キングダム 運命の炎のレビュー・感想・評価
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今回は銭湯スペクタルばかりでなく、紫夏の自己献身が感動的で人間ドラマとしても充実していました。
本作の原作は、紀元前、中国春秋戦国時代を舞台に、天下の大将軍になるという夢を抱く戦災孤児の少年・信と、中華統一を目指す若き王・嬴政を壮大なスケールで描く漫画「キングダム」(原泰久/集英社)。2006年1月より「週刊ヤングジャンプ」にて連載を開始し、現在までに単行本は69巻まで刊行され累計発行部数は9,900万部(2023年7月時点)を記録するも、その壮大なスケールから長らく映像化は不可能と言われてきました。 ところが2019年にこの原作の映画化に挑戦した映画『キングダム』は、公開されるや興行収入はその年に公開された実写邦画作品の中で1位を獲得。映画館のスクリーンを通して数多くの熱いファンを生み出してきました。本作は、シリーズの3作目にあたります。 本作では原作の侵攻してきた敵国・趙との戦いを描いた「馬陽の戦い」と後に秦の始皇帝となる政(吉沢亮)が中華統一老目指す発端の物語となる「紫夏編」が描かれます。 チェン・カイコーの「始皇帝暗殺」(1998年)でも、チャン・イーモウの「HERO」(2002年)でも、始皇帝は不可侵の存在として描かれてきました。一方、今作の面白いところは、13歳の若さで王位についた政の脆弱な地位と苦悩に満ちた姿が描かれるところ。あわせて、そんな弱い政がなぜ王位につき中華統一を目指すのかという原作のテーマに迫るところです。それは強大な敵趙との闘いの前に、大きな意味を持つことになりました。 始皇三年2月、秦は20万の軍勢が韓に侵攻。しかし秦国への積年の恨みを抱く隣国・趙は、その隙をついて趙三大天・龐煖(吉川晃司)を総大将に12万の軍勢が馬央、そして馬陽に侵攻するのです。残忍な趙軍に対抗すべく、秦王・政(吉沢亮)は長らく戦から離れていた伝説の大将軍・王騎(大沢たかお)を総大将に、蒙武(平山祐介)を副将に10万の軍勢を派遣します。 王騎は出陣前に、政に昭王の遺言を伝えます。その言葉で、国の存亡危機の闘いを前にして、疑心暗鬼となった政は、趙の人質となっていた少年時代のことを思い出して王騎に語るのです。 妻子をおいて先に趙を脱出していた父荘襄王が太子となり、次期太子となった政をひそかに秦に戻す計画が立てられます。脱出に命を賭して力を貸すのが闇商人の紫夏(しか・杏)。紀元前260年、長平の戦いで秦が趙の捕虜40万人を殺害したことから、趙の市民の憎悪を浴びて育った政の凍った心を溶かす役割をも、紫夏は担うのです。 趙の人質として深い闇の中にいた自分に、光をもたらしてくれた恩人・紫夏との記憶。 隠れて政の話を聞いていた信は、その壮絶な過去を知り、政の王となる志を心に刻み、想いを新たに戦地に向かいます。 このとき王騎に呼び止められた信は、100人の兵士を率いる隊長になることを命じられます。王騎はこれに『飛信隊』という名を授け、飛信隊に2万の軍勢を率いる敵将を討てという無謀な特殊任務を言い渡すのでした。 そして両軍は乾原で開戦します。秦左軍は趙右軍の将・馮忌(片岡愛之助)の策により大損害を出します。そこへ飛信隊が王騎の特命を受け、馮忌を討つべく趙右軍の側面に突撃、守備隊を突破し馮忌本陣に迫ります。さらに秦左軍の将・干央(高橋光臣)と千人将・壁(満島真之介)も反撃に出たことで本陣一帯は乱戦状態となり、信はその隙を突いて馮忌に迫るのでした。 1作目は挑戦的な実写化。2作目で初めて(本格的に)戦場が描かれた。3作目の本作はドラマと戦場を組み合わせ、ハイブリッドな仕上がりになっていました。 