岸辺露伴 ルーヴルへ行くのレビュー・感想・評価
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マンガからの実写版としては成功と言えるが
高橋一生の露伴が良かっただけに、青年期の露伴が残念。原作を読んでいないから何とも言えないが、荒木先生のアニメを見始めのにわかの私でも違和感を感じてしまった。露伴の髪を被った誰かにしか見えない。後姿の刈り上げがそっくりだなーと感心した。
導入の青年期の部分に時間をとられて、
黒い絵を見てしまった人たちの細かい背景の描写が弱く感情移入が出来なかった。
泣ける所もなかったが、「くしゃがら」「六壁坂」「ザ・ラン」に沸き起こった、何とも奇妙な気持ち悪い感じもなくて、
映画よりドラマの方が面白かったという結果になってしまった。
荒木先生の絵は女子にはなかなか受け入れられないと思うが、実写版の岸辺露伴→歴代のジョジョシリーズを観ていく内に私は登場人物の色使いとかタッチに魅了され、映画館の入口でもらえる、この映画の為に描き下ろした岸辺露伴の全身像のポストカードが一番感動した。
アマプラのアニメ版の中に「懺悔室」があったが、もしかして映画で観られるかもと期待していたが観られず。
他のレビュー同様フランスのルーブル美術館の使い方が勿体ない。
マンガからの実写版としては絶対成功していると言えるので、是非ドラマシリーズで帰ってきて欲しい!熱望しています!!
安定した良さ
元々ジョジョが好きなのですが、岸辺露伴は動かないの良いところってジョジョ知らなくても良いところだと思ってます。
ヘブンズ・ドアもスタンドとかじゃなくて超能力だと思えば全然いけるし、映画でもドラマ見てない人にも分かるように説明があったの良かったです。
(ドラマ見てるとニヤリとできる要素があったのも良かったです。)
今回は過去のシーンがめちゃくちゃ良かったです。怪しげな雰囲気としっとりした感じがゾクゾクしました。
色んなところに伏線もあって何回も見たくなる作品でした。
結論・泉京花は最強
泉君に後悔はなし
ドラマ版から観て映画も鑑賞。高橋一生が岸辺露伴でしかなくてやっぱりスゴイなと。(語彙力)高橋一生好きには堪らない映画。
映画になっても衣装や小道具など細かいこだわりがノスタルジックだけど不気味で妖しげな雰囲気がやっぱり岸辺露伴の世界感で良かった。
泉君以外は全員妖しい。露伴先生のお祖母さんが白石加代子ってもう妖しさの極地じゃん。堪らんな!と思ったらお祖母さんは意外と普通なのね。
ルーブルの持つ魅力や奥深さ、謎めいた雰囲気も楽しめるし、ぜひ行ってみたくなる。そして泉君、最強。後悔なく生きてて羨ましい。
ストーリーもこれで終わりか、いや、でも今回あまりヘブンズ・ドアー使ってなくない?自分自身に使って解決とかあり?それだけ?と思わせておいて最後にちゃんと使ってる。
一つだけ謎だったのは露伴先生は仁左衛門と奈々瀬の子孫ということ?奈々瀬の血脈なのは判ったけど仁左衛門とそっくりなのは仁左衛門の血脈でもあるから?
そこだけがしっくりこなかった。
とうとう名作「ジョジョ シリーズ」に向き合う日がきました
「ジョジョの妙な冒険」のスピンオフ作品なのだが、原作もNHKドラマも未体験、劇場で観た予告編だけを頼りに鑑賞しました。自宅では家族がTV鑑賞していたので、ジョジョは認知していましたが、興味が無かったので、
人生今まで、触れてこず、ジョジョ初体験 !
ジョジョシリーズのキャラクター達はみなスタンドを連れている事は、ジョジョを観たことがない僕でも既知の事実。
顔に 本が出るのが、漫画のスタンドにあたるのだろうと、理解したが。。。
漫画ぽく、覆面に置かれた"本"を読むのではなく、映画なら、漫画にはできない技術"テロップ" を使い、
顔付近に 半透明なベースに字を浮かせて、見せた方がよかったでしょう。
漫画ぽさに拘った事が仇になり 本作が子供映画に成ってしまった。
予告編を最初に観た段階から、疑いもなく、もっとも "黒い家"を探求しに行く映画だと思っていました。
そのうち、映画の中程で、やっとテーマが"家”ではなく、”絵"であることが判った。
それでも、流石、NHK !
