ハンサン 龍の出現

劇場公開日:

ハンサン 龍の出現

解説

豊臣秀吉が朝鮮に侵攻した「文禄・慶長の役」において、日本と朝鮮の両軍の運命を変える分岐点となった「閑山島海戦」を韓国で映画化した歴史大作。

天下統一を果たした豊臣秀吉は次の狙いを明国に定め、その足がかりとして朝鮮半島に出兵する。秀吉の下で「賤ヶ岳の七本槍」の1人として名を馳せた勇猛果敢な武将・脇坂安治率いる大軍を迎え撃つのは、朝鮮水軍の冷静沈着な将軍イ・スンシン。武将たちは自軍内の政治的駆け引きに翻弄されながらも、決戦の時を迎える。

「別れる決心」のパク・ヘイルがイ・スンシン、「太陽は動かない」のピョン・ヨハンが脇坂安治を演じ、2022年・第43回青龍映画賞および第58回大鍾賞映画祭でピョン・ヨハンが助演男優賞を受賞。「神弓 KAMIYUMI」のキム・ハンミンが監督を務めた。

2022年製作/130分/R15+/韓国
原題または英題:Hansan: Rising Dragon
配給:ツイン
劇場公開日:2023年3月17日

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映画レビュー

3.5戦国時代の海戦をテンション高く再現!

2023年3月31日
PCから投稿

文禄・慶長の役(朝鮮の役)の朝鮮水軍VS日本水軍のバトルを描いた海戦映画。思えば近代の軍艦ではない時代の海戦映画ってあまり観たことがなく、思い出そうとしても『マスター・アンド・コマンダー』は艦隊戦という規模ではなく、平家物語の壇ノ浦か、古代ギリシャにまでさかのぼる『300 〈スリーハンドレッド〉 〜帝国の進撃〜』くらいしか観たことがない。

基本的に主人公は朝鮮の英雄・李舜臣なのだが、李舜臣と対決する側の脇坂安治(個人的には脇坂陣内という呼び名の方が馴染みがある)をはじめ日本人側にもかなりの尺を取って描いていて、最後の政治的メッセージを含んだセリフを除くと、ほぼ互角の武将と武将が相手を認め合いながら激突する、戦争映画ならぬ戦場映画といっていいと思う。

武将や侍など、日本人の役は韓国人の俳優が演じているのだが、ヘタでもなんでもちゃんと日本語で演技をするぞ!という気概が凄まじく、全員の熱演もあって妙なテンションがみなぎっている。さすがに聞き取りにくいからか、劇場公開時はかなりのスクリーンで「日本人の役は日本の声優が吹き替えたバージョン」が上映されていたが、ちょっとオリジナルの音声でも観ていただきたい。

あと美術や造形がかなりしっかりしていて、日本軍の天守閣を乗せたような安宅船が再現されていたり、伝説の亀船が大活躍したり、まあ見ているだけで面白い。歴史的に正しいかというと、どうも規模感をかなりマシマシにしているようだが、時代考証はさておき珍奇で熱い海戦アクションとして楽しめる。

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村山章

5.0韓国映画最高

2024年5月31日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

海戦の緊張感がたまりません!

何故か
日本映画では出来ない映画です。
必見の価値あり!

因みに僕は純正な日本人です。
以上

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抜刀バニー

3.0映像作品としては〇

2024年4月3日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

興奮

スピード感のある迫力ある海戦シーンは見ごたえがあって良し。
演技も素晴らしく、映画としては高いレベルで完成された作品だと思いました。

悪い点としては、歴史に詳しい人間から見ると史実と大きく異なる展開や描写が多いらしくそこが気になる方だと楽しめないかも?
日本における「信長協奏曲」や「信長のシェフ」の様なジャンルと見れば理解しやすい。
また、長所の海戦も当時の軍船技術とはかけ離れた近代船舶技術で船を動かしているため、スピード感の代償にそういったリアルな海戦描写が無くなってしまった為、そこも賛否分かれるところ。

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もちすけ

3.0海戦の場面は予想以上

2023年10月11日
iPhoneアプリから投稿

 「バトルオーシャン」ではイ・スンシンがメインだったが、今作は日本の朝鮮侵攻がメインで、陸上戦もあったりと、全体的にわかって面白かった。海上戦もなかなかの迫力で、あの時代にアレだけの船を造るなんてすごい。朝鮮も日本も。朝鮮側の亀頭船、あんなトゲトゲ、よく考えたもんだな。確かにアレなら敵は船に上がってこれない。
 この映画でも日本人役はあちらの俳優さんだったが、吹き替えの様だがそんなに違和感なく、観ることが出来た。
歴史の勉強になりました。

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アンディぴっと