ワイヤーアクションなどで大胆に誇張された戦闘シーンも、3作目で大分慣れてきて、大きなスクリーンで見ると違和感なく楽しめるようになってきました。 原作者の原さんが、注目する点としては、信を演じる山崎賢人の成長ぶり。100人の兵を束ねる立場になった信。そして人数的には圧倒的に不利な状況の中、敵国・趙と戦いを繰り広げる点で、前作以上に見せ場が増えた役どころを前に「見えないところで努力し、肉体改造して臨まれている。体が説得力を持ち、顔つきも男らしく、よりカッコ良くなりました」と大いに評価していました。 もう1人の主人公というべき存在が、政であり、政を守る紫夏の存在です。紫夏を演じる杏について原さんは「まさに原作の紫夏です。母性、愛情、自己犠牲を見事に演じてくださった。吉沢さんの演技も素晴らしく、お互いの相乗効果で熱いドラマになった」と大満足だったようです。 紫夏の献身は、映画第1弾で政の身代わりとして死んだ漂(吉沢亮の2役)と呼応します。スペクタクルな戦闘を売りとする今シリーズに、ようやく見どころのある人間ドラマが用意されました。 政と紫夏の逃避行の終盤、それぞれの表情に寄ったカットバックの連続で政が紫夏の意志を自身の魂へと刻みますが、2人を共に画角に入れ全体の状況を捉えたカットがないのです。俳優の美しい決め顔もいいですが、目撃者として大局を見せてほしかったです。 軍議や後半の合戦は登場人物が多く、力関係を把握するには原作、前シリーズ、史記を追う必要があります。 なお、本作は馬陽の戦いの前半で終わってしまいます。原作を読んでいる人なら、戦いの結末や王騎がどうなったのかご存じでしょうが、本作では続編に持ち越しとなりました。前後編となるのは、ワイスビやミッション・イン・ミッション:インポッシブルなど最近の大作の傾向となっています。
良いですね〜!
今作まで公開日すぐに観てます。
信の百人隊の結束力大好きです。(首巻きに鼻まで埋めるの可愛すぎた。今作もめっちゃ動く。ありがとうございます。)他作品で岡山天音さん推しになったのですが、ヘタレ感と熱血なキャラクターが良く合ってます。カメ止めの人が段々キングダムの良心おじさんとして定着してきました。皆死亡してほしくない…!見ていてワクワクが止まらない戦闘シーンには、とってもわかりやすい陣形の説明があって良いです。
銀魂が始まりそうなキャスティングで終わったのでよく分からない困惑感でした。次回作の主題歌をUVERworldが担当しそうだという偏見。
コミック原作なので仕方ないと思いますが、コスプレっぽい外見の人増えてきましたね?
泣けた~
朝イチの上映、7割程の入り。 前半の主人公は、杏さん、 後半の主人公は大沢たかおさんですね。 紫夏のエピソードから涙が止まりませんでした。 キングダムは漫画サイトで毎日一話ずつ読んでいます。漫画もとても面白いですが、映画はそれ以上です。 漫画も登場人物が多く、名前が中国名なので、覚えにくいですが、映像になると、大沢たかおの王騎と覚えられます。 二次元の世界に生命が入ったような感じです。 脇を固める、俳優陣に押され気味の主人公の信ですが、少しずつ成長をしていました。 4に期待です。 ミッションインポッシブルと時もそうでしたが、この夏はとても暑く、冷房がけっこう効いています。 もちろん長袖持参なんですが、長丁場だと、寒くなって、トイレの問題がねぇ…
いつもなんだか...後半がな
前半の紫夏とのところはすごく面白かったのだが、また後半戦 戦の陣形の部分が
なんか長過ぎて間延びする感じになるんだよなぁ。残念なことに
とても面白いのにそこで観るのが嫌になってしまうんだよなぁ たたみかけてほしいけどなぁ次回への期待も込めて頑張ってほしい。
あと締めの曲 宇多田ヒカルもいいんだけどもう少し荘厳なものにしてほしいな
後半に期待を込めたい!
