刑事ジョン・ルーサー　フォールン・サンのレビュー・感想・評価

　ドラマ未視聴でもすんなり理解できるストーリーで面白かった。登場人物の関係性もすっきりして観やすい。

　悪役の外道っぷりが凄まじくて良かった。頭脳派かと思いきや、体術もバリバリできる両刀派は珍しいかも。

　犯罪の仕方が現代っぽい。SNSをたどって弱みを握る件はリアルでぞっとした。誰にも言えないささいな秘密誰にでもあるよな〜。

　ドラマも気になったから観てみよっと。

悲惨なシーンが二時間半、けれども殺人者の意図も動機も今ひとつはっきりしない。ただただ残酷な場を見せ続けられ、不快さと眠気とたたかうだけ。何かもうちょっとどうにかできなかったのか。俳優の演技はそれなりに見事なのに残念。

サスペンス色は濃くて、どきどきしたけど。 肝心の「なぜ犯人は、この事件を起こしたのか？」等の描写がないので。 肩透かしというか。 「それで？」が多く残る。

最近の映画や海外ドラマがつまらなくなったと感じる理由は、脚本が雑で甘くてツッコミどころ満載なせいだと、改めて感じた。 他の要素、撮影技術、役者等は十分にその能力が高くとも。 自分の観る目が厳しくなったのかなと昔の映画を見返すと、昔の映画はよく出来てると感心させられる。 この傾向、いつまで続くのだろうか？

ロンドン警視庁本部はイングランドにあるくせに、庁舎の面する街路の名からスコットランドヤードと呼ばれるようになったというのが興味深い。スコットランドヤードの敏腕刑事にジョン・ルーサーという人物がいて、彼を主人公にしたドラマシリーズがあって、本作はその映画化なのだそうだ。さぞや面白いに違いない…と思ってつい見たくもなろうというものだ。 見て、ビックリした。何だこれは？　こんなバカげた刑事ものを見たのは初めてかもしれない。 連続猟奇殺人事件が発生している中、その一事件をルーサーが担当することになった。すると突然、彼はかつての汚職事件によってムショ送りになってしまう。刑事司法手続きは全部すっ飛ばして、裁判も何もなしに、である。 そして前記事件の被害者の母親はわざわざムショまで面会に来て、「息子を見つけてくれると約束したのに、この嘘つき！」と罵倒する。 猟奇殺人鬼が立て続けに事件を起こす中、主任女性警部を中心とする捜査チームはいっこうに手がかりを掴めない。何やら仕事はしているようなのだが、どう見ても無能な連中の集まりにすぎない。 そうこうするうちにルーサーは脱獄してしまい、捜査チームは猟奇殺人の犯人よりルーサー追跡に躍起になるのである。 無能なスコットランドヤードを尻目にルーサーは猟奇殺人鬼を突き止め、つかみ合いをしているところにヤードの警官隊が到着するのだが、ルーサーも警官もナイフで刺され、むざむざ取り逃してしまう。警官隊のあまりの無能ぶりが笑える。 また、ヤードの捜査チームの１人が犯人と内通し協力しているわ、主任警部のブッサイクな娘が誘拐されるわ、とにかく支離滅裂な展開の連続に、何だこれ？？？のオンパレード。行きがかり上、とりあえず最後まで見てみたが、最後まで開いた口が塞がらなかったのであるｗｗ

我らがエルバ vs 狂気のサーキス!! イドリス・エルバがあの人気ドラマの名物キャラ・タイトルロールをNetflix映画化で再演！そして、今回も好演で自ら引っ張る黒い貫禄。 最高なタイトルとポスタービジュアルに負けじとダークで、ドラマちゃんと履修できていなくて申し訳ないけど、きっとシリーズのファンなら満足できるのだろうなと思える内容。イカれた欲望を抱えた(ex.『ホステル』)現代人は誰もがみなネットで秘密の生活を送っている…。それは誰にも知られたくなく、時に見つかったり捕まったりする恐怖よりも、自ら死を選ぶほどに。それを嗅ぎつけて"いとしいしと"を地で行くアンディ・サーキスのギラついた瞳？弱みを握られて至るところにいる協力者と次なる被害者たち。こんなことに見合うほどの秘密か？都市伝説レッドルーム。あなたのせいよ、あなたが死ねばよかった！

2023 61本目 ドラマシリーズがあるようで… そんな感じで予備知識なしで視聴。 猟奇殺人に立ち向かう刑事。 なんか、映画だから仕方ないけど そこまでならなくても捕まえるチャンスあったって感じ。 ジョンが刑務に入ってなければ、早々に解決しそうな事件だったような… 犯人は人の弱みを使い人をコントロールしていくのだが、そんな人間がとにかく多く、スウェーデンだったか氷の下にあの量の死体…。 最後の犯人はドラマから伏線だったのかな？？ ドラマ見てないと、感情は乗らないなかな。

