ワイルド・スピード ファイヤーブーストのレビュー・感想・評価
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チーム
集大成の前半だった。
このシリーズの根幹ともいうべき「車」と「仲間」がガッツリ描かれる。
シリーズ10作目と節目の作品なわけだが、まぁ錚々たる面子が登場する。そして一切かすまない構成は気持ちがいいしブチ上がる。
その都度アクションがあるのに辟易する人もいるかもしれないが俺的には大好物だ。
物語は10年前から始まって、しっかりブライアンが出てくるのも胸が熱くなる。
モモア演じる敵役もいい感じな壊れっぷりだ。
とにかくカーアクションがエゲツない。
もはや最高峰と言ってもいい。他の追随を許さない程のこだわりとクオリティだ。
いちいち絵がキマるし、チェイス中に挟まれる台詞がこれまたイカす。
レティがバイクでチェイスに参戦するのだけれども、これがまたクソカッコいい!スタントチームはやり甲斐しかないんじゃなかろうかと思う。
ただ…元の台詞がダサいのか、和訳のセンスのせいなのかは分からないけど時々やり過ぎる感じはあった。
なのだが、兎にも角にもスーパー楽しい。
時々挟まれるシーンに過去作へのオマージュも感じつつ、場所が変わる毎に章が変わるみたいでテンポもいい。
今作はやられっぱなしと言う訳でもないのだが、押されっぱなしな感じだった。チーム・ドミニクが集結に至るまでとでもいおうか、まだまだ攻勢には転じておらず、防戦一方だった。
その中でも、レティとサイファのサイドストーリー的なアクションがあったり、この後共闘する事になるのだろうが、殴り合った後に信頼関係が生まれるとか、昭和的な発想にゾクゾクする。
表面上はクレバーなハンの立ち位置も好きだ。
ラストになりダムに誘い込んだってのは少々無理がある設定でもあるのだが、この時のドミニクの台詞がとても好き。
本編では「俺から車を奪えてない」だったかな?予告編では「俺にはまだ車がある」だったように思う。
もうこの台詞が示す通りなのだ。
車に乗るドミニクは無敵なのだ。
彼は本編で2回程「任せろ」と言う。どのシュチュエーションも「何を!?お前どうするつもりなんだよ!?」とツッコまずにはおれない。
なのだが、その窮地を彼は打破する。車を駆使して。…もう、この車との一体感というか相棒感がたまらない。
彼にとって車は絶対的に応えてくれる存在なのだ。
おそらく手足よりも器用かつ繊細に操れるんじゃなかろうかと思う。
それを今作はとことん堪能できる。
ラストは決壊するダム。
ドミニクはそのダムを車で駆け降りて…ここの描写がまたたまらないのだけど。ドミニクの意思がそのまま車に伝わるかのようなショットがあって、横位置で炎に半ば飲まれながらも振り切るショットとか…大好き。
押し寄せる大量の水に、車つまりは相棒を失ったドミニク達はどうするのか?
みたいなとこで、アラスカのレティのシーン。
分厚い氷を割って潜水艦登場。
いや、まさか、潜水艦で助けに行くのとか思い、どんなシチェーション?と混乱もするのだが、本編はここで終了。
ここに至り、「あ、前編なんだ」と気付く。どおりで終わりそうな雰囲気がなかったはずだ。
分散を余儀なくされたチーム・ドミニク。
後編はアノ人も参戦しそうで、仲間はドミニクの元に集結し、一転大攻勢を仕掛けるのだろうとワクワクする。
車で闘う。
このコンセプトを1ミリもズラさない本作は非常に楽しみで、爆音轟く後編に期待せずにおれない。
シフトチェンジのカットが超絶カッコいい。
またいいタイミングでいいアクセントで入りやがる!