総評ではよい。 紫夏編では涙と鼻水を流しました。 原作とは違う流れも嫌いではありませんが少しテンポアップというか欲しかった。 この時点で途中で終わる予想はつきました。 馬陽の戦いなかなか難しいとは思いますがここは後半への持ち越しとします。それ次第で前半の見方も変わる気がします! キャストは今回も寄せめで良かった!渕さんが渕さんで見ながら「渕さんやん!」って叫びたくなりましたw 王騎と騰のやり取り!好き!実写もいい! 初期からのキャストも回を追うごとに成長してよりキャラらしくなってるしそこはいい。 また、原作にはないシーンなども探すのも1つの楽しみです。 今回4DXでみましたが若干勿体無い気がしました。シーンによるから仕方ないかもですが。 IMAXなどでも楽しんでみたいと思います! 次回作も期待したいです♫
相変わらずの面白さ! 清野菜名かわいい!
第3弾?相変わらず面白い!
力をつけてきた信!リーダーシップをとれるようになってるの熱いね!!!懐かしの5。羌瘣好き!
今回は王騎の話かな。飛信隊がメインの。あと紫夏。
紫夏の話、、ホント良き、、、。泣けるぜ、、、
飛信隊の所、、、熱いぜ!バトルシーンはカッコイイし、バラバラだった飛信隊が秦国のために1つになり使命を果たす!!!カッコイイ!!! そして、羌瘣。カッコ可愛くて強い!清野菜名も演技うまいっすね!
新キャラたちも安定の有名役者。
次回を期待させるこの終わり方。武人やべーわ。
次回作を早めに公開してくれると嬉しいです。楽しみ!
安定の演技、安定のスケール感
前半の月をキーワードとした王嬴政の成長ストーリー。
後半は一本の矢をキーワードとした信の合戦ストーリー。
シンプルな二部構成ながら見応えあり。
吉沢君は動きこそ少ないものの、目で語ることが出来る稀有な俳優さん。
澄んだ瞳の奥にある狂気、畏れ、威厳といった感情を見事に表現。
一方、山﨑さんは第一作目の演技はあまりにも酷すぎて未だにもう一度観るのはキツイと言う感じの演技でしたが、今作では魂が役に吹き込まれていて、観ていて素晴らしいなと感じました。
本シリーズは、信の成長物語に止まらず、山﨑さんの成長記録映画と言ってもいいかと思います。
また、視聴から1週間経って、未だに鮮明に思い出せるのは杏さん演じる紫夏の存在。
温かな情が滲み出ており、それが嬴政を王として覚醒させる重要な役割を担っています。
今回の映画は、全体的に眼差しが印象的でした。
もう少し静と動を、アップとロングを上手く使い分けて掘り下げることが出来れば、より心理描写に奥行きが出たような気がしました。
文句なしだよ!