　TVドラマは見たことがなく、この映画版で初めて見ました。 　法や秩序を破り人に知られると職や信用失墜になるような個々人の秘密を握り、その秘密を暴露すると脅して拉致監禁しては殺すという連続猟奇殺人犯を刑事、ジョン・ルーサーが追います。 　殺人サイトを運営し、残虐な殺人現場を公開し、被害者の家族にその死体を見せつけては、それを楽しむという冷酷非情な殺人鬼です。不気味さと気持ちの悪さで見るんじゃなかったと思いました。このひどさに比べ、犯人が追い詰められていく終盤の展開は意外に迫力がなく、竜頭蛇尾の肩透かしを食いました。 　暗くすさんだ気分のままで終わりを迎え、スカッとするような気分にはなれませんでした。 　それにしても、雪深い山奥に最後の決戦の舞台を設定する意味って何でしょう。風景と同じで白けますね。

足枷も外れて次回作では更なるエスカレートの予感

イドリスエルバが、敏腕刑事を演じている。
猟奇的殺人事件捜査中に逮捕され
投獄
脱獄して、犯人を追う
また
続編か、新シリーズがある
感じがする。

　ドラマシリーズのスピンオフだったようで、主人公が、おなじみですよねみたいな感じで登場する。ドラマを見ている人には主人公の背景をいろいろ知っていてもっと面白いのだろう。しかし初見で説明がなくても面白い。犯人がいろいろな人の恥を握って操るのだけど、人に知られたら死ぬより嫌なことはありそうだ。

ドラマを観ていなくても、十分楽しめる内容だと思うが、ジョンという人の良さがわからないのであまり魅力的には見えないのが残念。良い人なのにね。
ただ、ご都合主義的な面もあるので、ツッコミどころも。
脱獄シーンや警察に追われるシーンなど、マジシャンか？！と思うし。
それほど身軽ではないのに。

吊り下げられていたのが自分の娘じゃないと気づくママ警部？のビフォーアフターがひどい。
その前から高飛車な態度がやたら鼻についたけど、内部告発にも気づかないくせに笑

人が痛めつけられる姿をこっそり眺める人々。
秘密の楽しみ。
周りに知られたら恥ずかしいこともネット社会では簡単に隠せてしまう。
お母さんにだけはいわないでと懇願する若者。
人が隠している「恥ずかしいこと」を探し出して脅すサイコパスは異様で不気味だった。

馴染みがなかったので、イドリス・エルバの刑事としての有能さ、知的さや身体的な強さなど、どこに優位性があるのかが感じられず、汚職警官？で背景描写が少ないので魅力的に映らなかった。猟奇殺人犯という点でダークナイトやセブンの様な不気味な展開だったが、アンディ・サーキスの顔が一番怖かった。続編もありそうで、徐々に主人公の良さがわかってくるのだろうか。

伏線もないし、ストーリーやそのときどきの状況の説明もないし、ただただ残虐なシーンを延々と流されるだけで終始不快な画面を見させられて最悪でした。何を伝えたいのかも解らないですし、とんでもないものを作ったなという感想です。観るだけで人生の無駄です。 この映画を観ないほうが良いと書きたいために新規アカウントを作成しました。

