岸辺露伴 ルーヴルへ行くのレビュー・感想・評価
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ファン向けかな?
ジョジョの作品を読んだことがなく、ドラマも観たことがありません。
タイトルや宣伝に惹かれて観に行きましたが、消化不良でモヤモヤ感が残ります。
あくまでも作品の読者やドラマ視聴者が楽しめる仕上がりになっていると感じました。
ルーブルに関してはとても美しく、だからこそもう少しルーブルを活かした作品であっても良かったような気がします。
原作あってのものなので、映画のオリジナル性をどこまで許すかにもよるのかもしれません。
泉さんは素敵でした。
最初と最後で彼女への印象が変わりました。
これは泉さんのファンを作る作品かもしれない。
せっかくの縁なので、ジョジョの作品を一通り読んでみようと思います。
役者は悪くないのだがテンポがイマイチ
古今東西
の展開で、飽きさせませんが、少し混乱するかもしれませんね。特にパリに移動してからは自分も少し追いついて無かったです💦ジョジョは読んでました。岸辺露伴と高橋一生さんのイメージは合っていると思います。
悪くは無いんだけど。。
原作、ドラマ版未見
パリ・ルーブル編と露伴・仁左衛門の過去編が必ずしも効果的に機能していないように感じて、別にパリ・ルーブル部分は必要無いのではと思った。
日本編だけに絞って幻想伝奇ミステリーのような風味でまとめた方が納まりは良かったかな、それだと古臭くて引きが良く無いのかな、僕は好きだけど。
一生さんと飯豊さんのキャラは良かったです
ケスクセ‼️❓コマンサバ‼️❓ボンボヤージュ‼️❓
ドラマでいいかな
余裕で勝つ露伴が好きなんですが
高橋一生と飯豊まりえのコンビが最強!
露伴と泉のコンビネーションが相変わらずテンポがよくすばらしい!2人の品の高さが作品に風格を与えている。
ただし、今回の映画は脚本が残念と言わざるを得ない。「岸辺露伴ルーブルへ行く」なのに、いつルーブルが出てくるんじゃい!と思わずツッコミを入れてしまうほど過去の回想が長すぎた。滑り出しはよかったんだけどね〜
またヤング露伴が今の露伴と全く同一人物に見えない。ヤング露伴は思春期少年の純粋性と透明感をよく表現できていたけれど、露伴の変人さの片鱗も見当たらない。
そして最後に全ての謎解きをやり過ぎてしまったことで、観客は摩訶不思議の世界から一気に覚醒させられてしまう。
いろいろ 惜しい! 作品だった。
(にしても、高橋一生の政次ぶりはファンへのサービスなのかしらん?ありがとうございます。)
岸部露伴ルーブルで躓く:脚本の失敗とその影響
映画「岸部露伴ルーブルへ行く」については、展開とキャラクターの描写について一部で失望を覚えた。岸部露伴の反骨精神は、ジョジョの奇妙な冒険の読者にとって、一つの魅力的な要素である。露伴は出会った怪異に立ち向かい、知恵を振り絞り、陥れることで克服する。しかし、本作では、その期待を裏切る展開が見られた。
また、ロケーションとしてルーブル美術館を選んだのは良い選択だったと思う。しかし、作品内でその要素が活かされていないことが残念だ。ルーブルの象徴であるモナリザやピラミッド、そして廊下だけが描かれ、館内が十分に描写されていなかった。
この作品の中で描かれる過去編もまた、長過ぎると感じた。その長さが映画全体のテンポを阻害し、評判もそれに影響を受けているようだ。
そして何より、過去編の露伴役のキャスティングについては、一部で違和感を覚えた。その見た目は悪くないが、その骨格や身長が全く違う。さらに、その演技についても疑問がある。原作の露伴のキャラクターに忠実になるべくキャスティングされるべきだが、有名芸能事務所の人気タレントでのキャスティングは、その目指すべき方向とは逆を向いているように感じた。観客動員数を稼ぐ目的でのキャスティングは、露伴の持つ反骨精神に反するものだろう。
