君たちはどう生きるかのレビュー・感想・評価
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摩訶不思議
かわいいキャラクターは出無いよ。
日本の映画の巨匠、黒澤明監督が晩年取った『夢』と、なんとなく印象が...
日本の映画の巨匠、黒澤明監督が晩年取った『夢』と、なんとなく印象が被る作品でした。
取り留めがなく…。なんとなくメッセージは伝わるものの、インパクトはそれほどない。
『夢』はそもそもオムニバスなので、ストーリーはエピソードごとに様々なので纏まってはいないのですが、各話の始まり時に、「こんな夢をみた…」とはじまるので、一つのお話である印象も与える、そんな作品でした。『夢』はなんとなく人の心の中で思っている事は、他人にはわかるはずもなく、面白いと感じるか、否かは、人それぞれであるのはあたりまえかな……と、改めて思わされた作品でした。
こんな作品を最後に世に送り出せるのは、宮崎駿監督は幸せなら人だなぁ…と思います。本人的にはいろいろ苦悩もあったでしょうが。
君たちはどう生きるか
率直な感想(難しい事は抜きにして)
80点 宮崎駿監督10年振りに映画監督へ
夢だったのか…?
昨晩観まして、今朝目覚めて「あれは夢だったんだっけ…?」となりました。
まるで夢の中のような、美しくも不気味で不穏な。世紀末感ある世界の中に潜り込んでしまったような。
いやぁ、本当にやりたいことを詰め込んだんだろうな…と。エンタメではあるけど、あえてわかりやすくはしていないからきっと苦手と思う人もいるだろう。
ただ、集大成という言葉では括れない斬新さと、日本人なら郷愁を抱くような親しみをあわせ持つオリジナリティはすごい。
哲学的でもあり、ファンタジックでもあり、ダークな世界観。
ただ、紛れもなくスタジオジブリの、宮崎駿の手がける冒険活劇であったと思います。
躍動感、疾走感、愛くるしくもどこか生意気なキャラクターたちが織りなすジブリワールドはやっぱり他では味わうことができません。
フランスとかでもウケそう…。
今回、製作委員会方式を取らず自社で制作費を賄ったので宣伝をしないという手段をとれたこと。
それに伴い、鈴木プロデューサーが今までは興行のために言えなかった「好きなようにやってください」という後押しで宮崎駿監督が10年ぶりに、手掛けた作品ということ。
スタジオジブリだからできる強気な方法ではあるけれど、鑑賞前に事前情報がほぼゼロなことによるワクワク感はこんなにも興奮させてくれるのか…
映画を観る楽しみ、その作品のもつメッセージを自分なりに汲み取る、受け取ろうとする映画体験の醍醐味のひとつを堪能できました。
はぁ〜楽しかった。。
完成度の低さ、それ自身が作品
厳しいご意見が目立つ作品です。
それは、よくわかります。
名作古典をタイトルにしてこの完成度。
受け入れられない方が多いでしょう。
宮崎駿が吉野源三郎を描いてこれなの?
とガッカリしてしまうのは当然の低クオリティです。
しかし、そのこと自体がこの作品の主題ではないでしょうか。
2つのメッセージを込められたように感じます。
一つは、
どんな天才でも年齢が一定になると成長は止まる、ということ。
10年も制作の手を休めてエネルギーを溜めても、
皆さんをドキドキワクワクさせることは、もう出来ないのです。
あの天才でさえそうなのです。
時は常に流れていきます。
皆さんの限られた人生で一体何をなしとげるのか。
大衆に向けて、直接的でないメッセージを発信されています。
二つ目は、
新海誠さんや細田守さんなどの新世代作家さん達へのお説教。
テレビ系や電通系のお金が入り、派手な作品でお金儲けをするようになりました。
作品は芸術性が薄れて、クオリティが大幅に下がりました。
純粋に作品作りを楽しみつつ、ビジネスとしても成功したジブリ。
アニメ業界のお金と芸術の均衡を保ってきた守護者です。
そのバランスを壊した新興金満アニメーターへの強い怒りが後半に描かれています。
もう好きにしろよ、と突き放したかったのでしょう。
この二つを人生の最後にどうしても伝えたくて、
老体に鞭打って作ってくださった作品。
君たちはどう生きるか、
私たち個人も、
派手な金儲け作品にハマってしまった監督たちも、
もう一度考えてみませんか。
不安と期待と恐れと
公開初日行ってきました。
内容もわからず、
絵の雰囲気もわからず
声の出演も誰かわからず。