人気TVドラマの劇場版…と言うと日本映画みたいだが、イギリスの作品。 イドリス・エルバ主演。彼演じる敏腕だが型破りな刑事の活躍を描いたもの。 私がエルバをしかと認知したのは2013年の『パシフィック・リム』だが、このドラマが始まったのは2010年。 時期的にもキャリアの大きな飛躍となり、エルバはこのドラマでエミー賞やゴールデン・グローブ賞を受賞。現在の映画界での活躍に至った、当たり役と言えよう。 しかしながらドラマはシーズン5まで製作されているようだが、見た事は無く…。タイトルだけは聞いた事あるような…。 ただただ、エルバ主演と、面白そうな刑事サスペンス映画の2点に興味惹かれ、鑑賞。 ドラマシリーズを見てないし、そもそもほとんど知らないので、この映画だけ見ても話分かるかな？…と躊躇はするが、心配無用。 昨今の刑事モノはハイテクや斬新さを出そうとするが、その点も問題ナシ。 犯人が犯行にハイテクを使用はするが、まるで90年代のサイコ・スリラーのような感じ。 話も設定も超シンプル。ズバリ、 刑事vs連続殺人犯。 一人の青年が失踪し、ジョン・ルーサー刑事が担当。青年の母親に見つけ出す事を約束する。 が、犯人によってルーサーの過去の違法行為が暴露され、投獄されてしまう…。 収監中の彼の元に、犯人から挑戦状が。青年はすでに殺され、尚も犯行を続ける犯人にルーサーは怒りに燃え、脱獄。 かつて捕らえ損ねた犯人を、今度こそこの手で捕まえる…！ 主人公がいきなり投獄されるというショッキングな幕開け。 しかも脱獄するという“ダーティ刑事”。それほどこの事件に対して、後悔と怒り。 このドラマの魅力は、ルーサーの活躍っぷりだとか。確かに常人離れの洞察力、勘、タフさ。 それら醍醐味でありツッコミ所でもあるが、イドリス・エルバの重厚な演技といぶし銀の存在感で魅せ切ってしまう。 数々の難事件を解決してきた敏腕刑事とは言え、脱獄した身。 だから当然、警察から追われる。 事件捜査の責任者となった女性警部補。犯人とルーサーを追う。しかしある時、犯人の魔の手が…。 ルーサーの元上司。ルーサー逮捕に助言しつつ、密かにルーサーとも連絡を取り合い、サポート。 さらに、警察内部に犯人の内通者が…？ ルーサーや警察を嘲笑うかのように翻弄し、残忍な犯行を愉しんですらいる犯人。 その犯人は一体…？ いや、犯人は見る側にはもう分かっているのだ。 富裕層のトレーダーで、デヴィッド・ロビーという男。 ネットなどでターゲットを徹底的に調べ上げ、弱味を握る。人は時に死以上に、誰にも知られたくない汚点や恥点がある。それで脅迫し、ターゲットを意のままにする。 さらに何食わぬ善人面で、遺族に接近。 何とずる賢く、悪質卑劣！ アンディ・サーキスが怪演。 すでに分かっている犯人の犯行。 犯人とルーサー逮捕に奔走する警察。 追われ、追うルーサー。 追い詰められ、追い詰め、三者の攻防劇。 刑事モノでこんなにシンプルなものは久々ってくらい、本当に見易く分かり易い。 一部ではそれが平凡過ぎるという声もある。 人気TVドラマの劇場版だからスケールアップしたアクションやサスペンス！…が本来売りなのだろうが、ド派手な見せ場は無い。 主人公のルーサーがそうであるように、アナログ的で硬派。じっくりタイプ。 しかし、被害者遺体の集団遺棄現場や街中の集団飛び降りなどは震撼。 クライマックスのルーサーと犯人の遂にの対峙など、スリリングさは充分。 なかなか面白かったので、TVシリーズも気になってくる。 本作だけでも充分見れ、サスペンス好きなら見て損はナシ。 昨今流行りのリアルな刑事モノと言うより、シンプルなサスペンスを楽しみ、何よりイドリス・エルバを見る作品と言えよう。

猟奇殺人を担当することになったジョン（イドリス・エルバ）だったが、何者かの密告で過去の過激な捜査が暴かれ、刑務所に入ることに。 事件は次第にエスカレートしていき、ジョンは獄中から捜査に口出しをするが、当然、受け入れてもらえない。 しかたなく、ジョンは・・・。 今回はサイコパスのほうが存在感が大きかった。

本編未視聴です。たまに観たくなる逃亡刑事もので、内容自体は普通に感じました。逃亡しているので食事やシャワーのシーンを入れて欲しかったです。終始身綺麗でした。敵が手強いですが、何かメンタルは弱くて拍子抜けでした。

イギリスのTVシリーズの映画化とは全く知らずに観ました。 主人公ルーサーの人となりや背景を知った人なら楽しめたのかな。 中盤までと後半が全く違うテイストになっていました。 この映画だけではルーサーの良さも伝わりにくく 全体的にもう一押しが必要に感じました。 及第点はあるんでしょうが、やっぱTVシリーズを観といたほうが・・・

ネットをハッキングして人々の弱みを握り、自殺や犯罪ほう助へと導いていく犯人。 そういう犯罪を元にした映画は最近いくつかあるけれど、この映画ではルーサー刑事が大活躍。 鉄人かよっ！っていうぐらいタフネス！エグイ内容の割には安心して観られます。

話の展開は、良かったけど、まぁ、映画だからしょうがないけど、上手くいきすぎ？！最後の敵との対峙までは、とても面白かったけど、殺しの実況中継で、死なない程度に刺したり、膝の皿を割れ！とか、なんか『しょぼっ・・。』だし、犯人の演説もあえてなのか、安っぽい。あんなに死体が浮かんでて、大量に殺してる割になんか、ガッカリだった。
終わり方も、気になる感じで終わった。続編があれば、たぶん観てしまうだろう。