ネタ切れ感が
いままでの作品に登場した敵キャラから引っ張り出してる感じってことはもうネタ切れなのか。そんな風に感じられた。
そして物語の主観は主人公なんだけど、敵キャラが暗躍することを主に据えていて前後編感を随所に感じられアクション作品として濁され引き伸ばされてる様で嫌でした。
あと敵キャラが仕掛ける大仕掛けの武器(爆弾)はどこから手に入れて来たのだろうか?そんなノウハウがある様には見えなかったんだが。
そして主人公が家族・仲間思いの一点のみで突破を図る構図の繰り返しを今回もやってる感が否めない。
アクションもユーロ、スカイミッション、潜水艦などはインパクトがかなりあったのだが、今回は二番煎じの様でした。
最後に出演するしないでいろいろあった捜査官よりも潜水艦から出て来た彼女の方が驚いた。
どんだけ生き返えらせるんだと。
車があれば何でも出来る⁈
実際のセリフにも出てきますが、ホントですかね。
自動ブレーキ等が標準搭載などされたら大変。
と、言うのはさておき、
シリーズ最恐の敵を迎えてこの作品だけでは勝負がつきませんでした。ファミリーにとってかなりピンチだし、生死も定かではありませんが、不死身の彼らならきっと大丈夫、次回作に期待しましょう。ところでいよいよ次回作にはあの人登場しますね。集大成的作品になるのでしょうか、今から楽しみです。
アクションのインフレよりも、ドラマ重視、というかシリーズファンに対する配慮に満ちた一作
カーアクションを目玉にしていたはずなのに、原子力潜水艦と戦ったり、宇宙空間まで戦場にしたりと、派手さと荒唐無稽さが無制限に拡大していたこのシリーズ、本作は一体どうなってしまうんだろう…、と思っていたら、冒頭はドミニク(ヴィン・ディーゼル)らが集ったホームパーティーから始まり、彼らの(擬似)家族的なつながりが強調されます。ここから意外な人物の予想外の姿での登場で、やっぱりど派手な騒動に発展していくのですが、この序盤の描写が物語るように、本作は新たなアクションの地平を拓く、というよりも、シリーズを支えてきたキャラクター達にもう一度活躍の場を与えたり、あるいはこれまで抱えてきた屈託や葛藤をもう一度再確認して、ドラマとしての総仕上げの地ならしを行うことに重点を置いています。
そのためもちろん、作中登場する人物や要素を理解しようと思ったら本シリーズを一通り押さえている必要があり、その意味で本作は、ここまで(数え方にもよるけど、本編だけで10作!)シリーズを応援し続けてきたファン達に対する配慮に満ち溢れた作品となっています。
とはいえもちろん、本作がシリーズ初見だったり、過去作の記憶がおぼろげになった観客も、約140分決して退屈させないような見所が満載なので、「シリーズ観てないけど、どうしよう…」と思っている方には、劇場で観るからこそ活きてくる場面が多いですよ、と鑑賞を是非オススメしたいです。
どんどん大風呂敷を広げた末の結末にはちょっと驚きつつ、副題の「ブースト」って、そういう意味だったの!?とようやく理解した次第!
まさかの!
前後二部作の全編!
ワイスピ総決算!
ブライアン以外の全員出場アベンジャーズ!
まあ、車で宇宙行っちゃうより現実味ある。
CG全盛の時代にリアルアクションも迫力ある。
ただ長い!
前後編観てからまた評価したいかな。
シリーズ最恐の駄作から一転、それなりに楽しいファンタジー映画へ
余りにも酷かった前作「ジェットブレイク」で流石にマズい…と感じたのか、本作はとても楽しめる映画となっている。
見どころとしては、Bとジェイコブのタッグや、回想をふんだんに使った過去作との繋がりなど様々だが、やはり一番はハンとデッカードの共闘だろう。
前作のお茶を濁しまくった復活を果たした「ハン」が、プロの戦闘員にも関わらず”人が乗ってすらいなかった”車を爆破し、満足げに東京からドムにどや顔コールしちゃったお茶目さん「デッカード」と再会し、敵組織と戦うシーンは見応えがあり、信用の無い信頼感を醸しだした戦い方が最高だった。
更に前述したBとジェイコブのタッグだが、この映画最大の魅力が詰まっている。
Bは過去にもデッカードとの共闘?シーンが最高にクールで、自分はシリーズで一番好きなシーンとして記憶しているが、それに並ぶとも劣らない、最高の組み合わせだ。
ドムを通して繋がりがある二人が、車と言うツールで仲を深める。
メッセージ性も強く、見ていて微笑ましくも楽しめる、そんな描写だった。
そしてここからネタバレだが、
気になるシーン
まず第一に、ジェイコブの死
これ必要か?
