劇場公開日 2023年5月26日

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「マンガからの実写版としては成功と言えるが」岸辺露伴 ルーヴルへ行く こそそめスープさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0マンガからの実写版としては成功と言えるが

2023年6月18日
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高橋一生の露伴が良かっただけに、青年期の露伴が残念。原作を読んでいないから何とも言えないが、荒木先生のアニメを見始めのにわかの私でも違和感を感じてしまった。露伴の髪を被った誰かにしか見えない。後姿の刈り上げがそっくりだなーと感心した。
導入の青年期の部分に時間をとられて、
黒い絵を見てしまった人たちの細かい背景の描写が弱く感情移入が出来なかった。
泣ける所もなかったが、「くしゃがら」「六壁坂」「ザ・ラン」に沸き起こった、何とも奇妙な気持ち悪い感じもなくて、
映画よりドラマの方が面白かったという結果になってしまった。
荒木先生の絵は女子にはなかなか受け入れられないと思うが、実写版の岸辺露伴→歴代のジョジョシリーズを観ていく内に私は登場人物の色使いとかタッチに魅了され、映画館の入口でもらえる、この映画の為に描き下ろした岸辺露伴の全身像のポストカードが一番感動した。
アマプラのアニメ版の中に「懺悔室」があったが、もしかして映画で観られるかもと期待していたが観られず。
他のレビュー同様フランスのルーブル美術館の使い方が勿体ない。
マンガからの実写版としては絶対成功していると言えるので、是非ドラマシリーズで帰ってきて欲しい!熱望しています!!

こそそめスープ