ルーブルも アジトも みな 素晴らしいロケーションと内装。建築芸術の素晴らしさを上手に表現をし、その撮影技術の高さを魅せていた。
まるで、TV「日曜美術館」を観ているようだった。
いっそうのこと、映画には 千住明さんに 音楽づけをしてもらえばよかったかもしれない。
黒い絵は水墨画ではなく、
1番黒い色として、光を飲み込む ブラックホール・宇宙の 色=黒で絵を描くのだから、見える筈もなく、
黒の中に、絵具が塗られた立体的高低差のみで、絵画してあるべきだと思う。
見ては解らず、触って 初めて認識できる"絵"として
久々登場の 杉田かおるさん
最初は変哲もない フランス系の俳優さん だと思ったが、
声を聴いて、すぐに判かった。
杉田かおるさんは "歳を重ね、良い感じの女優さんに見事に成長した!"と 嬉しく思ったが、
エンドタイトルにはその名は無かった。。。
何かの都合で、芸名を変えたのか? と帰宅後に、調べたら 南波(みなみ)さんという 俳優さんだった。
本家の 杉田さんより、自然で良い演技でした。
「ザ・ファブル」でも印象的だった 木村文乃さん は演技力はないが、とても魅力的な俳優さんです。
そして、今が1番 旬 な 女ざかり、
今回 岸辺露伴の青年期を演じた様な20前後の好青年
と、一回り年上女性として、
Hなシーンはない"大人の恋愛映画"を創って欲しいと、本作鑑賞中 ずっと願っていました。
''奇妙''なフランスへの旅
あらすじはざっとこんな感じ。
若き日の岸辺露伴の記憶から、「この世で最も黒い絵」の正体と、その絵の作者を追って、フランスのルーヴル美術館へ取材に行くが、、、。
いつもの奇妙さも持ち合わせながら、高橋一生演じる露伴と飯豊まりえ演じる泉京香の名コンビが繰り広げる凸凹な掛け合いはやはり見ていて楽しい。
それと今回はホラー要素もドラマより強めで、ゾクゾクするシーンがいつも以上に盛り沢山だった。
こういう雰囲気がめちゃくちゃ好きなので、とても満足のいくものだった。
ドラマシリーズの劇場版というと、ドラマの時の良さが消えてしまう作品が今まで数多く、あまり期待しないで劇場へ足を運んだが、期待以上に楽しめたので良かった。
それと今回は演出家の意向か、高橋一生さんの方針なのかは定かでは無いが、ドラマシリーズよりも高橋一生さんの演技が暗めで、いつもの露伴先生を期待してしまった自分もいた。
ただ、ドラマシリーズの良さもありながらフランスロケということで映像美も素晴らしく、内容も深く見応えたっぷりの作品だった。
これでシリーズが終わってしまうのかは定かでは無いが、今後もこの岸辺露伴をもっともっと見たいという気持ちがあるので、楽しみに待つことにしよう。
A級ミステリーを匂わせ中身はB級ホラー
2023年映画館鑑賞30作品目
6月11日(日)イオンシネマ新利府
ACチケット1000円
NHKの連ドラ『岸辺露伴は動かない』未鑑賞
原作は『ジョジョの奇妙な冒険』の荒木飛呂彦
監督はNHKの演出家渡辺一貴
脚本は『劇場版ハヤテのごとく! HEAVEN IS A PLACE ON EARTH』の他に『トッキュージャー』といった戦隊モノや『電王』など平成仮面ライダーも手がけてきた小林靖子
漫画家岸辺露伴が世界一黒いといわれる絵を求めてルーブル美術館を訪ねる話
岸辺には特殊なチート能力あり
人の顔を本にして記憶を読んだり書き込んだりすることができる
いかにも漫画チック
パリまでわざわざ行ってやってることはジャパニーズホラー
呪いによって幻覚を見るだけでなくリアルに体験できてしまうシチュエーションは日本のホラー映画あるある
高橋一生は声も手伝ってこういう役がよく似合う
木村文乃の今回演じたキャラってなんだろうな
結局のところ仁左衛門の妻なんだけど
それにしてもずいぶんはっきりとした亡霊だな
原作を知らず予告編だけ観て鑑賞することを決めた
これじゃない感はたしかにあるが娯楽映画としてはそこそこ楽しめたのは間違いないので星3が妥当