公開から1週間 とにかく早く観たかった😊 うおぉーーー!!って一緒に雄叫び上げたいほどよ! えい政と紫夏との話は泣くわァ💦 原作はホント知らないので 泣きを誘うという前降りはココだったんだ! 紫夏が…あと少しの所で盾になった様な形で えい政を送り届けたところはボロボロ😭😭 紫夏の一言で覚醒するえい政の目の変わりようが印象に残る 信と羌かいの剣さばきも変わらず凄くって 戦いの場面はスピード感あって 見応えバッチリ👌 そして変わらず王騎の『ムフっ』『ムフフっ』 これも聞けてクスッとさせられて…… キャストも増えて ドラケンさんこと山田裕貴くんは 振り幅広げたなぁ〰️と感心させられるし… まだ続編があれば出番はあるのよね?! 私の推しさんも登場したのは うっすら噂を聞いていたから…… ここかぁ~~って嬉しくて『うわっ!』て 声出ちゃったし😆 あの衣装がコスプレイヤーか💦って 思わせるほどだけど…似合ってた😍 とにかくまだまだ語り足りないほどの 感動作品でしたよ! 続編がまた待ち遠しくなった〰️😆
大味だが十分楽しめる
原作のマンガを読んだことはないが、夏休みらしい娯楽大作を見て寛ぎたいと思って見たが、その目的には合っていた。ただ、ストーリーは単純で、大人を唸らせるものではない。まさに良くできた大衆的娯楽作品なのだろう。
構成に疑問
前半のダラダラとした回想シーンや合戦シーンの説明台詞のテンポが悪くて、まずしらける。次に後半の合戦シーンの展開で区切りが悪いまま本作が終わることが読めてしまう。 邦画としては予算も時間もかけて、映像面はかなり頑張っているし、キャストも豪華なのに脚本は十分に練れてるとは言い難いですね。
王騎将軍の活躍に広がりを感じた。
主人公「信」の長としての成長と、国王 「えい政」の中華統一への思い入れの回顧で始まり、侵略してきた因縁の隣国趙との戦いに雪崩れ込みます。 今回はなんと言っても、何もかもが「ぶっとい」王騎将軍が「うふ」を連発し、知略も含め活躍します。 原作漫画は読んでいないのですが、映画としては引き続きお金をかけて丁寧な作りになっていると思います。 私の勉強不足では有りますが、今回も 初見の男優さん達が戦士役でいい仕事されていました。 信の百人隊「飛信隊」の戦い方について 、気合いと個人の能力頼みなのが、残念です。 飛信隊には、軍師が必要だと思いました。 久しぶりの陽端和ーーー お綺麗です。 次回作への誘いは尋常では有りません。
見応え十分
山﨑賢人や清野奈々のアクションは見応え十分。趙とのストーリーも面白かった。 ただ、紫夏とのストーリーは要る?エイセイの過去を描きたかったことまでは分かるのですが、今作ではそこまでエイセイが重要な役だったとは思えず。長い映画だけに、重要性の低いエピソードは大胆に切って本筋のストーリーをじっくり見せて欲しかった。
見応え抜群!登場人物増え前回より面白かった!
第2回は広大な戦場でただひたすら戦う、それはそれで信の修行の段階として必要な回だったかもしれないが、場面の展開が少なく、一つの映画作品としてはやや面白みに欠ける印象だった。 今回は、信が修行の成果を魅せる戦場での隊長デビューということでもちろん、戦場シーンは中心にはなるが、えい政の過去のエピソードや、そこに登場する、杏ちゃんがとてもとても良かった。凄い存在感でした。今回だけなのが勿体無いくらい。 また回を増すごとに凄みが出てくる、大沢たかお。山崎賢人とダブル主演なのか??というくらい。それらが作品に厚みを出し、立体的で奥行きのある作品になっていたと思う。原作は読んでいないので次回どうゆう展開になるか、とても楽しみです。
豪華キャスト
シリーズ三作目ですが、あらすじを補足してくれているなど初見さんに対する最低限のフォローはされていたかと思います。 漫画を実写化した映画というとかなりハズレ映画が多いのですがシリーズ通して安定したクオリティで安心して見ていられました。 キャストも登場人物が増えるにつれどんどん豪華になっていっていて見ていて楽しいです。 漫画のエピソードをなるべく削らないように構成している点が、個人的には冗長すぎる、そして分作ありきであまり好きになれませんが、映画館で見る連続ドラマと考えれば満足な出来です。ただ、1話あたり二千円かかってしまっているのが高すぎてコストに釣り合っていない印象です。 今作も前作に続き、ストーリーが一番盛り上がる山場に向けての作品だと考えれば満足な出来かと思います。早くあのシーンまでたどり着いてほしいですが今作までのスピード感を見る限りあと2作はかかりそうですね〜。
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