ここまで徹底して秘密裡に進められるって凄いですね。
その分、不安と期待も大きく
会場に来られているお客さんの
ボルテージも凄かったです。
エンドロールで流れてきた声の出演陣には
あまりに豪華過ぎて驚きましたが、
ひとりしかわからんかったです🤣
それほど声に特徴があるんだなぁ🤔と感心したくらい
さてこれは賛否両論あるかと思います。
そしてわたしには合いませんでした💦
劇場を出る時、ジブリファンの方々が
考察をめちゃくちゃしていて、愛あるその会話を
聞いてるのがとても面白かったです(笑)
既視感しかないストーリーとキャラクター
前半はあまりに退屈で船漕ぎそうでした🚢
タイトルと内容に捉え方の相違がある気がします🤔
色々疑問が多く残りました。
「宮崎駿作品を1回観ただけで理解しようと思うな」なんて手厳しいコメントを見かけまして
こんなレビューをしたわたしとしては
正直恐れおののいております😨
多くの人が???になるであろう、一般向けの作品ではありません
映画博愛主義の者ですが、一切のネタバレ無しで珍しくシビアなレビューを綴ります
ただの「わけのわからない映画」、が大方の感想だと思います
テンポも悪くダラダラ進むので前半はとても退屈
さらに、特に後半は「馬鹿馬鹿しい」とさえ感じました
これは”グレードG(年齢にかかわらずどなたでもご覧になれます)作品”にしてはダメではないでしょうか、皆さん???となってしまうと思います
途中退場がチラホラ・・・も理解できます
あたかも哲学的で意味深げですが、そういった作品の上っ面を真似した「っぽく」作ってあるだけの作品で偽物の印象、そこを表現するには宮崎駿さんでは力量不足だと思いました
引退宣言した宮崎駿監督が「やっぱりやる」といって10年ぶりに作った作品だが、なぜこんなのを作るがために大いなる人生の決断を撤回したのか全く理解できない、その二流な振る舞いが作品全体のテイストに滲み出ているとも感じました、とにかく中途半端
中学生の頃から「ルパン三世/カリオストロの城」「風の谷のナウシカ」「天空の城ラピュタ」「となりのトトロ」などなど宮崎駿さんのアニメ映画史上に刻まれる超傑作ジブリ作品を劇場で観てきました
その超一流のキャリアを自ら落とす必要はないと思います、哲学的なのは力量不足だと思うので、宮崎作品はそういうのじゃなく、従来通り老若男女に解りやすいファンタジーを突き詰めるべきと思いました
いろんな不思議な事が起こるストーリー展開だけど、ほとんどが回収されず謎のまま、とても消化不良になります
前半のノスタルジックな戦時中の日本はとても良かったし、キーキャラクターとなる1人”夏子さん”がすごく綺麗で色っぽかった、など全般的に映像表現はさすがだなあとは思いましたが、なにぶん内容が・・・で全く乗れませんでした
エンドクレジットを見ると、超大作の邦画を観た?というぐらい超豪華なキャスティングでした
いやーホントにもったいない
期待しすぎずに
私にとっては、母の不在、家族の解体と、喪失の再解釈の物語
宮崎駿監督からの問いかけ
君たちはどう解釈するか?!
色んな感情が込み上げた
好きだった芸能人が自死した訃報の翌日だったこともあり、感情が少し高ぶりやすいこともあったのか、
【君たちはどう生きるか】と問われたことで込み上げてしまうのか、度々涙目になった。
どんな作品なのか、どんな話なのか、何も分からないまま臨んだ宮崎駿氏の最新作。
まるで人生のように目まぐるしく物語が進んでいく。
たくさんのシーンが賑やかに移り変わっていく。
キャラクターも様々でお屋敷のお手伝いのおばあちゃんズも本当に可愛くて、懐かしくて…
これまで本当に色んな作品があったなぁと思うし、
そういう作品の背景も思い出みたいに脳裏をかすめていくような、そんなシーンがたくさん散りばめられていた。
この映画に何かストーリーを説明づけさせるのは少し難しいかもしれない。
それでも、私にはたくさんのシーンが人生のように思えた。悲しかったり苦しかったり楽しかったり…
大切なものを守っていくことは簡単じゃないこと、
この、今を生きてる世界線とは別の世界があるかも知れないけど、
今を生きていること。
私たちは生きていくこと。
しんどくて、バルスと隣り合わせだけど
私は頑張って今日も生きようと思う。
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