人気漫画家の岸辺露伴に高橋一生
露伴の担当編集者の泉京香に飯豊まりえ
青年期の岸辺露伴に長尾謙杜
ルーブル美術館の収蔵品を調査している東洋美術専門家の辰巳隆之介に安藤政信
ルーヴル美術館文化メディエーション部の職員のエマ・野口に美波
黒い絵を狙う二人組の一人ワタベに池田良
黒い絵を狙う二人組の一人カワイに前原滉
年配の骨董屋に中村まこと
若手の骨董屋に増田朋弥
露伴の祖母の猷に白石加代子
最も暗い絵を描いた絵師の山村仁左右衛門に高橋一生
露伴が青年の頃に出会う謎めいた女の奈々瀬に木村文乃
しょぼいスタンド表現
「ヘブンズドアー!!」がショボすぎる。
以前観たジョジョの実写、ダイヤモンドは砕けない、はそこそこ面白かった記憶がありますが、こちらは実写化してはイケナイ映画だったのかもしれません。
ただ途中からはヘブンズドアは一切出番なく、高橋一生の不思議な魅力と木村文乃の妖艶な魅力、そして謎解きのストーリーとして鑑賞したところ、最後は「なるほど、、」というつながりがありなかなか面白かったと思います。
ただやはり言えるのは「ヘブンズドア!!」はショボかった。
2時間は長い
面白かったが、2時間は長い。90分に調整するのが一番良かったのでは。
岸辺露伴は動かないの映画版。原作も他の作品と比べて長めなので30分に収まらないのはそうなのだが、それにしても2時間にするのは長すぎる。
原作通りにやれば60分。味をつけるために要素を追加するにしても、90分で収まったのではないか。
ルーブルに入り、黒い絵に対峙する辺りは非常に楽しめた。怪奇モノの面目躍如。これが観たかったと心の底から嬉しかった。
その他でも、オークションやファンにサインするシーンなども悪くはない。しかしそれらは高橋一生の露伴演技によるものなのだと痛切に気づいてしまった。
つまり、問題は過去編だ。若かりし露伴の演技とのギャップに、岸辺露伴は動かないに似合わないしっとりとした雰囲気。これらが組み合わさり大変退屈な時間を生み出していた。木村佳乃からも「普通の映画感」が滲み出ていた。
ほんとうに怪奇のパートはとてもおもしろかった。味付けのために追加された要素はあってもなくてもよかったが、映画の楽しみを損ねるほどではなかった。過去編さえ、怪奇モノとして溶け込んでいれば完璧だったのに…
いいね
静的シーンなのに奇抜なカメラアングルに次々と切り替わる事で、漫画的構図を意識させ、観客に飽きさせず鑑賞させるのは上手いと思う。
原作未読だったので、呪いの意味や種類が訳が分からず恐怖を感じさせられた。
泉君、メンタルや生き方が強すぎない?羨ましいぞ!
上質なミステリーです
もっとわかりにくいお話かな?
と思って鑑賞しましたが、意外と分かりやすかったですね。
ルーヴル美術館の件は、まるで美術館自体、呼吸をしている生き物のようで迫力満点です。
木村文乃の和服姿やばいです(*^_^*)
後悔の色は漆黒
ジョジョは未読、荒木飛呂彦さんのあの精緻な感じのイラストっぽい画が当初から苦手だったんです。今ひとつ動きが感じられなくて…。読んでもないのに申し訳ありません。
しかし、この露伴を観たら少し納得。
顔料に拘り、漫画を描くための取材のためならルーブルでもどこへも行く露伴。加えて人の心にまで入り込もうとする姿勢、きっと完璧主義であろう荒木さんのアバターなのでしょうね。
木村文乃さんが非常に美しく、物語に花を添えてました。一度終わりかと思ってからの文左衛門の話も素晴らしかったです。漫画が原作なのでしょうが、良脚本でした。
雰囲気は出てるけど、ツッコミどころも多い
原作は未読(ジョジョの方は昔読んだかも)。NHKドラマは最初のうちは見てました。
登場人物も良いし(特に泉最強)、途中までは面白く観ました。ただ、ルーヴルのクライマックス後に江戸時代に行ってから急に間延びというか、安っぽく感じた。
そうなると、そこまで気にならなかった疑問が次次と。
最初の黒い絵は呪いの力まで模写できてたの?。黒い樹液はどこから?