そもそも初登場が前作でありながら、ドムの血を分けた弟と言う重要ポジなのに、こんな使い捨てみたいなキャラにしたのは非常に勿体ない。
今回で退場した事で、シリーズそのものに必要だったかすら疑わしいレベルの扱いになってしまっている。
次に、ヘリのワイヤーシーンの矛盾
アイスブレイクで、ファミリー全員がドムの逃走を止めるために、ドムの車にワイヤーを挿して止めるシーン。
その際ドムは、ドアに刺さったワイヤーを「ドアを壊して外す事で」離脱した。
そして今作、二機のヘリにワイヤーを挿された箇所はドア。
なのに何故かヘリを振り回して撃墜し、ヘリが落ちた後は都合よくワイヤーだけが切れてヘリの残骸は奈落へ…
細かいかもしれないが、過去に似たシーンがある以上齟齬が生じる描写をしちゃ駄目でしょう。
最後に、ジゼルの復活
これはやっちゃダメ。
一番冷める。
確かに前作のレビューで「ハンの復活が許されて、オーウェンが生き残ってるならジゼルも可能性あるだろ」的な事言ったが、それをやるかね。
この映画はただでさえ、過去に3度死ぬ死ぬ詐欺をしている。
レティ、ドム(クライマックスの数分だが)、ハン。
もういいだろう。いい加減この使い古された古典的なサプライズは萎える。
そして相対的に、「ジゼル死んでないならジェイコブも…?」と感動の余韻が木端微塵に。
この映画シリーズにおける「死」そのものが軽すぎて信用できなくなっている。
何ていうか、やるなら一気にやって欲しかった。
まぁ潜水艦との兼ね合いでプロセスは違うだろうが、ハンとジゼルを同時に出すか同作に収めるか。
前作でハンが死んでなかった、その理由も曖昧…
と言う尾を引いてるのに、更にそれの上塗りをしちゃ駄目。
これじゃあスターウォーズの二の舞になっちゃう。
つーかこうなるといよいよファミリーで死んでるのエレナだけになっちゃったけど、これ結構酷い気がする。
レティに子供産ませたくないから、ぽっと出の新キャラをドムとくっつけたあげく子供産んだのにそれ取り上げられて用済みになったから殺されるって…
上記の気になる点に目を瞑れば、ジョン・シナのバトルシーンやステイサムのスマートなバトル、前作に比べるとまだ現実的なカーアクションなど、また見たいと思える良作。
個人的に気になったのは、仕方ないとは言え”復讐”の相手に当然の様にブライアンが含まれていないこと。
直接殺したホブスは当然、間接的に関わったドムやファミリーを執拗に狙っているくせに、ブライアンは良いんだ…って思っちゃった。
やっぱりブライアンは生きてる設定かなり辛い気がする。
だからって殺して欲しいわけじゃないが…
いや、そうはならんやろ?なっとるやろがい!
いやーすごいシーンとアクションの連発で面白いのは面白い。けど何というかこうリアルさが薄い。これまでのシリーズでも荒唐無稽なまでのアクションやカーシーンではあったが、なんかこう跳ねすぎ。車がメインなんだからあんまりピョンピョン跳ねるな。スカイミッションというタイトルですら飛びすぎだなあと感じてたのに、今作だと地面に触れてないのに制御してるのはなんかもうダメだった。
あと結局何も解決してない結末で次のシリーズに引っ張るのはいいんだけど、絶対ストーリーわすれてる。最近こういうのばっかりでどれがとの話の続きだったかわからないのが増えてきてる。なんかこう単品としての完成度が低いなあ。
人は死んでも蘇るファンタジー映画
沢山のCGを堪能して下さい。作品の内容パターンはいつもと同じ。死んだけど生きてたよ〜。仲間達の驚き方もワンパターン。ネタは尽きない。毎回誰か死なせて数回後には再登場、100作続けば本物のポール・ウォーカーが本当に生き返える、そんな未来が来るまで作られる長編映画。子供達よ、人は死んだら生き返りません。あと美人なシャーリーズ・セロンが別人のようにブサイクなのが残念。
よし!カーセンサーをダウンロードしよう!
先ず言っておきたいのは、これを楽しめない映画通がいたら、つまんないのはお前だ!という一言に尽きるでしょう。
そもそもこの映画はマイルドヤンキーの為の映画であり、休日に彼女とAEONに行かないヤツには観る権利などないのです。ましては美術館に行くようなヤツには高尚過ぎる映画なので理解するのも難しいと思われます。
この映画は車のCMであり、内容より見た後に売れ残ったアメ車が売れたらいいのである。過去作はスポーツカーよりデカい車や戦車、装甲車が出過ぎて日本のマイルドヤンキーがそれに似た国産のベルファイヤーを買いまくり、タイや東南アジアでも同様にベルファイヤーブームが起こり、アメリカの自動車業界が憤慨し裁判になったのは有名な話である。
なので、ラストの今作はアメ車やスポーツカーが街中を走り、悪党はベルファイヤーとプリウスに乗る構成になっている。今頃TOYOTAは株価が下がってるのは言うまでもない。
原点回帰とも言える街中での走行と、特に重要ではない作り笑いの練習をする為のアメリカンジョーク、登場人物の髪型の変化とシワを見て老けたよね!とかを盛り上がれる最高の仕上がりになっている。
これはマイルドヤンキーにとってはインフィニティウォーである。最終話の前に、キャプテンマーベルのようなサイドストーリーを公開するのだけはやめてほしいと切に願う。
皮肉でなく、これがワイスピなんだよね。
全世界のマイルドヤンキーがわかるストーリーって作るの本当に大変だと思う。分かりにくい伏線や深掘りや示唆やメタファー、わかりにくい演出や早すぎる解説的セリフを全て捨てなきゃいけない。
音楽は昔の曲のリミックスを含めすごくカッコ良くて、色んな場面でカレー粉みたいな役割を果たしている。
製作者の苦労を胸にぜひ劇場で鑑賞すべき。
ご都合主義の脚本と勢いあるアクション
ド派手な演出とアクション!
