり違和感だらけだったけど、
そんなことも吹っ切れちゃうような魅力があった
B級前提でかなり満足
最初の方のシーンで出てきた台詞との矛盾がラストで出てきたけど、
そんな細かいことはスルーで許す
至福の眺めから悲惨な眺めに..
おんもしれぇー
ダニエラピネダでテンションMAX
他に案が?
LCCのパイロットを務める男が、悪天候で不時着したフィリピンの島にて、反政府勢力のゲリラに捕らえらえた乗客を救うべく奮闘する物語。
序盤はフライトシーン。このあと墜落しますよというフラグを幾つも立てながら、極めつけはなんと犯罪者を搭乗させるだと!?
程なくして悪天候に見舞われ…粗筋から無事に着陸することは分かっていても、それでも緊張感と迫力にあふれるシーンに手に汗握る‼
一難去ってまた一難…漸く不時着したと思った島にいたのはガチのヤバいやつらで…。
兎に角、最初から最後まで緊張感たっぷりだし、退屈な場面など一瞬も無く常に画面にくぎ付けにさせられる。仕方なく組んだバディの相手が…こんな状況では心強い。
加えて、本作では一般人として悪党ゲリラを相手に闘うバトラー氏の活躍も見もの。圧倒的な戦闘力では無く、本来の逞しさと罪人傭兵の協力で乗り切っている感じがまた良いですね。
それだけでなく、責任問題に揺れる本部や協力を渋るフィリピン正規軍等々のサイドドラマもリアル。
12月にして、今年トップクラスにハマった作品に出逢った感じ。
とてもわかりやすく、テンポも良く痛快で常にゾクゾクさせられる良作でした。
久々の手に汗握る作品
ジェラルド・バトラー「ワンミリタイム」 80点
75点ぐらい。
予告編で面白そうだと気になっていて、ここでの評価も高かったので観ましたが…
途中メチャクチャ眠かった…(笑)
でも映画が悪いと思いたくない(笑)
レイトショーだったし、メシ食ったあとだったし…
たぶん疲れていたからだと思いますが…
飛行機が悪天候の中、ゲリラ組織の島に不時着、乗客の犯罪者と手を組ながら戦う、って、王道のエンターテイメントですね。
最後まで観て、たしかに一般的にウケそうだと、王道エンターテイメントだと、思いました。
王道やメジャーはダメだという自分のパンク根性が働き、眠くなったのか?
ありがちといえば、ありがちな展開だからだったかも…
眠くなった理由は疲れていたからだと思いたい。
元気な時に、また観ようかな?
75点ぐらい。
序盤とラストで手に汗握る
観賞前の情報は予告編だけ。ジェラルド・バトラーは“エンド・オブ・XXX”シリーズで好きになった俳優だったので、そこに期待して観賞。
【物語】
トランス(ジェラルド・バトラー)は軍輸送機パイロットを経て今は民間旅客機のベテラン機長。ある日シンガポール発東京行きのブレイザー航空119便に乗務。通常飛行ルート上の悪天候が予想されたが、会社から燃料費節約の理由で迂回ルートを却下され、嵐の上空を通過することを指示され、離陸。
通常より高度を上げて悪天候ゾーンの通過を試みるが、落雷により電気系がやられ、計装・電子コントロールと発電機能を失う。 バッテリーの僅かな電力頼りで飛行継続可能時間が「あと10分」という絶体絶命の状況に追い込まれる。油圧系統は機能しているものの、完全なマニュアル・有視界飛行となり、現在飛行位置も把握できない中で着陸できそうな場所を探す。
しかし、眼下は海が広がるばかりでトランスは海上着水する覚悟を決めて高度を下げて行く。が、そのとき島が目に入り、島の上空で着陸できそうな場所を探すが、森が広がるばかり。森が切り拓かれた道を見つけて、迷う間も無くそこへ強制不時着する。
なんとか、トランスの操縦技術で機体を大破することなく不時着に成功するが、そこはフィリピンの反政府ゲリラが支配する無法地帯ホロ島のジャングルのだった。
トランスは救助の連絡手段を探し、119便で移送中だった殺人罪犯ガスパール(マイク・コルター)と森の中へ。廃屋に残された電話から何とか会社と娘へ不時着したことだけは伝えることに成功するものの、不時着に気付いたゲリラたちが乗員乗客を資金調達のための人質にしようと動き出す。
トランスは乗客の命を守るため死力を尽くす。
【感想】
冒頭舞台となる飛行機のフライトが東京行きと聞いて、いきなり身近に感じた。米国映画なのにシンガポール発東京行きは意外な気もしたが、後から考えれば、ゲリラに支配された島という設定にするにはフィリピン諸島が都合が良く、そのあたりを飛ぶ中型航空機という設定にするためにリアリティーのあるルートだったのだと分かる。なるほど、なるほど。
で、運命の飛行機がシンガポールを飛び立つわけだが、予想外に良かったのは、そこから不時着するまでのシーン。切迫する機内の緊迫感とバトラー演じるトランス機長の奮闘ぶりに手に汗握った。不時着までで1つお話が終わった感さえ有った。不時着前に燃料全放出に失敗したことが後に繋がる伏線になっているとはなかなか芸が細かい(笑)
島でのゲリラとの格闘については、まあ予想の範囲内だが、逆に言うと事前の期待を裏切るものでも無い。
終盤の展開は、予想外でやや強引な気もするが、それでも再度緊迫のシーンを味わうことができて、なかなか良いエンディングになっている。
序盤と終盤が良かったので、総じて言えば満足できる出来。
見れて良かった息をつかせぬアクション
めっちゃ良かった!ずっと手に力が入り最後まであっという間だった。
サバイバルもの好きなので見ておくかー位だったのが、いわゆる(日本語的な)サバイバル要素はそんなになくて、不時着するまでのハラハラドキドキ航空シーンなどだけでも十分に楽しめる映画だった。
オンボロ機の故障してからの電気なしの着陸とか、航空ファンも楽しめるのでは。どの程度リアルなのか分からないけど、ここで片側エンジン切って、このタイミングで燃料捨てて、手動で足出して、フルリバーススロットル!とか素人にもなんとなく分かる形で緊急時コックピットの様子を手に汗握って見守れる。
着いてからも一息つくまもなく次から次へと脅威がやってくる、けど割とテンポ良く解決にも向かっていく。せっかちなイマドキ世代にも配慮されたスピード展開。
人もたくさん死ぬし撃たれるし痛々しいところも多々あるけど、全てを背負う機長の覚悟と責任感、機転と知能、やはり生半可な人はパイロットになれないと実感する。
ジェラルドバトラーの安心感、半端なし。
マイクコルターの頼もしさにも惚れ惚れ。
脚本家は元MI6のスパイ小説家チャールズカミング、民間の傭兵役は元アメリカ海軍の特殊部隊ネイビーシールズ(映画のことかな)の俳優、テロ組織の演技も特殊部隊の指導を受けているとか。さすがのリアリティ!
追記。。
始めは、いまだに殺人犯役に黒人俳優当てるかー。。しかも乗客全員白人かあ。。ともやっとし、からの、15年前の犯罪に過ぎず今はいい人だね、と思わせておいて、軍人だからとまた残虐な殺し方させて。。最後はバディで味方扱いではあったもののちょいと気にはなりました。でも下手にダイバーシティ配慮したんだな、ってみえみえな配役よりはいいかあ。実際似合ってたもんな。。
飛行機の遭難映画
ニセ?気象予報士の責任ですよ!
意外と
ひとつひとつ着実に
「下半期1番」
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