エマの上司が黒い絵の場所を突き止めただけで、狂って?階段に落ちたけど、見なくてもそうなっちゃうの?。しかも、都合よく、みんなの前で。
Z13の倉庫に入る前に、お決まりの電子機器は預けてっとか言わせといて、エマはちゃっかり電話受けてたけどいいの?。そもそも、電子機器預ける意味は?
倉庫の中であっさりフェルメールの絵を見つけたように思うけど、わざわざ日本までオークションに行って、露伴の家に盗みにいく必要あったの?。というか、その黒い絵は誰がオークションに出したの?
倉庫の割に、空っぽに見えたけど、もう全て運び出してたのかな?
じゃあ、フェルメールがなんで残ってた?
キュレーターと消防士が組めば、絵の中に本物を隠すなんてしなくても持ち出せるのでは。
新発見の絵なら、贋作作る必要もないし、あんなに暗い部屋で贋作作れるの?
本物の黒い絵が壁に飾ってたように思うけど、それまでに見た人(見て死んだ人)はモーリスだけ?
そもそも、本物の黒い絵よりもモーリスの描いたのの方が黒く見えたけど、、、、
なんか、他にもツッコミどころ満載のような気がします。
聞くところによると、以上の疑問の多くは、映画オリジナルで付け加えた部分のようです。
江戸時代も間延びしてたし、本当はもっと短くギュッとした方が面白かったような気もします。
私の観た日曜のお昼前の回は、部屋こそ小さいもののの完売でした。興行的には成功ですね。
続編は期待します。
つまらなくはないが長い。
ドラマからのキャストとスタッフが続投してるから雰囲気や演技は良かったけど長い。
そもそも原作が長くないから引き延ばし感は否めず回想シーンももっと短く90分くらいにして見所を詰めて欲しかった。
良かった
原作漫画とテレビドラマのファン。
あと、小林靖子さん脚本の作品のファンでもある。小林さん脚本の作品はほんとにハズレが無い。
原作テイストがよく出ていて良かった。
序盤の「絵具」についてのうんちくはいかにも。
ルーブル美術館の豆知識みたいのがちょくちょく出てくるのと、それらがいちおうストーリーにからんでるのも良かった。
ジョジョの世界観はバトル漫画のようでいて、実はホラーとかサスペンスなんだなー、というのを改めて思った。
個人的な好みでいえば、もっとガチで怖がらせにくるガチホラーの方が良かったと思うけど、テレビドラマはこのくらいのマイルドホラーのテイストなので、これで良いと思う。
ちょっとだけこうした方が良かったのではないか…、と思ったのは、少年露伴の服装があまりに今の露伴と同じすぎるというか、分かりやすすぎるので、もうちょっと意外性があった方が良かったのではないか、ということ。
あと、最後に出てきた「黒い絵」は、見たらいけない系のヤバい絵のはずなのに、ちょっと普通すぎるというか、単なる線画の漫画みたいで迫力がないので、もうちょっと演出でなんとかしてほしかった。
まあでも映画の大画面で露伴先生が見れて満足です。
知見の有無関係なく…
全編通して漂う昭和感や火サステイストにジョジョ感を薄める演出もあって知見の有無関係なく物語に没頭させてくれるお膳立てがあったおかげで最後まで楽しむことができた。欲をいえば映画らしいスケール感が欲しかったかな…
怪談噺ですね
荒木飛呂彦の「ジョジョの奇妙な冒険」からスピンアウトした岸部露伴シリーズ。岸部露伴は、天才漫画家であると同時に、人の記憶・経験を本にして読むことのできるスタンド能力「ヘブンズ・ドア」の持ち主。本に書き込みを行うことで、その人の行動に影響を与えることもできる。独特の信念と行動原理を持っています。
この映画自体は怨念のこもった絵にまつわる、露伴の先祖の親族の女性に関する因縁話で、ルーブルの地下に眠るその絵を破壊する話。幽霊(?)と戦うピンチを脱するために「自分の記憶を消す」ことをヘブンズ・ドアで実現するのはアイデアとして面白い。そして「顔をこすれ」という手に書いたメモを実行することでヘブンズドアによる書込みを消す。これによって記憶を取り戻すのも良くできている。とても「ジョジョ」らしい。ルーブルでのロケ撮影がとても美しく、岸部露伴シリーズが好きな方なら見ても損しないと思います。テレビで放映するときは是非高精細で放映してほしい。しかし「スタンド」とか「岸部露伴」の予備知識なしに見るとちょっとキツイかもしれません。
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