この映画では、高橋一生が演じる岸部露伴が中心に据えられているべきだった。高橋一生の演じる露伴は完璧だが、その存在感は脚本とキャスティングが適切でなければ十分に発揮できない。脚本の失敗が原因で、全体としての調和が取れていないと感じた。本作は、岸部露伴ファンとしては物足りない部分も多く、いくつかの点で改善の余地があっただろう。
しかし、映画版となって全てが否定的な面ばかりではない。特にドラマ版からの岸部露伴の相棒の飯豊まりえ(泉鏡花役)の演技がこなれてきていて、光属性キャラとして違和感なく怪演していたし、岸部露伴とのボケ・ツッコミはまるで熟練のプロ同士のコントのようだった。彼女の存在は恐ろしい映画の一服の清涼剤となって、作品に潤いを与えていた。
また、高橋一生が演じる現代の露伴については、彼の演技力とキャラクターへの理解が素晴らしかった。彼は露伴の魅力を完全に理解し、それを見事に表現している。そのため、高橋一生の露伴は、視覚的にも心理的にも原作の露伴と同じように感じられた。
しかし映画全体として見ると、課題が目立ってしまった印象だ。特に、ストーリーの展開やキャスティングについては見直すべきだと感じた。
結論として、この映画は完全に失敗ではないが、それが「岸部露伴ルーブルへ行く」というタイトルのもとに期待した作品だったかと言えば、残念ながらその答えは否だ。しかし、それでもなお、ジョジョのファンや高橋一生のファン、そして岸部露伴のキャラクターが好きな人々にとっては、一見の価値がある作品と言えるだろう。
岸辺露伴ワールド
テレビドラマ同様の安定のおもしろさ
人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険」のスピンオフ作品として描かれたテレビドラマ「岸辺露伴は動かない」の劇場版。ドラマがとてもおもしろかったので、本作も楽しみにしていました。
ストーリーは、新作執筆にあたって、青年時代に淡い思いを寄せていた女性・奈々瀬から聞いた「この世で最も邪悪な『最も黒い絵』」のことを思い出した岸辺露伴が、オークションで落札したモリス・ルグランの絵を手がかりに、お目当ての絵がフランスのルーヴル美術館にあると考え、担当編集者・泉京香とともに取材のためにルーヴル美術館を訪れ、その絵の秘密に迫るというもの。
もともとドラマでも独特の世界観がしっかり構築されていたのですが,本作でもきちんと踏襲されていて、劇場でそこに浸れるだけでも楽しかったです。話の運びもスムーズで、いつのまにか怪しく耽美な露伴の世界に引き込まれる感じが心地よかったです。
内容も、劇場版の尺を生かし、「黒い絵」とそれにこだわる露伴、そして彼の過去やさらには家系にまつわるエピソードを絡み合わせて描き、見応えのあるものでした。特に、ごく普通の人間として描かれる若き日の露伴が、新鮮で興味深かったです。それらをフランスや会津のロケを交えてミステリアスに描くので、最後までしっかり楽しめました。
ただ、終盤への大事な伏線とはいえ、青年期の露伴がちょっと長くてテンポが落ちた印象を受けました。そこをもう少しテンポよくまとめ、その分をフランスの街角やルーヴル美術館でのシーンにあててもっとたくさん観せてほしかったです。また、「ヘブンズ・ドアー」の能力がもう少し生きる展開だとさらによかったかなと感じます。あと、意味深な蜘蛛の描写がよくわからなかったので、そのあたりもわかりやすく描かれるとよかったです。
主演は高橋一生さんで、彼のもつ雰囲気が露伴にぴったりです。というか、露伴というキャラを自分に引き寄せている感じが秀逸です。共演の飯豊まりえさんも、露伴との凸凹コンビが心地よい泉京香役を好演しています。脇を固めるのは、木村文乃さん、美波さん、長尾謙杜くん、安藤政信さんら。中でも、木村文乃さんの妖艶さに目を奪われます。