あとは都合よく物語進めるよーって感じの作品
全作見てて、毎回カーアクション+@で斬新なものを見せてくれてきたシリーズだけど、今回は真新しいネタはなく、ハイウェイでのカーアクションも既視感があって残念だった。
最終章に向けた「起」の会です。次回が楽しみ。
あと、ホブスの登場が少ないから全体的に筋肉が不足してる
2回観てきました。
さすがに最終作という事で、中盤以降のアクション中心の何でも有りなこのシリーズらしい作品に仕上がっていましたね。
終盤最後のアクションシーンはCGを多用し過ぎていて、もうアニメにしか見えなかったり、どう考えても現実的には無理だろうというカーアクションに加えて“細かいことはどうでもいいんだよ”とでも言うかのような粗も勢いもある脚本だったりするんですが、このシリーズはそれで良いと個人的には思っています。
冒頭からアクションシーンの連続で、メンバーも勢揃いして、2時間を超える作品でしたが、中弛みも感じる事無く楽しめました。
四輪より単車の方が好きな自分としてはバイクアクションがあったのも嬉しい限りですね。
勿論、爆破もありますし、ガチャ撮りではありますが白兵戦も満載。
車も筋肉も唸り放しの140分でしたw
ジェイソン・モモアさんが敵役なので存在感も有りますし、キャラクター自体も悪くなかったですね。
これは、もう一度観たくなりますね。
ただ、中には今作では一瞬だけの登場だったり、あまり見せ場が無い人物がいたのは少し残念ではありましたが、その辺りは次作に期待ですね。
あと映画自体には直接関係無いんですが、パンフレットが見応えなかったのは本当に残念。
最近購入したパンフレットの中では一番の薄さじゃないでしょうか?
それは兎も角、
次作が2年後だとすると最終作は早くても4年後。
待ち切れないですが、このシリーズがこれで終わってしまうかと思うと淋しくもありますね。
本当は全作観てからと思ったのですが、さすがに時間が無かったもので、繋がりのある『MEGA MAX』と前作の『ジェット・ブレイク』だけ観てから2週間おいて再鑑賞してきました。
2度目でも楽しめました。
ツッコミたくなる箇所は相変わらずたくさんありましたが、それでも面白いんですよね。
ただ、エレナの妹のイザベル・ネベスが足を引っ張っているだけの存在が気になりました。
演じたダニエル・メルシオールさん自体は魅力的な女優さんではあるので、ちょっと勿体なかったですね。
次はDVDが出る前までにシリーズを観直してから、もう一度観てみたいです。
お祭り騒ぎ
もう 超豪華俳優陣と音響に誤魔化されてる感じ。
相変わらずのCGでピンチ切り抜けるだけのハラハラもクソもない漫画です。
CGで爆破ばっかり💣️
それでも とりあえず次回作も観に行くであろう・・・ガル・ガドットが好きなんで(涙)
さらにWorld Wide アクションムービー
前作の強敵は今作の仲間❗️っと、さらに登場人物の親戚なども加わり、ファミリーも大所帯❗
しかし、各々の見せ場がちゃんと有り・・141分の尺に⁉️
展開ステージもさらにWorld Wide に。
残念なことに、場当たり的なエピソードとサーカス的なアクション、もはやILMに頼るしかないカーアクション、もうダム決壊による危機❗️っと成っても最早緊迫すら覚えなくなる。
ラスト、更なる登場人物の復活で、あの時の空しさは何だったのだろうと・・・
何度も復活したあの「宇宙戦艦」を、思われた。
そんな、粗雑に思えるストーリー展開(脚本)を強烈なアクションシーンの連続ですっ飛ばす勢いが凄く❗特に、殴り合いのファイトシーンがバストショットで迫力有り❗
何とも回りくどい復習劇で。
もはや「車」でやる必要が有るのだろうかすら・・?・・・でわ。
予告編は何度も見ない方が良いです
とても面白く140分あっという間です。
とはいえ長丁場なので鑑賞前のおトイレは忘れずに!
あと予告編は何度も見ない方が良いですよ…
味のあるシーンの前後がわかってしまいます。
前作のジェットブレイクは観といた方がより楽しめます。
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