今回は舞台挨拶中継付き上映で、キャストや監督の貴重な話を聞くことができました。印象的だったのは、ルーヴル美術館のロケの話で、休館日と閉館後の時間を貸し切って2日間で撮り終えたそうです。仁左右衛門の庵のロケ地も最終日に偶然見つかったらしいです。機会があれば、どちらも訪れてみたいです。
23-074
最後の部分が必要か?まさに蛇足と言えるかもしれない
泉京香 (会社の経費で)ルーヴルへ行く
原作を全て読んだわけではないのであまり偉そうなことは言えませんが、おそらく原作の雰囲気や面白さを損なわないように配慮され、充分に活かしきることが出来た良作ではないでしょうか
漫画の岸辺露伴とはビジュアル的に違和感があるにしても、高橋一生さんの作り上げた実写版として、これはこれで非常に味のあるキャラクターとしてしっかり成立していると思います
惜しむらくは、テレビドラマ版のようなトラウマになるようなおどろおどろしさや、絶体絶命なほど追い詰められる恐怖など、そうした深層心理に迫るような迫力が不足して、わりとあっさりした印象も……
あと飯豊まりえさん演じる泉京香をウザく感じる方もいそうですが、それも作品に必要な役割として、大目に見てあげてほしいところですね
日本の美しさが予想外に際立つ
劇場版はフランスが舞台!と思っていたら、無駄なフランスの風景描写等はなく、あくまでストーリーの延長線上で必要な目的地が外国だった、というような位置付け。
劇中では、かえって日本の夏の美しさが、旅館や浴衣の女性、湿度や下駄の音などで際立って表現されていた。
ストーリーはドラマ同様、露伴が怪奇現象に出会い核心に迫る内容。最後には伏線も回収してスッキリ見終えることができた。
取材旅行記「岸辺露伴ルーヴルへ行く」だけあって、ルーブルで目的の絵を目指して倉庫に向かうシーンではドキュメンタリーのようなカメラワークで臨場感があり、また、危機の予感にホラー映画のようなドキドキを感じた。
普通に脚本が上手くない
レビューを書いてこそはいないが、小林靖子さんの脚本は大好きだ。
なので、別にこの人の脚本が好みじゃないとかではない。
ただ今回のこの映画、脚本が全然上手くない。
むしろ下手な部類だと思う。
まず過去回想が長すぎる上に、その必然性があったとも思えない。
映画を見たあとに原作の方も読んだんだけど、漫画ならではの回想表現をその満々やっちゃってる感じだった。
原作の方の岸辺露伴は「いつもの経験的な好奇心なのか、過去の慕情なのか判別つかないまま行動し、物語の終わりに初恋を認める」って構成だと思うんだけど、今回の映画はずっと初恋の執着で行動してるように見える。
それって、本来原作が持ってる「奇人変人な岸辺露伴のパーソナルな部分が垣間見える」ってところのコンセプト(だと僕は思ってる)と全然違うと思う。
あんなバレバレな感じじゃないだろ。
もっと矜恃とかプライドで隠そうとするだろ。
あと岸辺露伴なら「見るな」じゃなくて自分含めヘブンズドアで視力を奪うんじゃないかな。
そんで、経験的な好奇心に負けて目を開けるのが岸辺露伴じゃない?
SNSで評判のルーヴルロケでの撮影も、なんか貧乏臭いというか。「せっかく行ったんだから使ったれ」みたいで。ああいうのって、普通のカットとかそういうのでルーヴル美術館だから特別感が出るんじゃないの?
普段の描写のはずなのに、明らかに世界観が違うからこそ、特別感が出るというか
そんでその割には3分の2はルーヴルに行かないし。
とにかく、まあ、酷かった…
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